魔女伝説

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魔女伝説の評価:

3.20/5点 レビュー 5件。 C ランク

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全21件 1〜20 1/2ページ
No.21
(4pt)

半村良のもう一つの面である人情物を彷彿とさせる異色SF。

1976年7月号~1978年6月号の「婦人公論」に連載されたものである。そのこともあってか、内容は、タイトルほど禍々しいものではない。語り手は、まず夫の野川邦彦が務める。彼の前から妻の瑤子[ようこ]が突然失踪する。もちろん二人は結婚3年目とは思えないほど仲睦まじい夫婦だった。それなのになぜ―?…最初の1章[最終章と同じタイトル]は、妻の不在の空っぽさを淡々と描く。2章「描きかけの夜空」で、初めて邦彦は瑤子が画を描いていたことを知る。そういえば、彼女は“苔”を大切に育てていた…。自分の知らない妻の姿に初めて触れていくのだ。義父の久衛から、瑤子は京都にいる可能性があることを知る。彼女は誰かに追われているようなのだ。
謎とその解への導きが出揃いはじめた頃、5章「絵の中の風も冷たく」の中途から、いよいよ語り手が瑤子にスウィッチする。8章「玉露のかおり」では、ついに追手の正体が判明する。ここらあたりから、この話がSFだったことに思いいたるのだが、それでも、物語じたいは、それほどの飛躍は感じさせない。なぜなら、テレパスを“魔女”と呼び、彼女の動向を“伝説”と呼ぼうと、さらに瑤子がテレパスだろうと、この小説の、しっかりと日常に根ざしたリアリズムは微動だにしないからだ。瑤子はいたって善良な―だけでなく、透明感のある美女であり、きわめて常識人でもある。
ところが、彼女はこの“常識”に搦めとられていると指摘する女性が現れる。伸子だ。まさに“伸びしろ”に溢れた女性である。“物質的な不自由というものを、生れてから一度も味わったことがなく、それだけに何かしら不自由に憧れている”という女性だ。伸子には自然と自分の正体をバラしてしまう瑤子。すると、伸子は、もうご主人に隠す必要はない、いや、むしろテレパスであることを積極的に活かすべきよ!と瑤子を励ますのだ。
岡崎唯士、田辺清次郎、田辺圭介、お兼さん、柴崎ふじとその一家…そして谷村伸子。瑤子は、逃亡劇の間に様々な人たちの人情の機微に触れていく。ここらあたりは、同じテレパスものの<七瀬シリーズ>とは違い、性善説にしたがって物語は進んでいく。これをもの足りないと感じる読者もいるかも知れない。タイトルに偽りあり、とか。もしそう思いそうなら、スルーすればいいと思う。しかし、これは、負い目をそうでないものに代えていくこともできるはずと―殊に女性に対して励ますような“やさしい”小説だと思う。作者に代わって伸子が、そう力強く言ってくれているのだと受け取った。
魔女伝説 (ハルキ文庫) Amazon書評・レビュー: 魔女伝説 (ハルキ文庫)より
4894564181
No.20
(4pt)

