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(短編集)

贅肉



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【この小説が収録されている参考書籍】
贅肉 (双葉文庫)

贅肉の評価: 3.80/5点 レビュー 5件。 Cランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.80pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全5件 1~5 1/1ページ
No.5:
(3pt)

結構先が読める

短編がいくつか合わさったものです。
推理ものですが結構先が読めてしまって・・・
私は小池さんの短編よりも長編の方が好きです。
贅肉 (双葉文庫)Amazon書評・レビュー:贅肉 (双葉文庫)より
4575521698
No.4:
(5pt)

「悪魔のシッポと天使のハネ」

短編5話

贅肉
ねじれた偶像
一人芝居
誤解を生む法則
どうにかなる

解説 朝山実の「悪魔のシッポと天使のハネ」とう表現が面白い。

恐怖小説,推理小説,現代小説。どう表現してもしっくりこない。
小池真理子小説。
贅肉 (双葉文庫)Amazon書評・レビュー:贅肉 (双葉文庫)より
4575521698
No.3:
(5pt)

短編といえば小池真理子さん

解説にもありましたが、人生における「明」と「暗」の分かれ道を、それぞれ物語が語ってくれています。

ちょっとした行き違いで人生おかしくなってしまったり、現代の介護問題にも触れ、ちょっと身につまされる思いです。

小池真理子さんの短編はどれも面白いですが、私は特にこれが気に入りましたね。
贅肉 (双葉文庫)Amazon書評・レビュー:贅肉 (双葉文庫)より
4575521698
No.2:
(3pt)

誰もが持っている歪んだ精神。

才色兼備の姉、葉子。どこに行っても彼女に注目が集まってしまうから、
道化役に徹していた妹、裕美。美しい姉の横顔に嫉妬や羨望や諦観やらが
入り交じった感情を抱きつつ、彼女を観察する、裕美の視点で描かれたのが本書。
その言葉は時に、ぞっとするほど冷酷だ。

物語の展開は、母親の死、そして姉の失恋という決定的な損失によってひきおこる。
何事にも完璧だった姉はひきこもるようになり、過食をするようになり、醜い身体へと転じていくのだ。

本書が描きたいのは単なる過食症の女性とその家族、というのではない。
裕美の心理の、その裏に潜む事実は少しずつ読者の目にに明らかにされていく。

そして、物語の終焉の衝撃的な事件によって
裕美が生きていく上で礎としていた存在が明らかとなるのだった。
非常におぞましい結末です。それはさるきちの予想以上の。ひぃぃと悲鳴をあげてしまうほど。

本書には他にも4作の短編が収載されていますが、
どれからも感じられるのは、想像力は危険、ということ。
想像力は暴走し、ねじ曲げられ、拡張され、ヒトを破滅に追い込むことがある。
そんなココロの負の部分に焦点を当てたのが本書であろう。
共感してしまう自分に誰もが動揺するかもしれない。
でも、誰しもが持っているのよね、醜い負の要素。
贅肉 (双葉文庫)Amazon書評・レビュー:贅肉 (双葉文庫)より
4575521698
No.1:
(3pt)

人間の歪んだ姿を書いた短編集

タイトルの「贅肉」を初め、この本のテーマは
「歪んだ人間心理」と言えると思う。
些細な出来事をきっかけに、転がり落ちていく
人の人生・・・。誰にでも起こりそうなところが
また、とても怖い。
「贅肉」は思わず、主人公である妹に同情して
しまうほどの、美しかった姉が醜く変貌し、
不気味な存在になってしまう過程が描かれている。
もし、わたしにこんなことが起こったら・・・
と思わせられて、鳥肌が立ってしまった。
夏に読んだら、涼しくなれるような感じです。
贅肉 (双葉文庫)Amazon書評・レビュー:贅肉 (双葉文庫)より
4575521698

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