(短編集)

フィッシュストーリー

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評判

フィッシュストーリーの評価:

3.65/5点 レビュー 94件。 C ランク

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平均点3.65pt

Amazonレビュー一覧

Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全92件 41〜60 3/5ページ
No.52
(5pt)

気持ちのいい短編

伊坂節全開の中編4連発!
1作目の「動物園のエンジン」では見事な叙述トリックと華麗なオチに翻弄。
2・4作目では黒澤が大活躍。彼には知性を感じます。
そして3作目の「フィッシュストーリー」。
売れないバンドが送ったメッセージが、めぐりめぐって世界を救う。
思わずニヤッとしてしまう展開に、
いつの間にか伊坂ワールドに肩まで浸かってしまいました。
フィッシュストーリー Amazon書評・レビュー: フィッシュストーリーより
4104596027
No.51
(5pt)

気持ちのいい短編

伊坂節全開の中編4連発!
1作目の「動物園のエンジン」では見事な叙述トリックと華麗なオチに翻弄。
2・4作目では黒澤が大活躍。彼には知性を感じます。
そして3作目の「フィッシュストーリー」。
売れないバンドが送ったメッセージが、めぐりめぐって世界を救う。
思わずニヤッとしてしまう展開に、
いつの間にか伊坂ワールドに肩まで浸かってしまいました。
フィッシュストーリー (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: フィッシュストーリー (新潮文庫)より
4101250243
No.50
(4pt)

表題作よりも

第4話目の「ポテチ」がいいです。

外出先(喫茶店)だったのですが、この話の途中まで読んだところで「このまま読んでいたら、だめかもしれない」と感じて本を閉じ、続きは家で……。予感の通り「泣かせる」話でした。
悲しいとか、哀れ、というのとは違った、人それぞれの「優しさ」に涙。
登場人物のその後まで考えてしまいたくなる、素敵なお話でした。

感動は人それぞれだと思いますが、「親子物」に弱く、さらに「野球物」に弱い人には、とても心に響く作品だと思います。
表題作「フィッシュストーリー」も良かったですが、作りがいいだけに、もっと長編でじっくり味わいたかった気がします。

伊坂さんの作品は、常識ではありえない話だったり、残酷な場面があったりもするけれど、根底に「人間ってそんなに捨てたもんじゃない」という視点があると思います。最後まで読み終わったときに、よくできてるよなあ、うまいこと書くなあ、と思う作品が多いですね。
フィッシュストーリー Amazon書評・レビュー: フィッシュストーリーより
4104596027
No.49
(4pt)

表題作よりも

第4話目の「ポテチ」がいいです。

外出先(喫茶店)だったのですが、この話の途中まで読んだところで「このまま読んでいたら、だめかもしれない」と感じて本を閉じ、続きは家で……。予感の通り「泣かせる」話でした。
悲しいとか、哀れ、というのとは違った、人それぞれの「優しさ」に涙。
登場人物のその後まで考えてしまいたくなる、素敵なお話でした。

感動は人それぞれだと思いますが、「親子物」に弱く、さらに「野球物」に弱い人には、とても心に響く作品だと思います。
表題作「フィッシュストーリー」も良かったですが、作りがいいだけに、もっと長編でじっくり味わいたかった気がします。

伊坂さんの作品は、常識ではありえない話だったり、残酷な場面があったりもするけれど、根底に「人間ってそんなに捨てたもんじゃない」という視点があると思います。最後まで読み終わったときに、よくできてるよなあ、うまいこと書くなあ、と思う作品が多いですね。
フィッシュストーリー (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: フィッシュストーリー (新潮文庫)より
4101250243
No.48
(5pt)

思わず引きこまれる

不思議な世界に引きこまれました。
個人的にはサクリファイスが良かったと思います。
黒澤の鋭く、それでいてさっぱりとした語り口が秀逸。
それと、やっぱりラストがいいですね。
「ポテチ」の大西と今村のやり取りは読んでいてとても和みました。
伊坂作品に出てくる女性はサバサバと
していて飾らない感じがとても魅力的です。
フィッシュストーリー Amazon書評・レビュー: フィッシュストーリーより
4104596027
No.47
(5pt)

思わず引きこまれる

不思議な世界に引きこまれました。
個人的にはサクリファイスが良かったと思います。
黒澤の鋭く、それでいてさっぱりとした語り口が秀逸。
それと、やっぱりラストがいいですね。
「ポテチ」の大西と今村のやり取りは読んでいてとても和みました。
伊坂作品に出てくる女性はサバサバと
していて飾らない感じがとても魅力的です。
フィッシュストーリー (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: フィッシュストーリー (新潮文庫)より
4101250243
No.46
(4pt)