半村良のもう一つの面である人情物を彷彿とさせる異色SF。

1976年7月号~1978年6月号の「婦人公論」に連載されたものである。そのこともあってか、内容は、タイトルほど禍々しいものではない。語り手は、まず夫の野川邦彦が務める。彼の前から妻の瑤子[ようこ]が突然失踪する。もちろん二人は結婚3年目とは思えないほど仲睦まじい夫婦だった。それなのになぜ―?…最初の1章[最終章と同じタイトル]は、妻の不在の空っぽさを淡々と描く。2章「描きかけの夜空」で、初めて邦彦は瑤子が画を描いていたことを知る。そういえば、彼女は“苔”を大切に育てていた…。自分の知らない妻の姿に初めて触れていくのだ。義父の久衛から、瑤子は京都にいる可能性があることを知る。彼女は誰かに追われているようなのだ。
謎とその解への導きが出揃いはじめた頃、5章「絵の中の風も冷たく」の中途から、いよいよ語り手が瑤子にスウィッチする。8章「玉露のかおり」では、ついに追手の正体が判明する。ここらあたりから、この話がSFだったことに思いいたるのだが、それでも、物語じたいは、それほどの飛躍は感じさせない。なぜなら、テレパスを“魔女”と呼び、彼女の動向を“伝説”と呼ぼうと、さらに瑤子がテレパスだろうと、この小説の、しっかりと日常に根ざしたリアリズムは微動だにしないからだ。瑤子はいたって善良な―だけでなく、透明感のある美女であり、きわめて常識人でもある。
ところが、彼女はこの“常識”に搦めとられていると指摘する女性が現れる。伸子だ。まさに“伸びしろ”に溢れた女性である。“物質的な不自由というものを、生れてから一度も味わったことがなく、それだけに何かしら不自由に憧れている”という女性だ。伸子には自然と自分の正体をバラしてしまう瑤子。すると、伸子は、もうご主人に隠す必要はない、いや、むしろテレパスであることを積極的に活かすべきよ!と瑤子を励ますのだ。
岡崎唯士、田辺清次郎、田辺圭介、お兼さん、柴崎ふじとその一家…そして谷村伸子。瑤子は、逃亡劇の間に様々な人たちの人情の機微に触れていく。ここらあたりは、同じテレパスものの<七瀬シリーズ>とは違い、性善説にしたがって物語は進んでいく。これをもの足りないと感じる読者もいるかも知れない。タイトルに偽りあり、とか。もしそう思いそうなら、スルーすればいいと思う。しかし、これは、負い目をそうでないものに代えていくこともできるはずと―殊に女性に対して励ますような“やさしい”小説だと思う。作者に代わって伸子が、そう力強く言ってくれているのだと受け取った。
魔女伝説 (1981年) (角川文庫) Amazon書評・レビュー: 魔女伝説 (1981年) (角川文庫)より
B000J8038M
No.19
(4pt)

半村良のもう一つの面である人情物を彷彿とさせる異色SF。

1976年7月号~1978年6月号の「婦人公論」に連載されたものである。そのこともあってか、内容は、タイトルほど禍々しいものではない。語り手は、まず夫の野川邦彦が務める。彼の前から妻の瑤子[ようこ]が突然失踪する。もちろん二人は結婚3年目とは思えないほど仲睦まじい夫婦だった。それなのになぜ―?…最初の1章[最終章と同じタイトル]は、妻の不在の空っぽさを淡々と描く。2章「描きかけの夜空」で、初めて邦彦は瑤子が画を描いていたことを知る。そういえば、彼女は“苔”を大切に育てていた…。自分の知らない妻の姿に初めて触れていくのだ。義父の久衛から、瑤子は京都にいる可能性があることを知る。彼女は誰かに追われているようなのだ。
謎とその解への導きが出揃いはじめた頃、5章「絵の中の風も冷たく」の中途から、いよいよ語り手が瑤子にスウィッチする。8章「玉露のかおり」では、ついに追手の正体が判明する。ここらあたりから、この話がSFだったことに思いいたるのだが、それでも、物語じたいは、それほどの飛躍は感じさせない。なぜなら、テレパスを“魔女”と呼び、彼女の動向を“伝説”と呼ぼうと、さらに瑤子がテレパスだろうと、この小説の、しっかりと日常に根ざしたリアリズムは微動だにしないからだ。瑤子はいたって善良な―だけでなく、透明感のある美女であり、きわめて常識人でもある。
ところが、彼女はこの“常識”に搦めとられていると指摘する女性が現れる。伸子だ。まさに“伸びしろ”に溢れた女性である。“物質的な不自由というものを、生れてから一度も味わったことがなく、それだけに何かしら不自由に憧れている”という女性だ。伸子には自然と自分の正体をバラしてしまう瑤子。すると、伸子は、もうご主人に隠す必要はない、いや、むしろテレパスであることを積極的に活かすべきよ!と瑤子を励ますのだ。
岡崎唯士、田辺清次郎、田辺圭介、お兼さん、柴崎ふじとその一家…そして谷村伸子。瑤子は、逃亡劇の間に様々な人たちの人情の機微に触れていく。ここらあたりは、同じテレパスものの<七瀬シリーズ>とは違い、性善説にしたがって物語は進んでいく。これをもの足りないと感じる読者もいるかも知れない。タイトルに偽りあり、とか。もしそう思いそうなら、スルーすればいいと思う。しかし、これは、負い目をそうでないものに代えていくこともできるはずと―殊に女性に対して励ますような“やさしい”小説だと思う。作者に代わって伸子が、そう力強く言ってくれているのだと受け取った。
魔女伝説 (角川文庫 緑 375-26) Amazon書評・レビュー: 魔女伝説 (角川文庫 緑 375-26)より
4041375266
No.18
(4pt)

