用心棒日月抄

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評判

用心棒日月抄の評価:

4.66/5点 レビュー 71件。 S ランク

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平均点4.66pt

Amazonレビュー一覧

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全6件 1〜6 1/1ページ
No.6
(1pt)

ボロボロ‼︎

古い、汚い、ゴミまみれ。
タダでも要らない紙屑を送ってきました。
これ、「非常に良い」なんですってよ。
用心棒日月抄 Amazon書評・レビュー: 用心棒日月抄より
4103296127
No.5
(1pt)

ボロボロ‼︎

古い、汚い、ゴミまみれ。
タダでも要らない紙屑を送ってきました。
これ、「非常に良い」なんですってよ。
用心棒日月抄 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 用心棒日月抄 (新潮文庫)より
4101247013
No.4
(3pt)

込み入った作り

ここにきて、どういうわけか、藤沢周平づいている。未刊行の初期短篇を読んで、彼の作家としての出発点を確認したのだが、さて次はとなると、いろいろ迷ったが、この「用心棒シリーズ」に手が伸びた。もちろんこれ以外にも、新人賞受賞作や直木賞受賞作もあるのだが、ここでひとまず当時人気を博したといわれる作品を読んでみることとした。これは、雑誌にまず短編シリーズとして連載され、その時期は1976年から1978年ごろらしい。正直なところ、当時の記憶は全くない。

最初から、意外な感を与えてくれる。作品の流れに力が抜けているのだ。いい意味で切迫感や凝縮感の畳み掛けるような流れがないのだ。主人公の江戸出立の経緯は相当に陰惨な話なのだが、それを忘れさせてしまうほどのユーモラスなトーンでの始まりなのだ。

有名なシリーズなので、今さら僕が構成がどうのこうの書いても屋上に屋根をかける話になってしまうのだが、このシリーズの構成には相当な工夫が払われている。

三重ともいっていい仕掛けが埋め込まれているのだ。主人公が脱藩した武士であることから、本筋は「剣客物」の基本型を押さえているのは言うまでもない。ところが、主人公の江戸での生活は浪人として底辺を彷徨うものであるため、主人公の日常生活と生活の糧は商人や庶民との接触を伴うものとなり、作品自体も必然的に「市井もの」の色彩を色濃くする。

脱藩したとはいえ、その旧藩から継続して主人公の下へ刺客が送られてくるため、この日常と危機との交錯が作品の基本型となる。ところが、それだけでなく、ここに「忠臣蔵」という歴史的な事件との関わりが加えられるのだ。本作品のストーリー自体は、実は忠臣蔵という歴史的な事件の発端と締めくくりとクロスし、同時代の出来事として進行するのだ。時代が同じだけではなく、次々に請け負う用心棒稼業の日銭稼ぎの仕事がこの「忠臣蔵」のプロットの展開に深くリンクしてくるのだ。

はたしてこれは意図した通りの効果を上げたのだろうか。私見だが、この追加の仕掛けは、作品自体の面白さの深化に貢献したかどうかは、疑問。とはいえ、歴史的な事件の始まりと終わりとリンクさせたため、本作品の締めくくりは無理なく起床展開の流れをたどり、2年という枠組みの中に収めることが出来たといえる。また主人公の出身が、明示されることはないものの、「海坂藩」と想定できる点も、作者の故郷への深い愛着の残照をのぞくこともできる。

さて、この用心棒シリーズ、この後も続くこととなる。それを見込んで、様々な個性的な脇役が登場している。
用心棒日月抄 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 用心棒日月抄 (新潮文庫)より
4101247013
No.3
(3pt)

時代小説化の、用心棒シリーズですが、面白かったです。

たまには、時代劇の小説も、面白くて、つくずくいいものだと、感心をしました。
用心棒日月抄 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 用心棒日月抄 (新潮文庫)より
4101247013
No.2
(3pt)

青江又八郎の活躍、始まり始まり!