短編で読みやすい

私的には短編なのですが、アマゾンの紹介文では中編のようですね。
まぁ京極夏彦作品の超分厚い「京極堂シリーズ」など読んでいると、普通の小説はどれも短編のような感じになってしまいますが。

作品中の「サクリファイス」「ポテチ」では、「ラッシュライフ」、「重力ピエロ」に登場する泥棒の黒澤が登場します。
なかなかいい感じ。

どのストーリーも伊坂作品らしい感じでオススメです。

映像化されているようなので、ちょっと見てみたいですね。
フィッシュストーリー Amazon書評・レビュー: フィッシュストーリーより
4104596027
No.45
(4pt)

短編で読みやすい

私的には短編なのですが、アマゾンの紹介文では中編のようですね。
まぁ京極夏彦作品の超分厚い「京極堂シリーズ」など読んでいると、普通の小説はどれも短編のような感じになってしまいますが。

作品中の「サクリファイス」「ポテチ」では、「ラッシュライフ」、「重力ピエロ」に登場する泥棒の黒澤が登場します。
なかなかいい感じ。

どのストーリーも伊坂作品らしい感じでオススメです。

映像化されているようなので、ちょっと見てみたいですね。
フィッシュストーリー (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: フィッシュストーリー (新潮文庫)より
4101250243
No.44
(4pt)

いろいろ

2007年に出た単行本の文庫化。
 「動物園のエンジン」「サクリファイス」「フィッシュストーリー」「ポテチ」の4中短編が収められている。
 「動物園」のエンジンはデビュー直後のもの。初期の伊坂作品の嫌〜な感じが色濃く漂っている。
 「サクリファイス」はひねりのある謎解きもので、東北の寒村の閉塞感がよく描かれている。しかし、基本は友情ものか。
 「フィッシュストーリー」は法螺話という意味。幸せな話である。考えオチ。
 「ポテチ」はなんだかよく分からない作品だった。ストーリーは平板だが、人物に工夫があって読ませる。
 他の長編でお馴染みの人たちも登場しており、ファンには嬉しい一冊だろう。

フィッシュストーリー Amazon書評・レビュー: フィッシュストーリーより
4104596027
No.43
(4pt)

いろいろ

2007年に出た単行本の文庫化。
 「動物園のエンジン」「サクリファイス」「フィッシュストーリー」「ポテチ」の4中短編が収められている。
 「動物園」のエンジンはデビュー直後のもの。初期の伊坂作品の嫌〜な感じが色濃く漂っている。
 「サクリファイス」はひねりのある謎解きもので、東北の寒村の閉塞感がよく描かれている。しかし、基本は友情ものか。
 「フィッシュストーリー」は法螺話という意味。幸せな話である。考えオチ。
 「ポテチ」はなんだかよく分からない作品だった。ストーリーは平板だが、人物に工夫があって読ませる。
 他の長編でお馴染みの人たちも登場しており、ファンには嬉しい一冊だろう。

フィッシュストーリー (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: フィッシュストーリー (新潮文庫)より
4101250243
No.42
(4pt)

ポテチが輝いて見えました

この作品に収められている『ポテチ』に出てくる登場人物はとても魅力的で、主人公の仕事場について行く同居人である彼女との出逢いのきっかけといい、主人公を取り巻く一癖も二癖もある人々との会話といい、グングン物語にひきこまれていきます。

題名になったポテチのエピソードでのある台詞が何故主人公の心を捕らえたのか理由を知った時、一気に目の前の霧が晴れていく心地良さを感じました。
歓声が聴こえてきそうな爽快感溢れるラストにも思わずニンマリ。
フィッシュストーリー Amazon書評・レビュー: フィッシュストーリーより
4104596027
No.41
(4pt)

ポテチが輝いて見えました

この作品に収められている『ポテチ』に出てくる登場人物はとても魅力的で、主人公の仕事場について行く同居人である彼女との出逢いのきっかけといい、主人公を取り巻く一癖も二癖もある人々との会話といい、グングン物語にひきこまれていきます。

題名になったポテチのエピソードでのある台詞が何故主人公の心を捕らえたのか理由を知った時、一気に目の前の霧が晴れていく心地良さを感じました。
歓声が聴こえてきそうな爽快感溢れるラストにも思わずニンマリ。
フィッシュストーリー (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: フィッシュストーリー (新潮文庫)より
4101250243
No.40
(4pt)

