モダンタイムス

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モダンタイムスの評価:

3.73/5点 レビュー 200件。 B ランク

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平均点3.73pt

Amazonレビュー一覧

Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全155件 121〜140 7/8ページ
No.35
(4pt)

シャレにならない怖さ

「魔王」の続編といえば続編。
「ゴールデンスランバー」と同じテーマの作品。
「ゴールデンスランバー」よりは漫画チックに展開されていくが、知らない間に
システムの中で動かされていること、大切なことは何一つ知らされていないこと
に怖さを感じる。以前だったら、「中国や北朝鮮の話か?」、「将来こんな世界
になったら怖いな。」程度だったろうが、福島原発の事故の後ではシャレになら
ない。
謎めいたストーリー展開は、伊坂作品の中でも秀逸の部類に入ると思う。
ただ、やや無理やりとも思える後半のまとめ方は、伊坂作品の中では駄作の部類
に入ってしまうのが残念。

読んでいて感じた違和感は、書き下ろしではなく、56回に分けて連載していたも
のと判明。やっぱり全体のスムーズな流れを考えると書き下ろしの方が良い。
当たり前だけれど。

蛇足だが、最初の方では“ひどい”と思った奥さんのキャラクターも、最後の方
では“愛らしい”と感じてしまうのも面白い。

モダンタイムス (Morning NOVELS) Amazon書評・レビュー: モダンタイムス (Morning NOVELS)より
4062150735
No.34
(4pt)

監視社会

・一般市民が巨大な力の策謀に巻き込まれる。
・しかし、巨大な力の正体は最後まで明らかにされない。
という点がゴールデンスランバーと共通している。
伊坂氏本人が言うところの「第2期」を象徴する作品である。

最後に謎がすべて解ける的な作品でないため、そういうものを期待する人には不評であろう。
前半ははっきり言って退屈であったが、中盤以降、主人公の周辺にいる人物が次々と事件に巻き込まれていくあたりから
一気に読み進めてしまった。
「監視社会の怖さ」みたいなものがテーマなのだろうが、それを気にしなくても純粋にエンターテイメントとして楽しめる小説だと思う。
モダンタイムス (Morning NOVELS) Amazon書評・レビュー: モダンタイムス (Morning NOVELS)より
4062150735
No.33
(4pt)

「魔王」を先に読もう

この作品は、「魔王」の続編となっています。私は何も知らずに先に「モダンタイムス」を読んでしまい、その後に「魔王」を読みました。もちろん、単独の作品としても十分に読めます。でも、やはり「魔王」「モダンタイムス」の順で読むほうが、登場人物の性格形成など理解しやすいかと思います。「魔王」だけだと完結しきっていない感があり、もやもやしますが、続けて読むときちんと完結したなと思えるでしょう。ただ、この作品はストーリーを楽しむという意味においては、やや物足りないかもしれません。作者のメッセージがこめられた作品だと思うので、それをどう受け取るかによって、この作品の評価が分かれるところでしょう。私個人的には、ストーリーが3.5、メッセージが4.5です。
モダンタイムス (Morning NOVELS) Amazon書評・レビュー: モダンタイムス (Morning NOVELS)より
4062150735
No.32
(5pt)

必読です

『魔王』から続く話。「人は知らないものにぶつかった時、まず何をするか?」「検索するんだよ」などの単純だけど、魅惑的な会話が数々収められている。もちろん、『魔王』を読んでから本作を取ってほしい。『グラスホッパー』→『マリアビートル』の連続作もお勧めだが、こちらは現代社会の問題なんかも含んじゃってるので、楽しみ方が若干異なる。いずれにしても、伊坂の代表作の一つと言えるので、未読の方は読んだ方がいいだろう。
モダンタイムス (Morning NOVELS) Amazon書評・レビュー: モダンタイムス (Morning NOVELS)より
4062150735
No.31
(4pt)