何巻も発行されている読み物を読むとき、我ながら不思議なクセがある。
それは、最新刊を読んでしまうことだ。

子どもの頃、巨人の星のコミックスも、ぼくが持っていたのは、ただ1冊、第16巻だった。
大リーグボールでオズマと戦うところだったと思う。
タイガーマスクのコミックスも第8巻だけ持っていた。こちらはザ・コンビクトとの対戦だった。

読み始めるなら第1巻から読むべきなのだろうが、なぜかいちばん新しいのがいいような気がするのだ。

この「用心棒日月抄」も青江又八郎が活躍する小説の第1巻に相当する。
そして、ぼくは、これ以外のシリーズ3冊を読み終えて、最後に最初のシリーズを読んでしまったのだった。

それはまるで謎解きを楽しむかのように。
大人になって知り合った親友の故郷を訪ねるときのように。

懐かしいような、ほっとするような。
青江、ここから物語が始まったんだ。苦労したんだね、と話しかけてやりたいような。
そんな温かい気持ちで、最後まで読み続けることができたのだった。
用心棒日月抄 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 用心棒日月抄 (新潮文庫)より
4101247013
No.1
(3pt)

込み入った作り

ここにきて、どういうわけか、藤沢周平づいている。未刊行の初期短篇を読んで、彼の作家としての出発点を確認したのだが、さて次はとなると、いろいろ迷ったが、この「用心棒シリーズ」に手が伸びた。もちろんこれ以外にも、新人賞受賞作や直木賞受賞作もあるのだが、ここでひとまず当時人気を博したといわれる作品を読んでみることとした。これは、雑誌にまず短編シリーズとして連載され、その時期は1976年から1978年ごろらしい。正直なところ、当時の記憶は全くない。

最初から、意外な感を与えてくれる。作品の流れに力が抜けているのだ。いい意味で切迫感や凝縮感の畳み掛けるような流れがないのだ。主人公の江戸出立の経緯は相当に陰惨な話なのだが、それを忘れさせてしまうほどのユーモラスなトーンでの始まりなのだ。

有名なシリーズなので、今さら僕が構成がどうのこうの書いても屋上に屋根をかける話になってしまうのだが、このシリーズの構成には相当な工夫が払われている。

三重ともいっていい仕掛けが埋め込まれているのだ。主人公が脱藩した武士であることから、本筋は「剣客物」の基本型を押さえているのは言うまでもない。ところが、主人公の江戸での生活は浪人として底辺を彷徨うものであるため、主人公の日常生活と生活の糧は商人や庶民との接触を伴うものとなり、作品自体も必然的に「市井もの」の色彩を色濃くする。

脱藩したとはいえ、その旧藩から継続して主人公の下へ刺客が送られてくるため、この日常と危機との交錯が作品の基本型となる。ところが、それだけでなく、ここに「忠臣蔵」という歴史的な事件との関わりが加えられるのだ。本作品のストーリー自体は、実は忠臣蔵という歴史的な事件の発端と締めくくりとクロスし、同時代の出来事として進行するのだ。時代が同じだけではなく、次々に請け負う用心棒稼業の日銭稼ぎの仕事がこの「忠臣蔵」のプロットの展開に深くリンクしてくるのだ。

はたしてこれは意図した通りの効果を上げたのだろうか。私見だが、この追加の仕掛けは、作品自体の面白さの深化に貢献したかどうかは、疑問。とはいえ、歴史的な事件の始まりと終わりとリンクさせたため、本作品の締めくくりは無理なく起床展開の流れをたどり、2年という枠組みの中に収めることが出来たといえる。また主人公の出身が、明示されることはないものの、「海坂藩」と想定できる点も、作者の故郷への深い愛着の残照をのぞくこともできる。

さて、この用心棒シリーズ、この後も続くこととなる。それを見込んで、様々な個性的な脇役が登場している。
用心棒日月抄 Amazon書評・レビュー: 用心棒日月抄より
4103296127