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烏に単は似合わない
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烏に単は似合わないの評価:
| 書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.04pt | ||||||||
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全54件 21~40 2/3ページ
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| 原作未読です 全巻読了後の感想ですので、少しだけこの「作品」についてのネタバレがあります。 まず読了感がスッキリしない これに尽きると感じますが、謀略ヒューマンドラマとして見ると新しい作品だと思います。 恋愛物ではなく、推理物である…と思わせるが推理物として見るとなんとも微妙な構成。 ファンタジー要素もあるが、今シリーズでは殆ど必要のない設定があること。 この2点に納得がいっていないのだと感じました どんでん返しにつぐどんでん返し!を読み手に見せようとしすぎていないか、と捉えてしまいます。 然し推理物と恋愛ヒューマンを絡ませた作品としては、新しい気がします。 結果どちらも評価しづらいものとなっていますが、そこがこの作品のミソであり見どころなのかも。 絵柄は好き嫌いありますが、私は非の打ち所なしにとても綺麗だと感じました。 特に女性の表現が豊かで素敵ですね | ||||
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| 作画が綺麗で買ったので、原作は未読です。読まないと思う。 話は、何をメインにしたいのかが全く分かりませんでした。 ネタバレですが、描きたかったものは「春の姫の気持ち悪さ」「烏の宮廷という独特な世界観」「宮廷の美しさと政治の汚さ」どれかに絞って欲しかったです。4巻完結なので仕方がない感じはあるしても、流石にラストで名探偵が全部解決はご都合過ぎて残念です。 また、どんでん返しと思われる春の姫は、本当は何を考えているのかが何ひとつ理解出来ず、そのせいで読後感がかなり悪いです。 ラストで実はこの姫だけカラスではなくカッコウの子どもだった、とかの方が納得出来たかな。 | ||||
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| 最終巻まで読んだ感想です。 そのため最低限のネタバレあり。 恋愛ものというより謎解きがメインです。若宮はまったく出てこない中、姫君たちに起こる様々な謎解きがされていく形。 しかし、とある手法のためにストーリーが進むごとになんとも言えない違和感が積もっていく。 終盤は怒涛の展開なので一気に伏線が回収され、これは見事だと思いました。 しかし若宮との交流がまったくないため、恋愛物として感情移入しながら読むとなんとも言えない結末となります。納得はできるんですけどね。 一巻を読んで続きが気になる方は謎解きとして読んでいくのをおすすめします。まあいやがおうにもそうなるんですけど | ||||
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| これは評価が分かれるのも分かります。とにかく何を語ってもネタバレになるのでかけないけど 恋愛小説として読むと読後感悪すぎて評価はだだ下がりです。そもそも若宮が全然出てこない。恋愛小説の醍醐味は男女の交流だと思うのですが、それが見事に全くない。なぜ全く無いのか、終盤で納得はしますが、感情移入して読むタイプなのでしんどかったです。 ミステリーとしては最後は見事に全部伏線を回収てたのでなるほど!と思いました。 基本謎解きは読まない私は特にこだわりはないので終盤の怒涛の謎解きは面白かったです。 この構成のために致し方ないと思いますが、登場人物たちの魅力がまったく分からないままま進んでいくので、本当に恋愛小説としては読んではいけませんね。当て馬つらい。 | ||||
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| よみましたが面白くなかった | ||||
