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ドールズ 月下天使



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【この小説が収録されている参考書籍】
ドールズ 月下天使
ドールズ 月下天使 (角川文庫)

ドールズ 月下天使の評価: 3.65/5点 レビュー 20件。 Bランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.65pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全2件 1~2 1/1ページ
No.2:
(3pt)

方向性が変わったようです

「ドールズ -闇から来た少女」、「ドールズ -闇から覗く顔」、「ドールズ -闇から招く声」に続くシリーズ第4弾です。
1作目は、ホラーと言うよりファンタジーで、2作目はミステリー、3作目になってホラーの面目躍如となるのですが、4作目の今作は
何と言うのか、いわゆる「オカルト」の方向と言うのか、流れとすると高橋氏の「聖豹紀(ジャガー・センチュリー)」に近い展開と
言う感じがしました。
今回のメンンキャラの女性について、「罪は罪」と言う事を言われている方もいますが、作者も、そんなことは百も承知で、それを十分
承知の上で、こう描かずにはいられないほど今の社会はおかしい、と言いたかったのだと思います。
不満を抱きながら、でも自分では何もしないのが庶民であって、結局、社会の歪は庶民が生み出しているという話にしてあるだけで、
それに反逆する象徴的な存在として、今回のヒロインを作り上げたんじゃないかと。
だから、ラストはああ言う、一種超越した存在にするしか持って行き様がなかったという感じにも取れましたが。
少々くどい社会批判は、田中○樹氏の某龍が主人公の作品でも、同様の流れがありましたが、気持ちは十二分に分かっても、小説と言う
作品の中でやらんでも、と言う気はします。
例えば、信号無視をする人間がいたとして、かつては、その行為の裏に「若干の罪悪感」を感じながらやっているという風に見えたので
すが、今の人たちは、そこに全く罪悪感を感じているようには見えない、と個人的に感じています。
作者が言いたかったのは、「悪いことをする」人間に、「悪」の意識がなくなってきていることへの危機感があったのかもしれないと、
勝手に想像しています。
と言うわけで、星三つをつけた理由は、ヒロインが、2話以降「単独」で行動していつものメンバーと絡んでいくという展開だったら、
と言う思いがあったので、すこし辛めにつけた点数となります。
ドールズ 月下天使 (角川文庫)Amazon書評・レビュー:ドールズ 月下天使 (角川文庫)より
4041704278
No.1:
(3pt)

テーマ変更?

久しぶりのシリーズ続編でした。

今回は、テーマの変更があったのかな、という感じです。
もしくは物語の終わりに向けての通過点としての軸が
後ろにあって、表で各エピソードが展開してる感じです。

もともとのドールズの雰囲気から前回のバラバラ死体
スプラッター三昧の物語も異質な感じはしましたが、
目吉先生の特異性から納得してました。

今回は、目吉先生の特性は「外見が子供」ということが
大部分になり、ちょっと今までと違ってます。

一番最初の本のエピソードを知ってる人には、おや?と
思われる内容ですが、ちょっと切り離して読めばおもしろい
内容でした。

次の本で終わっちゃう気がします。
残念・・・
ドールズ 月下天使 (角川文庫)Amazon書評・レビュー:ドールズ 月下天使 (角川文庫)より
4041704278

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