涅槃

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評判

涅槃の評価:

4.36/5点 レビュー 45件。 A ランク

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平均点4.36pt

Amazonレビュー一覧

Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

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全72件 41〜60 3/4ページ
No.32
(4pt)

『信長の原理』にはがっかりしたが本書は秀逸

戦国武将の宇喜田直家が主人公である。
著者には歴史ものとして、『光秀の定理』『室町無頼』『信長の原理』があり、このうちの前二者は秀逸だったものの、『信長の原理』は2:6:2の法則が原理として描かれるという愚をおかしていて、がっかりした。
で、本書は秀逸なのか駄作なのか、と思いつつ読んだ。
主人公の直家は権謀術数の策士と評されているが、本書では幼少時に家が没落して備前の豪商に育てられ、商人的な発想を身に付けていたためとされる。
書き出しは広島県の鞆の津(鞆の浦)での幼少時代で、落城して父母と落ち延びた先が鞆の津だったとされている。
この幼少時代そのものは史実ではないらしいが、この鞆の津はぼくが生まれた沼隈半島にあり、生家からは10キロ程度の距離にある。
情景が目に浮かんだ。
そして直家の権謀術数が、この生い立ちからくるものであることを、豊かな筆致で描く。
特に、女人とのからみはしつこいほどに濃密に描写されている。
直家という否定的評価の多い戦国武将に、商人的な発想の持ち主という特異なキャラクターを与え
涅槃 下 Amazon書評・レビュー: 涅槃 下より
4022517891
No.31
(4pt)

『信長の原理』にはがっかりしたが本書は秀逸

戦国武将の宇喜田直家が主人公である。
著者には歴史ものとして、『光秀の定理』『室町無頼』『信長の原理』があり、このうちの前二者は秀逸だったものの、『信長の原理』は2:6:2の法則が原理として描かれるという愚をおかしていて、がっかりした。
で、本書は秀逸なのか駄作なのか、と思いつつ読んだ。
主人公の直家は権謀術数の策士と評されているが、本書では幼少時に家が没落して備前の豪商に育てられ、商人的な発想を身に付けていたためとされる。
書き出しは広島県の鞆の津(鞆の浦)での幼少時代で、落城して父母と落ち延びた先が鞆の津だったとされている。
この幼少時代そのものは史実ではないらしいが、この鞆の津はぼくが生まれた沼隈半島にあり、生家からは10キロ程度の距離にある。
情景が目に浮かんだ。
そして直家の権謀術数が、この生い立ちからくるものであることを、豊かな筆致で描く。
特に、女人とのからみはしつこいほどに濃密に描写されている。
直家という否定的評価の多い戦国武将に、商人的な発想の持ち主という特異なキャラクターを与え
涅槃 上 Amazon書評・レビュー: 涅槃 上より
4022517883
No.30
(4pt)

上下2巻の大作だが一気読みできる

宇喜多直家というと冷酷な策謀家というイメージがあり、今まで彼を主人公にした小説を読んだことはない。ただ、父親の代に落ちぶれたどん底から50万石の大名まで駆け上がったという特異な経歴を踏まえると、彼を主人公にした著者の目の付け所はよいし、どのように描くのか興味を持って読んだ。

実は人見知りで根は優しい人物という人柄の設定はありがちで、やはりそう来たかと思ったが、本当は商人になりたかったのに武士の道を選ばざるを得なかったという視点から、彼の生き方を描いていくのはなかなか面白いと思った。

上下巻合わせると800頁を超える大作だが、著者の作品らしく非常に読みやすいし、色々な事件が起きて飽きないので楽しく一気に読むことができた。
涅槃 上 Amazon書評・レビュー: 涅槃 上より
4022517883
No.29
(4pt)

上下2巻の大作だが一気読みできる

宇喜多直家というと冷酷な策謀家というイメージがあり、今まで彼を主人公にした小説を読んだことはない。ただ直家は、父親の代に落ちぶれて商人の家に一家が居候になるどん底から、50万石の大名まで駆け上がったという特異な経歴の持ち主であり、彼を主人公にした著者の目の付け所はよいし、どのように描くのか興味を持って読んだ。

実は人見知りで根は優しい人物という人柄という性格設定はありがちだと思ったが、本当は商人になりたかったのに武士の道を選ばざるを得なかったという設定にして、商業振興の観点から彼の生き方を描いていくのはなかなか興味深いと思った。織田信長との共通点についても面白かった。

上下巻合わせると800頁を超える大作だが、著者の作品らしく非常に読みやすいし、色々な事件が起きて飽きないので楽しく一気に読むことができた。
涅槃 上 (角川文庫) Amazon書評・レビュー: 涅槃 上 (角川文庫)より
4041148618
No.28
(5pt)

