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バビロン 2 ―死―
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バビロン 2 ―死―の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.62pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全21件 1~20 1/2ページ
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1巻目はそんなにどんどん読み進む感じでは無かったんだけど。。。 2巻目はおもしろくなってきます。どんどん読める。先が楽しみ。 | ||||
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まどファンです。今のところ(3巻までは)そんなに面白い話ではないですが、話の展開にはびっくりします。どうやって話を収集させようとしているのか心配です。 | ||||
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1巻、2巻に限れば面白い。 でも、3巻まで読むと、もうストーリーがだめだめだと思うので、もしかしたら4巻で巻き返される可能性があるので、4巻出るまで待つことをおすすめします。 自分は3巻まで読んでもうこりゃだめだと思いました。 昔、読んだホラー小説で、リングとらせんがあって、3巻目のループでがっかりした口ですが、あれに近い感覚でした。 | ||||
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テーマについてもう少し作者は考える必要がありますね。 敵がチートすぎることは置いておいたとしても、敵側の言い分が表面的なもので‘‘考えさせられる’’ものではないのがこの作品の勿体ない所です。 「戦争が好きな人と嫌いな人でどちらが正しく、間違っているのか〜」や「殺人は悪でしょうか?」といった問いかけも浅く感じられました。 自論ではありますが、人間といえど動物ですので人間の第一目標は人類の繁栄であって、それ以上の目的は存在しません。生きているという実感の薄い現代では忘れがちなことですが、これが一番大事な生きている意味です。そしてその下にそれぞれ私欲があるべきであり「好きなこと・嫌いなこと」は人類の繁栄を妨げない範囲で認められる事が正しい事です。つまり、殺人・戦争が好きで戦争をする人は間違っていますね。人類の繁栄を妨げているわけなので。自殺法について考えてみても、自殺するのは動物で人間くらいだと言われていますし(動物が自殺しないのか不明なことも多いが)、社会的な損失が大きいために間違っていますが、自殺した、しようとしている人間に対して処罰しても防止できる可能性が低い事から処罰されないだけみたいです。自殺を選ぶ人の気持ちを思うと不憫でなりませんが、自殺法は間違っているというしかありません。 最後にこの作品のテーマの正義と悪に目をつけたところは本当に面白いと思いました。 追記)獣医師は最も自殺を選ぶ職種という記事を見かけましたが、作者(獣医学部卒)はこの辺りから自殺法について作品を書こうと思ったのでしょうか | ||||
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1巻は若干オカルトっぽいけど迫力のあり、引き込まれてぐいぐい読ませるミステリーだなと思っていた。 だが読み進めるうちに、ミステリーではなく、単なるオカルトになってしまった。 自由に姿を変えられる女ってなんだよ? すれ違いざまに他人にちょっと囁くだけで人心を完全に操れるってなに? オカルトにしても敵がチートすぎ。あと主人公だけが無事なのがご都合主義すぎる。 すっかり冷めた。読んで損した。 | ||||
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もし実写化するなら正崎が西島秀俊で齋はハセヒロ、九字院は桜井翔あたりがいいな。ネックは曲世ぇぇぇええええ!!の配役だけど、誰がやっても批判しか出なさそうだからいっそ変装ごとに別の女優使ったらいいかもね。 | ||||