半村良のもう一つの面である人情物を彷彿とさせる異色SF。

1976年7月号~1978年6月号の「婦人公論」に連載されたものである。そのこともあってか、内容は、タイトルほど禍々しいものではない。語り手は、まず夫の野川邦彦が務める。彼の前から妻の瑤子[ようこ]が突然失踪する。もちろん二人は結婚3年目とは思えないほど仲睦まじい夫婦だった。それなのになぜ―?…最初の1章[最終章と同じタイトル]は、妻の不在の空っぽさを淡々と描く。2章「描きかけの夜空」で、初めて邦彦は瑤子が画を描いていたことを知る。そういえば、彼女は“苔”を大切に育てていた…。自分の知らない妻の姿に初めて触れていくのだ。義父の久衛から、瑤子は京都にいる可能性があることを知る。彼女は誰かに追われているようなのだ。
謎とその解への導きが出揃いはじめた頃、5章「絵の中の風も冷たく」の中途から、いよいよ語り手が瑤子にスウィッチする。8章「玉露のかおり」では、ついに追手の正体が判明する。ここらあたりから、この話がSFだったことに思いいたるのだが、それでも、物語じたいは、それほどの飛躍は感じさせない。なぜなら、テレパスを“魔女”と呼び、彼女の動向を“伝説”と呼ぼうと、さらに瑤子がテレパスだろうと、この小説の、しっかりと日常に根ざしたリアリズムは微動だにしないからだ。瑤子はいたって善良な―だけでなく、透明感のある美女であり、きわめて常識人でもある。
ところが、彼女はこの“常識”に搦めとられていると指摘する女性が現れる。伸子だ。まさに“伸びしろ”に溢れた女性である。“物質的な不自由というものを、生れてから一度も味わったことがなく、それだけに何かしら不自由に憧れている”という女性だ。伸子には自然と自分の正体をバラしてしまう瑤子。すると、伸子は、もうご主人に隠す必要はない、いや、むしろテレパスであることを積極的に活かすべきよ!と瑤子を励ますのだ。
岡崎唯士、田辺清次郎、田辺圭介、お兼さん、柴崎ふじとその一家…そして谷村伸子。瑤子は、逃亡劇の間に様々な人たちの人情の機微に触れていく。ここらあたりは、同じテレパスものの<七瀬シリーズ>とは違い、性善説にしたがって物語は進んでいく。これをもの足りないと感じる読者もいるかも知れない。タイトルに偽りあり、とか。もしそう思いそうなら、スルーすればいいと思う。しかし、これは、負い目をそうでないものに代えていくこともできるはずと―殊に女性に対して励ますような“やさしい”小説だと思う。作者に代わって伸子が、そう力強く言ってくれているのだと受け取った。
魔女伝説 (中公文庫 A 137) Amazon書評・レビュー: 魔女伝説 (中公文庫 A 137)より
4122007534
No.17
(4pt)

