十角館の殺人

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評判

十角館の殺人の評価:

3.75/5点 レビュー 763件。 S ランク

Amazon書評・レビュー点数毎のグラフです

平均点3.75pt

Amazonレビュー一覧

Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全2,306件 1,721〜1,740 87/116ページ
No.586
(2pt)

古さは致命的

デビュー作としては文体は洗練されていると思った。

ただ、多くの人が言われているように殺人動機が弱い。
それと、復讐されるものたちも「過去の事故」と自分たちが興味を持っている「事件」の関連性を知らないのは不自然過ぎる。
知っていて参加したものもいたので余計「?」という感じ。
結局殺された連中は最後までほぼ気付かないまま。自分達の罪を理解した上で死を迎えて初めて復讐が達成されると思うのでちょっともやっとする。
最後に、時代は私の学生時代とほぼ重なるが、いくらなんでも言葉遣いが古臭い。「そうかもしれん」とか「何とも言えんな」とかおっさんのようだし、女子は「〜だわ」ばかり。
サークルの合宿で女子が厨房係が当然の描写があり、後書きにはそんな時代とくくられていたが、実際そんなことはなかったし、とにかく読んでいてそういうのは腹が立つものだと感じた。「お茶いれてくれよ」なんて言われたら女子に総スカン食らったはず。

登場人物に魅力がないのも夢中になれなかった原因かも。
十角館の殺人 (講談社ノベルス) Amazon書評・レビュー: 十角館の殺人 (講談社ノベルス)より
406181320X
No.585
(4pt)

面白く読めたけど

終始面白く読めた。
犯人が確定したときには思わずページを戻して、それまでのところを再読してしまったくらいだ。
トリックも大胆不敵。
ただ、島に閉じ込められた学生たちにもう少し緊迫感が欲しかった。もっときりきりとした緊張、疑心暗鬼、互いが互いを犯人だと罵るような、もっと殺伐とした雰囲気、そういうのが私には欲しかったです。彼ら学生は無駄に頭がいいのか、そうした崩壊的な環境にはならなかった。
十角館の殺人 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 十角館の殺人 (講談社文庫)より
4062758571
No.584
(4pt)

面白く読めたけど

終始面白く読めた。
犯人が確定したときには思わずページを戻して、それまでのところを再読してしまったくらいだ。
トリックも大胆不敵。
ただ、島に閉じ込められた学生たちにもう少し緊迫感が欲しかった。もっときりきりとした緊張、疑心暗鬼、互いが互いを犯人だと罵るような、もっと殺伐とした雰囲気、そういうのが私には欲しかったです。彼ら学生は無駄に頭がいいのか、そうした崩壊的な環境にはならなかった。
十角館の殺人 (YA!ENTERTAINMENT) Amazon書評・レビュー: 十角館の殺人 (YA!ENTERTAINMENT)より
406269400X
No.583
(4pt)

面白く読めたけど

終始面白く読めた。
犯人が確定したときには思わずページを戻して、それまでのところを再読してしまったくらいだ。
トリックも大胆不敵。
ただ、島に閉じ込められた学生たちにもう少し緊迫感が欲しかった。もっときりきりとした緊張、疑心暗鬼、互いが互いを犯人だと罵るような、もっと殺伐とした雰囲気、そういうのが私には欲しかったです。彼ら学生は無駄に頭がいいのか、そうした崩壊的な環境にはならなかった。
十角館の殺人 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 十角館の殺人 (講談社文庫)より
4061849794
No.582
(4pt)

面白く読めたけど

終始面白く読めた。
犯人が確定したときには思わずページを戻して、それまでのところを再読してしまったくらいだ。
トリックも大胆不敵。
ただ、島に閉じ込められた学生たちにもう少し緊迫感が欲しかった。もっときりきりとした緊張、疑心暗鬼、互いが互いを犯人だと罵るような、もっと殺伐とした雰囲気、そういうのが私には欲しかったです。彼ら学生は無駄に頭がいいのか、そうした崩壊的な環境にはならなかった。
十角館の殺人 (講談社ノベルス) Amazon書評・レビュー: 十角館の殺人 (講談社ノベルス)より
406181320X
No.581
(3pt)

