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熾火



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【この小説が収録されている参考書籍】
熾火 勘定吟味役異聞(二) (光文社文庫)

熾火の評価: 4.00/5点 レビュー 14件。 Bランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点4.00pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全2件 1~2 1/1ページ
No.2:
(3pt)

吉原の存続、そして上納金を巡っての駆け引きに巻き込まれる聡四郎の活躍。アクションが多い!

徳川家康が免状をとして出したと言われる吉原の営業許可証?、そして吉原からの上納金を巡ってまたもや聡四郎が幕府の謀略に巻き込まれる。

吉原ネタは他のシリーズでも出てくるので馴染みの話が多いが、よくもまあ次々と史実の狭間で色々なストーリーを作れるもの。他のシリーズと微妙に時代設定が違ったりするが、なんかダブりそう。

それに今回もだけど、結構果し合いのシーンが長くてそれはそれで爽快で面白い。闘いになると意外と非情な聡四郎も面白い。
熾火 勘定吟味役異聞(二) (光文社文庫)Amazon書評・レビュー:熾火 勘定吟味役異聞(二) (光文社文庫)より
4334740529
No.1:
(3pt)

勘定吟味役って微妙な役所

破斬に続く続編です
第1章から第5章までの連作になってます

勘定吟味役は五代将軍綱吉によって創設された役目であるらしいのですが
元勘定奉行の荻原によって一旦は廃止され白石によって再度復活した経緯が・・・

この勘定吟味役についてる主人公の水城さん、上役に振り回され放題で
ただ単に右往左往してるような気がするけど
やりすぎれば、老中に咎められて謹慎処分って正しく辛いよね。

今回の舞台は吉原の運上金にまつわる不正を新井白石に調査するように
命令によって動くのですが、当然のごとくさんざんに水城さん襲われるのは
いつものことで、吉原の亡八と三浦屋の用心棒の山形っていう浪人・・
これがまた強くてそれも吉原の外でも中でも襲われる主人公です
いつもながら、新井さんに手足のように駒として消費される主人公に悲哀を感じます
現代のサラリーマンに通じるような気がする。

紅さんとは何かぁ良い感じになってきたけど
主人公は今一つ紅さんの本当の気持ちを理解出来てないような
でもさぁあれだけ、江戸時代において19歳の独身町娘が水城家の女中にみたいに出入りしてる
ことに違和感も感じるけど、これで主人公が気がつかないってのも?不思議・・・

今回から大宮玄馬さんが水城家の家士としてそばに仕えて主人公の水城さんと
行動を共にし富田流小太刀で一緒に戦います。

敵役の黒幕「柳沢吉保」それにすり寄る「紀伊国屋文左衛門」この二人を軸に
落ち目の元勘定奉行荻原さん、影となり隠密まがいの行動をする永渕さん
今回は、吉原三浦屋の主が加わり大立ち回りを演じてますね。

大奥に布石を打っているところをみると、どうやら次回作はそのあたりかも
大きくは世継ぎ問題に絡み、お金の出入りの不正を暴く?
水城聡四朗さん、相当に立ち回りで手傷を負っているのに
不死身のようで、でも程々にしないと紅さんを心配させてしまいます。(笑)
熾火 勘定吟味役異聞(二) (光文社文庫)Amazon書評・レビュー:熾火 勘定吟味役異聞(二) (光文社文庫)より
4334740529

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