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初恋の剣 八丁堀育ち2
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初恋の剣 八丁堀育ち2の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.33pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全5件 1~5 1/1ページ
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10年以上前の本なのに、きれいな状態で送っていただきありがとうございました。 | ||||
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中古本?新刊の様に美本でした。 届いた日が雨で少し波打っていたのが 残念でした。紙一枚の包装では無理ですね。 | ||||
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八丁堀に生まれ育った14歳の幼馴染の男女、同心の嫡男で剣も学問にも身が入らない「夏之助」と、 賢く気立ての良い与力の三女「早苗」が、市井で起きる様々な事件の謎解きをする時代小説です。 これくらいの同い年であれば、女の子の方が大人で男の子はまだまだ少年かと思います。 その男女の微妙な心の動きや言動が作品に上手に表現されており微笑ましくなります。 特に、この作品は身分制度の厳しい江戸時代の武家社会の中で、夏之助が同心の息子、 早苗が同心より格上の与力の娘という設定が良いと思います。 この設定が、「早苗」という娘が、明るく賢い娘であり、身分の差など関係なく、 夏之助のことを好きで好きでたまらないという彼女の想いをより強く読者に伝える役割をしています。 早苗の気持ちにはそれほど気付いてはいない夏之助の様ですが、 気が付けばいつも傍らに早苗がいることで、夏之助の才能が引き出されて行きます。 思いがけずも大事件に踏み込んでしまう夏之助と早苗。 二人を襲う凶刃の前でわが身を犠牲にして早苗を逃がそうとする夏之助の言葉が良いです。 | ||||
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「八丁堀育ち」シリーズの第2弾。約2年ぶりの新作である。 八丁堀に住む子ども二人が主人公の捕物帳。小さな事件を解決しつつ、巨悪に迫っていくという構成。幼い恋もからんできてほんわかする。 子どもたちのまっすぐさと、大人の汚さをどう融和させるかが本書のテーマらしい。悪人たちも子どもの頃は……。おもしろいし、人間というものが見えてくる。 最後はハラハラする場面で終わっている。次巻は2013年3月刊行予定だとか。 | ||||
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十四歳になる、同心の長男夏之助と、隣家の与力の三女早苗。八丁堀で育ったおさななじみのふたりが、ぽつりぽつりと、不思議なゆるい事件に巻き込まれてゆき、謎ときに励んでいるうち、関係のないように思われた事件の全体が意外な糸で結ばれてゆき・・・ といういつもの風野真知雄の本らしい構造を持っています。 しかし、このシリーズは主人公ふたりが十四歳でほのかにお互いを意識し合う年頃です。剣術が好きでもうまくない夏之助、活発ではあっても三姉妹の中では美人とは言えない早苗のふたりが、見栄も意地もはらずに自然体に優しくつきあっている間柄がとてもほほえましい。 著者の「大江戸定年組」のような熟年世代の男の生き方を描いたシリーズも、天然のすがすがしさがありますが、ここでの二人はほんとうによい子どもたちです。最後は手に汗握るシーンの「続編を待て」で終わるものの、純粋な年頃ならではの目線や思いやりが全編にしっとりとしたぬくもりを与えています。 早苗の姉、三姉妹の長女に持ち上がった縁談から、昔の誘拐事件と葵のご紋のうっすらとした関係が浮かびあがる一話、芸者に三味線を習って自分に教えてくれと妙な頼み事をする若旦那の第二話、一週間に四度も厠に落ちる謎の男の職業の第三話、金太郎にまつわる金貸しを狙う犯行、杖をならすと犬が集まってくる話、などどの事件も、おや、と思わせるほどよい謎に満ちてミステリとしても楽しめます。なによりこの著者らしいおっとりとしたテンポが心地よく、洋二郎叔父、黒助などの人物もさりげない天然のおかしみで好感が持てます。 幕府の裏とつながる大きな事件がしだいに姿をあらわしかける次巻は三月だそうで、ちょっと遠いですが楽しみに待つつもりです。 | ||||
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