最後にもうひと捻り欲しかった

状況的に、トリックはアレしかないよね、というのが途中でわかってしまう。そして案の定それがトリックだった。

しかしこれはしょうがないともいえる。当時は1980年代で、今ほど推理もののエンターテイメントが巷になかった。しかし現代は、名探偵コナンに金田一少年の事件簿に古畑任三郎にと、さまざまな探偵もののエンターテイメントがある。だから、トリックは結構容易に予想が付いてしまう。

確かに小説は活字だから意味があるのだから、依然としてミステリー作品の価値はあるわけだが。
十角館の殺人 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 十角館の殺人 (講談社文庫)より
4062758571
No.580
(3pt)

最後にもうひと捻り欲しかった

状況的に、トリックはアレしかないよね、というのが途中でわかってしまう。そして案の定それがトリックだった。

しかしこれはしょうがないともいえる。当時は1980年代で、今ほど推理もののエンターテイメントが巷になかった。しかし現代は、名探偵コナンに金田一少年の事件簿に古畑任三郎にと、さまざまな探偵もののエンターテイメントがある。だから、トリックは結構容易に予想が付いてしまう。

確かに小説は活字だから意味があるのだから、依然としてミステリー作品の価値はあるわけだが。
十角館の殺人 (YA!ENTERTAINMENT) Amazon書評・レビュー: 十角館の殺人 (YA!ENTERTAINMENT)より
406269400X
No.579
(3pt)

最後にもうひと捻り欲しかった

状況的に、トリックはアレしかないよね、というのが途中でわかってしまう。そして案の定それがトリックだった。

しかしこれはしょうがないともいえる。当時は1980年代で、今ほど推理もののエンターテイメントが巷になかった。しかし現代は、名探偵コナンに金田一少年の事件簿に古畑任三郎にと、さまざまな探偵もののエンターテイメントがある。だから、トリックは結構容易に予想が付いてしまう。

確かに小説は活字だから意味があるのだから、依然としてミステリー作品の価値はあるわけだが。
十角館の殺人 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 十角館の殺人 (講談社文庫)より
4061849794
No.578
(3pt)

最後にもうひと捻り欲しかった

状況的に、トリックはアレしかないよね、というのが途中でわかってしまう。そして案の定それがトリックだった。

しかしこれはしょうがないともいえる。当時は1980年代で、今ほど推理もののエンターテイメントが巷になかった。しかし現代は、名探偵コナンに金田一少年の事件簿に古畑任三郎にと、さまざまな探偵もののエンターテイメントがある。だから、トリックは結構容易に予想が付いてしまう。

確かに小説は活字だから意味があるのだから、依然としてミステリー作品の価値はあるわけだが。
十角館の殺人 (講談社ノベルス) Amazon書評・レビュー: 十角館の殺人 (講談社ノベルス)より
406181320X
No.577
(3pt)

変なところに期待持っちゃって…

面白かったです。
久々に小説を一気読みしました。
犯人が明らかになるあの一行を読んだ時も「え!?まじで!?」とはなりました。
しかし、うっ…すら怪しいなと思っていた人物ではあります。

それよりも!読む前に見た某雑誌の「本」特集にこの作品のレビューが載っていて、「ラスト一行の衝撃がすごい」様な事が書かれていました。
ラストというからてっきりエピローグの最後の最後に、先の一行など歯牙にもかけぬほどの更なるどんでん返しの一行があるんでしょう!とワックワクしながら読み進めたらそのまま終わり…
あれ!?(笑)という感じでした(笑)

