銃・病原菌・鉄

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評判

銃・病原菌・鉄の評価:

4.07/5点 レビュー 476件。 B ランク

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平均点4.07pt

Amazonレビュー一覧

Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全717件 661〜680 34/36ページ
No.57
(5pt)

最高の知的冒険

鳥類の研究者であったダイヤモンドはまた真の知識人でもあった。

ユーラシア大陸では家畜となるような動物が多く、それの飼育によってユーラシア人はまた病原菌耐性も獲得した。さらにイネ科の植物はユーラシアに多かったために、東西に長いユーラシアでは急速に農耕が普及した。

これらの理由から文明はユーラシアで圧倒的に進歩し、ヨーロッパ人は南北アメリカやアフリカ大陸、オーストラリアを支配することになったのだという。

私は彼のウルム氷期以降の1300年の人類の歴史を再構築する科学的な試みに完全に脱帽した。かつてこのような人類史を書いた学者は一人としていないのだ!!

無理やり文句をつけるとするなら、ダイヤモンドはあまりにも人間の平等にこだわっているようである。人間集団に差異があったとしても、彼の鋭い洞察のほとんどは全くその意義を失わないはずだ。
文庫 銃・病原菌・鉄 (上) 1万3000年にわたる人類史の謎 (草思社文庫) Amazon書評・レビュー: 文庫 銃・病原菌・鉄 (上) 1万3000年にわたる人類史の謎 (草思社文庫)より
4794218788
No.56
(5pt)

科学としての歴史を構築せんとする実は大胆な野望の書

「科学としての歴史」というと直ぐに「史的唯物論?」と反応される

方もおられるかもしれないがご心配なく。

著者は医学をはじめ生物から考古学、歴史まで幅広く修めた才人で、

文明発展格差の謎について、学際的に様々な知見を交えアプローチ

しており、飽きずによませる。

大きなスパンでの発展の制約や法則性を考察しようという観点なので

細かな勢力分析や個人の影響などは捨象されている。

勿論、人種の生物学的相違や能力格差という前提もとらない。

一昔前なら地勢学一本で説明しそうなテーマを(大陸の東西/南北

軸の議論にそれはみられはすうるも)、自生植物、大型動物の有無

や家畜可能性、大陸形状などの偶然的な資源配置から説明してゆく。

タイトルの「銃・病原菌・鉄」はピサロによるインカ征服時の決定要

因だとして、本書の史観を象徴している。

表現は極めて平易で子供にもよみこなせよう。
銃・病原菌・鉄〈上巻〉―1万3000年にわたる人類史の謎 Amazon書評・レビュー: 銃・病原菌・鉄〈上巻〉―1万3000年にわたる人類史の謎より
4794210051
No.55
(5pt)

科学としての歴史を構築せんとする実は大胆な野望の書

「科学としての歴史」というと直ぐに「史的唯物論?」と反応される

方もおられるかもしれないがご心配なく。

著者は医学をはじめ生物から考古学、歴史まで幅広く修めた才人で、

文明発展格差の謎について、学際的に様々な知見を交えアプローチ

しており、飽きずによませる。

大きなスパンでの発展の制約や法則性を考察しようという観点なので

細かな勢力分析や個人の影響などは捨象されている。

勿論、人種の生物学的相違や能力格差という前提もとらない。

一昔前なら地勢学一本で説明しそうなテーマを(大陸の東西/南北

軸の議論にそれはみられはすうるも)、自生植物、大型動物の有無

や家畜可能性、大陸形状などの偶然的な資源配置から説明してゆく。

タイトルの「銃・病原菌・鉄」はピサロによるインカ征服時の決定要

因だとして、本書の史観を象徴している。

表現は極めて平易で子供にもよみこなせよう。
文庫 銃・病原菌・鉄 (上) 1万3000年にわたる人類史の謎 (草思社文庫) Amazon書評・レビュー: 文庫 銃・病原菌・鉄 (上) 1万3000年にわたる人類史の謎 (草思社文庫)より
4794218788
No.54
(5pt)

すごい本

世界の富が今のように偏って存在するようになったのはなぜか?

