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烏に単は似合わない
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烏に単は似合わないの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.02pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全116件 61~80 4/6ページ
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どんでん返しでミステリ? なんだか、ファンタジーファンとしても面白くないなあという印象でした。 | ||||
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ミステリーとして読んでも謎解き要素やトリックなども皆無でミステリーの面白さは全く無い駄作。叙述トリックを装うにしても稚拙。 ファンタジーとして読んでも設定を生かしきれない上に(烏になる設定など無くともストーリー上何ら問題ない所などが特に大問題)架空の世界観を裏打ちするだけの説得力のある文章ではないので駄作。 後宮の陰謀渦巻く華やかな歴史物としても人物の言動があまりにも品がなく、設定との解離が酷い。 群像劇としても誰一人として一貫した人生観もない薄っぺらな「キャラクター」でしかないので胸に迫るものも何もない。その為感情移入さえ難しく喜怒哀楽も取って付けたようだなとしか。 作者が二十歳で若いからすごい!みたいな書き方されてますがそれならもっとすごい人居る。 文章が読みにくい訳ではないので変に凝った設定にするよりちゃんとキャラクターを「生かして」動かせるようになれば面白い文も書けるかもしれない。 でも同じ二十のデビューなら彩雲国物語とかの方がよほどおもしろい。 | ||||
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読み終わってからAmazonの低評価レビューに片っ端からいいねしました。 本屋がすごい推していたし、同シリーズの作品に荻原規子先生との対談が載っているし、表紙も設定も綺麗で好みだったので、一作品目から買い揃えようかという勢いで購入しました。 理解力は人並みにあるはずなのですが、どうも読みにくい部分があって読み返したり。キャラちょっとブレてない?と思うところもあったり。 でも最初の方は美しい王宮の雰囲気が良かったので、ファンタジーの醍醐味のワクワクや感動を期待しながら読み進めていきました。 しかし中々期待に応えてくれない……おかしい……そのままどんどん進んでいってしまい、あのラストに手酷く裏切られました。勿論悪い意味でです。 王道ファンタジーを期待する人が間違って買わないように、もっとわかりやすい宣伝をして欲しいです。 ミステリなんだと考え直しても、最後に詰め込みすぎじゃないかと思うし、決して小気味いい裏切られ方ではないと思うし、特に巧いとも思いませんでした。「この結末は想像してなかったでしょ?」と言いながらドヤ顔された感じ。 この結末が好きな人は、ファンタジーもミステリーも分かっていないのではないでしょうか。 ハイファンタジー、本格ミステリ、どちらにも当てはまらないと思います。 | ||||
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素敵な表紙に一目惚れし、先入観なく読みましたが、数日前の自分に「ガッカリするからその本はやめなさい」と言いたい気分です。 設定はすごくファンタジー感が溢れていて、十二国記などが好きな方なら心惹かれるような世界観。説明に松本清張賞受賞作と書いてなければ、完全にファンタジーかと思ったくらいです。 序盤は恋愛ファンタジー風で進み、中盤でバタバタと大きな事件が起こったかと思うと、終盤で姿を出さなかった若宮がようやく姿を現し事件を解決!序盤の手紙などの小さな出来事は全てミスリードで、主人公と思っていた人物は、実は事件の犯人的中心人物でした!……はい、おしまい。 いやいや、納得出来るわけがないでしょう? 作者は読者を騙してやった!って思っているのかもしれませんが、騙されたという驚きより、置いてけぼりにされたという印象。 今までさんざん感情移入してきたあせびの化けの皮が一気に剥がされ、その上、実は若宮と幼なじみだったという浜木綿が主人公に変わったため、それまであせびに抱いてきた思い入れをどう扱っていいのか分からず、やり場のない感情がもやっと残って非常に不愉快な気持ちでした。 ファンタジーとしてもミステリーとしても中途半端な印象で、上手く話が練られているとしても、オススメではありません。 | ||||
