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ニュークリアフュージョン: 水鏡推理5



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【この小説が収録されている参考書籍】
水鏡推理5 ニュークリアフュージョン (講談社文庫)

ニュークリアフュージョン: 水鏡推理5の評価: 4.77/5点 レビュー 57件。 Bランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点4.77pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全54件 21~40 2/3ページ
No.34:
(5pt)

水鏡推理シリーズ5作目

松岡圭祐の社会風刺的なテーマは定常どおりとなりながら、一方あらゆるパターンの読者層を予測したような文章が見事です。日常で使われることのない難解な漢字や作中で説明されないような専門用語はなく、流れるように読める文体として洗練されながら稚拙ではなく、さらには謎が謎を呼ぶ多段階的かつ精緻なストーリーを最終的に一つに収束させる構成における技術は依然として変わらず鮮やか。知識のつく・人の死なないミステリ、取り扱われる社会的テーマという二面性を持つ本書は教育、あるいは健全なエンターテイメントとして同時に機能するため、ある種では子どもの情操教育に繋がる一冊になると思います。
水鏡推理5 ニュークリアフュージョン (講談社文庫)Amazon書評・レビュー:水鏡推理5 ニュークリアフュージョン (講談社文庫)より
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No.33:
(5pt)

毎度癒される!

中盤まではハラハラドキドキ最後は心があったまる素晴らしい展開の本でした。
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No.32:
(5pt)

絶妙な話の展開が魅力的

シリーズを通して読んでいます。主人公の異動から話が始まり次世代エネルギーの開発に関する話題に移っていく展開が絶妙でした。一見関係無い様な部分も後から伏線だったりして、読んでいる中で「こうだったんだー。なるほどね。」と納得して楽しめる内容でした。また次回も楽しみです。
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No.31:
(5pt)

今回も面白かった!

シリーズ5作目、今回も面白かった!
瑞希の部署移動に始まり
次世代エネルギー核融合研究
不妊バクテリアなど次々と起こる
出来事に先が気になり一気に読んだ。
今回は米谷や母親との関係で事件よりも
瑞希の人間的な部分が良く現れた
作品だったと思う。
最後は温かい気持ちになれた。
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No.30:
(5pt)

今回も

本当に面白かった、その一言でした。
もうそろそろ終わりかなと思っていますが、とりあえず次回がまだあるということで嬉しいです。
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No.29:
(5pt)

瑞希、シンカー事件もクリアにクリアー(文庫版です。)

