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烏に単は似合わない
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烏に単は似合わないの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.02pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全116件 41~60 3/6ページ
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松本清張賞をとっているということもあり、ミステリーとしてもそれなりのクオリティがあるのだろうと期待していました。 他の皆様がおっしゃるように、前半部分は面白く、夜を徹して読もうと思わせるくらいでした。 が、謎解き部分で全ては一変します。 今まで丁寧に書いてきたものがある中で、情報の羅列だけで全てを解決しようとするのはいただけません。 しかもその情報が、読者にとって目新しいもの、言ってしまえば読者を驚かせるために初めて見せたものばかり。 それをつらつら並べ、あたかも伏線でしたと言うように描かれているのですが、作中のこじつけは伏線でもなんでもありません。 誰の気持ちの変化にもついていけず、過去についても置いてけぼりで、読み終わった後は呆然としました。これは悪い意味で、です。 最初からここのレビューを見ておけばよかったと、これほど後悔したことはありません。 | ||||
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友人に紹介されて読みました。 序盤の世界観の複雑さは飲み込めさえすれば楽しく読め、どんな展開になるのかと期待しながら読み進めることができました。 しかし個人的には、オチが本当に残念でした。序盤が割と良かったのもあり、手前との繋がりをほぼ関係ない結末と、展開の不可解さと胸糞の悪さがあり、読了感は正直酷かったです。 こんな作品が賞を?と疑問で仕方がありませんでしたが、ここに書かれていたレビューにあった選考基準を見て、とても納得しました。賞は面白さの保証をしてくれるものではないのだなと教えてくれる、良い機会となりました。 | ||||
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タイトルに惹かれて買いましたが思ったより…でした まだ1/3くらいしか読んでませんが… | ||||
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本屋の推し方と知人の勧めで購入。楽しみに読み始めたら初っ端から日本語が拙い...。「~れば、〇〇」が多すぎるし、表現に工夫がなく、美しい文体でもない。 架空の世界観の中に平安のあれこれを当たり前のように放り込んでくるのも雑に感じる。 大学生時代の作品ということで、文章が拙くてもストーリー展開に魅力があるかもと頑張って読み進めたが、登場人物のキャラが浅く、メインの姫たちは頭の悪い言動が目立って魅力を感じられない。 山場の展開やどんでん返しも、どこかで見たようなパターンで、残念だった。 読了後になおモヤモヤするのは、鳥形が卑しいもののように扱われている価値観。そのわりに若宮が姫君たちを前に転身して見せている。「金烏」の判断や山内の成り立ちから考えても、鳥形にこそ価値がおかれてもいいように思うのだけど。有事の際、天変地異が起きたときなど転身できたほうが身も守りやすいのでは…。なぜ「人型」こそ高貴という世界になったのか。 また「八咫烏」たちが築く文化にもう少し烏らしさを入れられなかったのだろうか。姫君たちが平安貴族と同じように香合わせで競ったり和楽器を演奏したりしていたけれど、なぜ平安文化をそのまま使うんだろう。仮に山内が平安時代のどこかに存在する国だとしても、「人間」の文化や「人型」をよしとして自分たちの独自の価値観を磨いていないことに疑問を覚える。 | ||||
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面白くないなと思うミステリも、残り20ページくらいのどんでん返しで面白くなることもあるので、我慢して読んだのですが…面白くなかった…。 時代物ののわりにラノベに近い文章で宮廷の重厚感が伝わらない。 世界観は作り込んでいるはずがあんまり生きてない。 読者を騙すようなミステリを描くには全く技量が足りなかったとしか言いようがありません。 本作だけでなくシリーズで読むと面白いという意見もありますが…十二国記や上橋菜穂子氏作品は1冊だけで面白いじゃないですか… 賞をとったというのは読了後に知りましたが、松本清張氏に失礼極まりない作品ですね。 | ||||