わけわからないけど、面白い

高尚な感想は他のレビュアーに譲るとして……
面白かった。けど、かなり集中して読んでいないと大事なピンポイントを逃す。そんな感じです。
かなり早い段階で、なんとなく結末が透けてみえてきそうな感がある。でもかなり聡い読者だじゃないと完全には気付かないだろうってぐらいの透け具合。
まあ透けても十分面白いのでマイナス点ではない。
いつも最近の井坂作品で絶対思うのは、「結局どうしたかったんだ?」
決定的な解決には至らないし、完全悪役もいなけりゃ、主人公が正義の味方でもなければ、すっごい慈愛に満ちた人間でもない。
だからいわゆる水戸黄門タイプの話が好きな読者からは不評だったりする。そういう不評感想を見かける。
でも、そのだからなんだったの?って感想でもすっげえ面白かった〜と満足出来てしまう、そこが井坂作品の持ち味なのかなと、改めてこの本を読んで感じた。
ただ・・・ちょっと比喩的表現がクドかった気はする。それも持ち味だからひっくるめてワンダフル!なんだろうけど。
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4062150735
No.30
(4pt)

壮大な前ふりからの、超大作

『魔王』の続編。
渾身の長編と言える。
『魔王』では、なんとも中途半端だったエンディングが、
この作品で、理解できた。
おそらくすでに、考えていたのかなぁ。
また、同時期に書かれてい『ゴールデンスランバー』と、
対をなす作品と作者自身も語っていることから、
作者が、今、興味あることが書かれている。
“監視社会”
“ネット社会”
“運命”
“国家”
“権力”
“超能力”
『魔王』が大きな前振りとなり、
あの登場人物たちが、
あの後、どうなったのか、
ということが、
その国家の変えられない“事実”として、
語られたようにも思った。
特徴的なのは、
“超能力”の存在が、
『魔王』では、しっかりと描かれていたのが、
今回は、それすらもないものかもしれない、
とひっくり返すところも作者らしい。
相変らず、
暴力や、人の死に対して、
作者の一貫した思いを感じるが、
そのトーンがぼくは好きではないので、
マイナスポイントになってしまうけど……。
ただ、
予見しうる近未来社会への警鐘とも読み取れる今作は、
丁寧にディテールを描きつつ、
大胆に価値観を展開させている。
2作続けて、読んでほしいですね。
モダンタイムス (Morning NOVELS) Amazon書評・レビュー: モダンタイムス (Morning NOVELS)より
4062150735
No.29
(5pt)

現在のネット文化に警鐘をならすコミカルなホラー。

「魔王」の続編ということで、期待を持って読みましたが、なかなかいい意味で期待を裏切られました.コミック紙での連載ということもあり、拷問の描写などかなりえぐい話なのにコメディタッチで話が進むので、気楽に読めます.内容は近未来というより、まさに現在でも通用する内容で、実際に起こりえるかなり恐ろしい話になっています.国家の秘密に関する検索を行ったものを見つけ出すシステム。そして、だれもがシステムの一部であるため、責任も良心も感情もなく、仕事として監視され、有無を言わさず口封じされる.北朝鮮のようにわかりやすい形でなく、平和ぼけした日本だからこそあり得るであろう恐ろしさを内包しています.魔王との関連はなくても十分に面白い作品になったと思います。
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4062150735
No.28
(5pt)

中々の良い作品でした

まず最初に少し残念だったのが、恐らく前作の「魔王」を漫画、もしくは小説で読んで無い人にはメッセージ性が伝わりにくいでしょう。
この本を単純に評価して「後半の妻の行動が有り得ない」等と言ってる時点でお門違いですね。
まず、超能力か?そうじゃないのか?と言う突拍子も無い話が出てる時点で後半の妻の行動何て幾らでも細工出来る。小説ってのはそうなってるから・・・です。
伊坂幸太郎は恐らく、作中の自分と同姓同名の登場人物を使って彼がしたのと同じ様に、小説を使い「システム化」や「そうなってるから」等の問題を読者に投げ掛けてるんじゃないだろうか?
私はこの本を読み終わった時、何か心に穴が開いたような気分と同時に優しさに包まれる気分を味わった。
恐らくそれは物語の終わり方、そして最後に五反田と渡辺が下した決断の違いに悩んでいたんだろうと思う。
果たして、「見てみぬ振りをするのが勇気」なのか、もしくは「自分を信じて対決するのが勇気なのか」。
前作の魔王とはまったく違う、もう一つの方向から生き方と言う物を問う、そういう熱意が感じられました。
物語が大きなスケールになりすぎて・・・と言うレビューも見ますが、むしろこれは大きなスケールだから仕方ないという感じです。それもまた、小説の中と同じで、大きすぎるシステムに立ち向かうのは無理だから。
歌と同じ様に、小説も如何にメッセージ性があり、それが誰に届くか・・・ですね。
安藤商会等、正直無駄に思える部分もあるでしょう。
だけど、それは確かに、渡辺と言う登場人物の考えの根本を変えたきっかけでした。
それこそ、「人生は要約できない」そのものだと思いましたね。
モダンタイムス (Morning NOVELS) Amazon書評・レビュー: モダンタイムス (Morning NOVELS)より
4062150735
No.27
(5pt)

