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どの口が愛を語るんだ
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どの口が愛を語るんだの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.40pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全5件 1~5 1/1ページ
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「猿を焼く」、「イッツ・プリティ・ニューヨーク」、「恋は鳩のように」及び「無垢と無情」の4つの短編から構成される"青春時代の懊悩"をテーマとした短編集。私は作者の生命力溢れる骨太の作品を愛好しているのだが、本作には失望した。 各編の登場人物達に魅力が無い上に、各編の創りがお手軽でまるで読み応えが無い。"青春時代の懊悩"とあって、"性"を簡単に扱い過ぎているという印象も受けた。この程度の作品なら他の普通の作家でも書けると思わせる出来で、ファンにとっては物足りない限り。この創りなら、大人になってからの回想譚とした方が読者のノスタルジーを誘ったのではないか。 短編集だからと手を抜いた訳ではないと思うが、次作に期待するしか無いと諦めざるを得ないのは残念である。 | ||||
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作者の本は初めてですが、これを機に過去作品も読んでみようと思いました。 昔、中間小説というジャンルがあって、井上ひさし・五木寛之などが純文学でもない徹底したエンターテイメントでもない、それでも上質の文学作品を量産していた時代がありました。 東山氏も、境界を超えた作品を生むことのできる作家ではないでしょうか。 四つの短編が納められていますが、最初から一冊にまとめるための短編連作、という類の作品群ではありません。 冒頭の「猿を焼く」もいいのですが、 「恋は鳩のように」が出色です。 好きな短編は? と訊かれたら、これからはリストにこれも加えようと思います。 | ||||
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東山さん、けっこう好きな作家の1人です。 今回は初の短編集ということで早めに購入し拝読しました。 長編も良いですが短編もかなり良いです。恋愛小説なのに絶世の美女も王子様も出てきませんが、一生懸命に生きる主人公たちが愛おしい。 個人的には(同性婚が認められた)台湾在住のゲイカップルの周囲で起きる日々を描いた「恋は鳩のように」が一押し。 キャラが立っている登場人物が悩み苦しみのたうちまわり、最後には誰が(恋に)勝つというわけでもなく...。 | ||||
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昔中学の同級生に一人大人びた子がいた。やがて彼女にはよからぬ噂が立つ、妊娠したとかしないとか、男と寝ていたとか・・事の信憑性は未だにわからぬが、卒業後偶然駅で会った。高校には行かず、映画館のモギリをやってると話していた。大人びた顔に薄化粧、やたら薄い眉毛だったのを覚えてる。 その後彼女はどうしているか知らない。この本で『猿を焼く』という話で、彼女を思い出した。 東京から田舎に移住した両親に仕方なくついてきた主人公、田舎の学校になじむにつれ、大人びた同級生に淡い恋心を抱く。その彼女は母親のいかがわしい店で働く。体をはった過剰なサービスで、温泉宿に呼ばれると言う。やがて母親の客に殺害され、若いはかない人生の幕を閉じてしまう。その犯人のペットの猿を虐待死させると言う結末だが、そりゃ動物に罪はない、それはいかんやろとつっこみたくなるが、全編心の奥の襞に届く短編集と思う。 | ||||
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タイトルはいいと思ったんですけどね。 なかなか読み進めるものではなかったです。 猿を焼くもタイトルはいいと思ったんですけどね。 ちょっと付き合いきれない本でした。 | ||||
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