支配する人と支配される人にわかれてしまった原因はなんなのか?

そのような壮大な問いに答えを提供しようとしている、すごい本だ。

かといって小難しい話ばかりが続くのではなく、豊富な実例や統計を元にした、一般の読者にもわかりやすくてなるほどと思わせるような語り口なんである。

タイトルの3つは、スペイン人がインカ帝国を征服できた直接の原因を凝縮してあらわしたものだ。

ヨーロッパ人がインカ帝国を征服できた直接の要因は銃や病原菌や鉄ということになっているが、ではなぜヨーロッパの人間が他の大陸の人間より先にそれらを手に入れられたのか?

その究極の要因を、ミステリーの謎解きをするように、丹念に解き明かしていく様にはかなり興奮させられます。

この問いに対する著者の答えを要約すると

「人種的・生物学的な違いが要因なのではなく、気候や、栽培化・家畜化可能な動植物の分布や、大陸の広がる方向などによる、環境の違いがもたらしたものである。」

というもの。

これを読んだからといって、現実の地域格差をなくすヒントが得られるわけではないかもしれない。

この本の主張も著者による仮説であって、非常に説得力はあるけど丸呑みして信じてしまうのもどうかとは思う。

ただ、人種差別的な考え方を知らずのうちにしてしまっている時にこの本の主張を思い出せるのは、精神衛生上非常によいことのような気がする。

まあそういうことを抜きにしても、とにかくこの本を読んでいると楽しい。

「おれはすごいことを知ってしまった・・・!」

みたいな錯覚(?)が味わえます(笑)

おすすめです。
銃・病原菌・鉄〈上巻〉―1万3000年にわたる人類史の謎 Amazon書評・レビュー: 銃・病原菌・鉄〈上巻〉―1万3000年にわたる人類史の謎より
4794210051
No.53
(4pt)

生活する土地

本書は、現生人類が地球上に誕生した後、なぜヨーロッパ人が南北アメリカ大陸を征服し、その逆が起こらなかったか、を解き明かす。例えば、インカ帝国は、ピサロが襲来した15世紀初頭、世界で最大規模の国家であった。人口数千万の国家がなぜ、たった数百人のスペイン人に滅ぼされたのか。

著者の分析は明快だ。東西に長く、他の大陸に比して同様の気候帯が連なる距離が長いユーラシア大陸では、鉄・銃・農耕などの発明が伝播しやすかったこと、また家畜にしやすい野生の哺乳類に恵まれていたこと、などを上げ、これらがユーラシア大陸の文明発展に貢献したという。しかし、何より圧巻なのは、「病原菌」である。人間特有の疫病は、野生の動物の家畜化にともなって発生することが多いらしい。したがって、最も家畜化の早く進んだユーラシア大陸の住民は、最も病原菌と深く長くつきあうことになり、それが住民たちの免疫力を高めていった。南北アメリカ大陸で、ヨーロッパからもたらされた、「新たな」病原菌で死んでいった原住民たちは、戦争で殺された数よりも桁違いに多い。

想像してみる。今、ぼくたちは日本でぼんやりとした生活を送っているけれど、それが何だか得体の知れない人たちがやってきて、それで得体の知れない病気が流行して、ばたばた周りの人が死んでいく。恐ろしいことだと思う。見えない病原菌の恐怖。現代においては、病原菌に対する知識も500年前とは比べ物にならないし、こうした比較自体がばかげているのかもしれないけど、こういった意味でぼくたちの生活というのが、生活する土地と切り離せないものであるということは明らかだと思う。住んでいる土地で(そして、その場所のみで)健康で快適な生活ができるように、ぼくたちの体がデザインされているのだ。まずは、自分の住んでいる土地を大事にしたい、と思う。
銃・病原菌・鉄〈上巻〉―1万3000年にわたる人類史の謎 Amazon書評・レビュー: 銃・病原菌・鉄〈上巻〉―1万3000年にわたる人類史の謎より
4794210051
No.52
(5pt)

すごい本

世界の富が今のように偏って存在するようになったのはなぜか?