作品自体はかなり良い。20代のデビュー作でこのクオリティはすごい。
ただあの雑誌を先に読まなきゃよかった…!(笑)
何の評価だという感じですが、先入観や過度な期待を持ってはいかんな、という…
十角館の殺人 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 十角館の殺人 (講談社文庫)より
4062758571
No.576
(3pt)

変なところに期待持っちゃって…

面白かったです。
久々に小説を一気読みしました。
犯人が明らかになるあの一行を読んだ時も「え!?まじで!?」とはなりました。
しかし、うっ…すら怪しいなと思っていた人物ではあります。

それよりも!読む前に見た某雑誌の「本」特集にこの作品のレビューが載っていて、「ラスト一行の衝撃がすごい」様な事が書かれていました。
ラストというからてっきりエピローグの最後の最後に、先の一行など歯牙にもかけぬほどの更なるどんでん返しの一行があるんでしょう!とワックワクしながら読み進めたらそのまま終わり…
あれ!?(笑)という感じでした(笑)

作品自体はかなり良い。20代のデビュー作でこのクオリティはすごい。
ただあの雑誌を先に読まなきゃよかった…!(笑)
何の評価だという感じですが、先入観や過度な期待を持ってはいかんな、という…
十角館の殺人 (YA!ENTERTAINMENT) Amazon書評・レビュー: 十角館の殺人 (YA!ENTERTAINMENT)より
406269400X
No.575
(3pt)

変なところに期待持っちゃって…

面白かったです。
久々に小説を一気読みしました。
犯人が明らかになるあの一行を読んだ時も「え!?まじで!?」とはなりました。
しかし、うっ…すら怪しいなと思っていた人物ではあります。

それよりも!読む前に見た某雑誌の「本」特集にこの作品のレビューが載っていて、「ラスト一行の衝撃がすごい」様な事が書かれていました。
ラストというからてっきりエピローグの最後の最後に、先の一行など歯牙にもかけぬほどの更なるどんでん返しの一行があるんでしょう!とワックワクしながら読み進めたらそのまま終わり…
あれ!?(笑)という感じでした(笑)

作品自体はかなり良い。20代のデビュー作でこのクオリティはすごい。
ただあの雑誌を先に読まなきゃよかった…!(笑)
何の評価だという感じですが、先入観や過度な期待を持ってはいかんな、という…
十角館の殺人 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 十角館の殺人 (講談社文庫)より
4061849794
No.574
(3pt)

変なところに期待持っちゃって…

面白かったです。
久々に小説を一気読みしました。
犯人が明らかになるあの一行を読んだ時も「え!?まじで!?」とはなりました。
しかし、うっ…すら怪しいなと思っていた人物ではあります。

それよりも!読む前に見た某雑誌の「本」特集にこの作品のレビューが載っていて、「ラスト一行の衝撃がすごい」様な事が書かれていました。
ラストというからてっきりエピローグの最後の最後に、先の一行など歯牙にもかけぬほどの更なるどんでん返しの一行があるんでしょう!とワックワクしながら読み進めたらそのまま終わり…
あれ!?(笑)という感じでした(笑)

作品自体はかなり良い。20代のデビュー作でこのクオリティはすごい。
ただあの雑誌を先に読まなきゃよかった…!(笑)
何の評価だという感じですが、先入観や過度な期待を持ってはいかんな、という…
十角館の殺人 (講談社ノベルス) Amazon書評・レビュー: 十角館の殺人 (講談社ノベルス)より
406181320X
No.573
(3pt)

みごとに欺かれてしまいました。

犯人は全く予想外ですっかり欺かれてしまいました。
おみごとです。ウソーと言ってしばし唖然としました。

ただ、そこから物語りはどんどんトーンダウンして
尻つぼみに終わります。
証拠がないまま幕を閉じるラストって、ミステリーとしてどうなのでしょう。
十角館の殺人 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 十角館の殺人 (講談社文庫)より
4062758571
No.572
(3pt)

