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雪融けの夜 八丁堀育ち3
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雪融けの夜 八丁堀育ち3の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.60pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全3件 1~3 1/1ページ
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10年以上前の本なのに購入出来てうれしかったです。 | ||||
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「八丁堀育ち」シリーズの第3弾。 八丁堀に住む子ども二人が主人公の捕物帳である。 しかし、どちらかというと悪人たちが主人公のような気がする。さまざまなレベルの「悪」が描かれているのだが、複雑な悪意もあり、単純な暴力もあり。さらにそれが子どもたちの身近にも入り込んできて、混迷を深めていく。物語としての奥行きを感じさせるシリーズだと思う。 まだまだシリーズは続くようだ。 | ||||
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この巻でも(与力をめぐる汚職や偽金づくりなどの)事件はやはり決着がつきません。 しかし、それでもあいかわらず心地よく読まされました。 同心の息子、夏之助と、父の上役である与力の三女、早苗。事件は、このふたりの子どもの低い目線から眺められています。著者のほかの作品とは違い、ほのぼのとした少年探偵団の味わいがあります。 ですから、ふたりが追いかけてゆく事件も、子どもの目に新鮮な動物や絵皿が、各話の焦点となって、物語をリレーしてゆきます。 犬の集まる家、スズメの好きな絵師、油虫(ゴキブリ)を籠に入れて飼っている女、変な絵ばかりの十二枚の絵皿を買っていって謎を解こうとする女、団子のかわりに石をお供えにする稲荷神社・・。子どもたちの好奇心に、読者も引き込まれます。 学問所の成績がふるわない夏之助は、父の上役の娘である早苗とは身分の差もあって、お皿の事件では一時、早苗と仲違いをしてしまったり、少年の心の動きがこまやかに描かれます。 早苗のほうも、長姉の婿に入った男に違和感を覚えたり、ものの食べ方にその人間の本性を見たり、年頃の少女らしい悩みや葛藤もあり、このシリーズは、少年少女のナイーブな心のひだに分け入る暖かさも魅力。 ときに晩年の夏之助の回想がはさみこまれていることもあり、ふたりがどうなってゆくのか・・・ 独自の児童文学的なシリーズとして楽しめます。 | ||||
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