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私は単純に女性向けの恋愛あり小説のつもりで読んだので、批評的なことを言うつもりはありませんが、読後感最悪でした。 素直に最初に出てきた視点人物の女性の目線で読んでいた人であれば、必ずショックを受ける展開になっていて、かぐや姫の映画やアナ雪のように、そういう女性への攻撃性のようなものが背後にあるとしか思えませんでした。気味が悪い。 賞をとったそうですが、作者と同じタイプが選考したのでしょうか。 読まなければよかった、そう思わせる小説でした。 試し読みで普通の少女小説だと思われた方には絶対におすすめしません。やめておいた方がいいです。 完全においてけぼりでした。 作者の拗らせた内面にけじめがつかない限りまた同じような胸の悪さを味あわされそうなので、この作者そのものも二度と読みません。 | ||||
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歯切れのわるいリズムを、慣れるまで頑張って読んで、それぞれの姫に感情移入してきたとこで、突然の瓦解。 東宮による怒濤の弾劾。 無知で無垢すぎる事への救いのない糾弾。 この探偵ばりの謎解きシーンと、読者を欺くばかりのどんでん返しが見ものなのでしょうが、読んでいて不快でした。この意外性だけが松本清張賞の所以なのかなぁ……。 …… 確かに、無害を装って人を欺く女性ならば、読者の誰もが不快に思うでしょう。しかし、この突然糾弾を始める皇子の言動には、もやもやとしかしないのです…。あせびと一緒に、感情移入した自分までも傷つけられた気がするのです…。 フェアだと思っていたレースが、出来レースだったことにも、愕然。 無知でいたらない部分を極悪のようにせめられることも、恐ろしい。 というか、そもそもですが。 本人も無罪だと信じているのに教唆犯的なこの罪はなりたつの? あせびが有罪の根拠が、『気がつかないはずないよね?そんなに馬鹿じゃないよね?』とかいう不遜際まりない主観でいいの? ここに、一番ついていけませんでした。 とにもかくにも、過去の名作が いかにすごかったかが、逆にわかる作品。 読者の予想を超え、かつ、謎解きシーンで素直に納得できる絶妙な伏線をはり、登場人物を魅力を与え、さらにカタルシスを与えるなんて、十二国記や獣の奏者、西の魔女、いかに凄かったのかを再認識しました。 | ||||
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可愛らしくて天然な女の人が大嫌いなんだろうなということだけはひしひしと伝わってきました。 彼女を犯人にすること自体は面白いと思えました。 でも本当に彼女が100%悪いわけではないのに極悪人みたいな書かれ方でげんなり。 作者の好みはエピローグが一番色濃いです。作者自身の、可愛いだけの女の人が嫌いだという思いが最後のセリフに表れてると思います。 | ||||
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友人に勧められたのでなければ途中で捨てていただろう。なんか読んだことがあるなあ、でもそれよりつまらない。源氏物語、十二国記…。八咫烏が天狗と取引してるという下りを読んでついには『カラスのパンやさん』と『だるまちゃんとてんぐちゃん』まで思い出しちゃった。描き方が中途半端でどの世界も作り出せてない。その上「アセビのように、無邪気に」性差別的役割分担と身分差別的役割分担に何の疑いも持たない作者…。それから、蘇芳と赤と紅は違う色なのではないか?未消化な知ったかぶりの言葉が次々出てくるのにもイライラする。松本清張が泣いてるんじゃないの? | ||||
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和風ファンタジー風な表紙と帯につられて購入。 最後の最後でどんでん返しがあるとの事でワクワクしながら読み進んでいきました。 設定や情景描写は割りと好きな部類に入りります。 言葉遣いや言動云々はまぁ純粋な人じゃなくて烏だしな…と言う事で受け入れるも、冒頭部のゆったりした和やかな雰囲気からの、ラスト周辺の猛スピードで解決編に突入した所は追いつけなかった人も多い様子で…。 そうきたかー、と思いつつミステリーとして読むならば★1ですね。モヤモヤする点も多かったです。 | ||||