水鏡推理Ⅴ「ニュークリアフュージョン」。今作はずばり、人を信じる力によって、自分の可能性を広げるヒロインが描かれています。推理ものとしても前作よりも、非常に完成度が高いです(人それぞれですが・・・)。Ⅱの「インパクトファクター」も素晴らしかったですが、元の連日報道(スタップ細胞)のインパクトが強かったので、若干オリジナリティーが薄められたところはあります。それに比してⅤはオリジナリティーが高いと感じます。
 信じるというテーマと並んで、母と娘、女性にとっての問題、結婚、出産、不妊などの問題も大きくクローズアップされています。前作は父との和解でしたが、Ⅴは引き続いて、母との和解に焦点が当てられています。ここら辺は実にシステマチック(いい意味でです。父の次は母とも仲良くなってもらいたいですから・・・)です。
 タイトルは次世代エネルギー‶核融合”の意味です。地上に太陽なみのエネルギー装置を作ります。重水素と三重水素を使うようです。ネットだと水素などの原子核がプラズマの下で融合し、その際膨大なエネルギ―を発するとあります。核融合そのものにまつわる事件かと思うのですが、そもそもこの技術が実現するのはまだまだ先のこと・・・。ところが文科省に最先端技術の実現度を測定するスパコンSОTAが導入され、核融合実現度を‶妥当”と判断。
 実はここには‶シンカー”という科学技術情報を盗み,SNSでやり取りし、株で儲けるやからが絡んでいました。
 そしてキョウカという謎の女性にあった数日後、瑞希は何者かに‶不妊バクテリア”なるものを注射され、軽度ではあるものの、精神錯乱に陥ってしまいます。松岡さんの作品では、主人公が大掛かりな仮想現実(セットだったり・・)にいれられ、精神を惑わされる(冒険の時もありますが)、というのが結構あります。怖い・・・。
その後、失意の瑞希は新たな上司である米谷、泉田(瑞希は今作から研究公正室推進課に移動)のもとで、母との心の交流に支えられ推理を再始動してゆきます。
 第5作目のポイントは、エネルギーの核融合と、不妊バクテリアが一体どう繋がるのかというところです。そしてそれは、核融合というワードが、別分野である生命、医療における核融合というワードにすり替えられることによってなされます。それはシンカーの企みであり、ワードの実現度がSОTA上そのまますり替えられてしまいました。
 いつも物語を推理しながら読みますが、シンカーの存在から、SОTAを利用して不正に金を設ける、というのは予想できたので、利害関係など推測しやすかったと思います。しかし核融合研究を祭り上げるのではなく、貶めて株の空売りというのはひねりが効いていて、意表を突かれました。株の空売りそれ自体は合法です。しかし不正にある状況を作り出したり、情報を盗んだりしての株売買は違法、犯罪なのでしょう。経済に興味のない読者にはちょっとわかりにくい部分もあるかもしれませんね。
 推理ものといえば、ストーリーの途中に、最近映画でやった「インフェルノ」っぽい箇所がありました。インフェルノの犯人ゾブリストのごとく、増加し過ぎた人口を自然の摂理だと称して、ウイルスにより人口削減するバイオテロ、みたいな話になるのかと思いました。が、そんなことはなく、松岡さん流にそれも一つのパーツとして、ストーリーにぱこっと埋め込まれていました。
 むしろ話は少子化の話へとつながってゆきます。シンカーのSОTA(オンラインでマスコミとつながっている)悪用に際し、生物学のほうの核融合から、不妊と少子化の問題が取りざたされて、国レベルの問題に発展してゆきます。
 世界の人口は増加しているが、日本は少子化に向かっているようです(増えているんだか、減っているんだか・・・)。
 印象的だったのが、女性が仕事をするから結婚しないのではなく、結婚しないから仕事している。というくだりです。女性の社会進出の裏には、非正規雇用の問題がありようです。海外のように結婚して互いの財力をあわせる、とか保険制度の充実、というのが日本には薄いとのこと。あるのはパラサイトシングルにみられる意思。すなわち親よりも、今よりもいい経済状態にならなければ結婚しないという信念(パラサイトシングルが悪いとは思いませんが・・・)。
 とにかくそんな理由で少子化するようです。瑞希はこれらの問題や、瑞希の母の不妊闘病日記の発見を通して、女性としての自分に改めて向き合う起点を形作ります。きっとふだんはスルーして生きていかざるをえなかった、という感じでしょうか・・。
 こんな風に成長してゆく瑞希の陰で、シンカーによる最後の罠が開始されようとします。それは科学核融合研究所の液化冷凍機室の変圧器に手を加えることです。その工作が遂行されてしまい、瑞希はその阻止へと向かいます。そこで、瑞希はとある人を信じる、信じないの瀬戸際に立たされます。
 結果瑞希は信じることにより、自らの可能性を広げるという選択肢を選びます。信じる自分を信じてもいいんじゃないか・・・と。まるでデカルトの哲学みたいです。疑い続けても、疑う自分は疑いえない、みたいな・・・。瑞希がこの境地に来るには、瑞希が不妊バクテリアで人間不信に陥っている、というそれまでのストーリーが非常に大きく作用していることがわかります(もっともあんなに簡単に注射されてしまうのはどうかと思いますが、そんな直情傾向もリアルといえばリアルですが・・・)。
 見せ場の多い今作。ラストの変圧器の推理は私自身図を描いてみたりしました(というか図がほしいです)。一回目の変圧器の並び替え。変圧器をタービン、弁、ヘリカル、ボロイダル、輻射と並べたようです。そうするとやり直すのは、弁とボロイダルと輻射の3本。3本抜いて、3本入れ直すと思うのですが、読むと、一応5本全部抜いてから、再度5本入れたみたいです。丁寧です。まあどうでもいいかもしれませんが・・・。こういうのは電車で読んでる時だったら考えるのがかなり厳しいと思いました。うーんややこしい。
 トリックに関しては、車のトリックは、前回の登山の、実は行ってないというのに似てますね。もう一人の意外な犯人に関しては、セリフに注意するとわかりますね。様々な情報だらけで、なかなかさらっとは読めません。
 今回の「ニュークリアフュージョン」面白かったです。女性にとっての問題が、核融合エネルギーの問題を欺いた、生命、医療の核融合とともに公にさらされる中で、瑞希が女性としての自分に向き合い、信じる力を獲得する。そして母と理解の端緒を得る。その裏での株の空売りの阻止と、液化冷凍機室の推理。これらが有機的なありかたをし、対立項は一見整然としつつも、奥深く複雑です。
 核融合炉はまだ見ぬエネルギーですが、松岡さんの創作エネルギーは核融合炉なみ、といっていいのではないでしょうか・・・。
 もっとも、人は皆、エネルギーを燃やしてる点では核融合炉あり、という感じではありますが・・・・。