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| 王子の心を我がものとすべく娘たちが闘う、妃選抜ものです。大貴族間の確執、各家内部のごたごた、幼馴染属性などの定番設定、くわえて主人公のいかにも主人公然としたキャラデザ、既視感のあるシナリオなどなど、陳腐なパーツが寄せ集められた作品です。普通におもしろいことが救いですね。 | ||||
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| 感想に関しては他の方々と同じなので省略。 ただ、疑問ですが、表紙は誰なんでしょう。 あせびは薄茶でくるくるだし、 浜木綿は1本でくくってるし、 ますほさんは赤茶だし、 …白珠さんすか? 服の柄が桜だから春殿かと思ったけど、 桜の君を表してるのかなー? だとしたら桜の君のイメージかな? もしかしたらあせびの母君の浮雲さん? ただの疑問をあげただけっていう。 | ||||
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| 凄い悪者にされてるけど、 私としては普通の女の子だなぁと思うから自業自得でもラストは、可愛そうとしか思えない。 実は天然でも馬鹿でもないんです。 性格めっちゃ悪いんです〜悪いこともしました〜って話だったとしても 女性なんて大体皆こんな感じでしょ?よくある事かなぁって 作者にまで嫌われてそうな彼女のラストの扱いは、あまりにも酷い。 悪者にするならもっとしっかりしてあげてほしい。 こんな、適当な謎解きで終わらせないであげて。 生い立ち以外にも背景とか感情とかもっとあってよかったでしょう。 凄いぽっかりしているよ 腹黒好きとしては、騙し方向は好きだけど、なんか違う。 それよりもラストがずるいって思ってしまう。 なんだよ最初からほぼ決まってたんじゃん(イラっ 「その必要を感じないからだな」 ってそりゃ感じないだろうね(イラッ 1人の男をめぐって女のドロドロ〜ってわけでもなく、 ミステリー!って訳でもなく、 ただただ裏切られ、 男性は女性からしたらクズ男でコミュ障で 恋愛小説でもなく、 これは、長い序章だったのかな?と思う話でした。 面白いっちゃおもしろいし好きだけど.....うーん 内容は有るようで無く、 思ったよりもとても軽くて ライトノベルばっかり読んでる私には、読みやすかったですけど。 うーんもったいない。 あとラストが男性目線なのもいただけない。 こんだけ女性の園の話だったのに、 男性的な偏った感想で終わるなんて.... こいつ馬鹿なの?で終わるという(笑) あと作者は女性が嫌いなの? | ||||
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| 古代神話や王朝文化をイメージさせる細かい設定、四人の姫と東西南北四家の政争とが絡み合って、という話の基礎は面白い。姫たちの華やかな衣装や移り変わる四季の景観も美しい。そこへ不穏な事件が起こって、という展開も引き込まれる。 だが、急転直下の解決編が、なんともキツネにつままれたような読後感を覚えた。途中、伏線がわかりやすくうまく散りばめられており、それを回収する手際が読後の爽快感につながるはずで、確かにきっちり回収してくれるんだけれど、いきなり出てきたコナンがまとめて片づけちゃって、真実は一つ!とかドヤ顔されてもなあ、という印象で、大胆というよりは雑。 「探偵」役の人物像が前置きとして描かれず、「犯人」役はただ生まれついての悪女でした、といった感じで、それが仕掛けだとしても、今まで読まされてきたのは一体なんだったのか、とすっきりしない。 登場人物が八咫烏というファンタジー設定も、生きていないような。 後半の展開さえ違っていれば、評価はもっと高かった。世界観は魅力的なので、次巻はとりあえず読んでみたい。 | ||||
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| ファンタジーものっぽいのに松本清張賞ってどういうこと? と思って読み始め、ラストで納得。 これはファンタジー的世界を舞台にしたミステリーなのですね。 ミステリーとして見れば、あちこちに巧みな伏線が張られていて、ラストで一気に回収されるのは快感かもしれません。 ほかの方のレビューを読むと、続巻を読まないと面白さがわからないようなので、とりあえず判断保留です。 とりあえず続きも読んでみようとおもう程度には面白かったです。 | ||||