半村良のもう一つの面である人情物を彷彿とさせる異色SF。

1976年7月号~1978年6月号の「婦人公論」に連載されたものである。そのこともあってか、内容は、タイトルほど禍々しいものではない。語り手は、まず夫の野川邦彦が務める。彼の前から妻の瑤子[ようこ]が突然失踪する。もちろん二人は結婚3年目とは思えないほど仲睦まじい夫婦だった。それなのになぜ―?…最初の1章[最終章と同じタイトル]は、妻の不在の空っぽさを淡々と描く。2章「描きかけの夜空」で、初めて邦彦は瑤子が画を描いていたことを知る。そういえば、彼女は“苔”を大切に育てていた…。自分の知らない妻の姿に初めて触れていくのだ。義父の久衛から、瑤子は京都にいる可能性があることを知る。彼女は誰かに追われているようなのだ。
謎とその解への導きが出揃いはじめた頃、5章「絵の中の風も冷たく」の中途から、いよいよ語り手が瑤子にスウィッチする。8章「玉露のかおり」では、ついに追手の正体が判明する。ここらあたりから、この話がSFだったことに思いいたるのだが、それでも、物語じたいは、それほどの飛躍は感じさせない。なぜなら、テレパスを“魔女”と呼び、彼女の動向を“伝説”と呼ぼうと、さらに瑤子がテレパスだろうと、この小説の、しっかりと日常に根ざしたリアリズムは微動だにしないからだ。瑤子はいたって善良な―だけでなく、透明感のある美女であり、きわめて常識人でもある。
ところが、彼女はこの“常識”に搦めとられていると指摘する女性が現れる。伸子だ。まさに“伸びしろ”に溢れた女性である。“物質的な不自由というものを、生れてから一度も味わったことがなく、それだけに何かしら不自由に憧れている”という女性だ。伸子には自然と自分の正体をバラしてしまう瑤子。すると、伸子は、もうご主人に隠す必要はない、いや、むしろテレパスであることを積極的に活かすべきよ!と瑤子を励ますのだ。
岡崎唯士、田辺清次郎、田辺圭介、お兼さん、柴崎ふじとその一家…そして谷村伸子。瑤子は、逃亡劇の間に様々な人たちの人情の機微に触れていく。ここらあたりは、同じテレパスものの<七瀬シリーズ>とは違い、性善説にしたがって物語は進んでいく。これをもの足りないと感じる読者もいるかも知れない。タイトルに偽りあり、とか。もしそう思いそうなら、スルーすればいいと思う。しかし、これは、負い目をそうでないものに代えていくこともできるはずと―殊に女性に対して励ますような“やさしい”小説だと思う。作者に代わって伸子が、そう力強く言ってくれているのだと受け取った。
魔女伝説 (1980年) (中公文庫) Amazon書評・レビュー: 魔女伝説 (1980年) (中公文庫)より
B000J8652K
No.16
(4pt)

半村良のもう一つの面である人情物を彷彿とさせる異色SF。

1976年7月号~1978年6月号の「婦人公論」に連載されたものである。そのこともあってか、内容は、タイトルほど禍々しいものではない。語り手は、まず夫の野川邦彦が務める。彼の前から妻の瑤子[ようこ]が突然失踪する。もちろん二人は結婚3年目とは思えないほど仲睦まじい夫婦だった。それなのになぜ―?…最初の1章[最終章と同じタイトル]は、妻の不在の空っぽさを淡々と描く。2章「描きかけの夜空」で、初めて邦彦は瑤子が画を描いていたことを知る。そういえば、彼女は“苔”を大切に育てていた…。自分の知らない妻の姿に初めて触れていくのだ。義父の久衛から、瑤子は京都にいる可能性があることを知る。彼女は誰かに追われているようなのだ。
謎とその解への導きが出揃いはじめた頃、5章「絵の中の風も冷たく」の中途から、いよいよ語り手が瑤子にスウィッチする。8章「玉露のかおり」では、ついに追手の正体が判明する。ここらあたりから、この話がSFだったことに思いいたるのだが、それでも、物語じたいは、それほどの飛躍は感じさせない。なぜなら、テレパスを“魔女”と呼び、彼女の動向を“伝説”と呼ぼうと、さらに瑤子がテレパスだろうと、この小説の、しっかりと日常に根ざしたリアリズムは微動だにしないからだ。瑤子はいたって善良な―だけでなく、透明感のある美女であり、きわめて常識人でもある。
ところが、彼女はこの“常識”に搦めとられていると指摘する女性が現れる。伸子だ。まさに“伸びしろ”に溢れた女性である。“物質的な不自由というものを、生れてから一度も味わったことがなく、それだけに何かしら不自由に憧れている”という女性だ。伸子には自然と自分の正体をバラしてしまう瑤子。すると、伸子は、もうご主人に隠す必要はない、いや、むしろテレパスであることを積極的に活かすべきよ!と瑤子を励ますのだ。
岡崎唯士、田辺清次郎、田辺圭介、お兼さん、柴崎ふじとその一家…そして谷村伸子。瑤子は、逃亡劇の間に様々な人たちの人情の機微に触れていく。ここらあたりは、同じテレパスものの<七瀬シリーズ>とは違い、性善説にしたがって物語は進んでいく。これをもの足りないと感じる読者もいるかも知れない。タイトルに偽りあり、とか。もしそう思いそうなら、スルーすればいいと思う。しかし、これは、負い目をそうでないものに代えていくこともできるはずと―殊に女性に対して励ますような“やさしい”小説だと思う。作者に代わって伸子が、そう力強く言ってくれているのだと受け取った。
魔女伝説 Amazon書評・レビュー: 魔女伝説より
4120008150
No.15
(4pt)

