蒲生邸事件

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評判

蒲生邸事件の評価:

4.13/5点 レビュー 134件。 A ランク

Amazon書評・レビュー点数毎のグラフです

平均点4.13pt

Amazonレビュー一覧

Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
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全307件 261〜280 14/16ページ
No.47
(4pt)

歴史とは・・・。

多くの方が紹介されているとおり、浪人生の主人公孝史が、二・二六事件が起こった昭和十一年の二月二十六日にタイムトラベルをしてしまうという話です。ただ、この孝史君、大学進学を目指すという設定なのに、いろいろな意味であまり頭がよろしくないです。始めのうちは、彼の自分勝手で世間知らずな横柄な態度がかなり目立つということもあり、性格的に共感できる部分が見つからず、なかなか物語に入っていけなかったので、正直読むのに苦労しました。しかし、話が進み、後半になればなるほど、孝史の行動はあまり気にならなくなります。彼の性格に変化が生じるからという理由もありますが、物語の中心が、人は歴史を変えることができるかという大きなテーマにぶつかってい!くからだと思います。ですので、物語の半ば過ぎくらいまでは辛抱強く読まれることをお勧めしたいです。読み終えたときに何とも言えない感動が味わえるでしょう。そして、きっと、昭和という激動の時代を生抜いてきた方々に敬意を示したくなるだろうと思います。
蒲生邸事件 Amazon書評・レビュー: 蒲生邸事件より
4620105511
No.46
(4pt)

歴史とは・・・。

多くの方が紹介されているとおり、浪人生の主人公孝史が、二・二六事件が起こった昭和十一年の二月二十六日にタイムトラベルをしてしまうという話です。ただ、この孝史君、大学進学を目指すという設定なのに、いろいろな意味であまり頭がよろしくないです。始めのうちは、彼の自分勝手で世間知らずな横柄な態度がかなり目立つということもあり、性格的に共感できる部分が見つからず、なかなか物語に入っていけなかったので、正直読むのに苦労しました。しかし、話が進み、後半になればなるほど、孝史の行動はあまり気にならなくなります。彼の性格に変化が生じるからという理由もありますが、物語の中心が、人は歴史を変えることができるかという大きなテーマにぶつかってい!くからだと思います。ですので、物語の半ば過ぎくらいまでは辛抱強く読まれることをお勧めしたいです。読み終えたときに何とも言えない感動が味わえるでしょう。そして、きっと、昭和という激動の時代を生抜いてきた方々に敬意を示したくなるだろうと思います。
蒲生邸事件 (文春文庫) Amazon書評・レビュー: 蒲生邸事件 (文春文庫)より
4167549034
No.45
(5pt)

未来(過去)を見るということ

 毎年この頃(5月25日)になると、この本を読み返します。読み返すたび、わたしには言葉で表現することができない悲しみがこみ上げてきます。ふつうの悲しみとは違うのです。 タイムトラベルで未来を見てきた人(将軍)が、同時代の人を批判することに対して、「その時代その時代を手探りで生きている人たちを高所から見下ろす行為だ。やってはいけないことだ。」と、時代を渡り歩いてきたタイムトラベラー(平田)は言います。 敷衍して、わたし達(現代人)は、わたし達の先祖の行いに対して、高いところから見下ろしていないでしょうか?未来を知らなかった人々の判断を、馬鹿にしたりしていないでしょうか?それはやってはいけないことです、と相対的にみて言えるのです。わたしは、このことを著者のメッセージとして、一番強く受け止めました。悲しくなるのは、特に2・26事件当時の人々と、わたしの祖父母が同年代だからかもしれません。この人たちが生き抜いた時代だからかもしれません。
蒲生邸事件 (カッパ・ノベルス) Amazon書評・レビュー: 蒲生邸事件 (カッパ・ノベルス)より
4334073247
No.44
(5pt)

未来(過去)を見るということ

 毎年この頃(5月25日)になると、この本を読み返します。読み返すたび、わたしには言葉で表現することができない悲しみがこみ上げてきます。ふつうの悲しみとは違うのです。 タイムトラベルで未来を見てきた人(将軍)が、同時代の人を批判することに対して、「その時代その時代を手探りで生きている人たちを高所から見下ろす行為だ。やってはいけないことだ。」と、時代を渡り歩いてきたタイムトラベラー(平田)は言います。 敷衍して、わたし達(現代人)は、わたし達の先祖の行いに対して、高いところから見下ろしていないでしょうか?未来を知らなかった人々の判断を、馬鹿にしたりしていないでしょうか?それはやってはいけないことです、と相対的にみて言えるのです。わたしは、このことを著者のメッセージとして、一番強く受け止めました。悲しくなるのは、特に2・26事件当時の人々と、わたしの祖父母が同年代だからかもしれません。この人たちが生き抜いた時代だからかもしれません。
蒲生邸事件 Amazon書評・レビュー: 蒲生邸事件より
4620105511
No.43
(5pt)

