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午前0時の身代金



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【この小説が収録されている参考書籍】
午前0時の身代金

午前0時の身代金の評価: 4.08/5点 レビュー 13件。 Dランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点4.08pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全13件 1~13 1/1ページ
No.13:
(4pt)

常人には真似のできない作品

よくもまあここまで複雑なストーリーを考え、文章に落とし込み、物語を作り上げられるものだ。常人には、絶対に真似のできないことだ。誘拐の身代金はクラファンで。これはこの上なくキャッチ―な設定。ひらめきは抜群。ここから先どのように展開していくのか。ワンアイデアだけで、後はアクションシーンで誤魔化すのか? いえいえ、飛んでもない。まずはクラファンで身代金を集めることのメリット、デメリットが緻密に議論される。ここまでリアリティを求めなくてもいいのにと思う。作者は、私はこんなに下調べをしたんですよとマウントを取っているのか。いえいえ、この議論の中で、既に実に魅力的などんでん返しのネタが披露される(物語は序盤なのに)。このネタで終わらせてもいいのにという斬新さだ。しかしここで、この程度のネタは素通りされる。その後一見無関係の事件が次々と起き混沌状態。いったい何が起きているんだ? 何度もどんでん返しの解決(すべて独創的で魅力的な解決)がある。しかし、どれも完全に謎が解決されるわけではなく、もやもやが残る。どんでんの解決、残るもやもや、またどんでん。そのもやもやはラストまで引きずられる。最後のどんでん返しで、すべての謎が解決しすべての伏線が回収され、すべてのもやもやが吹き飛ぶ。この感じは、そう本格ミステリだ。まとまった時間ができ一気読みできたので理解できたが、少しずつ何日かにわたって読んだのでは、訳が分からなくなるかもしれない。もやもやの宙ぶらりんの状態が続くのでその点で面白くないと思う人もいるかもしれない。全編に渡って、専門知識がすごい。よほど専門的な勉強をしたのかと思う。しかし、巻末の参考文献を見ると、新書や一般読者向けの教養書ばかり。これらからこれ程の専門知識の飛び交う、複雑で知的なミステリが出来上がるとはとても思えない。文献が作者の中でよく咀嚼され、物語は作者の頭の中で独自に紡ぎだされたのだろう。やはり常人には真似のできない、恐るべき作品だ。
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4103544716
No.12:
(4pt)

受賞は頷けます

読みやすく、面白かったです。

突飛な発想は最近多いのでまあありかなと思います。読み終わるといろいろツッコミどころはあるのですが、
応募受賞作品と聞いてまあ頷けます。
今後の作品に期待しています。
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No.11:
(4pt)

高い筆力の力技

前半はスラスラ読めて面白いです。書き慣れておられるのでしょう。また、アイデアも面白そうで帯買いされる方も多いと感じます。

物語ですが、3分の1が過ぎた辺りから進まなくなります。内容もごちゃごちゃしており、何が起こっているのか意味が分からないままに読書を終了してしまいました。

筆力がある作家の方と思います。面白いアイデアもあります。ならばストーリーはシンプルで分かりやすくして、最後でどんでん返しをもってきたならもっと良かったように感じます。

美点を述べるなら、ある登場人物が悪者なのかそうではないのか、ここには興味を惹かれました。
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No.10:
(4pt)

まさかのまさかで。

第8回新潮ミステリー大賞受賞作「プリマヴェーラの企み」を単行本化。
今はやりのクラウドファンディングによる身代金を募集するといった誘拐事件。
続けて、他の誘拐事件が発生し、ストーリーは複雑化していき、よりミステリックに仕上がっている。
とはいうものの、その展開は軽いタッチでさっぱりとしたドライな仕立てになっている。
従来のミステリー小説とは一線を画している。
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No.9:
(5pt)

