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(短編集)
贅肉
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贅肉の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.80pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全5件 1~5 1/1ページ
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短編がいくつか合わさったものです。 推理ものですが結構先が読めてしまって・・・ 私は小池さんの短編よりも長編の方が好きです。 | ||||
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短編5話 贅肉 ねじれた偶像 一人芝居 誤解を生む法則 どうにかなる 解説 朝山実の「悪魔のシッポと天使のハネ」とう表現が面白い。 恐怖小説,推理小説,現代小説。どう表現してもしっくりこない。 小池真理子小説。 | ||||
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解説にもありましたが、人生における「明」と「暗」の分かれ道を、それぞれ物語が語ってくれています。 ちょっとした行き違いで人生おかしくなってしまったり、現代の介護問題にも触れ、ちょっと身につまされる思いです。 小池真理子さんの短編はどれも面白いですが、私は特にこれが気に入りましたね。 | ||||
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才色兼備の姉、葉子。どこに行っても彼女に注目が集まってしまうから、 道化役に徹していた妹、裕美。美しい姉の横顔に嫉妬や羨望や諦観やらが 入り交じった感情を抱きつつ、彼女を観察する、裕美の視点で描かれたのが本書。 その言葉は時に、ぞっとするほど冷酷だ。 物語の展開は、母親の死、そして姉の失恋という決定的な損失によってひきおこる。 何事にも完璧だった姉はひきこもるようになり、過食をするようになり、醜い身体へと転じていくのだ。 本書が描きたいのは単なる過食症の女性とその家族、というのではない。 裕美の心理の、その裏に潜む事実は少しずつ読者の目にに明らかにされていく。 そして、物語の終焉の衝撃的な事件によって 裕美が生きていく上で礎としていた存在が明らかとなるのだった。 非常におぞましい結末です。それはさるきちの予想以上の。ひぃぃと悲鳴をあげてしまうほど。 本書には他にも4作の短編が収載されていますが、 どれからも感じられるのは、想像力は危険、ということ。 想像力は暴走し、ねじ曲げられ、拡張され、ヒトを破滅に追い込むことがある。 そんなココロの負の部分に焦点を当てたのが本書であろう。 共感してしまう自分に誰もが動揺するかもしれない。 でも、誰しもが持っているのよね、醜い負の要素。 | ||||
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タイトルの「贅肉」を初め、この本のテーマは 「歪んだ人間心理」と言えると思う。 些細な出来事をきっかけに、転がり落ちていく 人の人生・・・。誰にでも起こりそうなところが また、とても怖い。 「贅肉」は思わず、主人公である妹に同情して しまうほどの、美しかった姉が醜く変貌し、 不気味な存在になってしまう過程が描かれている。 もし、わたしにこんなことが起こったら・・・ と思わせられて、鳥肌が立ってしまった。 夏に読んだら、涼しくなれるような感じです。 | ||||
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