半村良のもう一つの面である人情物を彷彿とさせる異色SF。

1976年7月号~1978年6月号の「婦人公論」に連載されたものである。そのこともあってか、内容は、タイトルほど禍々しいものではない。語り手は、まず夫の野川邦彦が務める。彼の前から妻の瑤子[ようこ]が突然失踪する。もちろん二人は結婚3年目とは思えないほど仲睦まじい夫婦だった。それなのになぜ―?…最初の1章[最終章と同じタイトル]は、妻の不在の空っぽさを淡々と描く。2章「描きかけの夜空」で、初めて邦彦は瑤子が画を描いていたことを知る。そういえば、彼女は“苔”を大切に育てていた…。自分の知らない妻の姿に初めて触れていくのだ。義父の久衛から、瑤子は京都にいる可能性があることを知る。彼女は誰かに追われているようなのだ。
謎とその解への導きが出揃いはじめた頃、5章「絵の中の風も冷たく」の中途から、いよいよ語り手が瑤子にスウィッチする。8章「玉露のかおり」では、ついに追手の正体が判明する。ここらあたりから、この話がSFだったことに思いいたるのだが、それでも、物語じたいは、それほどの飛躍は感じさせない。なぜなら、テレパスを“魔女”と呼び、彼女の動向を“伝説”と呼ぼうと、さらに瑤子がテレパスだろうと、この小説の、しっかりと日常に根ざしたリアリズムは微動だにしないからだ。瑤子はいたって善良な―だけでなく、透明感のある美女であり、きわめて常識人でもある。
ところが、彼女はこの“常識”に搦めとられていると指摘する女性が現れる。伸子だ。まさに“伸びしろ”に溢れた女性である。“物質的な不自由というものを、生れてから一度も味わったことがなく、それだけに何かしら不自由に憧れている”という女性だ。伸子には自然と自分の正体をバラしてしまう瑤子。すると、伸子は、もうご主人に隠す必要はない、いや、むしろテレパスであることを積極的に活かすべきよ!と瑤子を励ますのだ。
岡崎唯士、田辺清次郎、田辺圭介、お兼さん、柴崎ふじとその一家…そして谷村伸子。瑤子は、逃亡劇の間に様々な人たちの人情の機微に触れていく。ここらあたりは、同じテレパスものの<七瀬シリーズ>とは違い、性善説にしたがって物語は進んでいく。これをもの足りないと感じる読者もいるかも知れない。タイトルに偽りあり、とか。もしそう思いそうなら、スルーすればいいと思う。しかし、これは、負い目をそうでないものに代えていくこともできるはずと―殊に女性に対して励ますような“やさしい”小説だと思う。作者に代わって伸子が、そう力強く言ってくれているのだと受け取った。
魔女伝説 (1978年) Amazon書評・レビュー: 魔女伝説 (1978年)より
B000J8NAIC
No.14
(4pt)

○○伝説シリーズの異色作

角川から出版されている半村良氏の○○伝説シリーズは、不思議な事件の起こる冒頭から、謎を巡ってのめまぐるしい展開、中盤での価値観の逆転、思い切りの良い皮肉に満ちた終わり方、とストーリーはそれぞれ独立していますが。構成上は類似点の多い作品群で、どれも高レベルの物語ばかりです。
さて、この作品はその中でも異色作で、不思議な事件(妻の失踪)~妻を捜す夫の探索行を描く序盤は形式上、他のシリーズ作品に近いと思いますが、読んだ印象はまったく異なります。
全体を通して、あまり悪人の出てこない、どちらかというと清清しい感じの登場人物が多く出てきて、ストーリー、読後感とも、半村良氏の伝奇作品には珍しく?さわやかな印象を残します。
個人的には、ほかの○○伝説のほうが、はったりが効いて面白いと思いますが、こちらのほうが名作と思う人も多いと思います。
魔女伝説 (1980年) (中公文庫) Amazon書評・レビュー: 魔女伝説 (1980年) (中公文庫)より
B000J8652K
No.13
(4pt)

