用心棒日月抄

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評判

用心棒日月抄の評価:

4.66/5点 レビュー 71件。 S ランク

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平均点4.66pt

Amazonレビュー一覧

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全96件 81〜96 5/5ページ
No.16
(4pt)

血しぶき

血なまぐさい剣を、微塵も血なまぐさいと感じさせない筆致。
残酷とさえ言える刃の切れ味を、美しい輝きに変える描写。
すさまじい生の躍動を見事に描ききった藤沢周平の世界は、
明と暗、愛と死を縦横に駆け抜ける猛虎の世界ですね。
面白さというものが、小説の中での生の体験だとすれば、
読めば生きられる、面白い小説がここにあります。
用心棒日月抄 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 用心棒日月抄 (新潮文庫)より
4101247013
No.15
(5pt)

第1作の影の主人公は…

用心棒シリーズ1作目は、許婚の父親を切って脱藩した剣客青江又二郎が主人公であると共に、赤穂浅野浪人たちの物語でもあります。
そこには忠義と武士道に彩られた美談はなく、ひたすら侍としての精悍な姿が描かれます。最後近くの話に一度だけ現れる人間臭い大石内蔵助が出色の出来、また青江らが吉良邸の外から伺う討入りの様子が迫真で、これまでの忠臣蔵をはるかに越える「忠臣蔵」であると言えます。
そして、最終話に用心棒シリーズ通しての(あるいは藤沢周平の時代物きっての)「いい女」、佐知が登場、次作以降の期待を繋ぎます。
用心棒日月抄 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 用心棒日月抄 (新潮文庫)より
4101247013
No.14
(5pt)

癒しの効果あり

えがった~。なんか癒されます。その上しっかりエンターテイメント。はまりますよ。
あ、あとですね、この本は表紙の手触りが良いですよ。この作品から藤沢周平さんに入れてよかったです。
ちなみにシリーズ2作目『孤剣』、3作目『刺客』、そして最終巻『凶刃』も読了。満足しました。
用心棒日月抄 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 用心棒日月抄 (新潮文庫)より
4101247013
No.13
(5pt)

チャンバラのおもしろさと物語の醍醐味

『用心棒日月抄』シリーズの作品はシリーズ中のどれもが捨てがたい。類型なんだろうけど、それでもキャラクタの造形は数ある藤沢作品の中でもピカイチだろう。食うに困り、生き延びるために用心棒家業をこなし、それでも明日に望みをつなぐ青江又八郎。そこそこ貧乏な独り暮らしの経験があれば今日の米の心配をしながら故郷の食い物を想像する姿に共感を覚えずにはいられないだろう。剣豪でありながら江戸の生活臭がある、移り変わる江戸の四季を感じながら故郷海坂藩の季節に思いをはせる、これは確かに藤沢周平にしかなしえない連作小説だと思う。この1作目は赤穂浪士の討ち入りを縦糸に、又八郎たちの江戸の町で暮らしを横糸に織りなされていくストーリーも見事。連作短編ならではの緊張感が味わえる。
かつて、NHKが「腕におぼえあり」のタイトルでドラマ化したときの村上弘明-渡辺徹-坂上二郎の配役もよくて、読んでるとどうしてもイメージを重ねてしまう。今、ドラマ化するとしたら誰になるのかな。
用心棒日月抄 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 用心棒日月抄 (新潮文庫)より
4101247013
No.12
(5pt)

藤沢文学の結晶

用心棒日月抄は、まさに藤沢文学の結晶である。主人公の動作の描写、まわりにいる人々の人情、そして赤穂浪士とのからみあい・・・・すべてが完璧である。一度読み始めたら止まらなくなること間違いなしだ。物語を通して、藤沢周平の人間的な暖かみが伝わってきて、心にしみ通る。だからこそ、殺伐とした江戸の生活を書いているのにもかかわらずこの物語は優しく、読後感もさわやかなのだ。文句なしに星5つである。
用心棒日月抄 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 用心棒日月抄 (新潮文庫)より
4101247013
No.11
(4pt)