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| 話の内容は、とーっても面白かったです。 ただ、私はヒロインに感情移入して読んでしまうので、ヒロインだと思っていた女の子が最終的に性格の悪いただの脇役だとわかって、ショックでした(^_^;) 初めから、相手と結ばれてハッピーエンドになる方の彼女が中心に話が進んでいれば、5つ星です。 王道ファンタジーを読みたかったので、推理小説要素は欲しくありませんでした。 | ||||
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| 期待したより、面白さはう~ん 微妙!でも2巻は絶対面白い。2巻のために1巻があるっていうのかな | ||||
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| 受賞作品ということで読んだのだが、花嫁候補の女性たちの誰も好きになれず途中で読むのをやめてしまった。 順調に続きが出るし評判も良いようなので2巻を読むと1巻と同時期の、しかし視点の違う話。 こちらはとても面白く読んだ。 そしてついに最終巻まで読み終わり、この最終巻にちょこちょこ出てくる1巻で選ばれた花嫁の話が読みたくなり再度の挑戦。 物語の最初と最後の呼応がとても良い。 読まなくともストーリー全体を知るのにはさして困らない巻だと思う。 登場人物に愛着が湧いた所で読めば | ||||
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| 山神に仕えた三本足の烏(八咫烏)が人に変異する世界の物語。 兄を押しのけ日嗣の皇子となった若宮の后を選ぶべく集められた東西南北・四家の姫君。 権力闘争・愛憎入り混じってはいるが、姫君たちの成長物語&皇子様に選ばれるシンデレラストーリー。 かと思いきや途中からミステリーもどきになっていった。 衣装は奈良、舞台は平安時代のようなイメージだろうか。 どうでもいいが、烏と鳥は似ているので、途中で読み分けるのを放棄した。 主人公がいない。 東家のあせび視点で物語が進むので、当初はこの子が主人公だと思って読み進めた。 主人公としてはふわふわとしすぎていて感情移入もできず、おろおろしているうちに物語が進んでいく。ように思っていた。 世界観の説明役だったのかもしれないが、あまりにももの知らずで后候補にならずとも貴族の娘としてどうなんだろう、嫁に出す気がなかったのだろうか、と思っていた。 それが侍女の不審な死あたりからおどろおどろしくなり、最後は姫君たちの人物像もひっくりかえるのだが、謎解き探偵役がまさかの若宮。 それまで存在がほんのりとしか出てこず、行事も全てすっぽかした若宮が突然乗り込んで4人の姫の事情を露わにし「全部わかっている!」と事件の真相を話し出す。 ちょっと突然すぎてびっくりした。 視点を変えたら全く違う物語、をやりたかったのかもしれないが、そもそも若宮全然出てこなかったから印象薄いし、そんなに事件が見えていたなら人死には防げただろうし、何よりも若宮がやらなければならなかったのは姫たちとの対話だろう。 身代わりにした近習にしても、あんな状況で女の園に放り込んだらどうなるのか想像できなかったのだろうか。ちょっと周りの人間を軽く見ているような気がする。 家臣の力を抑え宗家中心にしたいのはわかるが、即位もしていないこの時期に四家を敵にまわすようなことをして大丈夫なのだろうか。 もっと穏便に姫君たちを脱落させていく方法はあったと思う。妃を誰にするかはとっくの昔に決めていたようだし。 面白いことは面白いのだが、いろいろと物足りないなぁという印象。 姫君たちのキャラが変わっていくのはいいとして、侍女たちがうるさいし総じて無礼。 烏太夫(その場にふさわしくない者)が浜木綿とのことだが、彼女は両親に問題があったとはいえ血筋は確かだ。 血統を重んじるというならばこの場に一番ふさわしくないのは白珠では。 あせびも最後のニュアンス的に母が下男と通じた娘だというならやはりふさわしくはないだろう。 そもそもあせびに懸想していた下男は以前にも勘違いさせられてあせびの姉を襲ったらしい。 その時点で取り押さえられなかったのだろうか。だとしたらしたたかと言われている東家の当主が間抜けか、あせびに操られているのだろうか。 あせびの母にしても、彼女と同じ質だというなら下男と子供を作らずさっさと今上帝の側室に収まればよかったのに。 