007 逆襲のトリガー
評判
007 逆襲のトリガーの評価:
3.92/5点 レビュー 13件。 B ランク
Amazonレビュー一覧
Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
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007 逆襲のトリガーの評価:
3.92/5点 レビュー 13件。 B ランク
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米ソの宇宙開発競争を背景に、911を先取りするかのような大惨事をもたらさんとする大陰謀に挑む!
謎の韓国人大富豪の陰から糸を引くは、小説版の読者にはオナツカシや、ソビエト連邦の秘密組織スメルシュ。
映画では、スペクターにそのお株を奪われ半ば忘れられていた感が強いが、原作版では第1作「カジノロワイアル」以来、ボンドの宿敵として丁々発止の戦いを繰り広げてきた宿敵中の宿敵!
思えば、ル・シッフルもヒューゴー・ドラックスもゴールドフィンガーも、果てはミスター・ビッグに至るまでみ~んなこのスメルシュの息がかかっていたワケだ。
本作はイアン・フレミングが正にリアルタイムで執筆していた時代が舞台。
インディアンを敵にできなくなったウェスタンが凋落した如く、映画&小説共々、ソ連崩壊の影響にさらされたOO7シリーズ。
しかし、作品背景の時代設定を過去に持って行くことができることこそが小説の強み。ボンドも水を得た魚のような活躍ぶりを披露する。
序盤にはゴールドフィンガーの一件で知り合ったプシー・ガロアが登場。事前にアナウンスはあったが、ここまで物語の展開に関わってくるとは思いもよらなかった。
《あなたは一生、女と一緒には暮らせない男なのよ》
去り際の重い一言は、ジェームズ・ボンドという男の本質と運命をザンコクなまでに見抜いている。
今回はドイツはニュルブルクリンクのサーキットでの任務遂行を助け、ボンドとはオヤクソクの展開まで秒読み段階だった美女ローガンをさらって退場とは相成ったが、またどこかで再登場を期待したいキャラになっている。
今回、執筆を担当したアンソニー・ホロヴィッツは「女王陛下の少年スパイ!アレックス・ライダー」の生みの親として知られる。
敵役のシン・ジェソンの怪物性の希薄さ、むやみな殺生を避けようとするボンドの行動など気になるトコロもあれど、活気に富んだ展開は及第点をはるかに上回るデキ。
巻末の解説によればフレミング財団から2作目執筆の依頼も受けているとのことなのでコチラも大いに期待したい。