悪母

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評判

悪母の評価:

3.81/5点 レビュー 16件。 B ランク

Amazon書評・レビュー点数毎のグラフです

平均点3.81pt

Amazonレビュー一覧

Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全24件 21〜24 2/2ページ
No.4
(3pt)

なんか吐き気がする

子を持った母の、ストレスいっぱいの生態を描いた連作短編集。
帯には「最恐サスペンス」とありますが、女のいやらしさがものすごくて、サスペンスというより、生理的な嫌悪感を覚えます。
特に、最後の短編は、なんか吐き気がします。
これ、ちっともエンタメじゃないでしょ。

第3話あたりが、一応、短編ミステリーの形になっています。
でも、これだって、もし短編の名手が手掛けていれば、
「おおっ」
と歓声をあげる作品になっていたような気がします。

このように、個人的な評価は高くないのですが、もしかすると、女子には受けるのかもしれません。
「そーそー、こんな女、いるよねー」
といった感じで。

ただ、少なくとも、男子にはお勧めできない本です。
悪母 Amazon書評・レビュー: 悪母より
4408536857
No.3
(5pt)

ママ友間の心情がリアルに描かれた作品

欠かさず読んでいる春口 裕子さんの作品
今回はママ友がテーマの連作短編集です。

「第一話 招かれざる客」 「第二話 毒の葉」 「第三話 一緒がいい」
「第四話 難転」 「第五話 ウチの子が主役(センター)」 「第六話 トモダチ契約」
の6編が収録されています。
連作集ですが短編としても楽しめます。

過去に読んだ春口さんの著書の中で一番恐ろしかったです。
読んでいる間も胸がギュっと締め付けられる様な感覚になり
読後感も非常に悪く、けれど目を背ける事が出来ない、そんな作品でした。

主人公、岸谷奈江(きしたに なえ)が軸となりストーリーが進行して行きます。
そしてLINEグループの長谷川佐和子(はせがわ さわこ) 山中みゆき 石井京香(いしい きょうか) 
LINEグループには入っていないけれどこの物語の鍵を握る宏美

自分自身、子育て中に経験して来た事があったり、LINE、ツイッター、facebook等のSNSで耳にする
イジメや派閥などママ友の世界がリアルに描かれています。

相手の都合などおかまいなしに突然家を訪れて長居をするママ友
小学校受験での足の引っ張り合い、家の前の道路を「広場」にして子供たちを遊ばせ
道路のみならず敷地内への侵入まで容認するママ
我が子がいつもセンターとなる様に学校へ乗り込む母、自分勝手で自己中な人物がたくさん登場します。

全く同じではない物の似たような行動をするママ達をたくさん見て来ました。

登場人物それぞれに自分を照らし合わせてみて自分を顧みたり
SNSの使い方を今一度考えさせられたり、読みながら色々な思いが頭を駆け巡りました。

自分を持たない主人公の奈江にはイライラしながらも子育て中の自分を思いだし
同じように考えたり揺れたりした経験から共感する部分もありました。

子供が出来た時点でママとなり、○○ちゃんママと呼ばれママ友の付き合いが始まります。
みんな我が子が大切で必死に子育てをしているけれど、その一生懸命さが時にずれていたり
必死過ぎるあまり冷静になれず間違った言動をしてしまったりと言う経験は誰しもあると思います。

人間関係は難しい、特にママ友の世界は根底に深い愛情があるからこそ、余計に難しい、そんな印象を受けました。
サスペンス、ホラー的要素もあり、四話の「難転」と「第六話 トモダチ契約」は特にゾッとしました。

本当にウンザリするけれど読み応えのある、そんな作品です。
悪母 Amazon書評・レビュー: 悪母より
4408536857
No.2
(5pt)

一気に読まされてしまいました

登場人物が変わりながらも主人公である奈江を中心に話が進んでいきます。全6話。
ママ友という枠の世界で全体的に女にしかわからない世界です。
男なんて、きっとひとたまりもないんじゃないかな?(笑)
女特有の空気をこれでもかって出してきてる作品でした。
ゆっくり読むつもりが、気になって気になって、ページをめくる手が止まらず最後まで読んでしまえるくらいに。
身近な素材(LINEやらtwitter)やママ友というごく普通の環境で、だからこそくる恐怖感。
考えるとゾクリとします。
この作品中の第四話「難転」という物語が私は強く印象に残りました。
サスペンス的にもピカイチかと。

読了してから、「悪母」というタイトルがまたジワリと染みてきます。
『悪意のある悪意』『悪意のない悪意』どちらが罪なのか?
その問いも答えもこの本のどこにも書かれていないのに、1人で考えて読んでしばらくボー然。
悪母とはどんな母なのか?果たして自分はどうなのか?(正解はどこにもない)
ただ、自分の悪意のない一言が、悪意のない行動が、誰かの悪意を引き起こしている可能性。
そしてそれが子供に影響を及ぼすものだとしたら……
その辺が一番興味深く、巧みに描かれている作品だと思いました。
とても丁寧な作品ですので読みやすかったです。
オススメです!!
悪母 (実業之日本社文庫) Amazon書評・レビュー: 悪母 (実業之日本社文庫)より
4408554855
No.1
(5pt)

一気に読まされてしまいました

登場人物が変わりながらも主人公である奈江を中心に話が進んでいきます。全6話。
ママ友という枠の世界で全体的に女にしかわからない世界です。
男なんて、きっとひとたまりもないんじゃないかな?(笑)
女特有の空気をこれでもかって出してきてる作品でした。
ゆっくり読むつもりが、気になって気になって、ページをめくる手が止まらず最後まで読んでしまえるくらいに。
身近な素材(LINEやらtwitter)やママ友というごく普通の環境で、だからこそくる恐怖感。
考えるとゾクリとします。
この作品中の第四話「難転」という物語が私は強く印象に残りました。
サスペンス的にもピカイチかと。

読了してから、「悪母」というタイトルがまたジワリと染みてきます。
『悪意のある悪意』『悪意のない悪意』どちらが罪なのか?
その問いも答えもこの本のどこにも書かれていないのに、1人で考えて読んでしばらくボー然。
悪母とはどんな母なのか?果たして自分はどうなのか?(正解はどこにもない)
ただ、自分の悪意のない一言が、悪意のない行動が、誰かの悪意を引き起こしている可能性。
そしてそれが子供に影響を及ぼすものだとしたら……
その辺が一番興味深く、巧みに描かれている作品だと思いました。
とても丁寧な作品ですので読みやすかったです。
オススメです!!
悪母 Amazon書評・レビュー: 悪母より
4408536857