モダンタイムス

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評判

モダンタイムスの評価:

3.73/5点 レビュー 200件。 B ランク

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平均点3.73pt

Amazonレビュー一覧

Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全155件 21〜40 2/8ページ
No.135
(4pt)

現代の話

10年前に書かれた2050年の話だが
現実(2022)は小説を追い越してる
昔から図書館やレンタルビデオの貸し出し記録を
政府が危険人物探索に用いるなんて話は
あったし イスラエルなどは電話で特定のキーワードを
発すると通報されるなんて話も有名である
星新一の声の網も同じようなテーマだが
ネット社会の現代では 検索とうことになる
しかし本作のテーマは 単なる監視社会の話でなく
そのような仕組みを考案して運営する
単一の意思、黒幕がいるわけでなく ある種の創発現象的な
国家のシステムについての世界観であり
世界を見る目が変わる
新しい視点を提供するものである
映像化して言葉で説明されえてもぴんとこないであろうし
小説でしか扱えないテーマであろう
モダンタイムス(上) 新装版 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: モダンタイムス(上) 新装版 (講談社文庫)より
4065302382
No.134
(4pt)

現代の話

10年前に書かれた2050年の話だが
現実(2022)は小説を追い越してる
昔から図書館やレンタルビデオの貸し出し記録を
政府が危険人物探索に用いるなんて話は
あったし イスラエルなどは電話で特定のキーワードを
発すると通報されるなんて話も有名である
星新一の声の網も同じようなテーマだが
ネット社会の現代では 検索とうことになる
しかし本作のテーマは 単なる監視社会の話でなく
そのような仕組みを考案して運営する
単一の意思、黒幕がいるわけでなく ある種の創発現象的な
国家のシステムについての世界観であり
世界を見る目が変わる
新しい視点を提供するものである
映像化して言葉で説明されえてもぴんとこないであろうし
小説でしか扱えないテーマであろう
モダンタイムス(上) (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: モダンタイムス(上) (講談社文庫)より
4062770784
No.133
(4pt)

危険思想とは、常識を実行に移そうとする思想である

本作は伊坂幸太郎が得意とする伏線の回収を回避し、敢えてハッキリとした結末を示さない、それでもしっかり読ませることができるのか、自分のこれまでの作風から脱却し、作家として一段階シフトアップすることができるのか、ということにチャレンジした意欲作と言えるかもしれません。
 つまり結末や真相がどうかということは、本作において格別問題ではなく、そこに至る過程において、読者にどう感じさせるかという点にポイントを置いた作品で、伊坂幸太郎が新たな段階へ踏み出した最初の作品ではないかと思います。
 組織やシステムの不穏さを感じさせる作品は、伊坂幸太郎にはいくつかあります(例えば長編作品だと『ゴールデンスランバー』『火星に住むつもりかい?』『キャプテンサンダーボルト』など)が、本作はそういった系列の作品の最初の駆け出しではないかと思います(実際には『ゴールデンスランバー』と同時期)。

 本作には、私が超傑作と思っている『魔王』(安藤兄視点の『魔王』、弟である安藤潤也視点の『呼吸』の2作品を含む)の世界から繋がる50年後(2050年代か)の日本が舞台となっており、2007年に発表された本作は、近未来小説となっていますが、ここに書かれていることがすでに現実となっている部分(例えばパソコンでの検索結果を組織がチェックしているとか、パソコンデータを消すぞと脅迫して金銭を求める、といったこと)もあり、ある意味予言的な作品とも感じられ、そこに怖さを感じさせられます。
 一方、『呼吸』以降の安藤潤也がその後どうなったのかを知ることができ、『魔王』のファンとして、その点とても楽しみでした。
 また、私の大好きな映画『クロウ』(ブルース・リーの息子ブランドン・リー主演)や、これまた私の好きな南極探検隊を描くノンフィクション『エンデュアランス(アルフレッド・ランシング著)』のシャクルトンに触れられる場面などもあり、なかなか興味深いです。

 本作に込められた伊坂幸太郎の思いは、登場人物らによる次のような言葉からも推測できます。
「人はな、他人が何を正しいと考えているか、それをもとに判断する、ってことだ。今その状況でどうするのが正しいのか、他人の行動を参考にするんだよ。他人に合わせた方がうまくいく場合が多いからな。ただ、それを利用すれば、人の判断を、誘導できる」
「人ってのは毎日毎日、必至に生きているわけだ。つまらない仕事をしたり、誰かと言い合いしたり、そういう取るに足らない出来事の積み重ねで、生活が、人生が、出来上がっている。ただ、もしそいつの一生を要約するとしたら、そういった日々の変わらない日常は省かれる。結婚だとか離婚だとか、出産とか転勤とか、そういったトピックは残るにしても、日々の生活は削られる。でもな、本当にそいつにとって大事なのは、要約して消えた日々の出来事だよ。つまり人生は要約できねえんだよ」
「人は知らないものにぶつかったとき、まず何をするか。検索するんだよ」
「人生を楽しむには、勇気と想像力とちょっぴりのお金があればいい」
 こうやって、引用していると、引用したくなる言葉が無数にあることに気づきました。
 それだけ、伊坂幸太郎、本作に込めた思いは大きいのだろう、と感じさせられます。
モダンタイムス(上) 新装版 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: モダンタイムス(上) 新装版 (講談社文庫)より
4065302382
No.132
(4pt)

