(短編集)

死神の精度

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評判

死神の精度の評価:

4.23/5点 レビュー 407件。 A ランク

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平均点4.23pt

Amazonレビュー一覧

Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

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全81件 61〜80 4/5ページ
No.21
(3pt)

厚い雲の上に

現時点で既に3桁にのぼって寄せられているレヴューが、このページに目を通している貴方の読書欲の背中をぐっと押してくれるでしょう。「名前は聞いたことあるけど読んだことはない」人にとって、正に敷居となれる作品です(だからこその★3つ)。
個人的には本作が初めて読んだ伊坂作品で、最初に本作の頁を繰ったのは正解だったと思っています。複数作品を読了した今になってみると、筆者の持つ個性のエッセンスが一揃い備わっています。これほど脳裏に映像化し易い文体は、おいそれと書けるものじゃありません。もし死神を演じさせるなら…キャスティングを考えながら読んでみて下さい。
死神の精度 Amazon書評・レビュー: 死神の精度より
4163239804
No.20
(3pt)

小説の精度は高いが、夢中になって読むほどではなかった。。。

伊阪作品の中でも一番のお勧めと聞き手にした本。死神演じる一般人からずれた人間、千葉さんが主人公の短編小説。
死神を使った、一般人と異なるキャラ設定がうまく、ユーモアあり、ミステリーあり、時折ファンタジーっぽく、
それでいて人間的な小説と、独特の世界があり不思議な魅力をもっている小説です。
プロットや伏線もうまく設定されていて、気楽に読める面白い小説だと思いますが、
夢中になって読むほどではなかったので星3つ。
死神の精度 (文春文庫) Amazon書評・レビュー: 死神の精度 (文春文庫)より
4167745011
No.19
(3pt)

映画のシナリオの先

いろんな意味で問題なのは『恋愛で死神』、の8章である。
あれをああしてしまうのが著者の魅力であり、あれをああせざるをえないのが著者(のスタイル)の限界である。
小説とは、あれをああしておしまいにしてはいけないと思う。いや、あれをああしても悪いわけではないが、あれをああするような話しをいつまでも書き続けてはほしくないなあということだ。あれがああで終わりでは、ただのよくできためちゃくちゃ面白い映画のシナリオではないか。
あるいは、伊坂幸太郎の生み出した「小説と映画シナリオのあいのこ」文体が、次代の「小説」のメインストリームになるのだろうか。
死神の精度 (文春文庫) Amazon書評・レビュー: 死神の精度 (文春文庫)より
4167745011
No.18
(3pt)

読み終わった後に前のページに戻りたくなる

他の作品に比べるとパワー不足。
でも、一つ一つのストーリーや、人物像がとても個性的で、電車の中や寝る前にちょっと読む短編集だと思えばとてもいいと思います。
死神の精度 (文春文庫) Amazon書評・レビュー: 死神の精度 (文春文庫)より
4167745011
No.17
(3pt)

「死神」への印象が変わる?

推協賞受賞作の表題作を含む、六つの短編集。人間界に派遣された死神が対象の人間を観察して、死なせるか否かを決定し、死神界に報告するという、一見、戦慄もののシチュエーションだ。 だが、この小説の死神は、生殺与奪を握っているとはいっても、決してオカルトめいてはおらず、むしろ清々しさすら感じさせる。それは、旧来型の死神像とは趣の異なる、死神の人間臭さ故だ。人間に死をもたらすのに人間の音楽の虜になるというコミカルな属性も痛快だし、理不尽な人間界へのアイロニーとして死神が暗喩的に描写されているのも興味深い。 ミステリにカテゴライズされる本作、エンターテイメントとしては上々だが、謎解きの点では押しが弱いか。死神のルールが活かされている「死神と藤田」ではミステリ要素が希薄だし、逆にミステリ要素が濃厚な「吹雪に死神」では死神のルールがご都合主義に尽きる。 全体的に楽しく読めたが、こういったバランス関係がもっと意識されていれば、頭一つ抜け出た秀作になっただろう。ユーモアとシニシズムを併せ持った独創的な趣向の作品だけに、著者の今後に期待したい。
死神の精度 Amazon書評・レビュー: 死神の精度より
4163239804
No.16
(3pt)

これ面白いか?

