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【葉室麟】
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いのちなりけりの評価:
3.78/5点 レビュー 18件。 B ランク
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
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歌の解釈に問題があるのではないでしょうか
山本周五郎には遠く及ばない。
が小説を貫くキーワードになっていますが、国文学者の方々の解釈は概ね「春になるたびに必ず花の盛りはあるだろうが、それに出会うのは命あってのことだ」( 「古今和歌集」小町谷照彦訳注・ちくま学芸文庫版)というものです。命は寿命の意味で、「毎年盛りを迎えてくり返される花の命に比べて、いつ終わりを迎えるかわからない人間の命のはななさをいう」(「古今和歌集」高田祐彦訳注・角川ソフィア文庫版)と解されています。
文芸における表現の自由ということはあるでしょうが、作品に引用する場合は正統的な解釈にもとづいて利用するというのが、いにしえの歌の作者への敬意というものではないか、と思われます。