危険思想とは、常識を実行に移そうとする思想である

本作は伊坂幸太郎が得意とする伏線の回収を回避し、敢えてハッキリとした結末を示さない、それでもしっかり読ませることができるのか、自分のこれまでの作風から脱却し、作家として一段階シフトアップすることができるのか、ということにチャレンジした意欲作と言えるかもしれません。
 つまり結末や真相がどうかということは、本作において格別問題ではなく、そこに至る過程において、読者にどう感じさせるかという点にポイントを置いた作品で、伊坂幸太郎が新たな段階へ踏み出した最初の作品ではないかと思います。
 組織やシステムの不穏さを感じさせる作品は、伊坂幸太郎にはいくつかあります(例えば長編作品だと『ゴールデンスランバー』『火星に住むつもりかい?』『キャプテンサンダーボルト』など)が、本作はそういった系列の作品の最初の駆け出しではないかと思います(実際には『ゴールデンスランバー』と同時期)。

 本作には、私が超傑作と思っている『魔王』(安藤兄視点の『魔王』、弟である安藤潤也視点の『呼吸』の2作品を含む)の世界から繋がる50年後(2050年代か)の日本が舞台となっており、2007年に発表された本作は、近未来小説となっていますが、ここに書かれていることがすでに現実となっている部分(例えばパソコンでの検索結果を組織がチェックしているとか、パソコンデータを消すぞと脅迫して金銭を求める、といったこと)もあり、ある意味予言的な作品とも感じられ、そこに怖さを感じさせられます。
 一方、『呼吸』以降の安藤潤也がその後どうなったのかを知ることができ、『魔王』のファンとして、その点とても楽しみでした。
 また、私の大好きな映画『クロウ』(ブルース・リーの息子ブランドン・リー主演)や、これまた私の好きな南極探検隊を描くノンフィクション『エンデュアランス(アルフレッド・ランシング著)』のシャクルトンに触れられる場面などもあり、なかなか興味深いです。

 本作に込められた伊坂幸太郎の思いは、登場人物らによる次のような言葉からも推測できます。
「人はな、他人が何を正しいと考えているか、それをもとに判断する、ってことだ。今その状況でどうするのが正しいのか、他人の行動を参考にするんだよ。他人に合わせた方がうまくいく場合が多いからな。ただ、それを利用すれば、人の判断を、誘導できる」
「人ってのは毎日毎日、必至に生きているわけだ。つまらない仕事をしたり、誰かと言い合いしたり、そういう取るに足らない出来事の積み重ねで、生活が、人生が、出来上がっている。ただ、もしそいつの一生を要約するとしたら、そういった日々の変わらない日常は省かれる。結婚だとか離婚だとか、出産とか転勤とか、そういったトピックは残るにしても、日々の生活は削られる。でもな、本当にそいつにとって大事なのは、要約して消えた日々の出来事だよ。つまり人生は要約できねえんだよ」
「人は知らないものにぶつかったとき、まず何をするか。検索するんだよ」
「人生を楽しむには、勇気と想像力とちょっぴりのお金があればいい」
 こうやって、引用していると、引用したくなる言葉が無数にあることに気づきました。
 それだけ、伊坂幸太郎、本作に込めた思いは大きいのだろう、と感じさせられます。
モダンタイムス(上) (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: モダンタイムス(上) (講談社文庫)より
4062770784
No.131
(5pt)

伊坂幸太郎は、現代のチャップリン

やはり風呂敷を広げ過ぎて、伏線を綺麗に回収出来ていない。にも拘わらず圧倒的な面白さで、最高評価を進呈したい。

  この楽しさが、個性的なキャラと、彼らの会話の面白さに負っているのは、確かだが、この社会が意思のないシステムによって、いつの間にか人間を監視している、と言う作者の問題提起の鋭さも、忘れてはならないと思う。架空の近未来と言う設定だが、十分今の日本社会にも通用する問題提起である。私にとって、伊坂幸太郎は、現代のチャップリンだ。
モダンタイムス(下) 新装版 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: モダンタイムス(下) 新装版 (講談社文庫)より
4065302390
No.130
(4pt)