若宮は白珠を「何もしていないのに想い人が死んでから嘆くな」というようなことを言った。 しかし白珠は家のために「入内する」ということを選んでいた。一巳に別れも告げた。最後の思い出も作った。何もしていないわけではない。駆け落ちを選ばなかっただけである。 恋を自覚していなかった13歳位の娘にさっさと駆け落ちすればよかっただろうというのは、あまりにも彼女の事情も感情も無視した身勝手な物言いに思える。 市井の暮らしを知るらしい若宮ならいざ知らず、庶民は家がなくとも愛があれば鳥の姿で温めあうから大丈夫、なんていうのは深窓の姫君には無謀すぎる。 何でもお見通しの聡明な若宮ならば、姫たちの情報も登殿してくる前に入手が可能であろう。その時点で白珠たちが困らないように駆け落ちさせてやればよかったのに、と思う。 若宮の登場が唐突すぎて辛口になってしまったが、本来は「子供の頃に出会った男女が実は高貴な出で、実家が敵対関係にあるが再会して共に国を盛り立てていく」という、萌え要素満載な設定のはずである。 次巻はこの巻の別視点からの物語だそうのなので、そういったことも期待しつつ読んでみたいと思う。 また、「目を丸くした」「ぞっとした」というような描写があったが、そいういうのは雰囲気である程度読ませて欲しい。 じわじわと読者に感じさせる間がなく、直接文字で書かれるとちょっと醒めてしまう。 その後がどうなるかわからないが、あせびをそのまま里に帰すのだろうか。 彼女のような、自分は汚れず一定の人物を狂わせる女は毒のようにじわじわと周囲を蝕んでいく。 いっそのこと今上帝の側室に上がって暗躍し、浜木綿たちと宮廷で争ってほしいものだ。 | ||||
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| 結末で、話の全てをひっくり返すという形になります。 結末のみ登場する人物が、この本の主人公がいかに酷い女なのか明かします。 というか、そこで主人公が入れ替わると思って良いでしょう。 この作者はこの後も、この本の世界で続編を書いておらえるようで、全体の主人公は この本の最後に出てくる人物なのかと思いました。 (続刊を読んでいない上でのレビューです) ブックのカバーイラストとあいまって、ハイファンタジーのように思いますが違います。 登場人物は皆、烏が人に変身しているという設定ですが、だから我々、人間とは違う考え方をするというような 深い設定は見当たりません。 権力者の妃に収まろうとする女性たちの生臭いやり取り、平安時代的な貴族社会の政争劇を描いています。 読後感はあまり良いものではなく、松本清張賞を受賞しているのですが、松本清張作品の読後感を好きな方には 刺さるのかもしれません。 シリーズものとしては、導入部としてあまり上手とは言えません。 続刊を手に取るのをためらいます。 女性作家でも男性が手にとって面白い物語も沢山ありますが、おそらくこれは違うような気がします。 自分は理解できなかったので★2と思いましたが、そこを考慮して★3です。 | ||||
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| 内容はまだ読み始めたばかりですが面白さを予感する出だし。 期待を込めて★3つ 読み進めるとページに茶色く何かが擦れたような汚れがありました。 とても楽しみにしていただけに、この汚れが気になって残念。 ★-2 | ||||
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| 最初の純粋無垢な姫がライバルである他の国の姫と競い合い、妃の座に就くという話だったら、ここまで評価が割れることも無かったのかもしれないですね。 途中からの中途半端なミステリー仕立てが世界観を壊し、台無しにしてしまったように思われます。 極め付きは終盤にドヤ顔で登場する若宮が俺様最強で四人の妃候補の姫とその側近たちを言葉で痛めつける所は諸悪の根源は貴方でしょうと読んでいて不快になりました。 それでも文庫版を三冊同時に買ったので、勿体無いので読み切ってみようと思います。 | ||||
