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(短編集)
芝公園六角堂跡
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芝公園六角堂跡の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点2.62pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全9件 1~9 1/1ページ
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駄作、愚文、駄文を書いた、書いているという自覚があるのであれば、 きっちり推敲、手直しをしてから雑誌掲載、単行本化に踏み切ればいい。 へりくだっているようには、まったく感じない、作者の自己申告通りの駄文だった。 駄作を書いた。読ませる予定はなく書いたと著しながら月刊誌に掲載。 それゆえ次の駄作を書いた。さらに、と表題作を記した故に、後続3作ができた。 だが、総て駄作とは著者の弁。 駄作ならば、せめて拙作になるくらいは、修正なり加筆なりしてから単行本にすべきところ、 掲載時のままの収録の様相。 読めば確かに、愚文。拙作ではなく、箸にも棒にもかからない、自己満足だけの駄文だった。 偏屈に小難しい漢字を使い、下手な東京言葉を粋がって使う。 漢字は師匠の作品の真似をしているのかもしれないので、形にはそれなりになっているが、 カタカナの使い方は独りよがりでテレビに習ったのか、にわか仕込みの様相。 愚文や駄文、駄作を月刊誌に掲載したことで、有無を言わせず購入者にお金を払わせている無礼を、 何とも感じないのは、繊細さのかけらもない、図太く金にいじましい性質ゆえか、と邪推する。 著者は、無頼の私小説作家を気取るために、人生を演出して、演じているのだろうか。 読むに値しない文章でも、高名な賞を受けた過去があれば、売文して贅沢な生活ができる 日本の文学界の悪例の一つだろう。 | ||||
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やはり、過去のハチャメチャエピソードや強烈な怒り。そこが面白い。 財産や地位を持つと、どんどん保守的になるのは作者も例外ではないだろう。 今回の作品と同じようなものが量産されていくとしたら、多分どこかで見切りをつけてしまうだろう。とりあえずは次回に期待。 | ||||
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初めての作家の初めての作品です。約180ページなので、一気に読めました。それにしても、全く世界観に共感できませんでした。何でこの小説を書いたのか全く不明です。誰かこの作品の面白さを教えてくださいませ。 | ||||
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超有名作家様になられた現在でも、以前と変わらぬ冴えない格好をしておられるのは、今やそれが西村先生のユニフォームだからだそうです。 メディア出演も増え受賞作は映画化 出版界はもとより、ベテランミュージシャンIJ氏や、あの玉袋氏との繋がりもあるのですから、決して見た目で見くびるような事があってはいけない御方なのです。 | ||||
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氏の作品は全て読破しているファンです。 しかし、この作品だけはどうにもこうにも、駄作、としか言い表せない読後感でした…。 劇中がほぼほぼリアルタイムの「成功者・西村賢太」時代となっているため、 ハッキリ言ってしまうと書く方も読む方も特に話として面白い苦境が 生まれるはずもない、という感じで ただただ最近の西村賢太の豊かな生活ぶりを見せられるという この作家の読者層にとっては甚大な裏切りとも思えるお話になっています(笑) そして本人も薄々白状してしまっていますが、 師・藤澤清造への「飽き」が露呈し始めてしまっています。 自分や西村作品の熱心な読者はたぶんもう気付いてしまっていたと思うんですが、 西村賢太の実績は藤澤清造を遥かに凌駕してしまっていると思います。 そして力量と生活力のついた西村氏自身、おそらくは 「あれ…藤澤清造って実はそこまで拘るほどの作家じゃなかった…?」という戸惑いを 隠し隠し、抱いているように感じます。 藤澤清造という名前は売れない頃の西村賢太にとって、唯一無二のオリジナリティであり 他に著名な研究者のいない、自分だけの狩場でした。 それが現在、思うがままに商業誌で活躍、収入の場を得た西村氏にとっては 自分の人生のウエイトに藤澤清造を重くおく必要性がなくなってしまった。 この先、没後弟子としての矜持を貫くか、 あるいは「藤澤清造飽きたてきた…w」という禁断の飛び道具を取り出すか そんな今後の妄想を楽しみつつも、退屈に本書を閉じました。 2話目に自身でも苦悶していましたが、 「J・Iさんとの良い流れに感謝___」というくだり、 ダッセえよ!!!! | ||||
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さすがにネタが尽きてしまったのでしょうか。 過去の貫多の境遇であればこその痛快さだったのですが、 現在のリアルタイムな著者を想定すると、自虐力の衰えを感じてしまいます。 藤澤淸造ネタもたまにならばよいものの、 個人的にもとからあまり関心のない作家なので、そればかりだとどうも、、、 一ファンとして、今後に期待しています。 | ||||
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著者の持ち味は貧乏話と、それにまつわる悲哀と怨嗟の思いであったが、芥川賞を取ったとたんに金持ちになってメディアに出まくり、実は決して貧乏でなかったことがバレるなどで魅力がなくなり、この小説ではまったく読むべきところがなく駄作の極みと言ったところで残念。 | ||||
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著者のファンとして、期待して読んだががっかりな出来映えであった。貧困時代の貫太作品は面白いものが多いが、小金持ちとなってからは何の魅力も無くなってしまっているように思える。 | ||||
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西村氏の作品は随筆も含めて全て読んでいる。 西村氏をモデルとした「貫多は人として男として最低だな」などと笑いながら読むことが多かったが、本作品は初めて駄作であると思った。 短編四編は全て最近の西村氏の作品に対する考え(決意)を述べるようなものであるが、笑いも感動もかなり少なかった。 これは、最近の長編(「蠕動で渉れ、汚泥の川を」とか「やまいだれの歌」)が非常に面白かったため、その反動でそんな感想を持ったのだと思う。 私小説家だけにネタが無限にある訳ではないとは知りつつも、次回作に期待したい。 | ||||
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