評価が高かったので読んでみたがなんか普通過ぎて拍子抜けしました。なんてことない話を死神という設定の面白さで読ませてるだけ。キャラに深みはなく、話に面白みはなく、驚きの落ちがあるわけでもない。ドラマにしたら面白そうだが小説でコレはないわ。
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4167745011
No.15
(3pt)

短編の連鎖

 それぞれの短編に仕込がしてあって、最後の話「死神対老女」で上手くまとま
る6編の短編集。その6編に登場する同一の主人公(死神)を通じて語られていく
内容。
 雑誌の連載のときにそういう意図で書かれたのかどうかは分からないが、なか
なかきれいなまとまりがあり、一冊になって物語がきちんと完成した感じだ。
 伊坂氏の他の作品の登場人物らしき人影もあり、その作品を読んでいれば、そ
の辺りも楽しめる。
 一つ一つの短編としてはちょっとどうかな?と思うが、読みきってみてはじめ
て「なるほどねぇ。こういう仕掛けか・・・」という感想を抱いた。
死神の精度 (文春文庫) Amazon書評・レビュー: 死神の精度 (文春文庫)より
4167745011
No.14
(3pt)

ハードボイルド且つコミカル

何処かしら行き当たりばったりで常に読者の予想を裏切ってオリジナルな世界で楽しませて呉れる作者ですが、本作を読むと実に綿密に計算され尽くされていることがよく分かります(当たり前)。
ハードボイルド風のキャラも納得ですが、それが何処かコミカルな味を持ち合わせており、相変わらず設定の妙が冴えてますね。大変読み易くもある佳作です。
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4167745011
No.13
(3pt)

幅広い層に支持されることが納得できる作品

 設定や物語の進行は、すごく良く書けたライトノベルのような印象。読みやすくて程よく深い。幅広い層に人気があることも納得できた。
 第一章を読み終わった後、「どうせ最後はこうなるんでしょ」と思って読み進めていたら、最後には少しだけオマケが用意されていて嬉しくなった。結局殺しているのは主人公なんだけれどねw
 すごく文芸しているわけでもないけれど、だからといって力を抜いてしまうような作品でもない。気楽に読んで、少しだけ良い気分にさせてくれる作品だった。
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4167745011
No.12
(3pt)

死神はすぐそばに。

その死神の名は…
千葉さん。
え。
この作品の中の死神は、
背中に翼が生えているわけでも、
リンゴをかじるわけでも、
ノートに名前を書くわけでも、
なくて、
クールで
淡々と仕事をこなす、
千葉さん
です。
死神の仕事とは、
情報部からの命に従い、
割り振られた人間と接触し、
その者が死に値する人間かどうか
見定めること。
彼が「可」を出せば
ヒトは死に、
「不可」を出せば
命を永らえることができる。
もっとも、
誰も、千葉さんが死神だとは気づかない。
短編がいくつか収められており、
それぞれ、様々な状況下での
彼の仕事ぶりが
ユニークなタッチで描かれています。
決してホラーでもミステリーでもなく、
どっちかというと…
ヒューマン系??
ミュージックをこよなく愛し、
暇ができれば
ショップにCDを視聴しにいくという、
なんだか
さるきちの身近にもいそうな
親近感わく死神です。
あ。でも来てほしくないけど。
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4167745011
No.11
(3pt)

うまいです

出会って数日間で、その人間が死ぬか生きるかを決める「死神」。
多少ずれた死神の目線で見ているせいか、悲壮さはなく、どれも軽い感じで読みやすかったです。
人物の中にある軽い伏線も、鬱陶しくない程度でした。
また、死ぬところまでを追うわけでもなくて、ふわりとラストを迎える話も多く、お話がマンネリ化していなかったのもよかった。
基本のストーリーは同じなのに、どれもそれぞれ違う話で、パターンや見せ方も違って、うまいなあ、と思いました。
個人的には、やくざをジャッジする「死神と藤田」がかっこよくて好きでした。
死神の精度 (文春文庫) Amazon書評・レビュー: 死神の精度 (文春文庫)より
4167745011
No.10
(3pt)

もうちょっと捻って欲しかった

長編なんだろうな〜と思って買ってみたら短編集!
正直、??がつく話もありますが全体的な流れは凄くいいです
最後の話を読んで、「やられた」って思いました。
死神の精度 Amazon書評・レビュー: 死神の精度より
4163239804
No.9
(3pt)