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読みましたが、、登場人物の誰にも感情移入できず、最後に出てくる主人公?も特に魅力的ではなかったです。最後やっと出てきた主人公が、何を考えてるかわからない、ただ冷たいだけの人物に思えて、残念でした。最後は意外な展開だけど、いいほうじゃなくて、嫌な方へ裏切られるような感じです。長い話なのに、ここまで読んで、がっかり。 他の人物も、いまいち魅力的じゃないし、話が進むほど、人物像が微妙に変わって、気になってしまいました。 お后を選ぶというのも、何でその人物を選んだのか、説得力がなくて、納得出来る部分がない。。ただもやもやするだけ。。 それから、人物の話し方が、ばらばらで気になりました。平安時代のような設定だけど、出だしから、登場人物の女性は昔風に話しているのに、父親は現代の人のような軽い話し方で、戸惑いました。途中も、人の態度や、言葉そのままが、現代っぽく。。 後、どういった世界なのか、どういった人々がいて、人間なのか、烏なのか?どう違うの?と、ほとんど説明ないので、よくわからないです。 | ||||
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数年前に冒頭だけ読んで、前評判であったハイファンタジーとは程遠い描写に挫折。その後レビューを見たところふわふわとした少女小説とは一線を画する結末が待っていそうだったので、最後まで読み終えてみましたが……結論としては全て中途半端だなと感じました。 少女マンガのヒロインを裏切るような結末部分が松本清張賞に選ばれたんだろうなという気はするのですが、いかんせん重要人物に全然感情移入ができず、「だからどうした」感が強いです。その中でも特に若宮がひどい。自分は散々女性陣を試したり裏で調べるようなことをしてドヤ顔で俺には俺のやり方がある、俺の時代はこうなんだ、と主張して無双していくわけだけど、作者がトリックにこだわるあまりそこに至るまでの若宮の人物像が描かれていなく、全く感情移入できない。かといって真のヒロインである浜木綿に感情移入できたのかというと、途中からあからさまなアゲ発言・行動が多くて、感情移入する前にあぁ、こことくっつけさせようとしてるんだな……と言うのが見えてしまって興ざめに。 文章自体はとても上手なので、巻数を重ねるにつれて上達していくんだろうなとは思いますし、2巻以降が本番という話も見ますが、私はこれ以上読むことはないと思います。この若宮が主人公だと思うと、食指が伸びないですね…。 | ||||
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松本清張賞がノンジャンルであるのは知っているが、五年前の受賞作が、これかぁ。読後、どっと疲れてため息が漏れる。 先行にレビュアーの評に、そんな感じは得ていたのだが、それでもかつて葉室麟、青山文平、横山秀夫などを輩出したエンタティンメント小説の登竜門としてはいささか、稚拙な作品に思えた。 先行レビューたちはファンタジーライトノベル系でもないし、ミステリーでもないと書き込んでいるが、それ以前にこれは小説なのか? | ||||
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ごく最近手にとって3巻の半ばまで読了。 読み進めるほどに、文体、世界設定、構成すべてにおいて 十二国記との類似性を感じてしまう。 オマージュと明かにしているならまだしも ご本人は影響を受けた作家として小野不由美をあげていない。 阿部智里さんやら。それでいいの? 後ろめたさはない? 若い。若さゆえの執筆への意欲は伝わる。でも、未熟すぎる。 文体、設定が「大好きな作家さん」のつぎはぎで、 パクリ元を隠しきれていない。パロディ、同人誌の粋。 小野不由美の初期から読み続けてきた。 1991年の「魔性の子」発表当時は、とにかく面食らった。 すごいものを世に出したな…と。最終局面にある十二国記が 休筆中に、この作品が「十二国記に並ぶ!」として売り出されたことが 許しがたい。文藝春秋は恥ずかしくないのか? 小野不由美の新刊を待つ新潮社は臍をかんでいるのでは、と思う。 | ||||
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人間とは違う烏が住む世界の話・・・のはずだが、その世界観を活かしていないなと思った。 キャラクターはほとんど人と同じ思考と行動だし、住む世界も平安か中国っぽい慣習と造形。 言葉遊びレベルで鳥っぽい表現が出てくるのみ。 特にこの巻で舞台になっている後宮の出来事は、別にキャラが八咫烏でなくても話がつながるものばかり。 中盤本気で烏の設定を忘れて読んでいた。 人物のバリエーションも物語のスケールもコンパクトになるので、舞台のチョイスを失敗している気がした。 あと他の方も言っているが、最後の最後で出てくる若宮の言葉づかいと態度が尊大すぎてまったく共感できず。 さらに読み手にヒントも出さず、この人物が実は○○、というのを後半何度もやられて楽しくなかった。 ミステリーとしてはまったく面白くなかった。少女向けのファンタジーとしてはありかもしれない。 といっても十二国記などの方が数段面白いけど。 | ||||
