(短編集)

大きな熊が来る前に、おやすみ。

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評判

大きな熊が来る前に、おやすみ。の評価:

3.88/5点 レビュー 16件。 B ランク

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平均点3.88pt

Amazonレビュー一覧

Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全34件 21〜34 2/2ページ
No.14
(2pt)

物足りない

初めて島本理央氏の作品を読みました。
題材は悪くないんだけど、文章・表現が少々幼いような気が。
と思ってプロフィールを見たら若い人だったので、
こんなもんなんだろうか、とも。
でもやっぱり少し素人くさいような気がします。
気になって物語りに没入できませんでした。
他の作品も読んでみたいと思います。
でも次も同じような感想なら、もう読まない。
大きな熊が来る前に、おやすみ。 Amazon書評・レビュー: 大きな熊が来る前に、おやすみ。より
4103020318
No.13
(2pt)

物足りない

初めて島本理央氏の作品を読みました。
題材は悪くないんだけど、文章・表現が少々幼いような気が。
と思ってプロフィールを見たら若い人だったので、
こんなもんなんだろうか、とも。
でもやっぱり少し素人くさいような気がします。
気になって物語りに没入できませんでした。
他の作品も読んでみたいと思います。
でも次も同じような感想なら、もう読まない。
大きな熊が来る前に、おやすみ。 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 大きな熊が来る前に、おやすみ。 (新潮文庫)より
4101314810
No.12
(4pt)

やっぱり島本ワールド、でもちょっと新しい?

短編というよりは中篇三本。描き方は短めの長編という感じ。いわゆる短編らしくシーンを切り出すという感じではなく、短いながらも物語を語っている。「熊」は島本世界の既視感が強く読みづらかった。まだ表現すべきものの核心をつかみきれずにもがいている感じ。「クロコダイル」はちょっぴりミステリー感がいつもの島本世界に加えられていて新鮮。「猫と君のとなり」もほどよい緊張感が良かった。今までに培ったものをゆっくり反芻しながら、少しずつだが新しいものに挑戦している感じがある。
大きな熊が来る前に、おやすみ。 Amazon書評・レビュー: 大きな熊が来る前に、おやすみ。より
4103020318
No.11
(4pt)

やっぱり島本ワールド、でもちょっと新しい?

短編というよりは中篇三本。描き方は短めの長編という感じ。いわゆる短編らしくシーンを切り出すという感じではなく、短いながらも物語を語っている。「熊」は島本世界の既視感が強く読みづらかった。まだ表現すべきものの核心をつかみきれずにもがいている感じ。「クロコダイル」はちょっぴりミステリー感がいつもの島本世界に加えられていて新鮮。「猫と君のとなり」もほどよい緊張感が良かった。今までに培ったものをゆっくり反芻しながら、少しずつだが新しいものに挑戦している感じがある。
大きな熊が来る前に、おやすみ。 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 大きな熊が来る前に、おやすみ。 (新潮文庫)より
4101314810
No.10
(2pt)

平面的な物語

ひとつのテーマで書いた3つのショートストーリー。
何らかのトラウマを抱えた主人公たちがそれぞれの方法で
その傷と向き合っていく。

しかし、いまひとつ物語に乗り切れなかったのは、
そこに深みが感じられなかったから。

彼女たちを傷つけた存在にまつわる描写がすくなく、
彼らのアイデンティティを示すものも十分に提示されていないため、
物語が平面的になってしまっているのだと思う。
大きな熊が来る前に、おやすみ。 Amazon書評・レビュー: 大きな熊が来る前に、おやすみ。より
4103020318
No.9
(2pt)

平面的な物語

ひとつのテーマで書いた3つのショートストーリー。
何らかのトラウマを抱えた主人公たちがそれぞれの方法で
その傷と向き合っていく。

しかし、いまひとつ物語に乗り切れなかったのは、
そこに深みが感じられなかったから。

彼女たちを傷つけた存在にまつわる描写がすくなく、
彼らのアイデンティティを示すものも十分に提示されていないため、
物語が平面的になってしまっているのだと思う。
大きな熊が来る前に、おやすみ。 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 大きな熊が来る前に、おやすみ。 (新潮文庫)より
4101314810
No.8
(3pt)