直家の苦悩と商業への憧れ

直家の生まれた家庭事情をうまく紹介しながら物語はテンポ良く進みます。父親がだめなところを説明するのに冗長なところがあるので、そこは端折って読んでも影響はないです。むしろ母親を最も詳しく描写してほしかった。父親が意外と有能な面を見せることがあり、キャラが揺れるのでそこもスルーでよいかと。あと、作法を知らないとか渡世の慣習を知らないとか、人情の機微を知らないとかは?有能さと何の関係もないので、父親の無能さは証明できていない。もっと主人公の気持ちが知りたかった。
涅槃 上 (角川文庫) Amazon書評・レビュー: 涅槃 上 (角川文庫)より
4041148618
No.27
(5pt)

直家の苦悩と商業への憧れ

直家の生まれた家庭事情をうまく紹介しながら物語はテンポ良く進みます。父親がだめなところを説明するのに冗長なところがあるので、そこは端折って読んでも影響はないです。むしろ母親を最も詳しく描写してほしかった。父親が意外と有能な面を見せることがあり、キャラが揺れるのでそこもスルーでよいかと。あと、作法を知らないとか渡世の慣習を知らないとか、人情の機微を知らないとかは?有能さと何の関係もないので、父親の無能さは証明できていない。もっと主人公の気持ちが知りたかった。
涅槃 上 Amazon書評・レビュー: 涅槃 上より
4022517883
No.26
(4pt)

宇喜多家のイメージ向上

全編を通して、宇喜多直家の権謀術数を駆使して戦国を生き抜いた従来のイメージから、当たらな人物像として描き切っている。
歴史なので最終的には勝者の意に沿った言い伝えになるのは当然だが、作者の新しい見方はそれなりに読み応えある作品に仕上がっている。

宇喜多家だけでなく、商家との付き合いのスタンス、小西行長、黒田官兵衛などの人物像への迫り方もまた違った一面から興味深い。

何も持たない状態から城持ちになり、最終的には織田家と毛利家との間で大きな領地を確保した事実から、やはりそれなりに世の中の情勢を俯瞰してみることができた人物なのだろうと思う。
そこまで有名でない宇喜多直家という人物をこれほどスポットを当てて展開された内容は評価できる。
涅槃 下 (角川文庫) Amazon書評・レビュー: 涅槃 下 (角川文庫)より
4041148626
No.25
(4pt)

宇喜多家のイメージ向上

全編を通して、宇喜多直家の権謀術数を駆使して戦国を生き抜いた従来のイメージから、当たらな人物像として描き切っている。
歴史なので最終的には勝者の意に沿った言い伝えになるのは当然だが、作者の新しい見方はそれなりに読み応えある作品に仕上がっている。

宇喜多家だけでなく、商家との付き合いのスタンス、小西行長、黒田官兵衛などの人物像への迫り方もまた違った一面から興味深い。

何も持たない状態から城持ちになり、最終的には織田家と毛利家との間で大きな領地を確保した事実から、やはりそれなりに世の中の情勢を俯瞰してみることができた人物なのだろうと思う。
そこまで有名でない宇喜多直家という人物をこれほどスポットを当てて展開された内容は評価できる。
涅槃 下 Amazon書評・レビュー: 涅槃 下より
4022517891
No.24
(4pt)

興味深い武将の生涯

ちょっと濡れ場が強烈
涅槃 下 (角川文庫) Amazon書評・レビュー: 涅槃 下 (角川文庫)より
4041148626
No.23
(4pt)

興味深い武将の生涯

ちょっと濡れ場が強烈
涅槃 下 Amazon書評・レビュー: 涅槃 下より
4022517891
No.22
(5pt)

気弱で内気な直家像

宇喜多直家のイメージは計略の限りを尽くす、どちらかというと武将としてはイメージが良くない人物を人間味あふれる描写で描いている。

情けない父親から受けた影響は生涯にわたって彼の人格形成に影響を与えるが(それゆえ血縁というものにそれほど重きを置かないというベースにもなっている)、他の戦国武将とは違った視点で世の中を見ていた。
低く見られていた商人との関係性も独特で、彼の国作りの基本となっている。
世の中を武士の世の中ではなく、商業で俯瞰しているのは直家と信長が先駆けであろう。

導入部については後の設定に影響があるとはいえ盛り上がらないが、そこを過ぎれば直家がはっきりとした形で現れ、読者も時代の経過に合わせて惹きこまれていく。
著者は信長を中心として、すっかりこの時代の描く人間作家としての立ち位置を確保した。
『光秀の定理』『室町無頼』『信長の原理』と繋がる一連の時代小説であり、他の作品と比べると多少小さくまとまっている感があるが、それでも直家をはじめとする関係する人物の描き方は独自の評価もあり読み応えある。

またこの時代の人間関係の複雑さを、読みやすく整理されている点も評価したい。
涅槃 上 (角川文庫) Amazon書評・レビュー: 涅槃 上 (角川文庫)より
4041148618
No.21
(5pt)

