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幻の光
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幻の光の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.00pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全6件 1~6 1/1ページ
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「幻の光」の映画(是枝裕和監督)を観て原作を読んでみようと思った。他に3つの短編を合わせた短編集。濃淡はあれ亡くなった人の記憶を抱えている主人公の心象風景と、それに連動する景色が描かれる。中ではやはり表題作がいいかな。先に映画を観たせいか、能登半島の先の寒村のイメージが湧いてくる。 | ||||
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宮本先生の良さはやっぱ小説が一番かな。一字の密度濃すぎると、ついていけないかも。 | ||||
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主人公のゆみ子は少女時代に祖母が失踪、そして今度は、夫が自殺するという二つの死から逃れられないでいた。「なんで出て行ってしもたんやろ」「何で自殺なんかしたんやろ」繰り返される問い。その悔恨が、ゆみ子の心を大きく占める。再婚しても、心の中で亡き夫に話しかけるゆみ子の寂しさ、切なさがじーんとくる。ラストの静寂で温かい空気の中に「それでも私は生きていく」と言っているゆみ子を感じた。 | ||||
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「あの人はなぜ、私をおいて自ら命を絶ったのだろう?」 死んでしまった元の夫に、心の中で語りかけるゆみ子。それは再婚を してからもやめられなかった・・・。幸せになりたいと思いながらも、 過去にとらわれ続ける女性を描いた表題作を含む4編を収録。 この作品の中で一番印象に残ったのは表題作である「幻の光」だ。 突然自ら命を絶ってしまった夫。その理由が見つからず、常に、 とまどい、寂しさ、そして取り残されてしまったような孤独感を 抱えているゆみ子。「なぜ死んだのか?」ではなく「なぜ生きられ なかったのか?」、その理由が分かったときは、人としての寂しさや 切なさを感じた。逝ってしまう者よりも、残された者の方がつらい ときもある。どの話もあまり明るさは感じられない。読後、心に 重りを抱え込んでしまったような感じが残った。 | ||||
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死には、歳を取って皆に看取られて行く(いわゆる歳の順の)死と、突然消えていく死の2種類がある。 本書では、突然消えてしまう死が含まれてる短編小説を4作収録している。 突然の死で、取り残された人間の悲しい現実、悲しい思いを綴っている。 | ||||
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新聞の広告欄に女優の南果歩さんが人生を変えた1冊とこの本についての感想を書いてあり、それをきっかけに読んだ。この作者の本を読んだのも初めて。主人公の女性の生い立ちもかかれてあり、昭和20~30年代の日本ってこうも貧しい人は貧しかったのかな?と思った。寂しい感じがしたのは、冬の日本海がよく小説の中ででてきたから・・・・でしょうか? | ||||
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