みごとに欺かれてしまいました。

犯人は全く予想外ですっかり欺かれてしまいました。
おみごとです。ウソーと言ってしばし唖然としました。

ただ、そこから物語りはどんどんトーンダウンして
尻つぼみに終わります。
証拠がないまま幕を閉じるラストって、ミステリーとしてどうなのでしょう。
十角館の殺人 (YA!ENTERTAINMENT) Amazon書評・レビュー: 十角館の殺人 (YA!ENTERTAINMENT)より
406269400X
No.571
(3pt)

みごとに欺かれてしまいました。

犯人は全く予想外ですっかり欺かれてしまいました。
おみごとです。ウソーと言ってしばし唖然としました。

ただ、そこから物語りはどんどんトーンダウンして
尻つぼみに終わります。
証拠がないまま幕を閉じるラストって、ミステリーとしてどうなのでしょう。
十角館の殺人 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 十角館の殺人 (講談社文庫)より
4061849794
No.570
(3pt)

みごとに欺かれてしまいました。

犯人は全く予想外ですっかり欺かれてしまいました。
おみごとです。ウソーと言ってしばし唖然としました。

ただ、そこから物語りはどんどんトーンダウンして
尻つぼみに終わります。
証拠がないまま幕を閉じるラストって、ミステリーとしてどうなのでしょう。
十角館の殺人 (講談社ノベルス) Amazon書評・レビュー: 十角館の殺人 (講談社ノベルス)より
406181320X
No.569
(4pt)

オチの秀逸さに脱帽…でも、納得いかない!

ネットで高評価な作品だったので、試しに読んでみたが、結末の一行を読んだ時には、思わず、ニヤケ顔に。完全に作者の思うツボにハマってしまった(笑)

この作品のスゴいトコロは、読者が犯人当てに躍起になればなるほど、作者の仕掛けた罠にハマってしまうトコロである。読者の思い込みを利用した秀逸なオチは、一読の価値があると思う。

しかし、この作品の評価ポイントはあくまで、「オチ」のみである。作者は本格ミステリーう売りにしているようだが、「犯人当て」のみに特化させた小説が本格ミステリーと言えるのか疑問である。そもそも、本作は長編ミステリーである。犯人当てに献身的な読者は、それこそ何時間、何日もかけて、納得のいく犯人を考え出す。だからこそ、その答え合わせは、その時間と吊り合う、誰もが納得のいく結末に仕上げることは、ミステリー作家にとって、最も重大な責任であるハズである。

けれども、今作では作者の経験不足なのか、登場人物の動きが不自然なせいで、無駄なアリバイの空白があちらこちらで見受けられる。これが、作者の意図したものでないことは、詳細な解説が存在しないことから伺い知れる。詳しいシーンを指してしまうと、最初の被害者の死体を調べようとした登場人物たちを第一発見者が制するシーンがあるが、その理由は「被害者は仮にも乙女なのだから、死体を見るのはよしてくれ」というのである。そして、この死体の状況については、これ以降、読者にも分らないのである。これでは、読者と作者はフェアでないどころか、完全に作者のファールではないか。

と、まあ、このような本当に無駄な伏線が随所に散りばめられている上、犯人の殺人の動機も、何ともお粗末な理由であるから、今作の結末に100%納得のいった読者はまずいないであろう。先にも述べた通り、長編ミステリーは 読むのに、それなりの時間をつかうのだから、読者に敬意を示すならば、今後は、登場人物の個性や、表現力するまで、ミステリー小説は書かないで欲しいものである。
十角館の殺人 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 十角館の殺人 (講談社文庫)より
4062758571
No.568
(4pt)

オチの秀逸さに脱帽…でも、納得いかない!