 年の初めに、「ニュークリアフュージョン」いかがでしょうか?

 
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No.28:
(5pt)

悩み苦しむ瑞希

"核融合"というワードでまとまった小説でした。決して小難しい内容ではなくて、非常に読みやすかったです。
存在するかもわからない不妊バクテリアを追い続け、そして悩み苦しむ瑞希の姿に成長したなぁと感じてしまいました。
新天地での瑞希の更なる活躍を次作でも期待してます。
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No.27:
(5pt)

とても面白かった

シリーズ 5冊目 届いてから一気読み 序盤の時事ネタを含む伏線が少し長い気がしますが
ストーリー自体はとても面白く一気に物語に引き込まれます。いつもながらのサブタイトルの意味は
終盤でわかります。
読み終わったあともう一度読み返すと伏線の意味がわかりニヤニヤしながらこういう意味があったのかと
納得できます。
観察分析判断のところの図解などがあればもっと納得できると思います。
読み終わった後にもんじゅの廃炉のニュースにびっくりしました。
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No.26:
(5pt)

そろそろ終盤ですかね。

今回も家族愛『前回は父親・今回は母親』がじっくり描かれていて作品に親近感と深みを感じます。松岡作品全てに共通することですが主人公は決して強いだけでなく弱く、挫折を味わい、そしていろんな人に支えられて問題を解決していく過程が作品の醍醐味となっていますが例に漏れず大変面白かったです。また、毎回楽しみにしているのが雑学「失礼な表現ですいません」ですが今回は『スマホの相手の声はその人に肉声でなく似たような声を音声合成して流している』という事実です。そうしないと回線がパンクしてしまうらしい。根拠はないんですが何となく後数巻で終わるような感じが。
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No.25:
(5pt)

物語の中で成長していく主人公

物語の中で成長していく主人公

水鏡推理シリーズの5作目ですが,この作品から読んでも十分楽しめる作品です。

新しい部署での仕事に不安を抱えながら,次世代科学エネルギーと目される核融合研究所の検証のため,今回も積極的な行動を見せる瑞希の姿が描かれており,物語中盤にひとつのクライマックスがります。とてもテンポよく読める作品です。

1冊の物語の中で家族,職場の先輩をはじめとする人と関わり主人公の心境が変化しながら,成長していく様子をぜひ多くの人に読んでもらいたいと思います。

今作では,主人公の元アルバイト先の探偵事務所社長の鴨居が主人公に協力して謎を解く 場面であり,その謎のトリックには驚かされました。
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No.24:
(5pt)

核融合をテーマにした騙し絵のようなエンターテインメント!