○○伝説シリーズの異色作

角川から出版されている半村良氏の○○伝説シリーズは、不思議な事件の起こる冒頭から、謎を巡ってのめまぐるしい展開、中盤での価値観の逆転、思い切りの良い皮肉に満ちた終わり方、とストーリーはそれぞれ独立していますが。構成上は類似点の多い作品群で、どれも高レベルの物語ばかりです。
さて、この作品はその中でも異色作で、不思議な事件(妻の失踪)~妻を捜す夫の探索行を描く序盤は形式上、他のシリーズ作品に近いと思いますが、読んだ印象はまったく異なります。
全体を通して、あまり悪人の出てこない、どちらかというと清清しい感じの登場人物が多く出てきて、ストーリー、読後感とも、半村良氏の伝奇作品には珍しく?さわやかな印象を残します。
個人的には、ほかの○○伝説のほうが、はったりが効いて面白いと思いますが、こちらのほうが名作と思う人も多いと思います。
魔女伝説 (1981年) (角川文庫) Amazon書評・レビュー: 魔女伝説 (1981年) (角川文庫)より
B000J8038M
No.12
(4pt)

○○伝説シリーズの異色作

角川から出版されている半村良氏の○○伝説シリーズは、不思議な事件の起こる冒頭から、謎を巡ってのめまぐるしい展開、中盤での価値観の逆転、思い切りの良い皮肉に満ちた終わり方、とストーリーはそれぞれ独立していますが。構成上は類似点の多い作品群で、どれも高レベルの物語ばかりです。
さて、この作品はその中でも異色作で、不思議な事件(妻の失踪)~妻を捜す夫の探索行を描く序盤は形式上、他のシリーズ作品に近いと思いますが、読んだ印象はまったく異なります。
全体を通して、あまり悪人の出てこない、どちらかというと清清しい感じの登場人物が多く出てきて、ストーリー、読後感とも、半村良氏の伝奇作品には珍しく?さわやかな印象を残します。
個人的には、ほかの○○伝説のほうが、はったりが効いて面白いと思いますが、こちらのほうが名作と思う人も多いと思います。
魔女伝説 (1978年) Amazon書評・レビュー: 魔女伝説 (1978年)より
B000J8NAIC
No.11
(4pt)

○○伝説シリーズの異色作

角川から出版されている半村良氏の○○伝説シリーズは、不思議な事件の起こる冒頭から、謎を巡ってのめまぐるしい展開、中盤での価値観の逆転、思い切りの良い皮肉に満ちた終わり方、とストーリーはそれぞれ独立していますが。構成上は類似点の多い作品群で、どれも高レベルの物語ばかりです。
さて、この作品はその中でも異色作で、不思議な事件(妻の失踪)~妻を捜す夫の探索行を描く序盤は形式上、他のシリーズ作品に近いと思いますが、読んだ印象はまったく異なります。
全体を通して、あまり悪人の出てこない、どちらかというと清清しい感じの登場人物が多く出てきて、ストーリー、読後感とも、半村良氏の伝奇作品には珍しく?さわやかな印象を残します。
個人的には、ほかの○○伝説のほうが、はったりが効いて面白いと思いますが、こちらのほうが名作と思う人も多いと思います。
魔女伝説 Amazon書評・レビュー: 魔女伝説より
4120008150
No.10
(4pt)

○○伝説シリーズの異色作

角川から出版されている半村良氏の○○伝説シリーズは、不思議な事件の起こる冒頭から、謎を巡ってのめまぐるしい展開、中盤での価値観の逆転、思い切りの良い皮肉に満ちた終わり方、とストーリーはそれぞれ独立していますが。構成上は類似点の多い作品群で、どれも高レベルの物語ばかりです。
さて、この作品はその中でも異色作で、不思議な事件(妻の失踪)~妻を捜す夫の探索行を描く序盤は形式上、他のシリーズ作品に近いと思いますが、読んだ印象はまったく異なります。
全体を通して、あまり悪人の出てこない、どちらかというと清清しい感じの登場人物が多く出てきて、ストーリー、読後感とも、半村良氏の伝奇作品には珍しく?さわやかな印象を残します。
個人的には、ほかの○○伝説のほうが、はったりが効いて面白いと思いますが、こちらのほうが名作と思う人も多いと思います。
魔女伝説 (中公文庫 A 137) Amazon書評・レビュー: 魔女伝説 (中公文庫 A 137)より
4122007534
No.9
(4pt)

