■スポンサードリンク
小説十八史略
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!
【この小説が収録されている参考書籍】
小説十八史略の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.45pt |
■スポンサードリンク
Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全85件 81~85 5/5ページ
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
やはり、長い歴史をさらっと読めるところがいいように思います。 ただ、その分スピードが速いのが難点かと。 おそらくこの本を買おうという人は、中国歴史物全般に興味が あると思うので、いろんな著者の各時代の著書なんかと併せて 読むと一層面白いのでは。 この本で数十頁分の時代も、数冊の本で書かれている場合が多い ですから。 安能務や吉川英治や田中芳樹や、私はそういった人の本を読み 漁っています。 逆に、すでに詳しい人にとっては、ある意味ダイジェスト的に 楽しめます。他の本の訳とは話が違ったりして楽しめる部分も あります。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
小説として面白いことは、別のレビュアーの方が既に述べておられますから 省略します。とてもよくできた歴史小説だと思います。しかし、この本は曾先之が書いた原本十八史略とは、全く違うのですよ。曾先之の十八史略は評価の低い歴史書で、単なる歴史書の抜粋ですから読んでいて餘り面白くありません。はっきりいって創作を大幅に交えた陳氏の方が面白いのです。 古典の教材として良く使われる曾先之の本の訳を読みたい方は、別の本を読んだほうがよいでしょう。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
武帝の時代に登場する衛青、彼は七度匈奴に遠征し七度匈奴を打ちまかして歴史上に名高い英雄の仲間入りを果たしましたが、彼は、今でいう娼婦の息子です。視点を変えて読んでみると、娼婦の息子で奴隷だった身分から一機に車騎将軍まで登りつめた彼のサクセスストーリーはただの、歴史のいたずらか?視点を変えて読んでみると、面白さ倍増です! | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
中国。日本人にとって最も身近な隣国であるこの国の歴史に対して、果たして我々はどれほど正確に理解してきただろうか。 このシリーズでは殷から南宋に至る中国史が、中国の史書「十八史略」を下敷きとして語られている。「小説」と銘打つ中で紀伝体、すなわち人物ごとのエピソードをモチーフに書き進められているため、大変読みやすい構成に仕上がっている。項羽、劉邦、始皇帝など、日本でも良く知られた登場人物の息吹が、間近に伝わってくるようである。 また、本書(1)でも早速「酒池肉林」や「臥薪嘗胆」などの成語の由来について触れられているが、中国史が編み出してきた中国の文化を理解するのにも格好の本である。 本書(1)では、まず殷から周、春秋、戦国を経て、秦による天下統一までをえがいている。特に中国文明の源である「中原」に関するエピソードの比重が高いこともあり、中原がいかにして「中原」たり得たが理解できたことは望外の収穫であった。 巻末に各時代の地図が添付されているので、現代の中国地図と対照して読むとなお一層面白い。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
第4巻は魏晋南北朝。つまり三国志の時代です。 陳舜臣の十八番といえるところでしょう。 三国だけでなく、五胡十六国時代の戦乱も三国志を読んでいるかのような 血わき肉踊る物語になっています。 分裂時代というのは複雑で理解しにくいものなのですが その時代の中心的人物を取り上げ、物語を進めていく手法は 感情移入しやすく、エピソードの取捨選択も すっきりしていると思います。 | ||||
| ||||
|
■スポンサードリンク
|
|
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!