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橘花の仇
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橘花の仇の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.14pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全3件 1~3 1/1ページ
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読み応えのある江戸市井物のシリーズを探していました。武士が主人公じゃないのを。居眠り磐音が好きだったので、同じ作者の江戸の町人の話という惹句に期待を込めて買い求めました。期待通り、江戸の町の風情をそこここに感じる事が出来ました。鎌倉河岸で町人として生きていこうと決めたしほの意地、金流しの十手を預かる宗五郎親分の命を懸けても不正を暴く誇り、むしろ武家よりも毅然とした在り様です。しほの幼なじみの三人もそれぞれの個性で光っています。シリーズを読み進める楽しみが出来ました。 | ||||
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この作者は、正確な時代考証に、現代でも通用するストーリーを組み合わせ。 読み手を想像力を刺激する文章を書いてくれる。 捕物帳から連想する。派手な立ち回りは無いが。 名も無い人が紡いだ、生き生きとした、江戸の日常を楽しんでもらいたい作品です。 | ||||
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シリーズ第1作のヒロイン、しほ(志穂)と長屋の幼馴染み、政次、彦四郎、亮吉を物語のそれぞれの主人公に描かれる捕り物シリーズ。彼等のうらやましくなるような交流がこのシリーズの一番の魅力でしょう。第1作の橘花の仇は紅一点しほが主役。彼女は父母とも亡くなっており健気に一人暮らしなのだが、娘が生まれる前に父母が川越藩を出奔した理由に藩を揺るがす陰謀が隠されていて…と、最初からプロットが巧み。しほは実は画才に長けていて、後々の物語でも人相描きで捜査を助ける役所。金流しの十手もち宗五郎の手下には亮吉、政次(大店の手代からリクルート)が江戸の町を走り回り、渡し船の船頭になった彦四郎もお役目を手助けする。作者の佐伯氏は、キャラクター作りのセンスが抜群だと思うが、こち?シリーズでも余す所なく発揮されていて楽しませてくれます。キャラで読ませる時代小説には御存じ池波正太郎『剣客商売』『鬼平犯科帳』、近い所では宇江佐万里『髪結い伊三次』など意外とバラエティ豊富。好みのシリーズを見つけるのも本好きの楽しみであろう。 | ||||
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