核融合研究を題材にミステリを作るなんて想像もできないが、文部科学省の末席一般職のヒロイン水鏡瑞希のシリーズは、早くも5作目。一年で5作も書かれすべて文庫オリジナルで新作出版される裏事情はいったい何なのかわからないが、誰も挑んだことのない分野にシリーズ化して多面的に挑んできた松岡ワールドの実験的側面には感嘆するしかない。

 思えばこの一年、ドラマでも有名になった人気のシリーズ『探偵の探偵』『万能鑑定士Q』などを春に完結させ、ほぼ同時期に本シリーズに取り組んだ松岡劇場。三シリーズをブレンドさせてのバトンタッチも見事だったが、どこに蓄えられているのかわからない不可思議なエネルギーと活力は健在で、走り続ける松岡圭祐のペンの冴えは留まるところを知らない。

 多作なのに、ストーリーに淀みなく、題材に古さがなく、今を描く作家としてのアスリートぶりをいかんなく発揮し続けている。本書は核融合エネルギーという超新ネタ話題に加え、もう一つの人類生命の核融合技術でもある不妊治療というところにも視線が向けられる。

 キョーカさんという患者に深夜、都電荒川車庫駅に呼び出された瑞希は、彼女の口から「不妊バクテリア」という言葉を聞き、目の前で白衣の男たちに連れ戻されるショッキングなシーンを目撃する。

 部署移動によって新しい職場に面食らっている瑞希の前に別の事件が差し出されたかのように見えて、その不思議な夜が事件全体の核となって瑞希を陰謀の裏口に引き寄せてゆく。

 傑作小説『催眠』の導入部、ある人物が語った「ワタシハユウコウテキナウチュウジンデス」というセリフも凄かったが、「不妊バクテリアに侵され私は子どもを産めなくなった、彼らが不妊バクテリアをばら撒いている」というキョーカの言葉もその時の驚きを想起させる。それが松岡圭祐の手口である。

 奇術、手品、催眠、心理、博学、情報、といった言葉たちを思い起こさせる松岡圭祐の小説作法、そしてその他作ぶり、スピード。どれをとっても間違いなくエンターテイナーとしての才とパワーにに満ち満ちている。文庫で格安で大量に次々と面白さを提供してくれる稀代の娯楽小説作家の新作は、いくつもの罠と伏線に満ちていながら、水鏡家の家族の物語をサブストーリーとしても読めてしまう、シリーズでなくては書けないキャラクター造形も魅力である。

 手軽に楽しくそして一気に読める面白シリーズ加速中、といったところか。
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No.23:
(4pt)

人間失格。

キャリアはロジカル・シンキングで思考破綻をきたし、ノンキャリアがラテラル・シンキングで不正を暴く。 出る杭は打たれるが、出すぎる杭は打たれない。 組織(常識)からはみ出るだけが、能じゃない。 目的が、“私の”幸せだけではなく、“公”の幸せを希求するものでなければ、誰も手を貸してはくれない。

人生とは、案外想いのままになるもので。 少子高齢化・エネルギー問題に対し、恐れ、不安になればなるほど、そういう状態を引き寄せる。 人は、生成発展するようになっているわけで、困ったことは起きない(昨日より今日、今日より明日と)。

正義と思っていたものが(信じていた人が)、実は悪に手を染め、ミスリード働き、小さなことをきっかけに、他人を信じられなくなりパ二くる。 人間不信に陥った時、引きこもっていても問題は解決しない。 どう思考し行動する?

貴方が、相手を信じることなくして、相手が貴方を信じることはない。
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No.22:
(4pt)

主人公に惹かれる作品です!

人が死なないミステリーの水鏡推理シリーズの第5弾!