気弱で内気な直家像

宇喜多直家のイメージは計略の限りを尽くす、どちらかというと武将としてはイメージが良くない人物を人間味あふれる描写で描いている。

情けない父親から受けた影響は生涯にわたって彼の人格形成に影響を与えるが(それゆえ血縁というものにそれほど重きを置かないというベースにもなっている)、他の戦国武将とは違った視点で世の中を見ていた。
低く見られていた商人との関係性も独特で、彼の国作りの基本となっている。
世の中を武士の世の中ではなく、商業で俯瞰しているのは直家と信長が先駆けであろう。

導入部については後の設定に影響があるとはいえ盛り上がらないが、そこを過ぎれば直家がはっきりとした形で現れ、読者も時代の経過に合わせて惹きこまれていく。
著者は信長を中心として、すっかりこの時代の描く人間作家としての立ち位置を確保した。
『光秀の定理』『室町無頼』『信長の原理』と繋がる一連の時代小説であり、他の作品と比べると多少小さくまとまっている感があるが、それでも直家をはじめとする関係する人物の描き方は独自の評価もあり読み応えある。

またこの時代の人間関係の複雑さを、読みやすく整理されている点も評価したい。
涅槃 上 Amazon書評・レビュー: 涅槃 上より
4022517883
No.20
(5pt)

常識を覆す作品

地元岡山でさえ評判が悪い宇喜多直家を殺生を出来るだけ抑えるために計略を行ったというのが斬新。国を富ませるために先駆的に城下町を建設するなど、商人育ちの視点を描くのも素晴らしい。
涅槃 上 (角川文庫) Amazon書評・レビュー: 涅槃 上 (角川文庫)より
4041148618
No.19
(5pt)

常識を覆す作品

地元岡山でさえ評判が悪い宇喜多直家を殺生を出来るだけ抑えるために計略を行ったというのが斬新。国を富ませるために先駆的に城下町を建設するなど、商人育ちの視点を描くのも素晴らしい。
涅槃 上 Amazon書評・レビュー: 涅槃 上より
4022517883
No.18
(5pt)

面白かった

歴史は後者が創造すると思うが、この本では宇喜多氏は良く書かれ過ぎている。そこが面白い。人物評は作者によってこうも変わるのだな。
ただ、文章の躍動感、奥行きは然程でもなく、小説のレベルとしては並なので、読み易い。
涅槃 下 (角川文庫) Amazon書評・レビュー: 涅槃 下 (角川文庫)より
4041148626
No.17
(5pt)

面白かった

歴史は後者が創造すると思うが、この本では宇喜多氏は良く書かれ過ぎている。そこが面白い。人物評は作者によってこうも変わるのだな。
ただ、文章の躍動感、奥行きは然程でもなく、小説のレベルとしては並なので、読み易い。
涅槃 下 Amazon書評・レビュー: 涅槃 下より
4022517891
No.16
(4pt)

読み易い本です

上に記載の通り
涅槃 下 (角川文庫) Amazon書評・レビュー: 涅槃 下 (角川文庫)より
4041148626
No.15
(4pt)

読み易い本です

物語の舞台は私の出身高校の友人達の所在地、そして私の先祖と云われる助兵衛も登場する親近感のある物語です
それ故に、福岡と長船の所在地が吉井川の右岸側に設定されてい居る点には違和感を覚えた
親や親戚等からの伝承では、沼城以前が曖昧だったので、この点の記述は興味深く拝読
戦国時代、宇喜多直家以外にも、豊臣政権誕生迄には日本各地で幾多の下剋上が展開されました
この本では、直家の死以後、関ヶ原迄の間が空白に成っているが、その間の秀吉とお福の物語迄展開されても面白かったのでは?宇喜多秀家が若くして五大老に成り、備前岡山藩の基礎を作ったのは、直家とお福の連携作業だったと思います故
涅槃 上 (角川文庫) Amazon書評・レビュー: 涅槃 上 (角川文庫)より
4041148618
No.14
(4pt)

読み易い本です

上に記載の通り
涅槃 下 Amazon書評・レビュー: 涅槃 下より
4022517891
No.13
(4pt)

読み易い本です

物語の舞台は私の出身高校の友人達の所在地、そして私の先祖と云われる助兵衛も登場する親近感のある物語です
それ故に、福岡と長船の所在地が吉井川の右岸側に設定されてい居る点には違和感を覚えた
親や親戚等からの伝承では、沼城以前が曖昧だったので、この点の記述は興味深く拝読
戦国時代、宇喜多直家以外にも、豊臣政権誕生迄には日本各地で幾多の下剋上が展開されました
この本では、直家の死以後、関ヶ原迄の間が空白に成っているが、その間の秀吉とお福の物語迄展開されても面白かったのでは?宇喜多秀家が若くして五大老に成り、備前岡山藩の基礎を作ったのは、直家とお福の連携作業だったと思います故
涅槃 上 Amazon書評・レビュー: 涅槃 上より
4022517883