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幻の光
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幻の光の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.00pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全25件 21~25 2/2ページ
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忘れられない昔の自殺した亭主。 何故自分を置いて死んだのか、寒さのしみる北の土地でしんみりと それを振り返りながら生きていく。 女性の語りで身を切られるような切なさを伝える。 今に不満があるわけではない。でも何故あの人は・・・。 主人公の思いが、読み手の心に染み渡ります。 | ||||
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新聞の広告欄に女優の南果歩さんが人生を変えた1冊とこの本についての感想を書いてあり、それをきっかけに読んだ。この作者の本を読んだのも初めて。主人公の女性の生い立ちもかかれてあり、昭和20~30年代の日本ってこうも貧しい人は貧しかったのかな?と思った。寂しい感じがしたのは、冬の日本海がよく小説の中ででてきたから・・・・でしょうか? | ||||
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友達から進められるままに、読んだ本です。 一人称で展開していく、独特の世界観に引き込まれてしまいました。 物語自体も全部が納得する形では終わらないことで 自分で考える作業を要するところが、とても興味深いです。 疑似体験をした後に、どこまで深く考えるかが また一つの読書の楽しみなんだなって思える1冊でした。 | ||||
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丹精な筆致で書かれた短編集。収録された4編とも生と死がテーマに見え隠れする。 中でも表題作の「幻の光」が圧巻。 再婚し平穏な日々を送りながらも、前夫はなぜ自分と生後3ヶ月の子どもを残したまま死んだのだろうと日々問いかけている女性が主人公。日中も陽がささない長屋住まいだった貧しい子ども時代、徘徊癖のある痴呆で行方不明になった祖母、結婚、新婚生活と、前夫が自殺した夜のこと、再婚で奥能登に向かった日のこと・・・。関西弁の穏やかな語り口で綴られる半生は心にじんわりとしみわたります・・・。 | ||||
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この本は、私が宮本作品にはまったきっかけとなった作品です。 日常、生と死は対極にあるような錯覚に陥りますが、この本を読んでから「生きる」「生と死」に対する価値観が変わりました。 人間誰もが心の奥底で「幻の光」を見ているかもしれない。そして同時に生きていくことの素晴らしさを考えさせられた、読書後も深く余韻を残す小説です。 映画よりも断然こちらを読むべきだと思います。 | ||||
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