藤沢周平,この作品で真の大家へ

許婚の父親を誤って切り,脱藩して江戸で浪々の身となった青江又八郎。下町のヘンな口入屋「相模屋」から様々な用心棒の仕事をもらって糊口をしのぐ。子沢山でいじきたないが剣はめっぽう強い浪人,細谷源太夫と相棒を組んで江戸の町を縦横無尽に活躍。しかし藩は青江に次々と刺客を差し向けてくるのだった。しかも不思議なことに,赤穂浪士の影もちらほらと見え隠れする・・・。  人間の暗い情念を時代小説に描いてきた文豪が,初めてユーモアのセンスをとり入れてさわやかに人間を描き世間を沸かせた名作。スイセン!
用心棒日月抄 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 用心棒日月抄 (新潮文庫)より
4101247013
No.10
(5pt)

軽妙で明るい時代劇、いつもとちょっと違った藤沢作品?

と書きましたが、藤沢作品をたくさん読んでおられる方からすればそんなことはないと叱られるかもしれません。4部作の第1部目にあたります。藤沢作品は人情味溢れるといいますか私にはちょっと胸を突かれて重く感じる作品が多いように思えるのですが、この作品はのっけから最後(第1部の)まで主人公の明るさと利発さが楽しめます。一話一話の面白い用心棒家業のエピソードに、縦糸として国元からの刺客と赤穂浪士の話しとが絡みます。しかし国元の話しも赤穂浪士の話しにもあまり深く関わらないところがよいところでもあります。あくまで用心棒の話しがメーン(2部以降はそうでもないようでだんだん暗くなっていきますが)になっていて気楽に楽しめます。
ちなみに「腕におぼえあり」というタイトルで1992年にNHKで村上弘明と渡辺徹の出演でドラマ化されています。評判がよかったのか原作に沿ってシリーズ化されています。あて書きされたかのように村上弘明と渡辺徹はよく原作のイメージと合っていました。脚本を東映映画等の中島丈博、演出が数々の大河ドラマを手掛けた大原誠、殺陣が林邦史朗だったせいか、ドラマはとてもよくできていました。私は当時は藤沢周平を知らず、いい小説家がいるんだなあという印象でした。私が知る限りではNHKが藤沢作品をドラマ化したのはこれが最初でこれ以後たくさんドラマ化しています。また、日本テレビでも杉良太郎主演でドラマ化されています。こちらは東映の今井正夫がプロヂューサーでしたがあまりいい出来ではなかったように思います(杉良太郎はさすがだとは思いましたが)。
用心棒日月抄 Amazon書評・レビュー: 用心棒日月抄より
4103296127
No.9
(5pt)

考えられなくらい脳内が興奮したし江戸に行けた。

最&高
絶対読んで損なしの、ヒーローもの。大石内蔵助の心理がリアリティがあって好き。
用心棒日月抄 Amazon書評・レビュー: 用心棒日月抄より
4103296127
No.8
(3pt)

込み入った作り

ここにきて、どういうわけか、藤沢周平づいている。未刊行の初期短篇を読んで、彼の作家としての出発点を確認したのだが、さて次はとなると、いろいろ迷ったが、この「用心棒シリーズ」に手が伸びた。もちろんこれ以外にも、新人賞受賞作や直木賞受賞作もあるのだが、ここでひとまず当時人気を博したといわれる作品を読んでみることとした。これは、雑誌にまず短編シリーズとして連載され、その時期は1976年から1978年ごろらしい。正直なところ、当時の記憶は全くない。

最初から、意外な感を与えてくれる。作品の流れに力が抜けているのだ。いい意味で切迫感や凝縮感の畳み掛けるような流れがないのだ。主人公の江戸出立の経緯は相当に陰惨な話なのだが、それを忘れさせてしまうほどのユーモラスなトーンでの始まりなのだ。