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ファンタジー風、平安貴族風、恋愛要素、ミステリー風などのたくさんの要素を持つ物語ですが、互いを引き立て合うことなく闇鍋になってしまっています。 それぞれの具材には旨味もあるのですが、調和していないので、読了感としては不快です。引き立てたい要素を選んで取捨選択をすれば、もっと素晴らしい物語になったと思います。 謎の専門用語がやたらと多いのも正直独りよがりに思えます。 表紙の絵は細やかで美しく素晴らしいので、表紙のためだけに星ふたつにしておきます。 | ||||
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気に入らない人間の悪口を物語調にした、本意では無いまま愚痴に付き合わされたような感覚。 同時に噂話や体験談など本人の中では盛り上がってノリノリに驚き展開など盛り込むが、 聞いてるこっちは話が見えなくなってくるような感覚。 一人で鼻息荒く探偵になる若宮が一番罪深く感じました。 周りを巻き込み不幸にする物知らずのアホの子、とわかるならもっと手を打てたのでは。 わかっていて野放しにする方が、悪意が無ければ許されると思っている子よりもタチが悪い。 4派閥をぞんざいに扱ってかまわないなら妃選びの茶番など最初から跳ね返せば。 ミステリーとの評価も私は納得できない。 最初から解き明かしの種を仕込ませてるならわかるけど、実はこんなファンタジー設定があったのさ、と探偵タイムでひけらかすのは…。確かに若い作品。そこは20歳よりも若いと思う。 前半の文章自体は大変読みやすかったので★1。 宣伝など周囲の関係者が良くないと思います。読み手にとって物語の評価に作者の若さって必要でしょうか。 その期待値は私には無いです。 今出ているもの、作品や各キャラクター達への思い入れや作り込みなどから感じるその作家の人間性、これらが全てです。 | ||||
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和風ファンタジーかと思ったら、ミステリでした。 最後で探偵が出てきて謎解き?です。 読み終わった感想は 「おいおいおい・・・主人公に感情移入させてこれかよ・・・」です。 ここまで読者を置き去りにされると作者の事が嫌いになりますね。 中盤までは良かったし、2巻目以降の評価が良いのを見るに非凡なものはあるのだろうと思います。 ですがこの探偵役が次巻以降も出るのかと思うと、次巻以降を読む気にはなれませんでした。 | ||||
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小説を読み終わって不快感でいっぱいになったのは初めてです。 出来れば二度とこのような体験はしたくない。 最初は華やかな情景や衣装が出てくるたびにうっとりしていたのですが、中盤から段々と不穏な空気に・・・ そして若君がド派手に登場したあたりからは、もう酷いものでした。 正直、登場人物で若君が一番嫌いです。悪いな。 | ||||
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書店で、美しい扉絵と煽り文句を見て興味を持ち、こちらを見たらひどい評価でした。 で、逆に興味を持って読んでみたら、レビュー通りひどかったです。 世界観は他の方も認めている通り、良かったと思うのですが、やはり人物設定が一貫性がなく、登場人物の誰一人として感情移入できるようなキャラクターがいませんでした。 内親王、お后候補、侍女たちの言葉遣いや、目上の人に対する態度が、読み進んでいくうちに気になってしまい、「いや、これはいくら烏とはいえ、無いでしょう」と言いたくなりました。 一番気に障ったのは、言葉遣いがガサツで、お付きの侍女達もひどかったお姫様。後からの設定があるのなら余計にきちんとしないと逆におかしいでしょう。しかもお姫様は地ですよね? 伏線になるのかしら?と思ったエピソードも別に意味がなかったようだし、最後に「えー、そんなことがあったの?書いてないよね?しかも悪いのはあなたでしょう?」というオチは、あまりにもひどいと感じました。 二作目は本当に面白いのでしょうか?そうだとしても、登場人物の中で一番許せないと思った人が主人公だとしたら読みたいと思えないし、またキャラクターが変わって魅力的になったとしたら、それも嫌だと思います。 こんなに書くつもりはなかったのですが、書き始めたら途中で止まらなくなりました。 これから読む方は十分気を付けて下さいね。 | ||||
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