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小説十八史略
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【この小説が収録されている参考書籍】
小説十八史略の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.45pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全85件 41~60 3/5ページ
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1977年初出の本。殷の紂王からいろいろなエピソードがつらなっていく小説。 殷の紂王は、暴君であっても暗君ではない。天性の雄弁家で、行動は敏捷、理解力するどく、才能は並外れていたと「史記」はいう。殷は神権政治であり、殷王はファラオのイメージに近いともいわれる。有力諸侯の周公は、美女の娘・妲己(だっき)を紂王好みに徹底的に仕込む。狙い通り、紂王は妲己に溺れる。紂王は妲己のいいなりになるが、本人はそう思っていない。他人に命令されたことのない紂王は、次第に、妲己の言ったことを自分の命令だと思い込むまでに妲己と一体化していく。妲己にマインド・コントロールされ、殷王室の権威はどんどん落ちていく。 周は挙兵。殷は大敗し、紂王は自決。周公は、妲己がいっそ自殺していてくれればと思うが、引っ張り出された妲己は立派に任務を遂行したのだから、と助命を嘆願する。殷を滅ぼすための武器である妲己が、自分の任務をわきまえていたことを知った周公は愕然とし、妲己を殺害する。 周王室もやがて衰えるが、名目だけは存在するので、諸侯は「公」を名乗る。 晋の分裂期が春秋と戦国の境とされる。大国・晋は、3国に分裂し、周王室からこれら三国はやがて諸侯と認定される。春秋と戦国といった分け方よりも、奴隷制社会か封建制社会かといった時代区分の方が重要ともいわれる。晋が分裂し、下克上の世の中になった。三国(三家老)が強くなり、晋の王室は衰え、晋公が三家老を挨拶回りする状態になり、やがて晋は三家老に滅ぼされる。彼らは諸侯と認定されていたので、対等の諸侯として晋を滅ぼしたことになる。形骸が捨てられ、内容が重んじられる実力本位の時代になった。 はじめ商鞅がつくった法律は誰も守らなかった。商鞅は法律違反のかどで太子の側近(公族)を鼻切りの刑に処する。これで法律が守られるようになった。商鞅はひそかにこの鼻を切られた側近に贈与していたが、支援主が商鞅だとわかるとこの側近はかえって激怒する。この恨みが原因で保護者の孝公が死ぬと商鞅は殺される。 謀略の師・鬼谷先生は、高弟の蘇秦と張儀それぞれに合従(六国連合)と連衡(個別和親)の策をすすめて競わせる。いったん合従は成るのだが、張儀はこれを掘り崩していく。楚の国の屈原も斉との友好をすすめる。蘇秦と利害は一致するが蘇秦と屈原は合わなかったらしい。張儀は斉の大臣たちを焚きつけ、蘇秦を暗殺してしまう。楚は孤立し、抗戦主義者の屈原を追放。屈原も自殺する。楚は秦に媚びを呈する屈辱外交を続けた挙句、秦に滅ぼされる。 秦王政(後の始皇帝)の母は、呂不偉の元・愛妾であり、政の実父は呂不偉。母は淫蕩で、夫が死に、政が王になると、呂不偉とよりを戻す。父不在で淫蕩な母を見て育った政はやがて出生の秘密を知る。呂は身の危険を感じ、太后との愛人関係を解消しようとして、男をあてがったりするのだが、結局は政に攻められ自決する。 秦王は、実力者の割拠が動乱の原因であると考え、王の存在を許さない。しかし、秦王も「王」である。丞相の李斯らは協議し、「泰皇」の称号を考え、秦王はこれを気に入らず、五帝の帝の字と組み合わせ「皇帝」を名乗る。ただし、始皇帝は専制独裁一辺倒ではなく、いつも群臣の意見を聞いている。戦争もほとんど将軍に任せており、親征していない。始皇帝が天下を平定できたのはこのあたりにも理由があるのかもしれない、と著者はいう。秦は封建制をやめ、天下三十六郡に中央から長官を派遣する郡県制を採用する。中国では部分的に封建制が復活したこともあったが大名のような大領主が全国に分立することはなかった。三国時代や南北朝時代は例外的。 始皇帝は統一マニアであり、文字を統一し、車輪サイズを統一する。斬新で独創性のあるものを好み、前例を好まない。朕という言葉はそれまで一般の人も普通に使っていたが以後は一般使用禁止。始皇帝が出現しなければ、中国はヨーロッパのように数カ国に分かれていたかもしれない。 その他・・・ 与えることは取ることであり、それを知ることが政治の秘訣である(管仲)。 孔子が夢見たのは、奴隷制はなやかなりし殷周時代。身分の違いを強調するのはそれが奴隷社会を成立させる基本条件だから。 など。 | ||||
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思ったより大変きれいな本で満足しています。こんなにきれいになるのかなと思いました。 | ||||
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傷みやすれがなく大変きれいな状態で届いたので、満足ています。 | ||||