短編集のふりをした長編小説

『短編集のふりをした長編小説』と作家自らが紹介しているが、各編の関連性に留意して書いているのは最後の『老女と死神』のみで、後の4編についてはまったく関連性が認められない。作家のコメントとは裏腹に、おそらく単行本化を念頭において書いたのは最終編のみであろう。
なぜかある会社から派遣されてくる死神君は、仕事の最中はいつも雨にたたられ、人間界のミュージックが大好き。人間ではないので睡眠もとらず、ヤクザに殴られても痛さを感じないという設定。プロットというよりも、むしろ『デスノート』の死神を思わせる<なんちゃって感>を味わった方が楽しめる小説だ。
標的にした人物の死を「可とするか「不可」とするか?その基準はあいまいで定かではなく、あくまでも死神とターゲットとのちょっとずっこけ気味の交流?が読みどころとなっている。これといったミステリーもないため、最終編にたどりつくためにはある程度の忍耐力を必要とするかもしれない。「可」か「不可」といわれれば「可」かなぁ?
死神の精度 (文春文庫) Amazon書評・レビュー: 死神の精度 (文春文庫)より
4167745011
No.8
(3pt)

死神の考察ー天使と比較して

 死神たちは音楽に快楽を覚えるという設定。ほとんど無感動な死神たちにとって人間界で仕事をする唯一の楽しみが「CDショップで試聴すること」だ。これに対比して本文中で語られる「図書館に集まる天使」とは、言うまでもなくヴィム・ヴェンダースの映画「ベルリン天使の詩」の天使たちのことだ。世界の始まりから存在したヴェンダースの天使たちは、人間たちを無感動に見続けていた。本書の死神も少なくとも何千年も前から人間を見続けていると書かれており似たような設定だ。しかしヴェンダースの天使が人間とコンタクトを取れないのと違い、死神はまさに人間になって行動するという部分が大きく異なる。
 天使が人間になるには天使であることを捨てなければならない。その替わりに有限の命と、痛み、悲しみとともに、震えるような喜びと愛という感情を手に入れる。それに比して死神は、人間になっても痛みも苦しみも(音楽以外には)感動もない。この設定は天使よりもむしろ特異ではあるが残念ながら私の心に響くようなものではなかった。
 もとより軽い娯楽小説であり、深刻に考えるべき作品ではないのかもしれないが、あまりにも人間の死を淡々と描いているところに、爽やかさではなく、かえって異様な感じを受ける。素直に考えれば、不死である死神の言葉で語られるストーリーであるからこそ、人間の死が無感動に描かれているのだと言えるだろう。しかし穿った見方をすれば、死神が関与しているとされる「不慮の突然死」というものは死を意識する間も無く訪れるものであり、人間というものは、実は死神たちと同様に死というものに対して著しく無感動に生きているのだ、ということへの批判なのかもしれない。
死神の精度 Amazon書評・レビュー: 死神の精度より
4163239804
No.7
(3pt)

死神の浮世離れっぷり

主人公は死神の連作短編集。
事故死や不慮の死というのは、死神が7日間の調査の元に「可」or「不可」と決定するもの、ということにこの物語ではなっている。
死神が死神であるという物語の本筋にはそれほど目新しいものは無いのだけど、死神の浮世離れた(当たり前だけど)セリフが面白い。
<例>
「人間の作ったもので最高なのはミュージック、最悪なのは渋滞」
「年貢の納め時だぜ」→死神「年貢制度は今でもあるのか?」
同じ作者の他の作品『重力ピエロ』の登場人物の「春」が出演してるというのも、この作者にはまってる人にはうれしい演出でしょう。
死神の精度 Amazon書評・レビュー: 死神の精度より
4163239804
No.6
(3pt)

恋愛で死神

荻原青年に「見送り」の判断が下されれば、星5つ(たとえ、体内がボロボロになっても、事件の後遺症で体が不自由になったり車椅子を使わなければならなくなったりしても、片思いの女性と二度と会えなくなったとしても、生き続ける設定にして欲しかったという私自身の感情を省いても、3つです)。確かに、オーソドックスな展開の中に意表をついた新鮮さがある、という伊坂ワールドの手法は、この章でも健在ですし、余命少ない人生を病死以外のことで終わらせる方法は興味深いものがあります。ですが、同じテーマを扱っていると思われる渡辺淳一の「無影燈」(「白い影」の原作)やマーティン・マクドナーの「ピローマン」のような深みがないのも本当です。共感や感情移入しづらい千葉に、「あの世逝き」の判断を下すに至った過程や葛藤、荻原君の真意を知った後に彼を襲ったであろう後悔や苦悶がどれくらい続いたのかを求めるのは間違っているかもしれませんが、この章では描いて欲しかったですね(経緯や葛藤は、第一章で用いられてますが、そちらは「見送り」なので)。
あと、荻原君の病名が●(オーソドックスもオーソドックスすぎる難病)という設定も新鮮さを薄めてしまっている気がします。千葉が、人間とはズレた感覚の持ち主なのだというブラックユーモアを狙ったのでしょうが、安易ですよね。
死神の精度 Amazon書評・レビュー: 死神の精度より
4163239804
No.5
(3pt)

