墨龍賦

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評判

墨龍賦の評価:

3.63/5点 レビュー 19件。 B ランク

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平均点3.63pt

Amazonレビュー一覧

Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全76件 61〜76 4/4ページ
No.16
(2pt)

表紙買いは、駄目ですね。

海北友松の人生を、彼の親友の娘、春日局が友松の息子に語る、という事です。 武士に産まれながら寺に入れられ、僧侶兼絵師で有る状態に友松は不満たらたら。 僧侶で政治欲むき出しの安国寺恵瓊に対し、軽蔑する。 結局は、自分も似たような事をしている。 武士に戻りたいと言うが、戦国のさなかに戻れば良かったのでは? 戦場のむごたらしさを見て、自分は平和な方を選んだように思える。 狩野派の当主の方がよぽど腹が据わっていて魅力を感じました。 読んでいて、山場も無く、平坦。 いつ終わるのかと思いながら読みましたけれど、リタイアしそうでした。 葉室さんなら外れ無しと言うのは、間違いでした。
墨龍賦 (PHP文芸文庫) Amazon書評・レビュー: 墨龍賦 (PHP文芸文庫)より
B081ZQ2SCK
No.15
(3pt)

雲龍図のジャケはインパクトありますが…

なんだか…普通の作品でした。

主人公が絵師の海北友松。
前作の某茶人を扱った「孤逢のひと」と同じ文化人カテゴリーでしたが、生活感の感じない描写の友松には全くのめり込めなかったです。章間を繋ぐ“○年後“という表記も多く、ざっくり感が否めません。それに“譲り状”と“変”を結び付けたのにも奥行を感じませんでした。前後でカットイン・カットアウトしている友松の息子さんも存在感が希薄です。
後半も後半の武蔵登場からぐらいでしたかな、私が唯一良いと思えたのは…
墨龍賦 (PHP文芸文庫) Amazon書評・レビュー: 墨龍賦 (PHP文芸文庫)より
B081ZQ2SCK
No.14
(4pt)

突き進む。

何かを信じ、それに突き進んで行く事は大切で有ることを、再認識。
墨龍賦(ぼくりゅうふ) Amazon書評・レビュー: 墨龍賦(ぼくりゅうふ)より
4569832342
No.13
(4pt)

海北友松を取り巻く時代・血筋・人脈。それら懊悩の中から生まれた名画への誘い。

駅前の本屋で表紙に誘われ、ちょいと立ち読み。主人公・友松をかたる家光の乳母のお福に興味を惹かれ、ぱたんと本を閉じてレジに並んだ。前半生の定かでない主人公の成長を、若き日の斎藤利三や安国寺恵瓊そして狩野永徳達との交流を通して膨らませて読者の前に広げてくれた。でも時代背景的な筋書きは時代物好きにとっては、重点や解釈や違いはあっても、目新しさはあまり感じられなかった。そんな中で美濃譲り状から濃姫・帰蝶への展開、さらには旧知の住職と組んで義侠心から斎藤利三の遺骸を奪い埋葬する所は興味津々だった。そして冒頭の春日局の主人公友松への限りない感謝の念に、ア、これかとやっと気付き、「葉室手腕」を感じた次第。春日局が海北友松の子息を顕彰したのは史実のようだ。
 定年後の旅で京都や上野の博物館他でいくつかの友松の作品に触れているはずだが、喜寿も過ぎると墨龍賦以外の作品の記憶が定かでない。秀吉に見いだされ大阪城や、寺社他に80歳を超えるまで多くの作品を残したと言われ、本書にも代表作品の背景がいくつか語られる。ウイキペディアで調べるとヨダレが出そうな名画ぞろいだ。もっと前に読んでおけば名画鑑賞後に忘れずにおられたかもしれない。もったいないことだった。
墨龍賦(ぼくりゅうふ) Amazon書評・レビュー: 墨龍賦(ぼくりゅうふ)より
4569832342
No.12
(4pt)

雲龍図(建仁寺)の凄さのわけ

絵師と武人の繋がりがどの様に展開され描かれるのか、強く興味をそそられました。武人であることを捨てられない絵師海北友松が描いた建仁寺の雲龍図、それは正義の武人明智光秀と齋藤内蔵助の魂を描いたものだという葉室 麟さんの解釈(著書の中では、恵瓊と友松の会話で表現されています)は、始めて出会うものでしたが、あの龍に圧倒された記憶のある私を充分に納得させてくれました。狩野永徳との絵に対する認識の差が鮮明に描かれているほか、多岐にわたる登場人物像を通じて、絵画の枠を越えてこの時代の中に生きているような錯覚を覚えました。最後の部分は少し早送り的な感じがしましたが、海北友松の気概が読む人に強く迫ってくる素晴らしい著書だと思います。
墨龍賦(ぼくりゅうふ) Amazon書評・レビュー: 墨龍賦(ぼくりゅうふ)より
4569832342
No.11
(4pt)

海北友松が主役!