支配する人と支配される人にわかれてしまった原因はなんなのか?

そのような壮大な問いに答えを提供しようとしている、すごい本だ。

かといって小難しい話ばかりが続くのではなく、豊富な実例や統計を元にした、一般の読者にもわかりやすくてなるほどと思わせるような語り口なんである。

タイトルの3つは、スペイン人がインカ帝国を征服できた直接の原因を凝縮してあらわしたものだ。

ヨーロッパ人がインカ帝国を征服できた直接の要因は銃や病原菌や鉄ということになっているが、ではなぜヨーロッパの人間が他の大陸の人間より先にそれらを手に入れられたのか?

その究極の要因を、ミステリーの謎解きをするように、丹念に解き明かしていく様にはかなり興奮させられます。

この問いに対する著者の答えを要約すると

「人種的・生物学的な違いが要因なのではなく、気候や、栽培化・家畜化可能な動植物の分布や、大陸の広がる方向などによる、環境の違いがもたらしたものである。」

というもの。

これを読んだからといって、現実の地域格差をなくすヒントが得られるわけではないかもしれない。

この本の主張も著者による仮説であって、非常に説得力はあるけど丸呑みして信じてしまうのもどうかとは思う。

ただ、人種差別的な考え方を知らずのうちにしてしまっている時にこの本の主張を思い出せるのは、精神衛生上非常によいことのような気がする。

まあそういうことを抜きにしても、とにかくこの本を読んでいると楽しい。

「おれはすごいことを知ってしまった・・・!」

みたいな錯覚(?)が味わえます(笑)

おすすめです。
文庫 銃・病原菌・鉄 (上) 1万3000年にわたる人類史の謎 (草思社文庫) Amazon書評・レビュー: 文庫 銃・病原菌・鉄 (上) 1万3000年にわたる人類史の謎 (草思社文庫)より
4794218788
No.51
(4pt)

生活する土地

本書は、現生人類が地球上に誕生した後、なぜヨーロッパ人が南北アメリカ大陸を征服し、その逆が起こらなかったか、を解き明かす。例えば、インカ帝国は、ピサロが襲来した15世紀初頭、世界で最大規模の国家であった。人口数千万の国家がなぜ、たった数百人のスペイン人に滅ぼされたのか。

著者の分析は明快だ。東西に長く、他の大陸に比して同様の気候帯が連なる距離が長いユーラシア大陸では、鉄・銃・農耕などの発明が伝播しやすかったこと、また家畜にしやすい野生の哺乳類に恵まれていたこと、などを上げ、これらがユーラシア大陸の文明発展に貢献したという。しかし、何より圧巻なのは、「病原菌」である。人間特有の疫病は、野生の動物の家畜化にともなって発生することが多いらしい。したがって、最も家畜化の早く進んだユーラシア大陸の住民は、最も病原菌と深く長くつきあうことになり、それが住民たちの免疫力を高めていった。南北アメリカ大陸で、ヨーロッパからもたらされた、「新たな」病原菌で死んでいった原住民たちは、戦争で殺された数よりも桁違いに多い。

想像してみる。今、ぼくたちは日本でぼんやりとした生活を送っているけれど、それが何だか得体の知れない人たちがやってきて、それで得体の知れない病気が流行して、ばたばた周りの人が死んでいく。恐ろしいことだと思う。見えない病原菌の恐怖。現代においては、病原菌に対する知識も500年前とは比べ物にならないし、こうした比較自体がばかげているのかもしれないけど、こういった意味でぼくたちの生活というのが、生活する土地と切り離せないものであるということは明らかだと思う。住んでいる土地で(そして、その場所のみで)健康で快適な生活ができるように、ぼくたちの体がデザインされているのだ。まずは、自分の住んでいる土地を大事にしたい、と思う。
文庫 銃・病原菌・鉄 (上) 1万3000年にわたる人類史の謎 (草思社文庫) Amazon書評・レビュー: 文庫 銃・病原菌・鉄 (上) 1万3000年にわたる人類史の謎 (草思社文庫)より
4794218788
No.50
(5pt)