未来(過去)を見るということ

 毎年この頃(5月25日)になると、この本を読み返します。読み返すたび、わたしには言葉で表現することができない悲しみがこみ上げてきます。ふつうの悲しみとは違うのです。 タイムトラベルで未来を見てきた人(将軍)が、同時代の人を批判することに対して、「その時代その時代を手探りで生きている人たちを高所から見下ろす行為だ。やってはいけないことだ。」と、時代を渡り歩いてきたタイムトラベラー(平田)は言います。 敷衍して、わたし達(現代人)は、わたし達の先祖の行いに対して、高いところから見下ろしていないでしょうか?未来を知らなかった人々の判断を、馬鹿にしたりしていないでしょうか?それはやってはいけないことです、と相対的にみて言えるのです。わたしは、このことを著者のメッセージとして、一番強く受け止めました。悲しくなるのは、特に2・26事件当時の人々と、わたしの祖父母が同年代だからかもしれません。この人たちが生き抜いた時代だからかもしれません。
蒲生邸事件 (文春文庫) Amazon書評・レビュー: 蒲生邸事件 (文春文庫)より
4167549034
No.42
(4pt)

やっぱり宮部みゆき!

時間旅行者の存在、その時間旅行によって実際にあった歴史的事実の改ざん。絶対にありえないとわかっているのに、それを現実にありえる事のように感じてしまう自分がいる。そして宮部みゆきの「歴史」という概念の捉え方に共感してしまう。この中で主張されている「歴史」の概念はもちろん、この時間旅行者の存在があってこそ立証されるものである。だから「歴史」が一人で我が道を歩いているという事は現実的に考えるとおもしろい発想であるし、根拠も無い。しかし、宮部みゆきは読者に「二・二六事件」という実際にあった歴史的事実と、フィクションの中の「孝史」という人間を通して、それを我々に感じさせる。ここが彼女の発想と描写の素晴らしい所である。読み終えた後、物語を楽しめたという満!足感を得る事ができた。それと同時に、―東条英機は抜け駆けをしなかった――間違いもたくさんやったけれど、ほかでもない歴史に対しては、その間違いを言い訳しなかった―この言葉の意味の重たさに、「歴史」の概念について考えさせられた。
蒲生邸事件 (カッパ・ノベルス) Amazon書評・レビュー: 蒲生邸事件 (カッパ・ノベルス)より
4334073247
No.41
(4pt)

やっぱり宮部みゆき!

時間旅行者の存在、その時間旅行によって実際にあった歴史的事実の改ざん。絶対にありえないとわかっているのに、それを現実にありえる事のように感じてしまう自分がいる。そして宮部みゆきの「歴史」という概念の捉え方に共感してしまう。この中で主張されている「歴史」の概念はもちろん、この時間旅行者の存在があってこそ立証されるものである。だから「歴史」が一人で我が道を歩いているという事は現実的に考えるとおもしろい発想であるし、根拠も無い。しかし、宮部みゆきは読者に「二・二六事件」という実際にあった歴史的事実と、フィクションの中の「孝史」という人間を通して、それを我々に感じさせる。ここが彼女の発想と描写の素晴らしい所である。読み終えた後、物語を楽しめたという満!足感を得る事ができた。それと同時に、―東条英機は抜け駆けをしなかった――間違いもたくさんやったけれど、ほかでもない歴史に対しては、その間違いを言い訳しなかった―この言葉の意味の重たさに、「歴史」の概念について考えさせられた。
蒲生邸事件 Amazon書評・レビュー: 蒲生邸事件より
4620105511
No.40
(4pt)

やっぱり宮部みゆき!

