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螢火ノ宿
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【この小説が収録されている参考書籍】
螢火ノ宿の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.00pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全9件 1~9 1/1ページ
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新発売という文字で飛びついて買ったが、以前に読み終わっていたものだった。 改めての新刊本だったのが、分からなかった自分が悪いのだが、カバーの後ろまでとは言わないが 内容を少しは書いて欲しいものです。 | ||||
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孤蝶舞う夏の終り。秋の気配を感じる江戸深川。その江戸に来る女性(ひと)あれば、尾羽打ち枯らし手に手を 取って行方をくらます夫婦もいる。愛のみに生きようとする者たちの行く末なのだろうか。 ーネタバレー 本書は多くの紙面を割き磐音の吉原潜入を描いている。恩ある今津屋をも裏切る覚悟の孤影には鬼気迫るものを 覚える。これが磐音の切ない迄の矜持なのか?ふすま越しに心を通わせる二人の心情に、文字が歪んで読めない。 千住までの道行の後、夫となるべく男に奈緒を手渡すシーンに至っては著者を恨むほどに心を揺さぶられた。 ー蛇足ー 奈緒の側からみた心象風景が殆どないので知るすべもないのですが、豊後関前藩を出るとき、磐音は強引に奈緒 を奪って脱藩すべきだったのでしょうか。その答えは出ませんが、返答のイメージを有する作品が同著者の「吉原 裏同心」ではないかと思っています。もし磐音と奈緒が手に手を取って江戸に逃げてきたら、という物語のように 感じてならないのですが・・・。 | ||||
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シリーズ最高の感激。二人のふすま越しの会話に涙が止まりません。女性と決定的に異なるのは、男は矜持を最 優先すること。関前藩を脱藩する時、なぜ奈緒を連れて逃げなかった・・・と責めるのは女性に多いのかなと思い ます。千住道行での磐音の態度もまさにその典型だと思います。途中でなぜ奈緒を連れだして逃げなかったのかと 人は言うかも知れないが、磐音は自分なり筋を通したのだと思います。あっぱれ磐音! | ||||
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連載を読みだしたら 止められません 安くなると良いんですが 早く読みたいもので | ||||
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早くからこの作品をご存じの方々には、「何をいまさら…」と思われるでしょうが、このシリーズを 知るのが遅かった私は、やっと16巻までたどり着きました。 白鶴太夫となった奈緒といつか結ばれるのではと期待しつつも、おこんさんの存在が大きくなるに つれ、「思い人」と添い遂げられないこともまた人生、新しい出会いがあるのもまた人生、そう思って 読み進めてきました。 やはり、心がざわつくのを抑えられない別れが待っていました。 でも、磐音と奈緒にわずかな時間が残されていたのは幸いでした。 この後の巻について書かれたレビューを読んでいますと、盛り上がりに欠けるようにもなっていくの かなという気もしています。 読み続けていけるところまで、読んでみようと思います。 私が女だからでしょうか、16巻は一切読み飛ばす場面もなく、ていねいに時間をかけて読みました。 | ||||
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きれい事です。時代背景と物語上しかたないのかなと思いますがすっきりすべき磐音! | ||||
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はっきり言って、ここまで16巻と長い物語であるはずなのに小林奈緒自身の描写はほとんどない。故に読者には奈緒にそれほど思い入れがあるわけではない。 だから、普通であれば奈緒が女郎になろうが、誰と落籍しようが路傍の石のごとく淡々と読み進めることができたはず・・・ しかし、ここまで読んできた方にはわかると思うがこの16巻・・・かなり心にダメージが残る。 なぜ?どうして?これほどに悲しくなり、虚脱感を味わなければならないのか。 それは偏に、私を含めた読者が磐音を心の底から応援し、愛しているからだと思う。彼に尋常ではないほどの魅力があるために、元許嫁であった奈緒の落籍、別れがこれほどまでに辛い。 小説なのに、過去を捻じ曲げてでもこの二人を結ばせたい。そう思わざるを得ない。 個人的には磐音に好意を寄せた女性全てと結ばれて欲しかった・・・ | ||||
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許嫁と好きあっているのに分かれなければならない運命とはどのくらい、つらいことなのか? 想像も出来ないくらい悲しいことだと思う。 磐音はそれに耐え、周りの人に感心される。 影ながら、白鶴を守っていることにも感心されるが、こちらはそんなに驚くことではないと思っている。 好きな人のために、好きな人の役に立つのなら、進んで乗り出すのだと思う、まして磐音は江戸一の剣士なのだから。 今回は、吉右衛門の婚礼の仲人を速水左近にお願いすることと、白鶴の身請けを邪魔するものを懲らしめることが大きな話だ。 いつになく、磐音が大忙しの巻きだ。 えらいぞ、がんばれ! | ||||
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シリーズ第16作。 本作は白鶴の落籍のエピソード。生涯ひとりのものにはならないと 決めたはずの白鶴が、なぜ落籍に応じたのか?どこか釈然としない 気持ちで読み進めたが、白鶴の最後の一言がその答えであったのか? だから山形なのか?前田屋を選んだいまひとつの理由だったのか? そんな想いはさておき、本編の磐音の活躍はまさに己を捨てての 直向さ。奈緒への想いの深さとけじめのつけ方を著した一篇だ。 | ||||
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