続・氷点

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評判

続・氷点の評価:

4.53/5点 レビュー 83件。 B ランク

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平均点4.53pt

Amazonレビュー一覧

Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全83件 41〜60 3/5ページ
No.43
(5pt)

深い内容に心打たれます。

時代背景は戦後ですが、今現在の家族や自分自身の生き方と照らし合わせたり、考えさせられたりします。生きることは苦しいことがたくさんありますが、三浦綾子さんの文学には、必ず希望の光があることに救われます。この小説は、はっきりとしたハッピーエンドではなく、読み手にある意味宿題のような形で託されつつ物語が終わります。そこには、深い感動と、考える事があります。主人公の強く、しなやかな生き方と、周囲にいる人々のそれぞれの生き方に、今の自分と世間にいる人々とが重なります。心に響く言葉が何か所もあり、思わず線を引きたくなるほどです。何度も繰り返し読みたくなる本なので、手元に置く本の1冊だと思います。
続氷点(上) (角川文庫) Amazon書評・レビュー: 続氷点(上) (角川文庫)より
4041003865
No.42
(5pt)

許すということ

三浦綾子さんのキリスト教徒としての、聖書のわかりやすい解説とも感じられました。人は誰でも生まれた時から原罪を背負っています。その原罪をあがってくれる方はただ一人、主イエスキリストであるということがこの小説の全編にわたって表現されていると思います。何気なく生きていても気が付いていないだけで自分が何をしているのかわからないまま過ごしているそれが人間の原罪なのかもしれません。
続氷点(上) (角川文庫) Amazon書評・レビュー: 続氷点(上) (角川文庫)より
4041003865
No.41
(5pt)

赦し

氷点も読みました。人を赦すことの難しさも、それによって、自分の中にある罪にも気が付かされました。とても優れた本です。
続氷点(上) (角川文庫) Amazon書評・レビュー: 続氷点(上) (角川文庫)より
4041003865
No.40
(4pt)

他者をゆるすということ、自分を認めるということ

氷点のラストを読めば、そのままこの続編に突入してしまうのは当たり前といえましょう。

一命をとりとめた陽子は自分が犯人の娘でないことを知りますが、
不義の子であることを知り、自分の実の母親を許せないでいます。
一方で実の弟二人への兄弟としての愛情を感じます。
兄の徹は陽子のためといいながら、本来は自分がコミットすべきでは
ないことを陽子の母に直接伝えます。

登場人物のほとんどが自分で自分をコントロールできません。
感情というものがあり、その感情は相手を思いやるように見えて
結局は自分が心地よいために行動しているようにも見えます。

そんな中、夏枝が陽子に旅先の宿で言った言葉が一番印象に残りました。
「飛行機がこのまま落ちてしまったら、何が心残りだろうって。
陽子ちゃんにちゃんと謝っていない。それが心残りだって思ったのよ」

元来お嬢様で育ち、お嬢様としての優しさとそれでいて他者を見下す
冷たさと相手を理解できない素質を持ちながら妻として母として
生きてきた夏枝の本当の人柄が表れたシーンでした。

陽子が流氷の中で赤い光を見、神を確信する場面は
その表現に対し私のつたない想像力では追いつかず、
また、神を確信できる意味も共感しにくいものがあります。
でも、人をゆるすこと、自分を認めることは神を確信しなくても
できると信じます。

全編を通して会話が丁寧。相手を思いやるやりとり。
インターネットもメールもなく、ひとつひとつのことを大切に生きていけた時代に
思いをはせることができたのも収穫のひとつです。
続氷点(上) (角川文庫) Amazon書評・レビュー: 続氷点(上) (角川文庫)より
4041003865
No.39
(5pt)

裕美

10年ぶりに読みました。私の人生に
最も影響を与えてくれた一冊です
続氷点(上) (角川文庫) Amazon書評・レビュー: 続氷点(上) (角川文庫)より
4041003865
No.38
(5pt)

ありがとう!