優しげで残酷な、、

著者は「世界のさまざまな民族がそれぞれに異なる歴史の経路をたどったのはなぜか?」という問いとその答えの追求は、西欧中心主義からでも文明礼賛からでも支配の正当化のためでもなく、あくまでも人類の歴史の理解のためだという。
 確かに著者にとってはそうなのだろう。本書の中で紹介されるニューギニアの現地人や、農村で働くインディアンに対する著者の視線は自意識の歪んだ差別主義者のものではなく、人間に対する深い理解に基づく優しさをもっている。

 本書の結論は大陸ごとに異なる自然環境<1=食糧生産に有利な生物相の問題 2=大陸の面積、形、位置 3=他の大陸との位置関係など>が、人口や技術、社会制度、病原菌への抵抗力といった要因を導き、それが大陸単位でみたとき、各大陸の住民へ多大な影響を及ぼし、現在の大きな差を、支配的な人々と被支配的な人々を生み出すことになったという。
 本書は「大陸」という規模で考えたときにおいては、とても説得的な答えを、その問いに対して提供している。
 
 ところで著者はかたくなに人種的な差がその結果を生み出した原因ではないという。
 しかし、ここで求められた答え「自然環境」と「時間の経過」という2つの原因は、人種差別よりも、はるかに厳しい運命として現代社会で被支配的な地位にある人たちの前に立ちはだかっている。

銃・病原菌・鉄〈上巻〉―1万3000年にわたる人類史の謎 Amazon書評・レビュー: 銃・病原菌・鉄〈上巻〉―1万3000年にわたる人類史の謎より
4794210051
No.49
(5pt)

優しげで残酷な、、

著者は「世界のさまざまな民族がそれぞれに異なる歴史の経路をたどったのはなぜか?」という問いとその答えの追求は、西欧中心主義からでも文明礼賛からでも支配の正当化のためでもなく、あくまでも人類の歴史の理解のためだという。
 確かに著者にとってはそうなのだろう。本書の中で紹介されるニューギニアの現地人や、農村で働くインディアンに対する著者の視線は自意識の歪んだ差別主義者のものではなく、人間に対する深い理解に基づく優しさをもっている。

 本書の結論は大陸ごとに異なる自然環境<1=食糧生産に有利な生物相の問題 2=大陸の面積、形、位置 3=他の大陸との位置関係など>が、人口や技術、社会制度、病原菌への抵抗力といった要因を導き、それが大陸単位でみたとき、各大陸の住民へ多大な影響を及ぼし、現在の大きな差を、支配的な人々と被支配的な人々を生み出すことになったという。
 本書は「大陸」という規模で考えたときにおいては、とても説得的な答えを、その問いに対して提供している。
 
 ところで著者はかたくなに人種的な差がその結果を生み出した原因ではないという。
 しかし、ここで求められた答え「自然環境」と「時間の経過」という2つの原因は、人種差別よりも、はるかに厳しい運命として現代社会で被支配的な地位にある人たちの前に立ちはだかっている。

文庫 銃・病原菌・鉄 (上) 1万3000年にわたる人類史の謎 (草思社文庫) Amazon書評・レビュー: 文庫 銃・病原菌・鉄 (上) 1万3000年にわたる人類史の謎 (草思社文庫)より
4794218788
No.48
(5pt)