文章で「一発録り」の雰囲気を味わえる

4つの短編集のうち後ろ2つ「フィッシュストーリー」「ポテチ」がよかった。
「フィッシュストーリー」>映画を観たあとに読み出したので、「このエピソードは映画のあのシーンか」「映画のあの台詞はこんな文脈に入っていたのか」などと双方向に思い出しながら楽しめた。
バンドの一発録りのシーンが忘れられない。文章だけの描写なのに、その場の空気を感じるというか、映画のシーンをいい意味で補ってくれる。曲がキーとなった小説、映像化で変な演出が入ると、一瞬で小説の雰囲気が崩れてしまうように思う。この映画にはそれがなく、緊張感が保たれていてよかった。
「ポテチ」>会話文がひたすら続き、その言葉で主人公の性格を描ききり、読む側もそれに慣れたころに、(言葉の無い)仕草だけを書かれて感動をもらえる。おそらく今の多くの大人がそうであるように、野球観戦で気分が盛り上がった経験があれば、共感できるのでは。
フィッシュストーリー Amazon書評・レビュー: フィッシュストーリーより
4104596027
No.39
(4pt)

文章で「一発録り」の雰囲気を味わえる

4つの短編集のうち後ろ2つ「フィッシュストーリー」「ポテチ」がよかった。
「フィッシュストーリー」>映画を観たあとに読み出したので、「このエピソードは映画のあのシーンか」「映画のあの台詞はこんな文脈に入っていたのか」などと双方向に思い出しながら楽しめた。
バンドの一発録りのシーンが忘れられない。文章だけの描写なのに、その場の空気を感じるというか、映画のシーンをいい意味で補ってくれる。曲がキーとなった小説、映像化で変な演出が入ると、一瞬で小説の雰囲気が崩れてしまうように思う。この映画にはそれがなく、緊張感が保たれていてよかった。
「ポテチ」>会話文がひたすら続き、その言葉で主人公の性格を描ききり、読む側もそれに慣れたころに、(言葉の無い)仕草だけを書かれて感動をもらえる。おそらく今の多くの大人がそうであるように、野球観戦で気分が盛り上がった経験があれば、共感できるのでは。
フィッシュストーリー (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: フィッシュストーリー (新潮文庫)より
4101250243
No.38
(5pt)

黒澤好きにはたまらない

あの愛すべき泥棒(或いは探偵)黒澤がついに主役に。
私にとって、これだけで十分な購入理由になりえた。読んでみて思ったのは、やはり伊坂幸太郎は伏線の張り方が上手い作家であるということ。思わず嘆息。彼の頭の中では一体、何手先まで考えて物語を構築しているのであろうか。読者は作者の手腕に、ただただ身を委ねるだけである。いや、いっそここまで鮮やかに魅せられてしまうと快感である。思う存分酔ってしまえばいい。
フィッシュストーリー (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: フィッシュストーリー (新潮文庫)より
4101250243
No.37
(4pt)

届けよ、みんなに。

「届けよ、誰かに。頼むから。」
帯に書かれていたこの言葉にひかれて購入した作品。
その期待がまったく裏切られませんでした。
中短編4編をおさめた作品集ですが、やはりなんといっても表題作。
現在、過去、未来を自由自在に行き来する場面描写。
その時代時代で起こった出来事が徐々に徐々につながり、
そして最後に大きな奇跡へとつながる。
その過程と結末で、なんともいえない大きな幸せを味わえます。
どこかで誰かが誰かに影響している。
たとえ、気付いていなかったとしても。
人が生まれて、今、この時代にこうやって生きていることは
決して無意味ではないんだ。
そう思える作品です。
この作品だけでもいいからぜひ多くの人に読んでほしい。
もちろん、ほかの作品もお勧めです。面白いです。
フィッシュストーリー (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: フィッシュストーリー (新潮文庫)より
4101250243
No.36
(5pt)