専門用語がいたるとこに出てくるので、それがどのようなものか
イメージするのが難しかもしれません。
私はちょくちょく画像検索をしました 笑

人として、生き方も考え方も尊敬できる主人公の瑞樹ですが
弱さの部分の描写もでてきます。
将来設計についての話も少しでてくるので、こんなことを考えていたのかと
新鮮な気持ちになりました。

ストーリーの内容が今回も緻密に構成されており、
このシリーズは本当に素晴らしい作品です。

駄目なことは大声で駄目と叫べる人になりたいです!
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No.21:
(5pt)

相変わらずの「てんぱり」が凄い!

今回も専門用語がいっぱい。これをストレートに理解できる人、どれくらいいるんだ?!
とはいえ、理解でききれない用語の羅列にもめげず真相を追いかける瑞希は、これまた凄い。
難しい事件を通して、家族との絆が見直されるストーリー展開、素晴らしいです。
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No.20:
(4pt)

松岡小説の安定感

これまでにも、筆者の作品は、ほぼ全て読ませてもらっています。
どの作品も、面白さが高いレベルで安定していますので、安心して手に取ることができます。
今巻は、「人を信頼するとは?」「家族愛とは?」といったテーマもあり、
それに対して、瑞希が自分なりの答えを見つけていきます。
読後の爽快感は、いつもながら「さすが!」の一言です。
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No.19:
(5pt)

ミステリー要素だけじゃない

水鏡推理5。1作目を読んでから虜になり、ずっと追いかけている。
毎度のことだが、官僚たちが話す難しい専門知識を瑞希なりの理解で噛み砕いてくれるので、核融合反応などの難解な話にもついていける。

時事ネタが織り交ぜられた歯切れの良い文章をさくさく読んでいるうちに、伏線が見事に回収され、なるほど!と感動してしまう。
今作も続きが非常に気になり、一気に読んでしまった。

また、ミステリー要素だけではなく、家族のあり方、働くとはどういうことなのか、人を信頼することの難しさ、など様々なテーマがこの一冊にぎゅっと詰まっている。
読後感はとても良く、明日からも頑張ろうという気持ちになれる。

ぜひ、様々な世代の人に読んで欲しい作品である。
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4062935562
No.18:
(5pt)

少しずつ成長してる

5作目の本作ですが、シリーズ物のネックである一作目から読んでないと話分からないんでしょ?というのがなく、今まで通りこの本から読んでもまったく問題なく楽しめます。
かくいう私もシリーズ全部は読んでないですが、久しぶりに読んでもきちんと理解できました。

とはいえ、一応時系列的には段々時間が進んでいるので、主人公のいろんな面での成長というか進化を感じました。
いろんなというのは、良い意味だけではなく、色んな経験をして考え方が大人になったというか擦れたというか・・・
詳しくはネタバレなので書けませんが。

でも最後には納得の終わり方をするので安心して読んでほしいです。
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No.17:
(5pt)

いつもながら時の真実を捉えててすごい

松岡大ファンです。書かれる本は全て読んでいます。
個人的には、このキャラクターはあまり好きなタイプではありませんが、だんだん強くなってくるところがいいですね。
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4062935562
No.16:
(5pt)

シリーズで一番

4巻までの主人公は正直好きになれる人物像ではなかったが今巻は読み進めていくうちにとても好感度があがっていく仕上がり。
作者の今までの作品を読むと同年代でもとても冷静で大人びたあまり年相応らしさがでない主人公が多かったため水鏡推理は年相応らしい子供らしさが残っているように思えた。
ただ今回の作品で主人公はとても成長したと思えまた作風も4巻までと少し変わった作りになっていて一度読み始めたら止まらず最後まで読みきってしまった
次巻以降成長した主人公の活躍が楽しみです
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4062935562
No.15:
(5pt)

さすが

作品の進行方法がにはこれまでの4までとは変化しています。
瑞希の意外な内面や弱さ、最後の思い切った行動、心の葛藤など読み応え満載です。
最後の最後でサブタイトルの意味が、いつもながらよく分かります。
今から次回作が気になります。
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4062935562

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