事実上『病原菌』

要約すれば、 ばい菌が多いところにいた方が人間は強くなる。 そしてばい菌を多くするには都市化が必要だ。 結局、人類史の謎を病原菌だけで説明されています。 「不便だがかっこつけて使っているだけ」との日本人の漢字使用に関する考察を見るに、 案の定西欧的価値観に偏ったトンデモ論がありますが、 この種の解説書としては比較的視点がグローバルです。
銃・病原菌・鉄〈上巻〉―1万3000年にわたる人類史の謎 Amazon書評・レビュー: 銃・病原菌・鉄〈上巻〉―1万3000年にわたる人類史の謎より
4794210051
No.47
(5pt)

事実上『病原菌』

要約すれば、 ばい菌が多いところにいた方が人間は強くなる。 そしてばい菌を多くするには都市化が必要だ。 結局、人類史の謎を病原菌だけで説明されています。 「不便だがかっこつけて使っているだけ」との日本人の漢字使用に関する考察を見るに、 案の定西欧的価値観に偏ったトンデモ論がありますが、 この種の解説書としては比較的視点がグローバルです。
文庫 銃・病原菌・鉄 (上) 1万3000年にわたる人類史の謎 (草思社文庫) Amazon書評・レビュー: 文庫 銃・病原菌・鉄 (上) 1万3000年にわたる人類史の謎 (草思社文庫)より
4794218788
No.46
(4pt)

全く新しい視角からの人類社会史

1万3000年にわたる人類史について、紀元前1万1000年、最終氷河期が終わった時点では人類はみな狩猟採集生活を送っていたが、その後これが農業を基盤とした政治構造への移行、文字の普及などにおいて地域的な差(西ユーラシアと新大陸)が生じることとなったのはなぜか、という問題関心から叙述している。

 西ユーラシアと新大陸の歴史的経路の差異は、大陸によって栽培化や家畜化可能の動植物が異なっていいたこと、病原菌が異なっていたこと、人びとが定住生活を開始した時期が異なっていたこと、陸塊の広がる方向(ユーラシアは東西、新大陸は南北、同緯度の広がりである東西の広がりのほうが、緯度がまちまちである南北の広がりよりも動植物の栽培化、家畜化に有利である)が異なっていたこと、生態系が異なっていたことで引き起こされたことなどに触れられ、非常に興味深い内容である。
銃・病原菌・鉄〈上巻〉―1万3000年にわたる人類史の謎 Amazon書評・レビュー: 銃・病原菌・鉄〈上巻〉―1万3000年にわたる人類史の謎より
4794210051
No.45
(4pt)

全く新しい視角からの人類社会史

1万3000年にわたる人類史について、紀元前1万1000年、最終氷河期が終わった時点では人類はみな狩猟採集生活を送っていたが、その後これが農業を基盤とした政治構造への移行、文字の普及などにおいて地域的な差(西ユーラシアと新大陸)が生じることとなったのはなぜか、という問題関心から叙述している。

 西ユーラシアと新大陸の歴史的経路の差異は、大陸によって栽培化や家畜化可能の動植物が異なっていいたこと、病原菌が異なっていたこと、人びとが定住生活を開始した時期が異なっていたこと、陸塊の広がる方向(ユーラシアは東西、新大陸は南北、同緯度の広がりである東西の広がりのほうが、緯度がまちまちである南北の広がりよりも動植物の栽培化、家畜化に有利である)が異なっていたこと、生態系が異なっていたことで引き起こされたことなどに触れられ、非常に興味深い内容である。
文庫 銃・病原菌・鉄 (上) 1万3000年にわたる人類史の謎 (草思社文庫) Amazon書評・レビュー: 文庫 銃・病原菌・鉄 (上) 1万3000年にわたる人類史の謎 (草思社文庫)より
4794218788
No.44
(5pt)