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今回も読み進めるごとにグイグイ引き込まれて一気読み。 自らの選択で命を絶つことが許された所謂『自殺法』を巡って、検察と警察は齋を逮捕する為に暗躍する。 一方で、この「新域」を創るために暗躍した謎の女性、曲世愛の素性を調べ不可解な過去の事件に行き着く。 齋自らが示した「自殺」の目的と意味、「辛さから逃げる事だけではなく、愛する誰かを助ける為の自己犠牲としての自殺」が善性であるのかと問われれば、理解できない事はないけども善ではないようにも思う。 まさに議論の尽きぬ問題。 そして「最悪」の曲世の行動が恐ろしい。 -------------------- | ||||
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小説だけど大げささや説明くささがなく、会話文で登場人物を感じていけるので、現実世界と同じ感覚で引き込まれて感情移入してしまう。登場人物のほとんどが自然で現実的な感じなので、その中で非現実を感じると、なんか頭が真っ白になります。すごい。 | ||||
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野崎まどが好きなので購入したが、これはひどい。 曲世の異能ぶりを強調するためだけに、登場人物を殺しすぎる。 | ||||
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節の終わりの決め台詞が全然決まらない。 正崎は隠蔽捜査の竜崎にキャラが被るが、 過去の失策から学ばない人なのか、無能。 それが懐刀とは??? | ||||
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面白い!面白い!面白い!面白い!面白い! この作家は面白い | ||||
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前作での「事件」をなんとか立件しようとする捜査陣が、「幼児を抱いた母親」の「幼児」に対する殺人教唆、殺人幇助の可能性に気づきすらしないのには興ざめ。 「無理心中」はただの「殺人」なのに。 | ||||
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まずは読みごたえがあり緊迫感はあった。 が 申し訳ないが野崎さん 貴方はアムリタの最原にひきづられすぎだと思う。 異能を使う美女で話を作るのはいいが、それとグロを入れるだけでは正直飽きる。 野崎節と言うのはわかるし面白い がアムリタにひきづられてはいないか? 異能ホラーしか書けなくなったら 最原対曲世みたいなプレデター対フレディみたいなのを書くようになって欲しくないな まさか最原が出てきて曲世 倒すなんてないよね? ありえそうってかそれしかなさそうw まあ面白いんだがまたかと思ってしまいました。 是非人間の力で曲世を倒してください。 あと正崎の嫁さんと子供を自殺やグロ殺害はやめて べたすぎて萎えるから お願いね〜 のざきさぁ〜ん | ||||
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バビロン1に登場した文緒事務官に比べ、今作に登場した特別捜査班の面々や瀬黒事務官がいまいち魅力的に描かれていなかったのが残念 それが終盤の展開の驚きをかなり損ねていると思う 主人公が今のところ一連の展開に全く影響を与えられていないように見えるのも・・・ この物語がどういう結末を迎えるのか?そこにはとても興味がある | ||||
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荒唐無稽だけど劇的な展開。 面白いけれど、これってありなのかなー、と思いもする。 Sファンタジーとして読むべきなのか。難しい。 | ||||
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悪魔的な敵に対し何も出来ずいつも後手に回り、敗北を重ねつつも何故か最後には生き残る主人公 これが主人公たる所為と言われるとそこまでですが、いかんせん何もしなさ過ぎかと 圧倒的な力量差を演出する為のやられっぷりなわけですが、こういった展開が何度も起こるとそれこそご都合主義だとか、物語を長引かせる為にやっているのではと感じてしまいます まあ別にいいんです、長引いても しかし、それはあくまで敵味方のキャラクターが魅力的であり、読者に対して求心力を抱かせるものでなくては成立しません 私は、この生真面目な主人公とサイコ女がどうにも好きになれません 何故主人公は何もせずに生き残るのか 何故女は視聴者として主人公を選んだのか 主人公がいたところで、何か変わるのか この三つを主軸に描いてもらわないと、シリーズ物として読み進めるのが億劫です 今の所、主人公が東京地検特捜部に属しているというだけで、ただの視聴者でしかありませんから 大分辛辣に書きましたが、これが私の本音です 今までの作品は大好きですので、続刊の期待を込めて上記レビューとさせて頂きます | ||||