実はもっともボリュームゾーンの女の子たちの心情、風俗を掬い取ってる

この短編集に登場する主人公の女の子たちは、マスコミがショーバイ的に造形し、彼女たちと接点のないオジサンが勝手に夢想する“今どきの若いコたち”の規格からは外れている。例えば主人公は、「彼女に代表されるような、苦労もせずに与えられた平和の中で平気で文句を言える、そういう育ちの子たち、すべてが憎いのだ」なんて世をすねたようなことを独白しちゃうような女子なのだ。一方で「他人から必要とされたり求められることに、どうして私の心はこんなにも弱いのだろう」なんて言いつつ、カノジョのいる男にきまぐれに呼び出されると、慣れない化粧をしたり、似合わない服を買ったり、閉店間際のディスカウントストアに自転車を走らせ、ホットカーラーまで買っちゃうような面もある。このかっこ悪さ、トホホぶりが鬱陶しくも、いとおしいんだよな(いや、逆か)。でも、このイタい感じに読者は共感とか反感とか何らかの感情を触発される訳で。表向きはひとり生活に価値観を見出そうとしている主人公だけど、人一倍、人とのつながりを求めてるんだよね(ファザコン的幼児体験も起因)。しかし、こういう地味めでまじめでモテない女の子の造形って昔も今も変わんない。野暮ったくて、料理はうまくて、その実、すっげー恋愛に飢えていて(そういうコたちの男趣味ってのも昔と変わんない)。結構、そこら辺の、綿矢りさ的でも金原ひとみ的でもない、実はもっともボリュームゾーンであるだろう女の子たちの最大公約数的な心情、風俗を掬い取ってるってとこが、島本理生の評価できる点である(文学としての優劣とかじゃなく)。
 「煉瓦造りのパン屋は、小さいけれど良い仕事をしていて」なんて年長者からするとかなり恥ずかしい表現も散見するけど、その若気の至りっていうか、本人の自覚しないところで色々さらけ出しちゃっているあれこれが読んでいて楽しい。著者と主人公が等身大なんだよね。
大きな熊が来る前に、おやすみ。 Amazon書評・レビュー: 大きな熊が来る前に、おやすみ。より
4103020318
No.7
(3pt)

実はもっともボリュームゾーンの女の子たちの心情、風俗を掬い取ってる

この短編集に登場する主人公の女の子たちは、マスコミがショーバイ的に造形し、彼女たちと接点のないオジサンが勝手に夢想する“今どきの若いコたち”の規格からは外れている。例えば主人公は、「彼女に代表されるような、苦労もせずに与えられた平和の中で平気で文句を言える、そういう育ちの子たち、すべてが憎いのだ」なんて世をすねたようなことを独白しちゃうような女子なのだ。一方で「他人から必要とされたり求められることに、どうして私の心はこんなにも弱いのだろう」なんて言いつつ、カノジョのいる男にきまぐれに呼び出されると、慣れない化粧をしたり、似合わない服を買ったり、閉店間際のディスカウントストアに自転車を走らせ、ホットカーラーまで買っちゃうような面もある。このかっこ悪さ、トホホぶりが鬱陶しくも、いとおしいんだよな(いや、逆か)。でも、このイタい感じに読者は共感とか反感とか何らかの感情を触発される訳で。表向きはひとり生活に価値観を見出そうとしている主人公だけど、人一倍、人とのつながりを求めてるんだよね(ファザコン的幼児体験も起因)。しかし、こういう地味めでまじめでモテない女の子の造形って昔も今も変わんない。野暮ったくて、料理はうまくて、その実、すっげー恋愛に飢えていて(そういうコたちの男趣味ってのも昔と変わんない)。結構、そこら辺の、綿矢りさ的でも金原ひとみ的でもない、実はもっともボリュームゾーンであるだろう女の子たちの最大公約数的な心情、風俗を掬い取ってるってとこが、島本理生の評価できる点である(文学としての優劣とかじゃなく)。
 「煉瓦造りのパン屋は、小さいけれど良い仕事をしていて」なんて年長者からするとかなり恥ずかしい表現も散見するけど、その若気の至りっていうか、本人の自覚しないところで色々さらけ出しちゃっているあれこれが読んでいて楽しい。著者と主人公が等身大なんだよね。
大きな熊が来る前に、おやすみ。 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 大きな熊が来る前に、おやすみ。 (新潮文庫)より
4101314810
No.6
(4pt)

熊、ワニ、猫・・・

「大きな熊が来る前に、おやすみ。」、「クロコダイルの午睡」、「猫と君のとなり」の3編がまとめられた島本理生さんの初の短編集です。

3編とも、ストーリーの奥深いところに「暴力」というものがあって、読後感がすっきりとしない、暗くて重いものがあります。

それは装丁の酒井駒子さんの絵にも象徴されているように思います。

「大きな〜」は、父親の威圧的な態度と恋人から受けた暴力に、常に恐れを感じている女性の話です。

暗くてあまりいい印象を持ちませんでしたが、この本のタイトルになっています。

「クロコダイルの午睡」は、相手の気持ちを全く考えずに無神経に他人を傷つける、言葉の暴力に苦しむ女性の話。

女性の衝動的な行動が原因で、男性は意識を失い病院へ送られることになりますが、これもやむなし・・・といったところでしょうか。

でも、冷静に考えるとこの女性、怖いですね。

「猫と君のとなり」は、前の2作に比べるとまぁふつうという感じです。

それでも、元カレの子猫を虐待する描写にはやはり嫌悪感を抱かざるをえません。

それにしても、本のタイトルに句読点がついているものって、珍しいように思うのですが・・・
大きな熊が来る前に、おやすみ。 Amazon書評・レビュー: 大きな熊が来る前に、おやすみ。より
4103020318
No.5
(4pt)