大風呂敷を広げた、現代社会批判的エンタメ作。

私は「魔王」既読だが、続編的内容である事になかなか気付かなかった。まあ、この作品単体で、いかにも作者らしいエンタメ作として楽しめたわけだ。

  私はなぜかチャップリンを想起したのだが、現代社会の批判的内容と読めた。上巻では、いつものように荒唐無稽なエピソードが、伏線として張られてるようだったが、なかなかスケールの大きな風呂敷で、全部綺麗に回収されるとは思えないが、下巻への期待は十分抱かされる。

  陰鬱なストーリー展開だが、主人公の奥さんを始め、キャラが立って楽しく読めた。作者の分身のような、狂言回しの人物の書いた小説、という趣向も芸の細かさを感じさせた。あの小説は、わざと詰まらない作なんだろうね。
モダンタイムス(上) 新装版 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: モダンタイムス(上) 新装版 (講談社文庫)より
4065302382
No.129
(4pt)

大風呂敷を広げた、現代社会批判的エンタメ作。

私は「魔王」既読だが、続編的内容である事になかなか気付かなかった。まあ、この作品単体で、いかにも作者らしいエンタメ作として楽しめたわけだ。

  私はなぜかチャップリンを想起したのだが、現代社会の批判的内容と読めた。上巻では、いつものように荒唐無稽なエピソードが、伏線として張られてるようだったが、なかなかスケールの大きな風呂敷で、全部綺麗に回収されるとは思えないが、下巻への期待は十分抱かされる。

  陰鬱なストーリー展開だが、主人公の奥さんを始め、キャラが立って楽しく読めた。作者の分身のような、狂言回しの人物の書いた小説、という趣向も芸の細かさを感じさせた。あの小説は、わざと詰まらない作なんだろうね。
モダンタイムス(上) (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: モダンタイムス(上) (講談社文庫)より
4062770784
No.128
(5pt)

伊坂幸太郎は、現代のチャップリン

やはり風呂敷を広げ過ぎて、伏線を綺麗に回収出来ていない。にも拘わらず圧倒的な面白さで、最高評価を進呈したい。

  この楽しさが、個性的なキャラと、彼らの会話の面白さに負っているのは、確かだが、この社会が意思のないシステムによって、いつの間にか人間を監視している、と言う作者の問題提起の鋭さも、忘れてはならないと思う。架空の近未来と言う設定だが、十分今の日本社会にも通用する問題提起である。私にとって、伊坂幸太郎は、現代のチャップリンだ。
モダンタイムス(下) (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: モダンタイムス(下) (講談社文庫)より
4062770792
No.127
(5pt)

期待

上は、下に対する期待を感じました、今、下を読んでいる途中です。
モダンタイムス(上) 新装版 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: モダンタイムス(上) 新装版 (講談社文庫)より
4065302382
No.126
(5pt)

期待

上は、下に対する期待を感じました、今、下を読んでいる途中です。
モダンタイムス(上) (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: モダンタイムス(上) (講談社文庫)より
4062770784
No.125
(5pt)

勝利が不可能な闘いを引き分け続けるために

いわゆる「システム」と呼ばれるもの。
例えば、グローバリゼーションに根付いた多国籍企業にせよ、政府をも動かす力を持った既得権集団にせよ、日米合同委員会の年次要望書にせよ、まだそこには指導者たちの顔が見える。敵の顔が見えれば戦略が立てられる。
ではもっと引いて、マクロな視点から眺めたらどうなるか。

まず生存本能があり、安心、安全のために余剰が必要となった。
物質的な欲求の充足が最優先であり、生産効率の追求が至上命題となった。
協業と分業が生まれ、組織が自然発生した。
しかしやがて組織は当初の存在理由を見失い、存続自体を自己目的化するようになる。
そこでは指導者さえも組織に奉仕する歯車の一つでしかなくなる。

流れ作業の中でミスをしないためには、無心で目の前の作業に集中することである。
事故の発生は全体に迷惑を及ぼす。労働力に自由意志は必要ない。
それでもまだ、結果として全体の幸福と個の幸福が一致しているうちは、それは「充実した全体主義」と呼べるのかもしれない。たとえそれがインサイダーに限定された幸福であり、裏側ではアウトサイダーの不幸を伴っていたとしても。今さら子供の餓死が珍しくもない狩猟採集社会に戻れる筈もない。
解決策のない問題は見て見ぬふりをする。
それが社会に蔓延する閉塞感の正体だ。

しかし、歯車になりきれた人間だけが巨大な機械の運転を止められる。システムの中で権力を獲得できた者だけがシステムを変えられる。

この閉塞感を抱えたままで生きていこう。
ベルトコンベアーの緊急停止ボタンを頭の隅に置きながら。

シビレル。
モダンタイムス (Morning NOVELS) Amazon書評・レビュー: モダンタイムス (Morning NOVELS)より
4062150735
No.124
(4pt)