『花鳥の夢』と『等伯』を読んで安土桃山時代の絵師に興味を持ち、関連の書籍を読み漁っている最中に、この本の発表があった。海北友松という、永徳や等伯と比べるとマイナーな人物をよく主人公に選んでくださったと思う。彼については資料をなかなか見つけられずに居たので、こうして小説のかたちでヒントを得られるのはとても有難い。武家の生まれであるところに全面的に注目したお話になっていた。
墨龍賦(ぼくりゅうふ) Amazon書評・レビュー: 墨龍賦(ぼくりゅうふ)より
4569832342
No.10
(5pt)

謎の絵師の評伝としても、歴史ミステリーとしても 楽しめます。(絵を)見てから読むか?読んでから(絵を)見るか?

桃山後期に雲龍図で突如脚光を浴び活躍した絵師、海北友松(かいほう・ゆうしょう)、60歳まで狩野派に属しあまり知られることなかったが本能寺の変で、河原に晒された斎藤利三の首級を奪取し葬ったというエピソードで知られる。信長に滅ぼされた浅井家家臣の一族。断片的な歴史事実を巧みにつなぎ合わせ東福寺の人脈、ネットワークとでもいうべき毛利・安国寺恵瓊と尼子勝久から、山中鹿之助、明智光秀、長宗我部元親など歴史的人物の知らなかったエピソード満載。
 歴史ミステリーとしては「美濃譲状」をめぐる信長と美濃衆、そして法華宗徒、帰蝶(濃姫)の確執と本能寺の変・・はスリリングです。
 ちょうど京都国立博物館で「海北友松展」をやっていて私は雲龍図などを見たあとに興味をもって、この本を手に取りました。ですから葉室さんの他の歴史小説を読んでいませんから、他の読者諸氏、投稿した方のように 他の葉室作品との比較は出来ません。ですが、単体の作品として大変面白かったです。なにより絵画と人物像を浮き彫りにする(友松以外に、狩野永徳も)手法が納得、しかもその画業に歴史的事実と歴史的人物(先述の恵瓊、光秀、帰蝶など)を配していて わくわくして読み進みました。
 ただ本能寺の変以降の友松の生涯には秀吉、家康はそれほど関わってこないので平坦な評伝風になるのが、批評氏の不満かもですが、晩年の画業を支えたのは八条宮でかの桂離宮を造営した美的親王だとわかるとまた別の感興が。読んだあと、展覧会をめぐると絵が違って見えてきました。特に最晩年の作品、60年ぶりにアメリカから戻った「月下渓流図」の夜明けのなかの渓流と草花がおぼろのなかで浮かび上がる図は、絵筆で戦国を生き抜いき『もうひとつの修羅』に身をおいた友松が最後にたどり着いた境地と思うと、ちょっとゾクッとする程でした。
 かつての角川映画のキャッチではありまえんが「見てから読むか、読んでから見るか」という二度おいしい体験できる本です。
墨龍賦(ぼくりゅうふ) Amazon書評・レビュー: 墨龍賦(ぼくりゅうふ)より
4569832342
No.9
(2pt)

表紙買いは、駄目ですね。

海北友松の人生を、彼の親友の娘、春日局が友松の息子に語る、という事です。 武士に産まれながら寺に入れられ、僧侶兼絵師で有る状態に友松は不満たらたら。 僧侶で政治欲むき出しの安国寺恵瓊に対し、軽蔑する。 結局は、自分も似たような事をしている。 武士に戻りたいと言うが、戦国のさなかに戻れば良かったのでは? 戦場のむごたらしさを見て、自分は平和な方を選んだように思える。 狩野派の当主の方がよぽど腹が据わっていて魅力を感じました。 読んでいて、山場も無く、平坦。 いつ終わるのかと思いながら読みましたけれど、リタイアしそうでした。 葉室さんなら外れ無しと言うのは、間違いでした。
墨龍賦(ぼくりゅうふ) Amazon書評・レビュー: 墨龍賦(ぼくりゅうふ)より
4569832342
No.8
(3pt)