クール&スタイリッシュ&ソーダ

初めて伊坂幸太郎さんの作品を読みました。
まず死神の精度という少し変わった題名にすごく興味がありました。
人生観とか死生観とかが語られているのかなと思っていましたが、読んでみると、わりとあっさり、たんたんとした短編集でした。
死神の千葉。彼が一週間で人間を可か見送りか判断する。
とてもクールな考えの死神。
人が生きるか死ぬかはそんなに大きな問題な訳ではないらしい。
一番最後のお話が好きだったかな。前から順々に読んで行くと、バラバラに見えていた短編集につながりが見えてくる。それがおもしろかった。
でももう少し感動とか。考えさせられること。とかが読書。にはほしいなとおもいました。
手軽に読める本だとおもいます。
死神の精度 Amazon書評・レビュー: 死神の精度より
4163239804
No.4
(3pt)

この軽さが持ち味なのだろうけど……

一編一編がほどよい長さのオムニバス、軽快なテンポの文章と会話、
「死」をテーマにしながら重さを残さない締め方などで、
サクサクと気持ちよく読める一冊です。
最初の2話までは正直ピンと来ませんでしたが
死神の設定を巧みにトリックに取り入れた3話以降から引き込まれました。
後半の話ほど作者も筆が乗っているのが良くわかります。
しかしその軽さ・洒脱さのために、物足りなさを感じさせてしまうことも事実です。
どの話も「ちょっといい話」止まりで、それ以上のものがない。
こういった内容のオムニバスなら、せめてあと3話ほど追加した状態で、
軽さをボリュームで補って欲しかったところです。
また、死神=千葉氏の人物造形も、風変わりと言えば聞こえはいいですが、
あまりに設定が漫画チックで狙いすぎの感があります。
何百年も生きている(らしい?)わりにはあまりに稚拙な部分で物知らずだったり、
何よりも、"可"or"見送り"の基準がさっぱり分かりません。
読んでいて「どうしてこの人が"見送り"なのに、この人は"可"なの?」
と首を傾げた人は少なくないはず。
死は理不尽な物と言われてしまえばそれまでですが、千葉氏の場合、
なまじ人間の理屈が通じるような描き方をされているため、
どうにも釈然としないものが読後に残ってしまいます。
より練られた続編を期待しつつ星三つで。
死神の精度 Amazon書評・レビュー: 死神の精度より
4163239804
No.3
(3pt)

大好きな世界です。が。

Accuracy of Death 、なんて魅力的なタイトルでしょう。帯のヒトコト(なんて言うんですか?ごめんなさい知りません)にも非常に惹かれました。正直、一話一話楽しく読めました。恋愛で死神(短編の一つ)、と最終話が気に入りましたが、、、ただ、全体的に童話っぽいですね。詰めが甘いところがところどころに見受けられました。読みやすいことは確かですし、おもしろいこともたしかです。でも帯にだまされたかな、って感じもします。すみません。電車の中で通勤時に読むにはいいかもしれません。
死神の精度 Amazon書評・レビュー: 死神の精度より
4163239804
No.2
(3pt)

死を連想させないクールな死神「千葉」

とても読みやすくさくさく読める短編集、どの物語も死神である「千葉」と八日後に「可」か「見送り」と生死判断される対象者の物語。その物語らは「コンプレックス」「推理殺人事件」「ヤクザ」「恋愛」とそれぞれにカテゴライズできる。これがいいも悪いもテンポよく展開をつくりあげて、読み手に飽きをこさせない感じである。がしかし「死神」というシュールな題材を使っておきながら、内容はバラエティドラマのようなどこかで見たことあるよな話。死神というテーマと表紙のイメージからくるシリアスな印象をもって読んでいった僕には少々軽かったような気がした。
死神の精度 Amazon書評・レビュー: 死神の精度より
4163239804