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同シリーズの6巻の書評を読んで、久しぶりに実用書から小説に戻ってみようか、という気になって手に取った1冊。 だが、感想としては他のレビューと重なる部分が多く、星の数は減った。 「悪意さえなければ人を不幸にしてもいい、という考えがまかり通るのは間違っている。」という主張はわかる。むしろ自分がぼんやりタイプで且つ、この愚を犯しがちな人間なので、その姿を顧みなくては、という気持ちにさせられる点について高評価をしたいくらいだ。 だが、この主張に持っていくまでの筆には、私怨私恨が感じられて、不快感が残る。他のレビューにもあったが、その人個人と接したわけではなく、集めた情報だけで、あせびという姫の人格を決めつけ、詰め寄っていくシーン。この姫みたいなタイプなら、そんな風に畳みかけられたら、戸惑って返事だって圧力で誘導されてしまうことを、あせびの「誘導的な善意」を指摘した若宮こそ、心得ているべきではなかったか。この人にも人を責めるほどの度量はない。 見た目や性格では選ばない、と言っておきながら、「あなたのことが嫌いなんだ。」とあせびに言い渡す若宮の判断はどうにも嘘くさい。本当に資質があったらあせびでも選んでいたのか、と問いかけたくなる。 四人の姫の性格が、後半でガラッと変わるという評価については、深く接していくことで見えてきたことかも、と思うこともできるので、そうは思わない。でも、作者の筆で取り上げていく他の三人の姫に寄り添ったような描写は、結局、あせびに表現されるキャラクターをより悪く引き立たせるための、悪意のある描き方に受け取られてもおかしくないものだ。 昔のティーンズ雑誌で「この子は色気で人の彼氏を取るタイプ」「この子は爽やかなキャラを気取って男子に好かれる本当は計算高いタイプ」みたいな特集記事を読んで、げっそりしたことがあったが、それよりは格調が高くて、市民権のある小説と言う形を取ってそれをされた感じがいい印象を与えない。 それでも読んでしまうから、筆力はあると思うけれど、この作品1冊については好きになれない。 | ||||
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ダメよ~ダメダメ。 穢れを知らない純真無垢な様を気取った姫。 可愛くて、優しそうに“見える” だけの「あせびの君」が選ばれるんなら、ありがち。 でも、若君は幾分頭のネジが弛んでいるようで、ちょっとあり得ない選択肢をチョイス。 もっと、女の園ならではのどろどろ感を期待していたのに、若干残念な世界観で。 ただの、陰湿なるイジメと、策謀の渦。 本書を途中で、読むことを止めても、第二弾「烏は主を選ばない」は、そこそこ楽しめます。 やはり、当初の予定通りに、第一弾と第二弾を交互に織り交ぜるべきでしたね。 本書で、なぜに受賞できたのか疑問が残る仕上がり。 | ||||
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十二国記に匹敵するハイファンタジーという言葉に完全に騙されました。オメデタイ評価ですね。言ったもん勝ちなのでしょうか。それにしたって、ファンタジーファンもミステリファンもなめてますね。 とにかく、全体通して話が薄っぺらい。宮廷の后候補争い的な時代小説にしても、ミステリーにしても、ファンタジーにしても中途半端。書きたいことが多いのはわかるけど、どれか一本に絞るくらいでないと書く技量が追い付かないのでは…?文章も無駄が多く、読んでいて目が滑りました。 じゃあキャラクター小説として…と言うにはあまりにもどのキャラにも感情移入できない。視点がコロコロ変わる后候補たちも勿論ですが、他の方も書かれていますが、最重要人物であろう若宮が酷い。 確かにいきなり最後に傍若無人な探偵が出てきて謎解きする作品もあります。でもそれは少なくとも探偵役のキャラクターの人となりくらいはわかった上での話。全くなんのイメージもできてない奴がいきなり出て来て、自分は全部知っている!的な糾弾始めても、なんなのこの人…という気持ちしかない。自分のしたいようにしてるという意味では物凄く権力者らしいのかもしれないですが。 このどんでん返しは読者を置き去りにしてまで書かなきゃいけなかったことかなぁと首をかしげてしまいました。続編もこの調子で続くならもうお腹いっぱいかな。 そもそも、二巻からが面白いという意見は一巻を読んでなお、二巻まで読もうと思ったある意味ファンの方の意見な訳で、一巻が合わなかったら二巻も買わないんじゃないかと思います。それくらい、一巻の時点で好みが別れる作品です。 | ||||