ネットで高評価な作品だったので、試しに読んでみたが、結末の一行を読んだ時には、思わず、ニヤケ顔に。完全に作者の思うツボにハマってしまった(笑)

この作品のスゴいトコロは、読者が犯人当てに躍起になればなるほど、作者の仕掛けた罠にハマってしまうトコロである。読者の思い込みを利用した秀逸なオチは、一読の価値があると思う。

しかし、この作品の評価ポイントはあくまで、「オチ」のみである。作者は本格ミステリーう売りにしているようだが、「犯人当て」のみに特化させた小説が本格ミステリーと言えるのか疑問である。そもそも、本作は長編ミステリーである。犯人当てに献身的な読者は、それこそ何時間、何日もかけて、納得のいく犯人を考え出す。だからこそ、その答え合わせは、その時間と吊り合う、誰もが納得のいく結末に仕上げることは、ミステリー作家にとって、最も重大な責任であるハズである。

けれども、今作では作者の経験不足なのか、登場人物の動きが不自然なせいで、無駄なアリバイの空白があちらこちらで見受けられる。これが、作者の意図したものでないことは、詳細な解説が存在しないことから伺い知れる。詳しいシーンを指してしまうと、最初の被害者の死体を調べようとした登場人物たちを第一発見者が制するシーンがあるが、その理由は「被害者は仮にも乙女なのだから、死体を見るのはよしてくれ」というのである。そして、この死体の状況については、これ以降、読者にも分らないのである。これでは、読者と作者はフェアでないどころか、完全に作者のファールではないか。

と、まあ、このような本当に無駄な伏線が随所に散りばめられている上、犯人の殺人の動機も、何ともお粗末な理由であるから、今作の結末に100%納得のいった読者はまずいないであろう。先にも述べた通り、長編ミステリーは 読むのに、それなりの時間をつかうのだから、読者に敬意を示すならば、今後は、登場人物の個性や、表現力するまで、ミステリー小説は書かないで欲しいものである。
十角館の殺人 (YA!ENTERTAINMENT) Amazon書評・レビュー: 十角館の殺人 (YA!ENTERTAINMENT)より
406269400X
No.567
(4pt)

オチの秀逸さに脱帽…でも、納得いかない!

ネットで高評価な作品だったので、試しに読んでみたが、結末の一行を読んだ時には、思わず、ニヤケ顔に。完全に作者の思うツボにハマってしまった(笑)

この作品のスゴいトコロは、読者が犯人当てに躍起になればなるほど、作者の仕掛けた罠にハマってしまうトコロである。読者の思い込みを利用した秀逸なオチは、一読の価値があると思う。

しかし、この作品の評価ポイントはあくまで、「オチ」のみである。作者は本格ミステリーう売りにしているようだが、「犯人当て」のみに特化させた小説が本格ミステリーと言えるのか疑問である。そもそも、本作は長編ミステリーである。犯人当てに献身的な読者は、それこそ何時間、何日もかけて、納得のいく犯人を考え出す。だからこそ、その答え合わせは、その時間と吊り合う、誰もが納得のいく結末に仕上げることは、ミステリー作家にとって、最も重大な責任であるハズである。

けれども、今作では作者の経験不足なのか、登場人物の動きが不自然なせいで、無駄なアリバイの空白があちらこちらで見受けられる。これが、作者の意図したものでないことは、詳細な解説が存在しないことから伺い知れる。詳しいシーンを指してしまうと、最初の被害者の死体を調べようとした登場人物たちを第一発見者が制するシーンがあるが、その理由は「被害者は仮にも乙女なのだから、死体を見るのはよしてくれ」というのである。そして、この死体の状況については、これ以降、読者にも分らないのである。これでは、読者と作者はフェアでないどころか、完全に作者のファールではないか。

と、まあ、このような本当に無駄な伏線が随所に散りばめられている上、犯人の殺人の動機も、何ともお粗末な理由であるから、今作の結末に100%納得のいった読者はまずいないであろう。先にも述べた通り、長編ミステリーは 読むのに、それなりの時間をつかうのだから、読者に敬意を示すならば、今後は、登場人物の個性や、表現力するまで、ミステリー小説は書かないで欲しいものである。
十角館の殺人 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 十角館の殺人 (講談社文庫)より
4061849794