雲龍図のジャケはインパクトありますが…

なんだか…普通の作品でした。

主人公が絵師の海北友松。
前作の某茶人を扱った「孤逢のひと」と同じ文化人カテゴリーでしたが、生活感の感じない描写の友松には全くのめり込めなかったです。章間を繋ぐ“○年後“という表記も多く、ざっくり感が否めません。それに“譲り状”と“変”を結び付けたのにも奥行を感じませんでした。前後でカットイン・カットアウトしている友松の息子さんも存在感が希薄です。
後半も後半の武蔵登場からぐらいでしたかな、私が唯一良いと思えたのは…
墨龍賦(ぼくりゅうふ) Amazon書評・レビュー: 墨龍賦(ぼくりゅうふ)より
4569832342
No.7
(4pt)

突き進む。

何かを信じ、それに突き進んで行く事は大切で有ることを、再認識。
墨龍賦 (PHP文芸文庫) Amazon書評・レビュー: 墨龍賦 (PHP文芸文庫)より
4569769845
No.6
(4pt)

海北友松を取り巻く時代・血筋・人脈。それら懊悩の中から生まれた名画への誘い。

駅前の本屋で表紙に誘われ、ちょいと立ち読み。主人公・友松をかたる家光の乳母のお福に興味を惹かれ、ぱたんと本を閉じてレジに並んだ。前半生の定かでない主人公の成長を、若き日の斎藤利三や安国寺恵瓊そして狩野永徳達との交流を通して膨らませて読者の前に広げてくれた。でも時代背景的な筋書きは時代物好きにとっては、重点や解釈や違いはあっても、目新しさはあまり感じられなかった。そんな中で美濃譲り状から濃姫・帰蝶への展開、さらには旧知の住職と組んで義侠心から斎藤利三の遺骸を奪い埋葬する所は興味津々だった。そして冒頭の春日局の主人公友松への限りない感謝の念に、ア、これかとやっと気付き、「葉室手腕」を感じた次第。春日局が海北友松の子息を顕彰したのは史実のようだ。
 定年後の旅で京都や上野の博物館他でいくつかの友松の作品に触れているはずだが、喜寿も過ぎると墨龍賦以外の作品の記憶が定かでない。秀吉に見いだされ大阪城や、寺社他に80歳を超えるまで多くの作品を残したと言われ、本書にも代表作品の背景がいくつか語られる。ウイキペディアで調べるとヨダレが出そうな名画ぞろいだ。もっと前に読んでおけば名画鑑賞後に忘れずにおられたかもしれない。もったいないことだった。
墨龍賦 (PHP文芸文庫) Amazon書評・レビュー: 墨龍賦 (PHP文芸文庫)より
4569769845
No.5
(4pt)

雲龍図(建仁寺)の凄さのわけ

絵師と武人の繋がりがどの様に展開され描かれるのか、強く興味をそそられました。武人であることを捨てられない絵師海北友松が描いた建仁寺の雲龍図、それは正義の武人明智光秀と齋藤内蔵助の魂を描いたものだという葉室 麟さんの解釈(著書の中では、恵瓊と友松の会話で表現されています)は、始めて出会うものでしたが、あの龍に圧倒された記憶のある私を充分に納得させてくれました。狩野永徳との絵に対する認識の差が鮮明に描かれているほか、多岐にわたる登場人物像を通じて、絵画の枠を越えてこの時代の中に生きているような錯覚を覚えました。最後の部分は少し早送り的な感じがしましたが、海北友松の気概が読む人に強く迫ってくる素晴らしい著書だと思います。
墨龍賦 (PHP文芸文庫) Amazon書評・レビュー: 墨龍賦 (PHP文芸文庫)より
4569769845
No.4
(4pt)

海北友松が主役!

『花鳥の夢』と『等伯』を読んで安土桃山時代の絵師に興味を持ち、関連の書籍を読み漁っている最中に、この本の発表があった。海北友松という、永徳や等伯と比べるとマイナーな人物をよく主人公に選んでくださったと思う。彼については資料をなかなか見つけられずに居たので、こうして小説のかたちでヒントを得られるのはとても有難い。武家の生まれであるところに全面的に注目したお話になっていた。
墨龍賦 (PHP文芸文庫) Amazon書評・レビュー: 墨龍賦 (PHP文芸文庫)より
4569769845
No.3
(5pt)

謎の絵師の評伝としても、歴史ミステリーとしても 楽しめます。(絵を)見てから読むか?読んでから(絵を)見るか?