戦争がなくならない理由がちびっとわかった気がする。

人類の住んでいる地域が少なかった頃は、旅や航海の得意な民族が勢力を広げていった。けど、地球中に既に人類が住み着いちゃってる現代に領土を広げていくのは、先に住んでいた人を押しのけ、自分の支配下におきたいという欲求の強い民族が勢力を広げていくことになるんだよね。
何が淘汰されずに生き残るのに有利かは、時代によって移り変わってきたようだから、この先も変わるかもしれないけれど。
そういう視点で歴史を見たことがなかったし、歴史嫌いだったけど、歴史って興味深いところもあるなぁと、この本を読んで思った。
「利己的な遺伝子」を読んだときと似たようなおもしろさがあった。仮説としておもしろいと言うか・・・それで、現状の貧富の差をどう見るのかとかどう解決するのか?ということの答えをこの本に求めようとすると批判とかあるのかもしれませんけど。
銃・病原菌・鉄〈上巻〉―1万3000年にわたる人類史の謎 Amazon書評・レビュー: 銃・病原菌・鉄〈上巻〉―1万3000年にわたる人類史の謎より
4794210051
No.43
(5pt)

戦争がなくならない理由がちびっとわかった気がする。

人類の住んでいる地域が少なかった頃は、旅や航海の得意な民族が勢力を広げていった。けど、地球中に既に人類が住み着いちゃってる現代に領土を広げていくのは、先に住んでいた人を押しのけ、自分の支配下におきたいという欲求の強い民族が勢力を広げていくことになるんだよね。
何が淘汰されずに生き残るのに有利かは、時代によって移り変わってきたようだから、この先も変わるかもしれないけれど。
そういう視点で歴史を見たことがなかったし、歴史嫌いだったけど、歴史って興味深いところもあるなぁと、この本を読んで思った。
「利己的な遺伝子」を読んだときと似たようなおもしろさがあった。仮説としておもしろいと言うか・・・それで、現状の貧富の差をどう見るのかとかどう解決するのか?ということの答えをこの本に求めようとすると批判とかあるのかもしれませんけど。
文庫 銃・病原菌・鉄 (上) 1万3000年にわたる人類史の謎 (草思社文庫) Amazon書評・レビュー: 文庫 銃・病原菌・鉄 (上) 1万3000年にわたる人類史の謎 (草思社文庫)より
4794218788
No.42
(5pt)

読んで損無し

初期条件のわずかな違いが大きな差を生み出す。
なんだか、カオス理論かなにかみたいだけど、ぎゅうっと要約するとこの一言につきる。
栽培に適した作物や家畜化可能な大型哺乳類の有無なんかで、
大陸が東西に広いか南北に長いかどうかで、あなた(と御先祖さま)は「文明」の支配者(もしくは被支配者)になることが決められていた。いやあ、運命論だね。
つまり、日本列島がユカタン半島の先っぽにでもあったとしたら(例えがメチャクチャですね、スイマセン)、日本人の95%は死んでいたということ。なるほど、歴史は些細なことの積み重ねではないのだな~。
とにかく、説明が論理的だし、知識が豊富。目からうろこ落ちまくりです。
ただ、繰り返しが多い分、ちょっと長いよと感じる部分があったのも事実。
あと、それは違うんじゃないかという部分もあったが、それでも面白いことには変わりない。
1万3000年の人類の歴史を一冊の本にまとめようとした著者の心意気にあっぱれ。
銃・病原菌・鉄〈上巻〉―1万3000年にわたる人類史の謎 Amazon書評・レビュー: 銃・病原菌・鉄〈上巻〉―1万3000年にわたる人類史の謎より
4794210051
No.41
(5pt)