時間旅行者の存在、その時間旅行によって実際にあった歴史的事実の改ざん。絶対にありえないとわかっているのに、それを現実にありえる事のように感じてしまう自分がいる。そして宮部みゆきの「歴史」という概念の捉え方に共感してしまう。この中で主張されている「歴史」の概念はもちろん、この時間旅行者の存在があってこそ立証されるものである。だから「歴史」が一人で我が道を歩いているという事は現実的に考えるとおもしろい発想であるし、根拠も無い。しかし、宮部みゆきは読者に「二・二六事件」という実際にあった歴史的事実と、フィクションの中の「孝史」という人間を通して、それを我々に感じさせる。ここが彼女の発想と描写の素晴らしい所である。読み終えた後、物語を楽しめたという満!足感を得る事ができた。それと同時に、―東条英機は抜け駆けをしなかった――間違いもたくさんやったけれど、ほかでもない歴史に対しては、その間違いを言い訳しなかった―この言葉の意味の重たさに、「歴史」の概念について考えさせられた。
蒲生邸事件 (文春文庫) Amazon書評・レビュー: 蒲生邸事件 (文春文庫)より
4167549034
No.39
(5pt)

最後のシーンの美しさが際立つ

最近の「理由」や「模倣犯」もいいですが,個人的には宮部みゆきのお勧めを3つ選べと言われたら「火車」「龍は眠る」そしてこの「蒲生邸事件」を挙げます.作品の設定はレビューにもあるように2/26事件直後の帝都.とは言え,その世界に迷い込んだ現代人が,あたかも「戦国自衛隊」のごとくに歴史を変えようとするさまを予想すると肩透かしをくらいます.彼等が直面するのはあくまで2/26事件と同時に起きる小さな,一見家庭内痴話事件のようにしか見えない出来事なのだから.しかし,ここからが宮部みゆきの真骨頂.この小さな事件にかかわる普通の人々を凝視する過程で,2/26事件のような歴史を変えようとする試み以上に大きな,「歴史は変えられないとわかっていながら,なお時代と向き合い,対峙しようとする個人の強さ・美しさ」という作品のプロットが浮かび上がってくるのです.そして最後の,彼等にとっての歴史が閉じていくシーンの圧倒的な美しさ.作中でに静かに降り積む雪とともに,静かな余韻の残る佳品だと思います.
蒲生邸事件 (カッパ・ノベルス) Amazon書評・レビュー: 蒲生邸事件 (カッパ・ノベルス)より
4334073247
No.38
(5pt)

最後のシーンの美しさが際立つ

最近の「理由」や「模倣犯」もいいですが,個人的には宮部みゆきのお勧めを3つ選べと言われたら「火車」「龍は眠る」そしてこの「蒲生邸事件」を挙げます.作品の設定はレビューにもあるように2/26事件直後の帝都.とは言え,その世界に迷い込んだ現代人が,あたかも「戦国自衛隊」のごとくに歴史を変えようとするさまを予想すると肩透かしをくらいます.彼等が直面するのはあくまで2/26事件と同時に起きる小さな,一見家庭内痴話事件のようにしか見えない出来事なのだから.しかし,ここからが宮部みゆきの真骨頂.この小さな事件にかかわる普通の人々を凝視する過程で,2/26事件のような歴史を変えようとする試み以上に大きな,「歴史は変えられないとわかっていながら,なお時代と向き合い,対峙しようとする個人の強さ・美しさ」という作品のプロットが浮かび上がってくるのです.そして最後の,彼等にとっての歴史が閉じていくシーンの圧倒的な美しさ.作中でに静かに降り積む雪とともに,静かな余韻の残る佳品だと思います.
蒲生邸事件 Amazon書評・レビュー: 蒲生邸事件より
4620105511
No.37
(5pt)

最後のシーンの美しさが際立つ

最近の「理由」や「模倣犯」もいいですが,個人的には宮部みゆきのお勧めを3つ選べと言われたら「火車」「龍は眠る」そしてこの「蒲生邸事件」を挙げます.作品の設定はレビューにもあるように2/26事件直後の帝都.とは言え,その世界に迷い込んだ現代人が,あたかも「戦国自衛隊」のごとくに歴史を変えようとするさまを予想すると肩透かしをくらいます.彼等が直面するのはあくまで2/26事件と同時に起きる小さな,一見家庭内痴話事件のようにしか見えない出来事なのだから.しかし,ここからが宮部みゆきの真骨頂.この小さな事件にかかわる普通の人々を凝視する過程で,2/26事件のような歴史を変えようとする試み以上に大きな,「歴史は変えられないとわかっていながら,なお時代と向き合い,対峙しようとする個人の強さ・美しさ」という作品のプロットが浮かび上がってくるのです.そして最後の,彼等にとっての歴史が閉じていくシーンの圧倒的な美しさ.作中でに静かに降り積む雪とともに,静かな余韻の残る佳品だと思います.
蒲生邸事件 (文春文庫) Amazon書評・レビュー: 蒲生邸事件 (文春文庫)より
4167549034
No.36
(5pt)

よかった!