熊、ワニ、猫・・・

「大きな熊が来る前に、おやすみ。」、「クロコダイルの午睡」、「猫と君のとなり」の3編がまとめられた島本理生さんの初の短編集です。

3編とも、ストーリーの奥深いところに「暴力」というものがあって、読後感がすっきりとしない、暗くて重いものがあります。

それは装丁の酒井駒子さんの絵にも象徴されているように思います。

「大きな〜」は、父親の威圧的な態度と恋人から受けた暴力に、常に恐れを感じている女性の話です。

暗くてあまりいい印象を持ちませんでしたが、この本のタイトルになっています。

「クロコダイルの午睡」は、相手の気持ちを全く考えずに無神経に他人を傷つける、言葉の暴力に苦しむ女性の話。

女性の衝動的な行動が原因で、男性は意識を失い病院へ送られることになりますが、これもやむなし・・・といったところでしょうか。

でも、冷静に考えるとこの女性、怖いですね。

「猫と君のとなり」は、前の2作に比べるとまぁふつうという感じです。

それでも、元カレの子猫を虐待する描写にはやはり嫌悪感を抱かざるをえません。

それにしても、本のタイトルに句読点がついているものって、珍しいように思うのですが・・・
大きな熊が来る前に、おやすみ。 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 大きな熊が来る前に、おやすみ。 (新潮文庫)より
4101314810
No.4
(4pt)

著者の感性に魅かれる

私も「よるくま」大好きです(この本の表紙を描かれている酒井駒子さんの名作絵本)。が、こちらの本は「よるくま」のようにほんわりしていません。かなり厳しい内容の作品です。全体的に思いムードですが、どこかにきらりと著者の感性が光っているように思います。「ナラタージュ」以来、久しぶりに島本さんの作品読みましたが、これからも注目したい作家です。
大きな熊が来る前に、おやすみ。 Amazon書評・レビュー: 大きな熊が来る前に、おやすみ。より
4103020318
No.3
(4pt)

著者の感性に魅かれる

私も「よるくま」大好きです(この本の表紙を描かれている酒井駒子さんの名作絵本)。が、こちらの本は「よるくま」のようにほんわりしていません。かなり厳しい内容の作品です。全体的に思いムードですが、どこかにきらりと著者の感性が光っているように思います。「ナラタージュ」以来、久しぶりに島本さんの作品読みましたが、これからも注目したい作家です。
大きな熊が来る前に、おやすみ。 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 大きな熊が来る前に、おやすみ。 (新潮文庫)より
4101314810
No.2
(4pt)

読んではじめて気づく、タイトルの怖さ

新しい恋が始まりそうな予感はあるものの、
それを素直に受け入れることのできない3人の若い女性を描く短編集です。

「大きな熊が来る前に、おやすみ。」の主人公は、
普段は優しい恋人から暴力をふるわれます。
「クロコダイルの午睡」の主人公は、
言葉で自分を傷つける同級生を好きになりかけています。
「猫と君のとなり」の主人公は
かつて、恋人から飼い猫を虐待された過去を持っています。

本の内容を知らずに読み始めたので、
まさか島本さんが暴力をテーマに書いたなんて驚きでした。

地味で、自分を見せることが苦手な女の子たち。
他人から求められ、必要とされることに不慣れだから
愛情を素直に受け入れることができない。

島本理生は地味だけどまじめに生きている女の子の心理を描くのがうまい。
私は男の人にこんな悲しい痛みを与えられたことはないけど、
地味な女の子の一人として、彼女たちの心の痛みがわかるような気がしました。
大きな熊が来る前に、おやすみ。 Amazon書評・レビュー: 大きな熊が来る前に、おやすみ。より
4103020318
No.1
(4pt)

読んではじめて気づく、タイトルの怖さ

新しい恋が始まりそうな予感はあるものの、
それを素直に受け入れることのできない3人の若い女性を描く短編集です。

「大きな熊が来る前に、おやすみ。」の主人公は、
普段は優しい恋人から暴力をふるわれます。
「クロコダイルの午睡」の主人公は、
言葉で自分を傷つける同級生を好きになりかけています。
「猫と君のとなり」の主人公は
かつて、恋人から飼い猫を虐待された過去を持っています。

本の内容を知らずに読み始めたので、
まさか島本さんが暴力をテーマに書いたなんて驚きでした。

地味で、自分を見せることが苦手な女の子たち。
他人から求められ、必要とされることに不慣れだから
愛情を素直に受け入れることができない。

島本理生は地味だけどまじめに生きている女の子の心理を描くのがうまい。
私は男の人にこんな悲しい痛みを与えられたことはないけど、
地味な女の子の一人として、彼女たちの心の痛みがわかるような気がしました。
大きな熊が来る前に、おやすみ。 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 大きな熊が来る前に、おやすみ。 (新潮文庫)より
4101314810