噛みあわない会話と、ある過去について
評判
噛みあわない会話と、ある過去についての評価:
4.02/5点 レビュー 61件。 C ランク
Amazonレビュー一覧
Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全89件 81〜89 5/5ページ
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噛みあわない会話と、ある過去についての評価:
4.02/5点 レビュー 61件。 C ランク
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タイトルにもあるように、(1作目をのぞいて)「会話劇」と言ってもいいくらい、一対一の会話で物語が進んでいきます。特に2本目の「パッとしない子」と4本目の「早穂とゆかり」は対立関係にある2人の会話劇で、椅子が1つだけのシンプルな舞台での演劇を見ているような感覚になりました。
1作目を除くと、誰にでもある人生のなかで軽んじられて悔しい思いをした経験を描いているように感じました。被害者側から加害者側への訴えが生々しくつづられるのですが、私自身も被害者として嫌な思いをしたことはよく覚えているのに、加害者になった経験はさっさと忘れてしまう、というよりも、意識すらしていないことに読みながら気づかされました。多分この作品に出てくる被害者も、別の場面では誰かを軽んじているところは絶対にあると思うので、まさに人生はこんなふうに延々と「噛み合わない」まま進んでい行くんだろうなぁ、という悶々とした気持ちになって読み終わりました。
初版だけだと思いますが、リーフレットがついていて、本人のコメント付きの、これまでの講談社作品のリストが掲載されています。とても愛情がこもったつくりになっています。