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こういう形で十八史略を読み進めるとは思いませんでしたが、いいです。 | ||||
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「小説」と謳ってる様に、登場人物の会話や描写が生き生きしてて、まるでドラマや映画を観てる感じで楽しく読めます。さながら、中国版大河ドラマを連続して観てる感じ。 それにしても、まだ3巻までしか読んでませんが、中国の歴史のなんと血なまぐさい事!その分、ドラマティックとも言えるのですが・・・。 駆け足で歴史をなぞっていきますが、登場人物も濃い人ばっかりだし展開はドラマティックだし、中国の歴史にそんな興味ない私でも楽しく読めます。 | ||||
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受領いたしました。迅速にご対応いただきましてありがとうございました。また何か良いお品がございましたら参加させていただきます。 | ||||
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受領いたしました。迅速にご対応いただきましてありがとうございました。また何か良いお品がございましたら参加させていただきます。 | ||||
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期日どうり到着しました。 記載どうりの商品でした。・・・・・・・・・・・・・・・・・。 | ||||
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中国の歴史をしりながら、また古代のアジアの形成についてもわかりとってもいいと思います。 | ||||
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中国の歴史というよりはやはり人間の本質に迫れる本だと思います。 | ||||
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今の中国はとても嫌いですが、とにかく国民性は長い歴史から 生まれたもの。歴史としては大きく驚異です | ||||
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要所をおさえながら、面白く書かれています。この作者は初めて読みましたが フアンになりました | ||||
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この巻には好きなキャラがあまり登場せず、他と比べてトーンがおちる | ||||
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「人間。ただ人間。ひたすら人間を追究する。」 この書き出しで始まるこの物語は、文句無しに面白く読みやすい。 あまたの英傑揃いが群雄闊歩する春秋戦国時代の魅力が生き生きと輝いている。必読。 | ||||
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十八史略は宋末あるいは元の初めに、中国の歴史を、子供にもわかるように、やさしくまとめて書かれたものです。 この本は、それを小説化したものです。 そういう意味で、中国の歴史を伝説も含め、面白いところを見るには良いでしょう。 しかし問題もあります。 ① 小説化してあるので、もとの十八史略とずれるところがある。 ② 十八史略が宋や元の時代のものなので、現在、重要と思われる歴史とずれるときがある。 ③ もともと、十八史略が、子供向けのまとめなので、歴史書としては、はなはだ不備。 それで、本当に十八史略を知りたい人は、小説でなく、十八史略の訳を見たほうがよいでしょう。 また、中国の歴史を知りたい人は、やはり、史記や漢書など正式の歴史書に当たると良いでしょう。 それで、この本は、おおざっぱに、面白そうな中国の歴史のエピソードを知りたい人におすすめすることになります。 | ||||
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興味津々、大国の歴史の変遷を確認しています。 登場人物のあまりの多さに圧倒されそうです。 最終巻まで読破します。 願わくは、あと2ポイントほど大きな字で印刷したものを出版して欲しい。 | ||||
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興味津々、大国の歴史の変遷を確認しています。 登場人物のあまりの多さに圧倒されそうです。 最終巻まで読破します。 願わくは、あと2ポイントほど大きな字で印刷したものを出版して欲しい。 | ||||
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