 ミステリーは読むと疲れるイメージがあって宮部さんの作品も避けていましたが、母に薦められて読み始めるとぐいぐい読まされました。 タイムトラベルというテーマと、実際にあった出来事が組み合わさって話が非常にリアルに感じられました。 読み終わったあと祖母に話すと、実際の2・26事件の日の話を聞かせてくれました。それもあって高校では本当に苦手だった日本史に興味を持ちました。
蒲生邸事件 (カッパ・ノベルス) Amazon書評・レビュー: 蒲生邸事件 (カッパ・ノベルス)より
4334073247
No.35
(5pt)

よかった!

 ミステリーは読むと疲れるイメージがあって宮部さんの作品も避けていましたが、母に薦められて読み始めるとぐいぐい読まされました。 タイムトラベルというテーマと、実際にあった出来事が組み合わさって話が非常にリアルに感じられました。 読み終わったあと祖母に話すと、実際の2・26事件の日の話を聞かせてくれました。それもあって高校では本当に苦手だった日本史に興味を持ちました。
蒲生邸事件 Amazon書評・レビュー: 蒲生邸事件より
4620105511
No.34
(5pt)

よかった!

 ミステリーは読むと疲れるイメージがあって宮部さんの作品も避けていましたが、母に薦められて読み始めるとぐいぐい読まされました。 タイムトラベルというテーマと、実際にあった出来事が組み合わさって話が非常にリアルに感じられました。 読み終わったあと祖母に話すと、実際の2・26事件の日の話を聞かせてくれました。それもあって高校では本当に苦手だった日本史に興味を持ちました。
蒲生邸事件 (文春文庫) Amazon書評・レビュー: 蒲生邸事件 (文春文庫)より
4167549034
No.33
(5pt)

まるで「2・26事件」を体験した?

少年がタイムスリップして「2・26事件」の真っ直中へ。無事に現実に戻れた少年が約束の日に「ふき」の孫娘に会った場面は、切なさで一杯になります。とっても厚い本だけれど、学生さんが歴史の勉強をしながら気分転換も兼ねて読むにはちょうど良いかも?
蒲生邸事件 (カッパ・ノベルス) Amazon書評・レビュー: 蒲生邸事件 (カッパ・ノベルス)より
4334073247
No.32
(5pt)

まるで「2・26事件」を体験した?

少年がタイムスリップして「2・26事件」の真っ直中へ。無事に現実に戻れた少年が約束の日に「ふき」の孫娘に会った場面は、切なさで一杯になります。とっても厚い本だけれど、学生さんが歴史の勉強をしながら気分転換も兼ねて読むにはちょうど良いかも?
蒲生邸事件 Amazon書評・レビュー: 蒲生邸事件より
4620105511
No.31
(5pt)

まるで「2・26事件」を体験した?

少年がタイムスリップして「2・26事件」の真っ直中へ。無事に現実に戻れた少年が約束の日に「ふき」の孫娘に会った場面は、切なさで一杯になります。とっても厚い本だけれど、学生さんが歴史の勉強をしながら気分転換も兼ねて読むにはちょうど良いかも?
蒲生邸事件 (文春文庫) Amazon書評・レビュー: 蒲生邸事件 (文春文庫)より
4167549034
No.30
(5pt)

想像力たくましい作品

主題の「歴史」が作品の中できっちりと貫かれている。何事に対しても謙虚に向かい合っている。差別心がなく、人の心に敏感である。そこが感動的なのである。異論はあるかもしれないが、小林よしのりの「戦争論」と合わせて読むと、より深まるのではないかと思う。
蒲生邸事件 (カッパ・ノベルス) Amazon書評・レビュー: 蒲生邸事件 (カッパ・ノベルス)より
4334073247
No.29
(5pt)

想像力たくましい作品

主題の「歴史」が作品の中できっちりと貫かれている。何事に対しても謙虚に向かい合っている。差別心がなく、人の心に敏感である。そこが感動的なのである。異論はあるかもしれないが、小林よしのりの「戦争論」と合わせて読むと、より深まるのではないかと思う。
蒲生邸事件 Amazon書評・レビュー: 蒲生邸事件より
4620105511
No.28
(5pt)

想像力たくましい作品

主題の「歴史」が作品の中できっちりと貫かれている。何事に対しても謙虚に向かい合っている。差別心がなく、人の心に敏感である。そこが感動的なのである。異論はあるかもしれないが、小林よしのりの「戦争論」と合わせて読むと、より深まるのではないかと思う。
蒲生邸事件 (文春文庫) Amazon書評・レビュー: 蒲生邸事件 (文春文庫)より
4167549034