グライダーのように

もし自分の○○が魚だったら、きっとあまりの○○に・・
 というキーワードに展開する短編集。連作短編集というわけではないものの、各作品が黒澤という泥棒を軸につながっていたり、「オーデュボンの祈り」の伊藤が話題に出てきたりと伊坂ワールドが全開の短編集。
 あくまで軽快に。
 あくまで少しシニカルに。
 でも、あるがままに人生を楽しんで。
 伊坂幸太郎作品に出てくる主人公達はちょっとずれてて、ちょっと感覚やら価値観が普通の人と違っているんだけれど、それでも共通しているのは人生を楽しんでいるところ。捨て鉢になっているようでも、ふてくされているようでも、世捨て人のようでいても、或いは犯罪者であってさえも、自分のやりたいこと、楽しみたいことがはっきりあって動いている。そして、それをあくまで客観的にちょっとクールに眺めている。
 そのあたりの感覚が他の作家さんの作品とは決定的に違っていて、伊坂作品を読んでいるとグライダーに乗って空を滑空しているような不思議なスイスイした感覚を味わえる。自分が何かを運転しているわけでも、エンジンをつけて動いてるような疾走感とも違って、すっと何かに乗せられてどこかへ運ばれていくような感じ。主体的であっても、どこか足に地がついていなくて浮遊感に溢れている。
 この短編集もそんな感じで楽しめました。
 お勧め。
フィッシュストーリー (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: フィッシュストーリー (新潮文庫)より
4101250243
No.35
(4pt)

2010年最初のレビュー

伊坂幸太郎「フィッシュストーリー」です。表題作のほか中篇4編が収められております。ここでも伊坂ワールドは全開です。オススメはフィッシュストーリーです。先に映画見ていました。(かなり秀作)映画よりは原作はあっさりしていましたが、その世界観は堪能できました。その他の中篇は彼の世界観を受け入れられるかどうかで、評価がきまるのでしょう。ポテトチップスの味の違いを人生に重ね合わせる作者。微妙な人生の機微をうまく表現していますし、本の書き出しをうまく使い、そしてタイトルでその物語をまとめあげる。うまいですね。
ただ東北を舞台に現代作品を作り続けていることは評価いたします。日本全国に現在生きている人間が社会を作っているのだから。
フィッシュストーリー Amazon書評・レビュー: フィッシュストーリーより
4104596027
No.34
(4pt)

2010年最初のレビュー

伊坂幸太郎「フィッシュストーリー」です。表題作のほか中篇4編が収められております。ここでも伊坂ワールドは全開です。オススメはフィッシュストーリーです。先に映画見ていました。(かなり秀作)映画よりは原作はあっさりしていましたが、その世界観は堪能できました。その他の中篇は彼の世界観を受け入れられるかどうかで、評価がきまるのでしょう。ポテトチップスの味の違いを人生に重ね合わせる作者。微妙な人生の機微をうまく表現していますし、本の書き出しをうまく使い、そしてタイトルでその物語をまとめあげる。うまいですね。
ただ東北を舞台に現代作品を作り続けていることは評価いたします。日本全国に現在生きている人間が社会を作っているのだから。
フィッシュストーリー (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: フィッシュストーリー (新潮文庫)より
4101250243
No.33
(4pt)

表題作「フィッシュストーリー」と「ポテチ」が好きですね。

連作でない4つの短編は、最初の3作が既出の作品の単行本化であり、最後の1作が書き下ろし作品となっています。
「動物のエンジン」
「夜の動物園」の設定、そして場面に流れる空気感はいいと思います。
ただ、永沢が登場するくだりなど、最後、「結局あれは何だったんだ?」としか思えなかった箇所が多々あるように思いました。
「サクリファイス」
私は『ラッシュライフ』は読んだことがないため、黒澤が出てくる話はここで初めて読みました。
「行方不明の山田の捜索」に、「古くからの風習が残っている村」が絡み、背後に事件性も感じ興味を持って読み進めることはできたのですが、読後、何ともモヤモヤした感じが残ってしまいました。
「フィッシュストーリー」
4作品の中で、一番好きです。1つの小説が、そしてその小説の一節を引用した曲が、40年という時を経ていろんな人々に影響を及ぼしていく様子が描かれています。「フィッシュストーリー」は、「ほら話」の意味で使われる言葉のようですが、ここではその「ほら話」があながちほら話とも言えなくなってくる様子は見ててわくわくしました。
「ポテチ」
登場人物のキャラクターが何ともおもしろいです。主要人物の中村、今村、大西、黒澤(「サクリファイス」にも出た黒澤)のみならず、今村の母もなかなかのキャラクターです。そして最後、それまでの展開と思いもよらない方向に向かい(といってもその前に伏線らしきものがあったことに後で気付いた私ですが)、ちょっとホロリとします。
以上のように、自分の中では、4短編の評価が分かれてしまったため、星4つとしました。
フィッシュストーリー Amazon書評・レビュー: フィッシュストーリーより
4104596027