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星からの帰還



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【この小説が収録されている参考書籍】
星からの帰還 (ハヤカワ文庫 SF 244)

星からの帰還の評価: 5.00/5点 レビュー 1件。 -ランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点5.00pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全1件 1~1 1/1ページ
No.1:
(5pt)

私は、この本を何冊も買うほど、好きです(また買おうかと思っています)

いわゆるウラシマ効果のお話。

遠未来、恒星間探査から戻ってきたロケット乗組員たちを待っていたのは100年後の想像を絶する
(時間の計算方法も変わった、「危険な職業」も一切なくなった、すべてのサービスは
 ほぼ無償になった、生産のほとんどがロボットが行うようになった、
 それどころか乗り物から慣性すらなくなった・・・)世界。

主人公ハル・ブレッグは、文字どおりの「カルチャーショック」に触れ、
帰還早々、価値観の相違に、文字どおりのた打ち回る。

というのが、以上、大まかなあらすじです。

本書を複数友人に貸したのですが、一向に帰ってきません。
「いいや、構わないから、もう一冊」と私は、本書を複数購入しました。
つまり、彼らも私同様、本書をほぼ座右にして繰り返し読んでいる
(あるいはレムの難解な文体に負けて「積ん読」状態になっている)と
思われます。

もう、「未来世界」におけるハル・ブレッグの「何だこりゃ?」という戸惑いが
読者にストレートに伝わります。伝わりすぎです
(明治維新の人物に「webでネット通販アマゾンで購入して、ツイッターでつぶやいてから
 ブログにmp3とmovをアップロードした」と言っている状況を想像してみてください)。

挫折するかもしれませんが、本書は、もう希少価値的な存在といっていいです。
本書は、ほぼ100%の確率で、二度と和訳本が日本に出ない可能性があります。

というのは、本書の中の訳文には、ひとつ「差別用語」が入っており、
書籍全体が言葉狩りにあったと見られるからです。

まあ、今日でもポーランド語から英訳された本があるので、アマゾンで英訳本を
購入する、というテもあるのですが
(もしかすると和文よりも英文のほうが判り易いかもしれません)。
星からの帰還 (ハヤカワ文庫 SF 244)Amazon書評・レビュー:星からの帰還 (ハヤカワ文庫 SF 244)より
4150102449

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