私が今通っている教会から勧められたので、買って読んでみたいと思い、購入してみました。まだ読み切れていませんが、少しずつ読んでいきたいです。
続氷点(上) (角川文庫) Amazon書評・レビュー: 続氷点(上) (角川文庫)より
4041003865
No.37
(5pt)

三浦 綾子

近くの本屋に行っても売り切れ。
困っていました
ネットの本屋さんって最高ですね
続氷点(上) (角川文庫) Amazon書評・レビュー: 続氷点(上) (角川文庫)より
4041003865
No.36
(5pt)

面白く読める聖書

この世に永遠に残る物は、集めたものではなく、与えたものである、作品の重みを感じる、文章が、いっぱいふくまれた小説、こんな良い文章を数百円で、何行も読めるとは、ありがたい。
続氷点(上) (角川文庫) Amazon書評・レビュー: 続氷点(上) (角川文庫)より
4041003865
No.35
(5pt)

俗っぽさ、人間らしさ

著者がクリスチャンで、テーマが原罪ということで
そういったレビューが多いので敢えて別のレビューをしてみます。

前作に続き、本作も面白いです。
私の視点にはなりますが、その面白さは登場人物が本当に
“俗っぽい欲望”を抱いて思い悩む点かと思ってます。

なにより、主人公陽子の父 病院長である辻口啓造がいい。
彼は、親友の高木も感心する真面目な男で、本人も誠実でありたいと願って生きている。

が、妻の浮気(未遂)が許せず、その腹いせに陽子を引き取ったり
引き取った陽子を可愛がれなかったり、そうかと思うと成長した陽子に色香を感じてしまったり。
船の事故で九死に一生を得た時には、「改心して妻を許そう」と思うが
結局20年くらいたっても根に持ってわだかまりを感じていたり。

アタマで考え、こうありたいと思う自分と
本能的に反応してしまう乖離に思い悩みながら生きている姿が
人間らしく素晴らしかった。

ドラマの展開は、前作にも増して昼メロチックな
“俗っぽくてキャッチーな状況”が多発します。

でも、面白いです。

こういう“日常ではありえない状況”にこそ
人間性を問われ、その人間性を描けるのではないでしょうか?

最後に、「氷点」「続・氷点」で一貫して描かれているのは
「外見的に美男美女であれば、相手に好意的に受け入れられる」という点で
このことは俗っぽいことではあるが、真摯に受け止めるべき現実での真実でもある。

執筆されてから50年近くなる本作だが、これだけ娯楽にあふれている現代でも
面白く読めるというのは、人間の、普遍的な本質が描かれているからかもしれないです。
続氷点(上) (角川文庫) Amazon書評・レビュー: 続氷点(上) (角川文庫)より
4041003865
No.34
(5pt)

許し

続編は罪の許しがテーマ。陽子は実母と実弟に会うのですが...。
続氷点(上) (角川文庫) Amazon書評・レビュー: 続氷点(上) (角川文庫)より
4041003865
No.33
(4pt)

許しとは。

前作のラストで自殺を図った主人公は、奇跡的に一命を取り留める。

大学生になった主人公は、殺人犯の娘ではなかったことを知るものの、
不倫の子であったことを知ってしまう。

「罪」に対する「許し」とは、どうあるべきなのか。
考えさせられる作品です。
続氷点(上) (角川文庫) Amazon書評・レビュー: 続氷点(上) (角川文庫)より
4041003865
No.32
(3pt)

今となっては陳腐な展開。「贖罪」というテーマを描こうとしたが結局はテレビドラマに終わってしまった

下巻を読むあたりから、「続氷点」のテーマが「贖罪」であることが明確になっていく。

そういう意味で、この小説は高尚なテーマを基本にしたストーリーを描くわけであるが、僕は感動しなかった。

前作の「氷点」に比べて、作家としての腕があがっていて、より読者をひきつけるような展開になっているのが、どうもわざとらしすぎる。

前作で村井に捨てられた由香子が、盲目の按摩師として偶然に宿で遭遇するのもしかり、順子が佐石の娘であったというのもしかり。順子については、手紙が出てくる前に簡単に想像がついてしまった。