○○伝説シリーズの異色作

角川から出版されている半村良氏の○○伝説シリーズは、不思議な事件の起こる冒頭から、謎を巡ってのめまぐるしい展開、中盤での価値観の逆転、思い切りの良い皮肉に満ちた終わり方、とストーリーはそれぞれ独立していますが。構成上は類似点の多い作品群で、どれも高レベルの物語ばかりです。
さて、この作品はその中でも異色作で、不思議な事件(妻の失踪)~妻を捜す夫の探索行を描く序盤は形式上、他のシリーズ作品に近いと思いますが、読んだ印象はまったく異なります。
全体を通して、あまり悪人の出てこない、どちらかというと清清しい感じの登場人物が多く出てきて、ストーリー、読後感とも、半村良氏の伝奇作品には珍しく?さわやかな印象を残します。
個人的には、ほかの○○伝説のほうが、はったりが効いて面白いと思いますが、こちらのほうが名作と思う人も多いと思います。
魔女伝説 (ハルキ文庫) Amazon書評・レビュー: 魔女伝説 (ハルキ文庫)より
4894564181
No.8
(4pt)

○○伝説シリーズの異色作

角川から出版されている半村良氏の○○伝説シリーズは、不思議な事件の起こる冒頭から、謎を巡ってのめまぐるしい展開、中盤での価値観の逆転、思い切りの良い皮肉に満ちた終わり方、とストーリーはそれぞれ独立していますが。構成上は類似点の多い作品群で、どれも高レベルの物語ばかりです。
さて、この作品はその中でも異色作で、不思議な事件(妻の失踪)~妻を捜す夫の探索行を描く序盤は形式上、他のシリーズ作品に近いと思いますが、読んだ印象はまったく異なります。
全体を通して、あまり悪人の出てこない、どちらかというと清清しい感じの登場人物が多く出てきて、ストーリー、読後感とも、半村良氏の伝奇作品には珍しく?さわやかな印象を残します。
個人的には、ほかの○○伝説のほうが、はったりが効いて面白いと思いますが、こちらのほうが名作と思う人も多いと思います。
魔女伝説 (角川文庫 緑 375-26) Amazon書評・レビュー: 魔女伝説 (角川文庫 緑 375-26)より
4041375266
No.7
(4pt)

珍しくロマンチック。女性受けがよさそう

半村良の小説では珍しく(?)エロがなく、女性の内面的な部分にも触れた作品。

失踪した妻の立ち寄った場所には真珠色に光る苔が残されている。
京都苔寺、箱根、金沢、能登、米沢、宮崎・・・苔に関連する場所を転々と移りつつ、謎が明らかになっていく。
失踪の原因とは?苔との関係は?妻は夫のもとに帰ることはできるのか?
苔の緑、冬の真っ白な金沢、米沢の紅花などの色彩など、視覚的に美しくロマンチックな印象を与える作品となっています。

平凡な日常生活から非日常へといった、半村作品のよくある手ですが、女性が主役のためかコンパクトな展開。
ものたりないかもしれません。
でもどぎつくなくキレイにまとまっており、私は好きです。

半村良を初めて読む女性にオススメの一冊。
魔女伝説 (1980年) (中公文庫) Amazon書評・レビュー: 魔女伝説 (1980年) (中公文庫)より
B000J8652K
No.6
(4pt)

珍しくロマンチック。女性受けがよさそう

半村良の小説では珍しく(?)エロがなく、女性の内面的な部分にも触れた作品。

失踪した妻の立ち寄った場所には真珠色に光る苔が残されている。
京都苔寺、箱根、金沢、能登、米沢、宮崎・・・苔に関連する場所を転々と移りつつ、謎が明らかになっていく。
失踪の原因とは?苔との関係は?妻は夫のもとに帰ることはできるのか?
苔の緑、冬の真っ白な金沢、米沢の紅花などの色彩など、視覚的に美しくロマンチックな印象を与える作品となっています。

平凡な日常生活から非日常へといった、半村作品のよくある手ですが、女性が主役のためかコンパクトな展開。
ものたりないかもしれません。
でもどぎつくなくキレイにまとまっており、私は好きです。