されど歯車

魔王の続編。といっても,時代はとても隔たっている。
ゴールデンスランバーと同時に書いていたわりには,こちらの方がまとまりはあるかも。
「播磨崎中学事件」のところはさすがに辛いが,それ以外は読める。
基本的に,どんな人もすべて歯車であるのだけれど,目の前の具体的な問題に対処することが,この時代に生まれてきた我々の,最大限できることかも。
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4062150735
No.26
(4pt)

変化球

星一つ足りないのは、
・魔王から時間が経ちすぎた
・魔王から読まないと面白さが分らないかも
・少しIT関係に詳しくないと判らない部分があるかも
それ以外は面白いです。とにかく伊坂幸太郎らしい変化球だらけ
「超能力とかネーだろ」っと思うんだけど「いや在りかも」と
思わせる。
悪党、善人、苦悩する人、哲学内容も盛り沢山
考えさせられる作品です。
考えるのが苦手と言う方にはお奨め出来ないけど
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4062150735
No.25
(4pt)

娯楽から快楽への誘い〜伊坂ワールド

最初はパソコンの専門用語が多くて、少々読み辛く不安もありましたが大丈夫でした。
謎が謎を…と引き込まれている感覚は「オーデュボンの祈り」を思い出しました。
内容については他のレビュアーの方が実にうまく表現していらっしゃるので、あえて書きません。
今回、私自身が感じたことは、伊坂作品はよくできた娯楽作品だと思っていたのですが、これはもう私にとって快楽であるということ。
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4062150735
No.24
(4pt)

魔王の続編、完結。ライトのベルの最高峰。

魔王の続編的な位置づけなので魔王を先に読んでおいた方がいいです。
魔王だけ読んだ時は何だか物足りなさがありましたが、
このモダンタイムスを読むことによって魔王の良さが何だか分った気がしました。
独特の台詞回しや、超能力、登場人物に井坂好太郎を入れるなど面白かったです。
ゴールデンスランバーに似ている部分もありましたが、
個人的にはこっちのほうが面白かったかな。
偶然が多発しなかったおかげで読みやすかった。
モダンタイムス (Morning NOVELS) Amazon書評・レビュー: モダンタイムス (Morning NOVELS)より
4062150735
No.23
(4pt)

☆☆☆☆☆ー☆=☆☆☆☆

それなり☆4こ
直木賞をもらってテレビに出ていた人です
設定がおやじだとおもう 俺達にはありえないよ
それが小説なんだろうけど
ストーリはほかのレビューさんが書いてるので手抜きします
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4062150735
No.22
(4pt)

回帰してほしい・・・

伊坂ファンなら,最後まで読めます.
この作品を初伊坂にするのは,絶対にお勧めできません.
初期・・・グラスホッパーや,ラッシュライフ,死神の精度,アヒルと鴨etc.
独特の伊坂節と,ストーリーの小気味よさ.
回帰してほしいなぁ・・
モダンタイムス (Morning NOVELS) Amazon書評・レビュー: モダンタイムス (Morning NOVELS)より
4062150735
No.21
(4pt)