また、完全にテレビドラマみたいになっているのが、夏枝と村井のトラブルメーカーぶり。隠して、そうっとしておこう。。。となっているところに、どっちかこの二人が登場すると必ずバレてしまい、誰かがひどく傷つくというくだり。

この辺は、昔の小説だからよかったものの、今ならあまりにも陳腐な小説かテレビドラマの技巧といわざるをえない。不朽の名作はこんな技巧には頼らないものだ。

「罪」は必ず行動で支払わなければならないが、この小説に出てくる話は「罪」とは言えないものばかり。恵子の夫の戦時中の話が唯一「罪」といえるかどうかで、あとは状況に左右された「失敗」なり「過ち」にすぎないと思う。それを許すかどうかというのも白黒で決まるわけではなく、キリスト教を持ち出すまでもなく、毎日クヨクヨしたりしながら生きていくことしかないのではないか。
続氷点(上) (角川文庫) Amazon書評・レビュー: 続氷点(上) (角川文庫)より
4041003865
No.31
(5pt)

真実の愛

殺人犯の娘と間違われ、養母に冷たく遇され、自殺にまで

追い込まれた陽子ですが、彼女は他の登場人物たちと比べると

それほど不幸ではないと思います。彼女の場合は生まれが

特別だったわけで、そのために苦痛を味わっても、それは

彼女自身のせいではなかったからです。生まれ持っての罪と

いうものにこの続編で彼女は苦しんでいますが、それは人間なら

誰しもが持っているものです。人に好かれる容姿や真っ直ぐな

心を持って生まれたことを、彼女は感謝すべきなのでは、と逆に

思ってしまうほどなのですが。それに若い頃の苦労は彼女の

その後の人生の糧にもなったのではないでしょうか。

啓造や夏枝、恵子などのほうに私はより深い同情を感じてしまいます。

それはおそらく、私自身も彼らのように過ちを犯したり、その

罪の深さに苦しんできたりしたからでしょう。真の「愛」を

持った人間になるために、つまづき、苦しみ、模索しながら

歩む道、そのものが人生なのだと思います。
続氷点(上) (角川文庫) Amazon書評・レビュー: 続氷点(上) (角川文庫)より
4041003865
No.30
(4pt)

許すということ

愛していた母親から,あなたは殺人犯の娘だと冷たく言われ自殺を図った陽子。奇跡的に助かった陽子の周りの多くの人は何らかの形で自殺の要因を作っており,陽子をはじめそれらの人々が自分の罪をどのように許しを得ていくかが「続氷点」。
 結果的に陽子は殺人犯の娘ではなかったが,それは新たな罪を生み出すことになる。表面上は許していても心の奥に残る過去の出来事。他人を許すということは結局,自分自身を許すということではないのか。自分の心をごまかしたままでは他人を心から許すということはできない。
 陽子を取り巻く人々は相変わらず心の中に言いようのないわだかまりを抱えており,誰一人本当に罪を許すことができない。陽子への想いをあきらめきれない徹と北原,そして陽子の弟までを巻き込む状況は,ある意味,陽子の抱えている小さな罪のような気もする。陽子自身もそのことに気が付いているのではないか。
 人は必ず罪を抱えて生きており,その罪を許すために生き続けるものだとしたら人間とは何と悲しい。そんな気にさせてくれる作品。
続氷点(上) (角川文庫) Amazon書評・レビュー: 続氷点(上) (角川文庫)より
4041003865
No.29
(5pt)