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の狂乱の結末から一息,普通の警察小説にも似た序盤は落ち着いた雰囲気ですが, 謎の女へ捜査の手が伸び,やはりとしか言えない奇妙な背景が見え始めるあたりからは, 曖昧ながら,そして曖昧ゆえの不安と沈黙に,何とも言えない不気味さが付きまといます. 一方,発端である一つの法を巡る駆け引きは,心情面からの意見を心情面で覆したり, 常に移り変わる価値観の中,悲しみ以外の思いをもたらす死への可能性へと触れるなど, それらと向き合う新しい時代をという論には,いわゆる敵の側ですが頷いてしまう一面も. また,ある程度の予想と心構えはしていたつもりも,破滅しか見えない終盤の流れは, 最悪を塗り重ねた終わりへと続き,曖昧にしていた不安が現実になっていく恐ろしさが. さらに,天使のささやきか死神の鎌の一振りか,女と事件の真相が明かされる様子と, 彼女とのやり取りに性的な興奮を重ねる描写は,甘美な世界へのいざないにも映ります. 何より,自らを悪人と言い切り,その考えや行動の意味に理解を求めてくる彼女の微笑は, 目の前で起きた凄惨な出来事を超える恐怖に映り,その存在自体から逃げ出したくなるほど. 果たして,『あちら』に飲み込まれてしまった主人公の男に救いの光は差し込むのか, 正義について考え続けることを信条とした男の絶望,憎悪に蝕まれた姿が気になる反面, その強い思いはやはり報われてほしく,変わる世界とともに,今後への期待が膨らみます. | ||||
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正義というのは正義というのが何か考え続けることだ、と考える主人公、正崎善と対比するようにして存在する、暗黒の女、物語の黒幕として振る舞う曲世愛。彼女は正崎に言葉を投げかける。「ねえ、悪っていうのは何か考えて」 悪とは何だろうか。 例えば正義という言葉が主人公の言うように継続する中で育まれ、成長や変節を繰り返すという意味であるとするならば、曲世愛が象徴する悪とは多分一方的な終焉なのだろう。 声を掛けた相手をすぐさま自殺に追い込む力を有する、それは男が性交時に射精をするのを抗えないくらいのある種の欲望を伴うものである。つまり割と現実的な世界観の中に一人だけ紛れ込んだ異能力者・サイコパス・殺人鬼こそが曲世愛であり、主人公の検事は、常識的な枠組みの中にいるからこそ彼女を追うことができない。 正義と悪という言葉には異論もあろうが、取り合えずこの作品の中では、悪という言葉は不成長、断絶、強制的な(自らの意志を伴わない)自殺、つまり他殺、大人を殺すよりも子供を殺すことの方が悪い=将来や未来があるものを無に帰することこそが悪だ、という風に定義されているように感じる。 バビロン一冊目から続いてきた相棒殺しではあるが、今巻はよりバッドエンド的な暗黒のカタルシスが強くなっている感はある。とはいえ、最後の一文は前巻の方が印象が強かったかな。まだ正崎がどのように転ぶかが分からない以上。 点線を実線にするアイディアは、そういえばSPECで見たなと思ったけれど、演出がスマートで呻き声を上げたくなるくらいにはスタイリッシュ。 新域の長である齋開化だが、彼の進める自殺法はまだちょっと印象が弱い。自殺の社会的メリットというのは、まだそこまで掘り下げられていない、というか読者を納得させるだけ語られていない感じがする。あくまで自殺法なんてけったいなものを制定しやがった齋開化を捕まえてやるぜ、という犯罪者を捕まえるというミステリ的な流れがこの巻でも本旨だし。 自殺というのは個人的には大いに認められて然るべきと思うが、しかし、それを社会的に定義しなければならない理由というのはよくわからない。なにせ現状でも自殺は罪に問われないし、行為そのものは今でも禁じられていないのだから。自殺が社会の発展を阻害するというのは広い意味で見れば明らかなことでしかなく、それを一時的なパフォーマンスだけで覆せるのかは疑問である。前巻でも感じていたが、自殺法は広く社会に問うような意義を備えていないような気がする。 自殺は悪である。未来ある、成長の可能がある、存続の可能性があるものを、自分からの意志だとしても断ってしまうというのは悪だ。上で俺がした作品内の悪という言葉の解釈を適用すればそうなる。 悪というのは広く行われるのではなくて、もっと狭い域で行われた方が映えるんじゃないか? というのが個人的な見解であり、だからこそ一般的なミステリ作品は惚れた腫れただの、遺産相続がどうのだの、個人的な問題を取り扱うんじゃなかろうか。 