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終盤に全く姿を現さなかった若宮が登場してからが、あまりに唐突で、糾弾されている姫も、その腹黒さなど今思えばあちらこちらに‥など一切なく全く共感できませんでした。終わり方があまりに独りよがり | ||||
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期待外れでした。 どこか神秘と歴史を感じて読んだけど、ストーリーに一貫性が感じられない。その場しのぎで取って付けた内容に読後に非常に疲れた。 | ||||
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ネタバレです。 勝手なことなのですが、私は主人公がどのような結末を迎えるか楽しみにしながら読んでいたのに、中盤置いてけぼり、最後に至っては…とにかく、読了後のもやもやが半端ないです。 以前から時々本屋で見かけていてとても読みたくて、今回Kindle衝動買いしてしまったのですが、二度と読むことはないでしょう。不愉快でした。あせびを悪者にするのであれば、もっと説得力を持たせて欲しかったです。伏線と言われればそれまでですが、若宮の推理シーンではじめてこの女悪いやつだろ!っと一方的に叩きつけられただけなので、カタルシスもクソもありませんでした。 小説は、何度も何度も読み返すたちなのですが、これは本当に二度と読みたくないです。 | ||||
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6巻まで読んでの感想です。 最後の若宮乱入までは、不快とおもしろいを行ったり来たりでしたが、妙ちくりんな落ちがついてがっくり。 ひとつの宮という閉鎖的な環境で、家の期待という重責を背負った4人の姫とその侍女達が、妍を競いつつ、友情っぽいものも芽生えたりする耽美小説・・・ のままだったら、ハイファンタジーとは認められないながらも星4つ。 ファンタジーと呼ぶにはリアリティーが足りないので、もしかして、建築探偵みたいなのを狙ったのかなあ、とも思いました。 ちょっとした耽美な閉鎖環境で事件が起り、皆が疑心暗鬼になっているところに目を見張るような桜井京介美少年が出てきて種明かし、みたいな。 ただ、全然効果的でなくて、読者に不快感を与えるのがこの作品です。 最後になって若宮が突如としてど派手にご登場あそばされ、姫達を口撃してばったばったなぎ倒した。もう唖然。 若宮め、出てこないと思いきや、隠れて姫達の動向を探って好き嫌い採点シートつけてたわけだよね。 それで、事件から何ヶ月も経ってようやく現れて、好き嫌いを突きつけてきたわけだよね。 どうやったって好感度上がるわけない。 探偵役ならば陰の主役なわけですから、そんな好感度低い人に探偵役はダメだと思うし、人格攻撃はダメ。 それでも、すばらしい大どんでん返し!全然気づかなかったよおもしろ~い、著者かしこーい、と思えれば、著者に力量あり。 裏切られた感しか残らなかったら著者の力量不足。 異世界が舞台=ファンタジーではないです。 偽ファンタジーが多くて困りものです。 文庫版の解説に十二国記や獣の奏者、ソニンが挙げられていますが、それらの作品が好きな方は、むしろこの作品を読む必要ないと思います。 人物造形、心理描写、臭いや温度すら感じさせるような描写力、筆力に裏付けられた世界観の見事さ・・・どれも足下にも及んでいません。 20歳ということで人生経験の不足が問題だと指摘されていますが、残念ながら5年後の作品にも成長が見られないのです。 そもそも作家というものは、自分が経験したこともないことをさも見てきたように感じさせるのが仕事です。 異世界かどうかにかかわらず、同じ技術が必要です。 異世界を舞台にすれば作者の思うとおりの設定ができるので、ある意味で書きやすくなりますが、リアリティーを感じさせるのが難しくなります。 嘘の世界なんだから、ファンタジーには人物のリアリティーが大切です。 その技量がなくては作家とは認められないし、書店で本を選ぶのに作者の年齢とか関係ありますか? 2巻をあわせて一つ、のつもりで書いたから、1巻の完成度に甘えが出たのでしょうね。 前後編でかかないならば、1冊で矛盾のない物語を提供してください。 | ||||