引き続く人間の原罪

この本の中で最も清純で、神に近い(神を信じていなくても)陽子が
母親に「あなたは殺人犯の娘だ」と嫉妬心からいわれ、薬を飲んで自殺を
はかります。これが前作「氷点」のラストでした。
奇跡的に助かった陽子は、北海道大学の学生となります。
一方、陽子が自分と血がつながっていないと知った兄の徹は、陽子の
ために陽子の真の父母探しにあたります。
これは、陽子のためでなく、兄でありながら妹を女として愛してしまった
ためでした。
相変わらず、正義のためと思いながら、性のために動かされる兄。
大学生になってもてる陽子を、嫉妬心からいろいろないじわるをする母。
人間の原罪が、行動となってどこまでもさらけだされます。
続氷点(上) (角川文庫) Amazon書評・レビュー: 続氷点(上) (角川文庫)より
4041003865
No.28
(5pt)

待望の「氷点」続編

陽子は命をとりとめた。しかし、人間全体に対する不信は解けなかった。
院長も、継母も優しく接するが、その殻は破れない。
ただし、、年頃になったので、男性の方から陽子によって来る。
そんな中、陽子の父は、本当は殺人犯ではない、別人だということがわかり・・・
意外な展開を見せる続編です。
続氷点(上) (角川文庫) Amazon書評・レビュー: 続氷点(上) (角川文庫)より
4041003865
No.27
(5pt)

陽子の自殺から

自分が殺人犯の娘だ、と母に告げられた陽子は、美瑛川のほとりで薬を飲んで自殺を図った。なんとか助かった陽子に突きつけられた「自分はルリ子を殺した犯人の娘ではないという事実」だった。一方、徹は、陽子の自殺未遂に衝撃とやりきれない思いを感じながらも、本当の陽子の母親に会おうといろいろ試みる。辻口家の周辺と陽子の実の母の周辺が段々と騒がしくなってくる。徹の陽子に対する感情も見物の一つである。この作品は、「人間とは何か」を考えさせられる作品である
続氷点(上) (角川文庫) Amazon書評・レビュー: 続氷点(上) (角川文庫)より
4041003865
No.26
(5pt)

ゆるしの難しさ、素晴らしさ。

氷点を若い時に読みました。
設定があり得ないようなお話しでしたが、人の心の嫉妬や恨み、憎しみがよく描かれていました。とても面白かったです。
そして、今、続 氷点を読み、このたびは、ゆるしをテーマに書かれていました。人はなかなか許すことはできないけれど、
許しについてしみじみと考えさせられました。
深い内容だと思います。
続氷点(下) (角川文庫) Amazon書評・レビュー: 続氷点(下) (角川文庫)より
4041003857
No.25
(5pt)

ドラマ「氷点2001」から入りましたが、名作です。

子供の頃に民放で放送されていた「氷点2001」を観て、是非小説でも読みたいと思い本編購入、続編がある事を知り更に購入しました。前作程のストーリー的盛り上がりは無いのですが、後半に全てが集約されており、キリスト教を感じさせる内容です。「氷点」読了済みで、こちらがまだな方がいらっしゃれば是非こちらも読まれる事をオススメします。
続氷点(下) (角川文庫) Amazon書評・レビュー: 続氷点(下) (角川文庫)より
4041003857
No.24
(4pt)

「罪の無い者が、この女に石を投げつけるがよい」(p370)

氷点に比べ、余分なエピソードも多く、無駄にページを使っている感はあるが、

作者のいわんとすることは伝わってきた。

人間は誰しも罪深い存在なのだから、他人のことも許してあげなさい、ということだろう。

姦通の子という自分の出自に罪深さを感じ、生みの母を許せなかった陽子であるが、最後は許す。

遠藤周作もキリスト教的な作家であるが遠藤作品では、偶像崇拝を嫌ったイエスの実像に迫り、イエスを投影したような

登場人物が描かれていたが、三浦綾子は、キリストの教えに対する人間の側に焦点を当て、その葛藤を描くという

特徴を感じた。

文中の好きな言葉。「包帯を巻いてやれないのなら、他人の傷に触れてはならない」(p167)
続氷点(下) (角川文庫) Amazon書評・レビュー: 続氷点(下) (角川文庫)より
4041003857