誘拐ミステリーの新境地

クラウドファンデングで身代金を要求するというキャッチに惹かれて購入。ストーリーに起伏がありスピーディーに展開するので一気に読めました。クラファンを使った身代金のアイディアは斬新ですし緻密に組み立てられたプロット 、二転三転する展開に作者の力量を感じました。誘拐もののミステリーの名作が数ある中で本作は新しい誘拐トリックとしても出色だと思います。次作作も楽しみにしております。
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No.8:
(2pt)

イマイチでした

ある法律事務所に助けを求めた女性。その女性が関係する犯罪を調査するうち、その女性が誘拐される。
身代金はクラウドファンディングで、という意表をつく要求。
果たして主人公は無事事件を解決できるのか、というストーリー。

最近、法廷ものや、法律関係のミステリー小説を読んでいたからからもしれませんが、その中では、イマイチの部類に入りました。
後半は色々動きが出るのですが、中盤は冗長です。
更に、事件そのものや、伏線となる出来事にもツッコミどころが満載。
弁護人事務所としての守秘義務違反を戒めながら、途中からはどんどん部外者に話しちゃってるし。

穴がありすぎて、あまり話に集中できなかったのと、青臭過ぎる主人公に少し鼻白んでしまいました。
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No.7:
(4pt)

高評価に納得

レビューは高評価が目立っていたので読みました。犯人がわかるまでのスピード感はとても良いです。犯人がわかってからの心情の描写が、わたしにはくどかったので星4つとしました。そこも込みでいい作品だと思います
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No.6:
(5pt)

目新しいだけではない、アップテンポなストーリー展開に引き込まれた!

クラファンで誘拐身代金!という斬新なアイデアもさることながら、アップテンポなストーリー展開と多彩な登場人物達に引き込まれます。
もし、映画化がされたら、「ゴールデンスランバー」のようにアップテンポな映画になるのでは?と期待しています。
面白いですよ。
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No.5:
(5pt)

現代社会にマッチした興味深いミステリー

クラウドファンディングを使った身代金要求というワードが気になって読んでみた。夜11時から読み始めたので、続きは明日にと思って一度本をとじて寝たが、つい続きが気になってしまって朝五時に起きて一気に読んでしまった。現代にマッチしたミステリーで、そういうこともあるかもなぁと、大変興味深く、最後まで飽きずに一気に読んでしまった。とても面白く、テンポも良いミステリーです。
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No.4:
(1pt)

駄作。

最初からどうにも読みづらい、ストーリーに入り込めない(=登場人物にさしたる特異性や魅力、共感が湧かない)と思ってましたが、後半は中国のマフィアやら参考文献多数の中からコピペしたような法律知識が羅列されており、流し読みをしないと耐えられない次元に(汗)
クラファンがメインテーマのはずがそちらはかなりあっさりしてて参考文献が少なかったのでしょうか。。
幕引きは、昭和時代の小説にありがちな「意外な真犯人」にぴったりな人物でしたね。読むのが怠いので驚きも何も私にはありませんでしたが。
そういえば誘拐事件も上手い具合にキー人物は助かってしまうという展開(苦笑)
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No.3:
(5pt)

一気読みの面白さ

帯に引かれて購入した。読み始めたらやめられず、久しぶりに一気に最後まで読んだ。
クラファンで身代金募集というのが、新しく斬新だった。
登場人物が魅力的で、話が二転三転し先が読めず、ぐいぐい引き込まれ、面白かった。
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No.2:
(5pt)

展開の面白さ

物語が進むにつれて、二転三転していく展開に惹き込まれ、最後まで読み込んでしまいました。
現実にもあり得るような事件だし、各登場人物の目線からの心情に共感しながら読めました。
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No.1:
(5pt)

一気に引き込まれる面白さ。

大好きな作家貴志祐介氏が勧めていたこともあり、購入したところ、久々に時間が経つのも忘れて一気に読み終わった。設定を含むプロットがとても練られていて面白かった。是非、ドラマ化して欲しい。
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