読んで損無し

初期条件のわずかな違いが大きな差を生み出す。
なんだか、カオス理論かなにかみたいだけど、ぎゅうっと要約するとこの一言につきる。
栽培に適した作物や家畜化可能な大型哺乳類の有無なんかで、
大陸が東西に広いか南北に長いかどうかで、あなた(と御先祖さま)は「文明」の支配者(もしくは被支配者)になることが決められていた。いやあ、運命論だね。
つまり、日本列島がユカタン半島の先っぽにでもあったとしたら(例えがメチャクチャですね、スイマセン)、日本人の95%は死んでいたということ。なるほど、歴史は些細なことの積み重ねではないのだな~。
とにかく、説明が論理的だし、知識が豊富。目からうろこ落ちまくりです。
ただ、繰り返しが多い分、ちょっと長いよと感じる部分があったのも事実。
あと、それは違うんじゃないかという部分もあったが、それでも面白いことには変わりない。
1万3000年の人類の歴史を一冊の本にまとめようとした著者の心意気にあっぱれ。
文庫 銃・病原菌・鉄 (上) 1万3000年にわたる人類史の謎 (草思社文庫) Amazon書評・レビュー: 文庫 銃・病原菌・鉄 (上) 1万3000年にわたる人類史の謎 (草思社文庫)より
4794218788
No.40
(5pt)

今年1番の本でした

「へ~」ボタンを押させながら、いつのまにか世界の全体像が見えてきます。 世界には発展国と途上国があるわけです。 この本が答えるのは、「なぜ、発展国は発展国になったか?」です。 日本が発展しているのはなぜか?日本人が優秀で勤勉だから? 日本人に天才がいた? 文化的背景? 世界で起きた事実の断片を著者は、これでもか!これでもか!とだしていくわけです。 読み終わるときは、それがジグソーパズルにように集まり、世界が見えてきます。 これを読んだあとは、人種差別とか、狂信的な愛国心とか、なくなりますね。
銃・病原菌・鉄〈上巻〉―1万3000年にわたる人類史の謎 Amazon書評・レビュー: 銃・病原菌・鉄〈上巻〉―1万3000年にわたる人類史の謎より
4794210051
No.39
(5pt)

今年1番の本でした

「へ~」ボタンを押させながら、いつのまにか世界の全体像が見えてきます。 世界には発展国と途上国があるわけです。 この本が答えるのは、「なぜ、発展国は発展国になったか?」です。 日本が発展しているのはなぜか?日本人が優秀で勤勉だから? 日本人に天才がいた? 文化的背景? 世界で起きた事実の断片を著者は、これでもか!これでもか!とだしていくわけです。 読み終わるときは、それがジグソーパズルにように集まり、世界が見えてきます。 これを読んだあとは、人種差別とか、狂信的な愛国心とか、なくなりますね。
文庫 銃・病原菌・鉄 (上) 1万3000年にわたる人類史の謎 (草思社文庫) Amazon書評・レビュー: 文庫 銃・病原菌・鉄 (上) 1万3000年にわたる人類史の謎 (草思社文庫)より
4794218788
No.38
(5pt)

世界の歴史を考える際の必修の書

著者はアメリカ大陸とユーラシア大陸で文明の格差が発生した根本的な原因は大陸の長軸の方向の違いだと言う。文明の発達過程において、植物栽培や家畜飼育が人口を増加させ余剰生産物を生み、そこに技術や文化が発生し、情報を伝達するための文字も発達していく。そんな状況の中で、緯度が異なれば植物栽培や家畜飼育の方法も全く異なってくる事がアメリカ大陸での技術の発展を妨げた。
著者はアメリカ大陸では同一の種が栽培・飼育される過程において、試行錯誤によってもたらされる技術の集積が困難であったと、全く斬新でかつ理論に破綻のない展開を行っている。過去の仮説を、時に十分なエビデンスから否定し、あるいは的確に引用している。他の論理の追従を許さない理論展開はさすがである。
ただし、全体がやや冗長であるのが唯一の問題点かもしれない。原著は1冊であるが、日本語翻訳版でも1冊にまとめるぐらいの長さにしてほしかった。
銃・病原菌・鉄〈上巻〉―1万3000年にわたる人類史の謎 Amazon書評・レビュー: 銃・病原菌・鉄〈上巻〉―1万3000年にわたる人類史の謎より
4794210051