その意味で、悪法を行おうとしている齋開化よりも曲世愛の方が圧倒的に映えているという感じはする。 個人的には、自殺法がどうなるかよりもサイコパスで異能持ちな曲世愛が今後どんな暗黒カタルシスを起こしてくれるかの方が気になる。 テレビ中継があるということだったので、曲世愛がお茶の間のテレビに登場し、その暗黒の波長を投げかけ、全国で自殺者が頻出するという展開をちょっと予想したのだが、それはさすがに荒唐無稽なのだろうか。 この作品において、何が許され何が荒唐無稽なのかはよくわからないけれど、今後ますます活動を広げていくであろう曲世愛の活躍とその能力の範囲や限界などの詳細(やっぱり近くに寄らないとムリなのかな?)、また、エリートの一人である正崎センセーが今後どのように闇堕ちし、身を崩していくのか、次巻が楽しみです。 今刊行されている小説群の中で一番楽しみなくらいにこのバビロン2は心待ちにしていた作品だったが、バビロン3もきっとそんな作品になることだろう。野崎まど先生は、作品の類型化が進む中で、しっかりと自分なりの作品を追求されており、それが多くの人にウケていて、更には個人的に非常に好みである、という稀有な作家だと俺は思う。 だからこそ、正義と悪についてもうちょっと哲学的にというか、少しばかり詰めてくれることを期待する。ちょっと方向性が違うのでムリかもしれないが……(モノローグよりも事件で物語を際立たせる手法を取っているから)。 悪っていうのは悪いことなんだけれど、そんな私のどこが悪いの? というか、必然的に生み出される悪、いわばバグのように生まれた時からなぜか知らないけれど悪でした、という存在もいるはずで、それが曲世愛のような人物ということになるのだろう。曲世は自らを民衆に理解されない勇者に例えているが、そして、勇者に共感してくれる世界を望んでいるが、彼女が望んでいるのは人と人が気軽に日常的に殺し合い、人がいつ自殺してもおかしくないような世界なのだろうか? 曲世が今巻のラストで成した大量殺戮が日常的に(何の能力も持ってない凡人が行う形で)再生産される未来なのだろうか? いわば人には嫌われて当然のサイコパスな少数派が現在の法では捕らえにくい抜け道みたいな能力を有してしまったことからバビロンという物語は走り出したと言えるのだろうけれど、その曲世愛と夫である齋開化がどれだけ世界に対して悪を振りまけるのかというのを興味を持って見守ろうと思う。 まあ、ハッピーエンド至上主義的な現代的な社会観の中ではこの作品の黒幕もどこかで阻止されるだろうけれど、どちらかと言えばこの作品においては正崎よりも曲世の方を応援したくなる(底を見たくなる)自分がいるとか書くとサイコパスだってバレちゃうな……冗談です。 | ||||
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【ネタバレ注意】 法や倫理や社会制度は、それを支える「命」の価値の底が抜けたらどうなるの?人間のなかにあるエロスの回路をタナトスへつなげることができたら簡単に底が抜けるんじゃない? みたいな思考実験小説かとミスリードしておいて、実は、有能ぶっておきながらいらいらするほど抜けてて脆いところのあるツンデレおっさん主人公が精神的に追い込まれて崩壊する様子をドエスな気持ちで愛でる、という小説でした。 この小説は第一巻からそうだったのですが、気づくのが遅すぎて、このたび作者にまんまと最悪な気持ちにさせられた読者は、私だけではないでしょう。イヤミスならぬ、イヤSFでしたね。最初からそうレーベリングしてよ!という読者のためにこのレビューを書いています。 気になるのは、人物造形が過度にアニメに出てくるキャラみたいなところですが(三枚目キャラとか生真面目女子キャラとか)、たぶん作者は意図的なのでしょう。「キャラは死なないような気がする」という、読者の慣習的な予期を利用して、それが蹂躙されたときの衝撃を大きなものにしています。 気まぐれな神、あるいは人間的な善悪の彼岸にいる存在として「女」がいるんですが、いまいち主人公との絡みでそのヤバさというか超越性が際立たないのが残念な点です。主人公の判断や行動にツッコミどころが多すぎて、「神のもたらす理不尽な受苦」というより「愚かさに相応の代償」に見えちゃうんですね。 なんだかんだ言いましたが、続きが楽しみです。次回は主人公にいらいらするのを放棄して、一緒にマゾになって楽しみたいと思います。 | ||||
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ある程度覚悟してから読みましょう。 好きな作家の新刊と思って気軽に読んだら甚大なダメージを受けました。 面白いんですけどね。 | ||||
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