半村良を初めて読む女性にオススメの一冊。
魔女伝説 (1981年) (角川文庫) Amazon書評・レビュー: 魔女伝説 (1981年) (角川文庫)より
B000J8038M
No.5
(4pt)

珍しくロマンチック。女性受けがよさそう

半村良の小説では珍しく(?)エロがなく、女性の内面的な部分にも触れた作品。

失踪した妻の立ち寄った場所には真珠色に光る苔が残されている。
京都苔寺、箱根、金沢、能登、米沢、宮崎・・・苔に関連する場所を転々と移りつつ、謎が明らかになっていく。
失踪の原因とは?苔との関係は?妻は夫のもとに帰ることはできるのか?
苔の緑、冬の真っ白な金沢、米沢の紅花などの色彩など、視覚的に美しくロマンチックな印象を与える作品となっています。

平凡な日常生活から非日常へといった、半村作品のよくある手ですが、女性が主役のためかコンパクトな展開。
ものたりないかもしれません。
でもどぎつくなくキレイにまとまっており、私は好きです。

半村良を初めて読む女性にオススメの一冊。
魔女伝説 (1978年) Amazon書評・レビュー: 魔女伝説 (1978年)より
B000J8NAIC
No.4
(4pt)

珍しくロマンチック。女性受けがよさそう

半村良の小説では珍しく(?)エロがなく、女性の内面的な部分にも触れた作品。

失踪した妻の立ち寄った場所には真珠色に光る苔が残されている。
京都苔寺、箱根、金沢、能登、米沢、宮崎・・・苔に関連する場所を転々と移りつつ、謎が明らかになっていく。
失踪の原因とは?苔との関係は?妻は夫のもとに帰ることはできるのか?
苔の緑、冬の真っ白な金沢、米沢の紅花などの色彩など、視覚的に美しくロマンチックな印象を与える作品となっています。

平凡な日常生活から非日常へといった、半村作品のよくある手ですが、女性が主役のためかコンパクトな展開。
ものたりないかもしれません。
でもどぎつくなくキレイにまとまっており、私は好きです。

半村良を初めて読む女性にオススメの一冊。
魔女伝説 Amazon書評・レビュー: 魔女伝説より
4120008150
No.3
(4pt)

珍しくロマンチック。女性受けがよさそう

半村良の小説では珍しく(?)エロがなく、女性の内面的な部分にも触れた作品。

失踪した妻の立ち寄った場所には真珠色に光る苔が残されている。
京都苔寺、箱根、金沢、能登、米沢、宮崎・・・苔に関連する場所を転々と移りつつ、謎が明らかになっていく。
失踪の原因とは?苔との関係は?妻は夫のもとに帰ることはできるのか?
苔の緑、冬の真っ白な金沢、米沢の紅花などの色彩など、視覚的に美しくロマンチックな印象を与える作品となっています。

平凡な日常生活から非日常へといった、半村作品のよくある手ですが、女性が主役のためかコンパクトな展開。
ものたりないかもしれません。
でもどぎつくなくキレイにまとまっており、私は好きです。

半村良を初めて読む女性にオススメの一冊。
魔女伝説 (中公文庫 A 137) Amazon書評・レビュー: 魔女伝説 (中公文庫 A 137)より
4122007534
No.2
(4pt)

珍しくロマンチック。女性受けがよさそう

半村良の小説では珍しく(?)エロがなく、女性の内面的な部分にも触れた作品。

失踪した妻の立ち寄った場所には真珠色に光る苔が残されている。
京都苔寺、箱根、金沢、能登、米沢、宮崎・・・苔に関連する場所を転々と移りつつ、謎が明らかになっていく。
失踪の原因とは?苔との関係は?妻は夫のもとに帰ることはできるのか?
苔の緑、冬の真っ白な金沢、米沢の紅花などの色彩など、視覚的に美しくロマンチックな印象を与える作品となっています。

平凡な日常生活から非日常へといった、半村作品のよくある手ですが、女性が主役のためかコンパクトな展開。
ものたりないかもしれません。
でもどぎつくなくキレイにまとまっており、私は好きです。

半村良を初めて読む女性にオススメの一冊。
魔女伝説 (ハルキ文庫) Amazon書評・レビュー: 魔女伝説 (ハルキ文庫)より
4894564181