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前半はよくあるストーリー展開ではあるものの、一定のレベルで進んでいく。 しかし中盤から後半にかけて物語のレベルが一気に落ち、なんとも陳腐でつまらない。 破綻しているといっても良いのではないだろうか。 他の方が言われているように、確かに荻原規子氏の作品、特に『風神秘抄』や『西の善き魔女』の影響が強く出ているが、それは別に悪いことではない。(ただ、かなりの劣化版でオリジナルを読んでいると失笑ものかもしれないが) 史上最年少で松本清張賞ということで読んでみたが、これで受賞はおかしいと思う。 | ||||
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冒頭の、姉の身代わりで宮に行く、あたりから読み進めなくなった。 文章に魅力を感じない。登場人物に親近感を覚えない。世界観がよく分からない。 擁護側の反論としては、「いや、これはファンタジー小説でも無いし、純文学でも無い。推理ものだから」などと言われそうだが。 ひとつ、聞きたい。本、好きですか? 没頭して読んだ作品、ありますか? ファンタジーにしたいなら、他の人もあげてるように彩雲国物語、十二国記、精霊の守り人、鹿の王や、平安時代っぽいのなら結城光流作品、夢枕莫作品など、素晴らしい作品たくさんあります。 純文学は詳しくないですが、山田詠美作品いいですよ。一行、一行、読んでて気持ちが良いですよ。 ぜひお読みになって下さい。 | ||||
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読了後、あまりのことに呆然として、レビューを見に来てみれば、やっぱり評価が低かった。 うそーん、めちゃめちゃ推してたやん、書店のポップも帯も。 エンターテイメントになりきってないのかなという印象。 いきすぎたミスリードのせいで、非常に不愉快な読後感。 どのキャラクターにも、感情移入できず終始イライラしながら読んでいるうちに、あっさり読了。 レビュー読んで知りましたが、作者は随分お若い方のようです。 昨今の人材不足の波が文学会にも及んでいるようですが、こうした才能を持った方を、出版社はもっと大事に育ててあげるべきでは? 一発屋にならないように若い人を育てる余裕や体力が、すでに業界にないってことかもしれません。 まあ、出版業会に限ったことではないですが。 買う前に、レビュー読んどけばよかったなあ。 あまりに後悔したので、珍しくレビューしてしまった。 | ||||
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十二国記に並ぶ、という煽りを真に受けて購入。 騙されたというか期待外れというか…。 単純に平安時代をモデルにした作品であるならば、少女小説の名作「なんて素敵にジャパネスク」が朝廷やら政権争いを巡るストーリーに手に汗握れるし、後宮ものであるならばオスマン帝国の後宮を舞台にした漫画「夢の雫、黄金の鳥籠」が女の戦いと愛と才覚によって道を開いていく描写が素晴らしく、ファンタジーであるならば「十二国記シリーズ」が作り込まれた世界観のなか魅力的なキャラクターたちが人間のあり方の普遍性を問いかけ、面白い。 ううん…先人たちの良いレビューがあるので多くは語れないけれど、惜しい…!惜しすぎる! でも20歳でこれだけの分量を書いて完結させるということだけでも素晴らしい。 が、賞を与えて持ち上げるまでではないのではというのが、正直なところ。もう少し大事に育てあげた方がよかったのでは? 二作目からは面白くなるのか?わからないけれど、次作は恐らく手にとらない。 | ||||
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荻原規子さんの勾玉シリーズ、彩雲国物語シリーズのような物語を期待して購入しましたが、私が間違ってました。松本清張賞受賞作ということから、ミステリー・謎解き色の濃い話だと理解すべきでした。なので最後の章の"全ての謎が明かされる"パートで完全に置いてけぼりになってしまい、著名な作家さんたちがこの作品を評価している要因に対して「はあ?」としか感じませんでした。 そしてなによりこの作品の女性の描き方は酷い。 柚木麻子さんがインタビューで、男と違って女は負の感情、またそれに基づく行動をみせると「女って怖い」と言われる、とおっしゃってましたが、まさにこの話はそれだなと。 それに、謎を解く探偵役はそれまで登場しない若君=男。4人の皇后候補者と女房たちの“女性同士特有のドロドロした争い”が繰り広げられ、そこへ若君が颯爽と現われ、サッと謎を暴く。どこまで男性優位主義なんだ!!と不快になりました。