すべては巡り巡ってくる

モダンタイムズの下巻。
レビュー読んでから気付いたけど、魔王の続編だったのかぁ。まだ魔王読んでないからそっちから読めばよかったと思いながら読了。

なんかホッとするような読後感だった。言われてみれば自分が今やってる仕事が影響するのは、エンドユーザーだけじゃないんだなぁと改めて思い直す。その商品を受け取った人もまたそれを使って別の仕事をして、巡り巡って自分に返ってきているのかもしれない。ふぁふぁ〜、混乱してきた…。深い…。
モダンタイムス(下) 新装版 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: モダンタイムス(下) 新装版 (講談社文庫)より
4065302390
No.123
(4pt)

後編にも期待

あるプログラムの修正を頼まれたSEが失踪して、真相を追いかけていくという物語。
前後編のある作品は基本的に苦手なんだけど、今回の作品は楽しく読むことができた。

ただこの話はどこに終着するんだろう…。予想がつかないまま後編に行きます。
モダンタイムス(上) 新装版 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: モダンタイムス(上) 新装版 (講談社文庫)より
4065302382
No.122
(4pt)

すべては巡り巡ってくる

モダンタイムズの下巻。
レビュー読んでから気付いたけど、魔王の続編だったのかぁ。まだ魔王読んでないからそっちから読めばよかったと思いながら読了。

なんかホッとするような読後感だった。言われてみれば自分が今やってる仕事が影響するのは、エンドユーザーだけじゃないんだなぁと改めて思い直す。その商品を受け取った人もまたそれを使って別の仕事をして、巡り巡って自分に返ってきているのかもしれない。ふぁふぁ〜、混乱してきた…。深い…。
モダンタイムス(下) (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: モダンタイムス(下) (講談社文庫)より
4062770792
No.121
(4pt)

後編にも期待

あるプログラムの修正を頼まれたSEが失踪して、真相を追いかけていくという物語。
前後編のある作品は基本的に苦手なんだけど、今回の作品は楽しく読むことができた。

ただこの話はどこに終着するんだろう…。予想がつかないまま後編に行きます。
モダンタイムス(上) (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: モダンタイムス(上) (講談社文庫)より
4062770784
No.120
(5pt)

再読

再再読に耐える傑作です。
自信もってオススメ。
モダンタイムス (Morning NOVELS) Amazon書評・レビュー: モダンタイムス (Morning NOVELS)より
4062150735
No.119
(5pt)

システムに組み込まれないようにしましょう!

近未来である時代設定ですが、既に私達は監視社会の渦中にあり、フェイクニュースが実在する現在を思うと、このストーリーが絵空事で無くなります。
作者の後書きに、同時期に書かれたゴールデンスランバーと二卵性双生児とあります。共に、国家、組織、について今まで気づかなかった視点を教示されました!ありがとうございます
モダンタイムス(下) 新装版 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: モダンタイムス(下) 新装版 (講談社文庫)より
4065302390
No.118
(5pt)

システムに組み込まれないようにしましょう!

近未来である時代設定ですが、既に私達は監視社会の渦中にあり、フェイクニュースが実在する現在を思うと、このストーリーが絵空事で無くなります。
作者の後書きに、同時期に書かれたゴールデンスランバーと二卵性双生児とあります。共に、国家、組織、について今まで気づかなかった視点を教示されました!ありがとうございます
モダンタイムス(下) (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: モダンタイムス(下) (講談社文庫)より
4062770792
No.117
(5pt)

面白い!

面白かったのですが風呂敷を広げすぎて畳めていないようで少し残念でした
モダンタイムス(上) (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: モダンタイムス(上) (講談社文庫)より
4062770784
No.116
(4pt)

虚か実か・・情報の海を越えた先には?

主人公は恐妻家のSE。恐ろしいが艶っぽく愛らしい妻。彼は仕事で、ある企業の情報にアクセスし入り込んでいく。謎解きのおもしろさあり、えぐい暴力の怖さあり、巧みなユーモアあり・・いつのまにか引き込まれて読み進めてしまう面白さ。

モダンタイムスといえばチャップリンの映画を思い起こす人が多いだろうが、本書に描かれているのはまさに産業革命ならぬ情報革命に翻弄される我々の姿だ。情報に踊らされず、自分の判断で何が本当で何が嘘か見抜かなければ、そして違うという勇気を持たなければ。などと教訓めいた事を考えなくても、ドキドキハラハラ、つい笑ってしまったり、ページをめくる手が止まらない面白さだった。
モダンタイムス(上) (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: モダンタイムス(上) (講談社文庫)より
4062770784