(短編集)

たば風 蝦夷拾遺

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評判

たば風 蝦夷拾遺の評価:

4.40/5点 レビュー 5件。 B ランク

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平均点4.40pt

Amazonレビュー一覧

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全2件 1〜2 1/1ページ
No.2
(3pt)

幕末維新前後の松前藩について詳しい

6つの短編小説を集めた文庫本だ。
最初の2編は江戸時代後期、松前藩の内紛を背景にしたもの。
後半の2編は幕末、戊辰戦争の頃の松前藩が舞台。
最後の1編は明治の世になっている。
途中の1編を除き、あとはすべて松前藩の武家の女性が主人公だ。

6編の中では異色の、「錦衣帰郷」の感想のみを記す。
この作品の舞台は松前でも江戸でもなく、出羽国楯岡村…最上徳内の生まれ故郷だ。

貧農の出ながら学問で身を立て、幕臣として立身出世を遂げた最上徳内。
多忙な公務の合間を縫っての晴れがましい一時帰郷の様子と、彼を出迎える村の庄屋夫妻および村人たちの様子を描く。

徳内が故郷の村で歓待される。会話が主体の時代小説で、東北訛りが印象深い。
他方、徳内の経歴や業績、当時の北方情勢・幕府・松前藩などに関しては客観的記述の歴史小説風なのだが、短い本作の中で相当なボリュームを占めていて、両者が分離しているように思えた。

その歴史解説の部分もwikiや教科書の内容とさして変わらず、北海道在住の著者ならではの視点、切り口、あるいは新情報があるかと期待したのだが残念だった。
蝦夷拾遺 たば風 (文春文庫) Amazon書評・レビュー: 蝦夷拾遺 たば風 (文春文庫)より
4167640090
No.1
(3pt)

「錦衣帰郷」のみ読了

6つの短編小説を集めた文庫本だ。
その中の「錦衣帰郷」を読んでみた。
この作品の舞台は蝦夷地松前藩ではなく、出羽国楯岡村…最上徳内の生まれ故郷だ。

貧農の出ながら学問で身を立て、幕臣として立身出世を遂げた最上徳内。多忙な公務の合間を縫っての晴れがましい一時帰郷の様子と、彼を出迎える村の庄屋夫妻および村人たちの様子を描く。

徳内が故郷の村で歓待される。会話が主体の時代小説で、東北訛りが印象深い。
他方、徳内の経歴や業績、当時の北方情勢・幕府・松前藩などに関しては客観的記述の歴史小説風なのだが、短い本作の中で相当なボリュームを占めていて、両者が分離しているように思えた。

その歴史解説の部分もwikiや教科書の内容とさして変わらず、北海道在住の著者ならではの視点、切り口、あるいは新情報があるかと期待したのだが残念だった。
とはいえ文章は達者だし他の作品も面白そうなので、機会があれば残りも読むつもり。
蝦夷拾遺 たば風 (文春文庫) Amazon書評・レビュー: 蝦夷拾遺 たば風 (文春文庫)より
4167640090