有名なシリーズなので、今さら僕が構成がどうのこうの書いても屋上に屋根をかける話になってしまうのだが、このシリーズの構成には相当な工夫が払われている。

三重ともいっていい仕掛けが埋め込まれているのだ。主人公が脱藩した武士であることから、本筋は「剣客物」の基本型を押さえているのは言うまでもない。ところが、主人公の江戸での生活は浪人として底辺を彷徨うものであるため、主人公の日常生活と生活の糧は商人や庶民との接触を伴うものとなり、作品自体も必然的に「市井もの」の色彩を色濃くする。

脱藩したとはいえ、その旧藩から継続して主人公の下へ刺客が送られてくるため、この日常と危機との交錯が作品の基本型となる。ところが、それだけでなく、ここに「忠臣蔵」という歴史的な事件との関わりが加えられるのだ。本作品のストーリー自体は、実は忠臣蔵という歴史的な事件の発端と締めくくりとクロスし、同時代の出来事として進行するのだ。時代が同じだけではなく、次々に請け負う用心棒稼業の日銭稼ぎの仕事がこの「忠臣蔵」のプロットの展開に深くリンクしてくるのだ。

はたしてこれは意図した通りの効果を上げたのだろうか。私見だが、この追加の仕掛けは、作品自体の面白さの深化に貢献したかどうかは、疑問。とはいえ、歴史的な事件の始まりと終わりとリンクさせたため、本作品の締めくくりは無理なく起床展開の流れをたどり、2年という枠組みの中に収めることが出来たといえる。また主人公の出身が、明示されることはないものの、「海坂藩」と想定できる点も、作者の故郷への深い愛着の残照をのぞくこともできる。

さて、この用心棒シリーズ、この後も続くこととなる。それを見込んで、様々な個性的な脇役が登場している。
用心棒日月抄 Amazon書評・レビュー: 用心棒日月抄より
4103296127
No.7
(4pt)

優れた時代小説!

上品である。激しい闘いのシーンや、艶めいたシーンもあるけれど、抑えた表現で、尚且つ、余韻の残る味わいのある文章が続く。クスッと笑わせるところも随所にある。短編の累積と思いきや、何時の間にか長編の世界に入っている。
用心棒日月抄 Amazon書評・レビュー: 用心棒日月抄より
4103296127
No.6
(5pt)

快適な読書環境ができました。

快適な読書環境ができました。
用心棒日月抄 Amazon書評・レビュー: 用心棒日月抄より
4103296127
No.5
(5pt)

藤沢周平

藤沢周平はすべて好きです。
用心棒日月抄 Amazon書評・レビュー: 用心棒日月抄より
4103296127
No.4
(5pt)

藤沢周平はやはり読んでいて気持ちが落ち着く

10年ほど前に同氏の文庫本を何冊か読んでいて、その後整理して捨てた。今回再購入したが、抒情的な文章で懐かしかった。
用心棒日月抄 Amazon書評・レビュー: 用心棒日月抄より
4103296127
No.3
(5pt)

なぜか面白い。

・どうなっていくのかストーリーの見当がつくのに、なぜか面白く読み進められます。同じ主人公で『用心棒日月抄』は、全部で4巻ありますが、最終巻も面白く読み終えました。時代小説が特に好きな訳ではありません。

・主人公に嫌みがないのと、作者の登場人物たちへの優しい視線があるからかもしれません。
用心棒日月抄 Amazon書評・レビュー: 用心棒日月抄より
4103296127
No.2
(5pt)

用心棒日月抄

用心棒が赴くところにドラマがある――。故あって人を斬り脱藩。己れの命を危険にさらし、様々な人の楯となって生きる浪人青江又八郎の苛烈な青春。江戸は元禄、巷間を騒がす赤穂浪人の隠れた動きが活発になるにつれ、請け負う仕事はなぜか浅野・吉良両家の争いの周辺に……。
用心棒日月抄 Amazon書評・レビュー: 用心棒日月抄より
4103296127
No.1
(5pt)

用心棒日月抄

忠臣蔵と同時並行の緊張感、出演する女性の表現の素晴らしさ、殺陣のイメージの見事さ、最高です。
用心棒日月抄 Amazon書評・レビュー: 用心棒日月抄より
4103296127