ららら科學の子

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評判

ららら科學の子の評価:

3.92/5点 レビュー 13件。 D ランク

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平均点3.92pt

Amazonレビュー一覧

Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全25件 21〜25 2/2ページ
No.5
(1pt)

私には無理でした

多くのレビューでこの本の素晴らしさが書かれていましたが,残念ながら私にはあわなかった.
だらだらと単調なことが繰り返され,時々主人公が中国や昔に思いをはせる場面が
唐突に入り込み,それが読んでいて面白くなかったです.
皆様が絶賛するので買って読んだのですが,今回は失敗です.
こんな意見もあることを御承知置き下さい.
ららら科學の子 (文春文庫) Amazon書評・レビュー: ららら科學の子 (文春文庫)より
4167691027
No.4
(5pt)

これぞ小説。

イトイさんが「ひとつのものを肯定したり賞賛したりするために、他のものを並列的にひいて、そちらを否定する」というのは止めようと書いていて、確かにその通りだとも思うけれど。ryuちゃんとかハルキくんより全然面白いぞ。finalventさんが絶賛する理由が分かった。

たしかに、性別・世代・読者を選らぶ作品であるのは間違いないけれど。
ダンディズムとか、ハードボイルドとか、昭和の男の矜持というのは、こういうことだと思う。

ひとつだけエピソードを紹介するのをお許しいただきたい。
付きまとう女子高生の肩にバーコードの刺青がある。彼が彼女に聞く「それ、金額が出るの?」と。ふたりでコンビニに入って店員に「ピッてやってくれませんか」とお願いする。音は出なかった。「良かった」と少女が微笑む。

そう、人間に値段を付ける事はできないのだ。(それは奴隷社会だ)人間の価値は、交換可能ではない「かけがえのないもの」の中にしかない。そうこの物語は教えてくれる。

大江健三郎の言う「読む者に力をあたえる小説」の一つだと思う。2006年に読んだ小説の中でベスト。
ららら科學の子 Amazon書評・レビュー: ららら科學の子より
4163222006
No.3
(5pt)

これぞ小説。

イトイさんが「ひとつのものを肯定したり賞賛したりするために、他のものを並列的にひいて、そちらを否定する」というのは止めようと書いていて、確かにその通りだとも思うけれど。ryuちゃんとかハルキくんより全然面白いぞ。finalventさんが絶賛する理由が分かった。

たしかに、性別・世代・読者を選らぶ作品であるのは間違いないけれど。
ダンディズムとか、ハードボイルドとか、昭和の男の矜持というのは、こういうことだと思う。

ひとつだけエピソードを紹介するのをお許しいただきたい。
付きまとう女子高生の肩にバーコードの刺青がある。彼が彼女に聞く「それ、金額が出るの?」と。ふたりでコンビニに入って店員に「ピッてやってくれませんか」とお願いする。音は出なかった。「良かった」と少女が微笑む。

そう、人間に値段を付ける事はできないのだ。(それは奴隷社会だ)人間の価値は、交換可能ではない「かけがえのないもの」の中にしかない。そうこの物語は教えてくれる。

大江健三郎の言う「読む者に力をあたえる小説」の一つだと思う。2006年に読んだ小説の中でベスト。
ららら科學の子 (文春文庫) Amazon書評・レビュー: ららら科學の子 (文春文庫)より
4167691027
No.2
(4pt)

ららら科学のつもりがげげげニッポンに

2003年初版で読んであまりに思いいれてしまったので、何年もらららブームが続いた。

本書を、あるいは矢作作品を新たに読む読書に対してはレビュアーのお1人が見事なコメントを寄せておられるので、ここでは本書から少し引用を。

<入る前からモーツァルトが聞こえた。交響曲、何番だろう。あまり好きなやつではない>

小林秀雄への揶揄も微かに・・・。

<誰も平気で地べたにしゃがんでいた。携帯電話と戯れていない者は、耳をおそろしく小さなヘッドフォンでふさいでいた。語り合い笑い合いする者も、目はお互いを見ていなかった。何を待っているのか。かれにはついに判らなかった>

ゴドーは来ない。何も待っていないのか?

<寿司屋の前に行列ができていた。銀行のようなガラス張りの店だった。誰もが無人カウンターに向って寿司を食べていた>

初読時ほどの感銘はなかったが、団塊世代のララバイ臭はともあれ、ニッポン社会の哀しさを描いた力作としてよくできていると思われる。
ららら科學の子 Amazon書評・レビュー: ららら科學の子より
4163222006
No.1
(4pt)

ららら科学のつもりがげげげニッポンに

2003年初版で読んであまりに思いいれてしまったので、何年もらららブームが続いた。

本書を、あるいは矢作作品を新たに読む読書に対してはレビュアーのお1人が見事なコメントを寄せておられるので、ここでは本書から少し引用を。

<入る前からモーツァルトが聞こえた。交響曲、何番だろう。あまり好きなやつではない>

小林秀雄への揶揄も微かに・・・。

<誰も平気で地べたにしゃがんでいた。携帯電話と戯れていない者は、耳をおそろしく小さなヘッドフォンでふさいでいた。語り合い笑い合いする者も、目はお互いを見ていなかった。何を待っているのか。かれにはついに判らなかった>

ゴドーは来ない。何も待っていないのか?

<寿司屋の前に行列ができていた。銀行のようなガラス張りの店だった。誰もが無人カウンターに向って寿司を食べていた>

初読時ほどの感銘はなかったが、団塊世代のララバイ臭はともあれ、ニッポン社会の哀しさを描いた力作としてよくできていると思われる。
ららら科學の子 (文春文庫) Amazon書評・レビュー: ららら科學の子 (文春文庫)より
4167691027