桃山後期に雲龍図で突如脚光を浴び活躍した絵師、海北友松(かいほう・ゆうしょう)、60歳まで狩野派に属しあまり知られることなかったが本能寺の変で、河原に晒された斎藤利三の首級を奪取し葬ったというエピソードで知られる。信長に滅ぼされた浅井家家臣の一族。断片的な歴史事実を巧みにつなぎ合わせ東福寺の人脈、ネットワークとでもいうべき毛利・安国寺恵瓊と尼子勝久から、山中鹿之助、明智光秀、長宗我部元親など歴史的人物の知らなかったエピソード満載。
 歴史ミステリーとしては「美濃譲状」をめぐる信長と美濃衆、そして法華宗徒、帰蝶(濃姫)の確執と本能寺の変・・はスリリングです。
 ちょうど京都国立博物館で「海北友松展」をやっていて私は雲龍図などを見たあとに興味をもって、この本を手に取りました。ですから葉室さんの他の歴史小説を読んでいませんから、他の読者諸氏、投稿した方のように 他の葉室作品との比較は出来ません。ですが、単体の作品として大変面白かったです。なにより絵画と人物像を浮き彫りにする(友松以外に、狩野永徳も)手法が納得、しかもその画業に歴史的事実と歴史的人物(先述の恵瓊、光秀、帰蝶など)を配していて わくわくして読み進みました。
 ただ本能寺の変以降の友松の生涯には秀吉、家康はそれほど関わってこないので平坦な評伝風になるのが、批評氏の不満かもですが、晩年の画業を支えたのは八条宮でかの桂離宮を造営した美的親王だとわかるとまた別の感興が。読んだあと、展覧会をめぐると絵が違って見えてきました。特に最晩年の作品、60年ぶりにアメリカから戻った「月下渓流図」の夜明けのなかの渓流と草花がおぼろのなかで浮かび上がる図は、絵筆で戦国を生き抜いき『もうひとつの修羅』に身をおいた友松が最後にたどり着いた境地と思うと、ちょっとゾクッとする程でした。
 かつての角川映画のキャッチではありまえんが「見てから読むか、読んでから見るか」という二度おいしい体験できる本です。
墨龍賦 (PHP文芸文庫) Amazon書評・レビュー: 墨龍賦 (PHP文芸文庫)より
4569769845
No.2
(2pt)

表紙買いは、駄目ですね。

海北友松の人生を、彼の親友の娘、春日局が友松の息子に語る、という事です。 武士に産まれながら寺に入れられ、僧侶兼絵師で有る状態に友松は不満たらたら。 僧侶で政治欲むき出しの安国寺恵瓊に対し、軽蔑する。 結局は、自分も似たような事をしている。 武士に戻りたいと言うが、戦国のさなかに戻れば良かったのでは? 戦場のむごたらしさを見て、自分は平和な方を選んだように思える。 狩野派の当主の方がよぽど腹が据わっていて魅力を感じました。 読んでいて、山場も無く、平坦。 いつ終わるのかと思いながら読みましたけれど、リタイアしそうでした。 葉室さんなら外れ無しと言うのは、間違いでした。
墨龍賦 (PHP文芸文庫) Amazon書評・レビュー: 墨龍賦 (PHP文芸文庫)より
4569769845
No.1
(3pt)

雲龍図のジャケはインパクトありますが…

なんだか…普通の作品でした。

主人公が絵師の海北友松。
前作の某茶人を扱った「孤逢のひと」と同じ文化人カテゴリーでしたが、生活感の感じない描写の友松には全くのめり込めなかったです。章間を繋ぐ“○年後“という表記も多く、ざっくり感が否めません。それに“譲り状”と“変”を結び付けたのにも奥行を感じませんでした。前後でカットイン・カットアウトしている友松の息子さんも存在感が希薄です。
後半も後半の武蔵登場からぐらいでしたかな、私が唯一良いと思えたのは…
墨龍賦 (PHP文芸文庫) Amazon書評・レビュー: 墨龍賦 (PHP文芸文庫)より
4569769845