これから先のストーリーはこの若君が主役となるようです。要はこの巻に出てきた女性たちは若君がカッコよく見えるように醜く設定された脇役にすぎないわけです。一人の男性を立てるために女性たちを貶める。巨大な男尊女卑の塊を真っ正面から投げつけられました。 始めに書いた二つのシリーズ、十二国記、精霊の守人など女性作家さんによるファンタジーは、性別役割の垣根を越えているところが素敵だと考えているので、これらのシリーズとこの作品は絶対に同列にして語られたくないです。勝手に同列の物語だと思ってしまって申し訳ないです。 作者さんが若い女性ということで、絶望すら感じます。恐らく、次世代に潜在的恐怖を覚えるアップデートのできない大人にとっては、こういった旧価値観を持った若者に安心感を覚え、評価するのだと思います。松本清張賞の選考委員小池真理子さんは「普遍的な女の本質を丸ごと描いて見せている」と評価していて、日本の男女平等はまだまだ遠くにあるのだと見せつけられました。 | ||||
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あちこちでお勧めされてたので、図書館で予約して、長いこと待って、やっと読みました。 結果・・・残念を通り越して腹立たしさすら感じてます(笑) 私がおかしいのかと思ったけど、ここは結構辛口が多くて安心しました。 まず、世界観の説明と登場人物の言動が矛盾だらけ。 身分や血筋にこだわってる割には、深窓の姫君が勝手に動き回るし、お付きの女房の態度も無礼すぎ。 あせびの母が藤波の教育係だったから幼少から親しんで育ってきたとあるけど、あせびってほとんど屋敷から出たことなかったのよね? それに、あせびを生んで若くして亡くなったんでは? 第一、若宮や藤波の父である王の后候補でありながら別の男(あせびの父)と内通した人を内親王の教育係にする? 設定ゆるゆるな気がします。 やっと登場した若君にも、あせびを責める前に、そもそもアンタが職務放棄しなければ防げたことばかりじゃないの?と全く感情移入できず。 とにかく作者があせびみたいな女が嫌いなのだということはよくわかったけど(私も嫌い。たぶん好きな人は少ないと思う)、 あせび腹黒の伏線も足りないし、もしかして私たち(読者)あせびを叩いて鬱憤を晴らすのにつきあわされた? どんでん返しっていうのは伏線はありつつもミスリードして読者の予想を裏切る、ってことであって、 それまでカケラも出てこなかった新しい事実をぽん!と出してくることではないですよね? は?ぽかーん でした。こじつけ満載。読者置き去り。まさに裏切り。 十二国記や守り人と比較するのはあまりにも失礼かと(作者が言い出したことではないと思うけど)。 ここの★が少ないレビューのほうがよっぽどおもしろかった。 いまどきタダで読めるネット小説だってもっと力のある作品はたくさんあります。 世界観は目を見張るものがあると思うので、この舞台で、ストーリーとか人物描写とかがちゃんとした物語を読んでみたい。 | ||||
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「ちゃお」の原作です!って言われたら、ステキなお話ですねって言えますが これを歴史小説です、と看板つけて売るのは詐欺に等しいと思います。 ラノベどころかティーンズ小説としても相当幼稚な部類。 とてもじゃないけど大人の読み物じゃありません。 松本清張がお墓の下で泣いていることでしょう。 文春はそろそろ想定された読者に向けて確実に商品を売ることを考えてはどうでしょうか。 レーベルをわけてくれていたら、こんなレビューを書かなくて済むのに。 | ||||
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斬新。 その一言に尽きます。 ただ私はあまり好きではないなと思いました。 引き込まれる文章なのですが、和製ファンタジーと聞いてイメージしていたものとはちょっと違うというか… 私は王道が好きなので、どうにも… | ||||
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読後は個人的にはよくなかったです。 どこにそんなトリックに気づけるところが。 どこにそんな性格を持ってる気配が。 せっかくあの子主体で読んでたのにあれれ。 うーん、よくわからない本でした。 賞取ってるし、続編出てるから期待したけど 人の嫌な部分を切り札にしてどんでん返しをさせるなら 次巻は読みたくないなと思いました。 | ||||
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