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| 数々のレビューにあるので、割愛して。 全体的な流れはとても読みやすいし、 奇抜さと知識が折り混ざってる感じも、 個人的には好きでした。 が、この話の誰にも共感しないし、 誰にも畏れないし、誰も可哀想ですらなかった。 この作品のあせびを描くには、作者自身の、 無意識に対する嫌悪がなければ書けないだろう、 というのは、若宮に言わせた、 「悪気がないからって許さねーからな」 という部分も読み取れます。 私もそういう女は嫌いです。 好きな奴がいるわけないです。 でも、その嫌悪を、 ミスリードに利用したのは頂けません。 読者は、鬱憤の捌け口でないし、 ミスリードは、騙すことではあっても、 裏切ることではないのでは。 人の心の純粋さ(そういうものに共感するような読み手) の心を弄んだ1冊だなぁ、と思いました。 ついで、 若宮が誰も選ばなかったほうが、 女というものが引き立ったように思うのが残念。 | ||||
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| 正統派ファンタジーと見せかけて最後に裏切られる、この構成はとても面白いと思った。 ただ世界設定と登場人物が少し薄っぺらく思えてしまったような。登場人物の思想が、本人たちが生きているはずの世界に根付いてないのでせっかくの設定が活かしきれていないように思った。 ただほとんど一気に最後まで読んでしまったので読ませる力はあったと思う。 | ||||
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| 駅の書店にて、表紙とタイトルに惹かれ購入しました。 あらすじや人物相関図を見て、雰囲気が自分の好みにジャストミート! しかし、この雰囲気で松本清張賞とはいかに? 更に、作者は最年少受賞者とか。最近流行りの話題性で釣ろうとしてくるやつか、と半分疑いながらの購入でした。 ファンタジー小説の様相で、一体どんなミステリーを展開してくれるのだろうか・・・ワクワク。 結果→半分疑いの余地を残しておいた私が正解でした。 期待しなかったら、まぁこんなものか、程度の感慨です。 ただ、本当のミステリ好きの方々にしてみれば肩透かしもいいところでしょう。 続きを買う気にはまずなりません。 文章は洗練されていて綺麗です。情景や人物、建物に小物・・・こちらが無理に想像力を働かせるまでもなく、読み進めれば勝手に浮かび上がります。 特に衣装についての描写は際立って美しい。よく調べてあるな、と思います。作者の読書量がものを言っているところではないかと。 全体的に日本の平安時代を土台にした作りで、タイトルにも「単」とあるように、襲の色目など季節ごとの衣装に気を遣ってあるところがなんとも平安文学を想起させる風雅な作品でした・・・と、ここでやめときゃ良かった。 私のような「みすてりぃ?ちんぷんかんぷんだぜ。とにかく美しいものを読ませろ」という読者にとってみれば、(そしてそうでない他の多くの読者にとってみても恐らく、)この作品をミステリーにする必要は全くなかったと言ってよいでしょう。 逆に、なぜ作者はこの設定で敢えてミステリーを書こうと思ったのか。私にはそちらの方が不思議です。 ちょっとオトボケで、でもどこまでも純粋なお嬢様が、運命的に再会した初恋を紆余曲折の末に実らせる、そんなアリガチなハッピーエンドで良かったじゃない。アリガチだからこそ愛される筋書き、それじゃ駄目だったの?この作者の筆力ならむしろ、読者を大いに満足させる形でそれが出来たはずなのに・・・。 期待を裏切られてガッカリ、というよりは、良さが分かるだけ残念に思ってしまう。 少なくとも私はそうでした。 予想外の迷探偵が現れてからの土石流は皆様が既に書かれていらっしゃる通りです。 種明かしが(?)がなされて思ったのは、「アクロイド狙ったのかな」と。 しかし、その展開だけだとただの何番煎じにしかなりませんよね。 作者的には狂気めいたところを出して読者をゾッとさせたかったのでしょうが、どうにも不完全燃焼で終わっています。 そして、こういった作法で重要になってくる伏線が全くと言ってよいほど張られていません。これでは読者が納得しないのも当然です。 名だたる作家陣がこの「トリック」について何も思わなかったはずがありませんが、まあ、その辺の裏事情には見て見ぬふりをするばかり。 一読者として、これは推理小説としては読めないな、と。 願わくば、次にこの作家さんと出会うのが、純粋なファンタジー小説でありますように。 | ||||
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