ゴールデンスランバーよりも

ゴールデンスランバーよりも面白く読めた。
ゴールデンスランバーは著者本人もどこかで言っていたが、
ストーリーとしてはハリウッド的な直球にあえて挑んだわけで、
それまでの伊坂作品とは異なる感じは否めなかった。
今作は、魔王 (講談社文庫)の続編でありながら、
あえてあの犬飼や安藤の存在を大きくしなかった点が、続編以上のものにしている。
権力者による煽動と隠蔽、異能者の養成施設、などは、
SPとか、Monster (18) (ビッグコミックス)
でも部分的にテーマとして扱っているが、
それが実際可能性としてそうかもしれない、と思う以上に、
でもそうだとしてもあまり驚かないのはどうなんだ、
という疑問を投げかけているように思える。
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4062150735
No.20
(5pt)

ネットワーク社会への警鐘

とにかく面白い!ページをめくる手が止まらず,一気に読み進んでしまう.
個性豊かな登場人物により,ストーリーがさらに面白くなっている.特に著者の名前と同姓同名の好色作家・井坂好太郎には笑ってしまった.
ところで,物語の舞台は『魔王』から50年ほど未来の日本社会となっている.ウェブ検索で特定の単語の組合せを検索した人物には必ず不幸が訪れるという,ネットワーク社会への警鐘が込められている.
これは資本主義社会の在り方を痛切に皮肉った,1936年に制作されたチャールズ・チャップリンの代表作『モダンタイムス』をモチーフにしているものと思われる.
モダンタイムス (Morning NOVELS) Amazon書評・レビュー: モダンタイムス (Morning NOVELS)より
4062150735
No.19
(4pt)

キャラクターが良かった

物語のリアリティや漫画チックな展開には「?」と感じることも多かったですが、
登場人物たちの呑気なキャラクター性に惹かれました。
大変なことになっているのに、なぜか切迫感のない彼ら。
世の中が進みもっと殺伐とした時代が来ても、おおらかに構えていられる人が幸せでいられるのかな、と思ったりしました。
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4062150735
No.18
(5pt)

メッセージを読み取る作品

最近の伊坂作品はパターン化してるのでは?というレビューには確かに否めない。1冊の本を通して物語が完結していない、ゴール地点にて複数の糸が手繰り寄せられる感じがないというレビューにも否定は出来ないが、それは読み手側が何に重きを置くかで異なる。
文章から、言葉から何かを得たい、考えたい人にとってはとてもお勧めの作品です。私はゴールデンスランバーより好きですね。
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4062150735
No.17
(5pt)

クリック、ドラッグ、検索

勇気はあるか?

浮気を疑う妻に拷問を受ける
システムエンジニアの渡辺拓海

ある日受ける出会い系サイトの
仕事を境に変化する日常
きっかけは誰もが不明な部分に
差し掛かると行う日常的な行為
"検索"―。

前半部は意外と情報技術に
携わる人じゃないと不明な点が多い

魔王の続編ということもあり
安藤潤也や詩織、腹話術なども
登場しますが、テーマは別

魔王が統一されることの恐ろしさを
訴えるならば
モダンタイムスは細分化されること
構成されることの恐ろしさを
訴える作品だと思います

最後に主人公が言う
勇気の在処
すごく微笑ましたかったです

勇気はあるか?
モダンタイムス (Morning NOVELS) Amazon書評・レビュー: モダンタイムス (Morning NOVELS)より
4062150735
No.16
(4pt)

10年後に書いてもらいたかった。

伊坂作品の中では総じて評価が低いようだが、そんなことはない。むしろ上位に入る作品だと思う。彼の作品を読み始めるといつも、彼独特の文章のせいか、ああまた同じような登場人物が同じように語り合っている、と思って少しげんなりしてしまうのだが、それでも最後まで面白く読ませる技量は特筆に値する。この作品では、その「伊坂節」が特に鼻につく。要するに物語に溶け込んでいないのだ。「魔王」のときにも思ったが、このテーマは「伊坂節」に合っていないと思う。しかし気になる点はそれだけ。物語自体はとても面白い。「伊坂節」がもっと熟成されるだろう10年後に、もう一度このテーマで書いてもらいたい。大傑作になるのではなかろうか。
モダンタイムス (Morning NOVELS) Amazon書評・レビュー: モダンタイムス (Morning NOVELS)より
4062150735