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白い鯱



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白い鯱の評価: 4.00/5点 レビュー 6件。 Bランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点4.00pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全6件 1~6 1/1ページ
No.6:
(5pt)

良かった。

スリリングだった、内容がこかった。シリーズの中でもシュソクのできだた。
白い鯱 (徳間文庫)Amazon書評・レビュー:白い鯱 (徳間文庫)より
4198940061
No.5:
(3pt)

コスパ

状態は良かったが、値段が高い。欲しかった為、やむを得ませんね。
白い鯱Amazon書評・レビュー:白い鯱より
4061307355
No.4:
(3pt)

普通でした。

普通でした。
白い鯱Amazon書評・レビュー:白い鯱より
4061307355
No.3:
(5pt)

人間はしょせんけだものである

いやぁ、破天荒。面白い。今から40年前の小説だけど、40年前の日本はほんとにおおらかな国だったんだ。いまごろこんな本を書くと関係各方面から叱られそうな気がする。もとの総理大臣がロシアの手先だったり、今の総理大臣が原野でしかも裸でロシア女二人を追いかけまわして挑んだり、もうありえへんことの連続。でも、西村寿行の筆力マジックにかかるとまるで実際に起こっているかのようにぐいぐいと読ませられてしまうから不思議。

 西村寿行のたいていの小説のように、人間はしょせんけだものである。形而上学的な意味ではなくて人間は動物そのものである。そこでは次の2つのルールが支配している。
 ルール1:強い男は弱い男を殺していい。
 ルール2:強い男は欲しい女を抱いていい。
西村の小説は男性向きエンターテインメントで、ハードロマン、バイオレンス小説と呼ばれているが、この本は暗くない。むしろ読み進めていくとユーモア小説じゃないかと思えてくる。ハチャメチャなのだ。51歳の脂の乗った西村はあきらかに楽しんで書いている。

 日本人の4人のチームがロシアに誘拐された女性2人(加代、操というまさに昭和的名前を持つ)を救出にシベリアに乗り込む。日本チームの武器は膂力と呪術のみ。これで近代兵器(ミサイル、ロケット、サブ・マシンガン、戦車、核兵器・・)と互角に戦うのだからすごい。日本チームを助けるのがツングース系のシャーマンの老女群。ロシアはシャーマンを弾圧してその超能力を「科学的に」分析して兵器として利用できないかと研究している。荒唐無稽な設定だと思っていたが最近のニュースを見てあっと驚いた。同じようなことが起こっている。

<プーチン氏の追放目指したシャーマン、精神科病棟に収容される ロシア>
【2019.9.22 AFP】ロシアのウラジーミル・プーチン大統領をその職から追い払うため、首都モスクワへ向かって歩いて旅していたところを拘束されたシベリア出身のシャーマン(霊媒師)が、精神科病棟に収容されたことが分かった。当局が20日に明らかにした。自称シャーマンのアレクサンドル・ガビシェフ氏は、同国東部に位置する地元サハ共和国からモスクワまでの行程の約3分の1を踏破したものの、19日夜にバイカル湖近くで拘束された。サハ共和国保健省は、「ガビシェフ氏はきょう、共和国内の精神科医療施設に移送された」とし、同氏はそこで「専門的な治療」を受けると発表。「この患者に症状が確認されたら、適切な治療を提供する用意が整っている」と述べた。だが政権に批判的な人々は、反体制派らを統合失調症や偏執症と診断して閉じ込めるという、旧ソ連時代に幅広く用いられた「懲罰的な精神医学」と呼ばれる手法を用いているとして、当局を非難している。・・

 うーん、ロシアって奥深い国ですね。鯱シリーズは全部で4冊(赤・黒・白・碧)とあるが、ちょっと遠ざかっていよう。面白過ぎて仕事が手につかなくなるのが心配だから。
                          
白い鯱Amazon書評・レビュー:白い鯱より
4061307355
No.2:
(5pt)

ロシアへいざ

実に仙石さんが腹をたてた。読んでいてわくわくすrアドベンチャー、痛快です。
白い鯱Amazon書評・レビュー:白い鯱より
4061309536
No.1:
(3pt)

雪原での死闘

1980年、「週刊現代」に連載された鯱シリーズ第三弾。

 元首相の槐島(けじま)佐吉が北海道の海岸で溺死体となって発見されたが日本政府はこの件を秘密に処理した。槐島は過去の戦時中に赤い国との密約を結び国家首脳へのし上がったと噂された人物だった。その密約の真相を知る人物がシベリアのある町に軟禁されている。反体制の作家ニコラーエビッチだ。彼を救出してほしいとの依頼を時宗首相から受けた仙石文蔵。一方、KGBは仙石抹殺の手段としてエベンキ族の呪術師を刺客として送り込んでくる。老婆であるが恐ろしい超能力の持ち主で、仙石暗殺には失敗したが仙石の最愛の愛人である加代が誘拐されてしまう。仙石らの超人グループは、加代の奪還及びニコラーエビッチ救出の為にシベリアへ潜入した。

 日本人の超人四人組の男たちがソ連の収容所で人質奪還の為大暴れするというなんとも派手な展開。こんなことをしたらソ連と日本が戦争になってしまうではないか。KGBの戦闘員やソ連軍人が大量の兵器と兵員で迎え撃とうとするのだが、たった四人の男にコテンパンにやられてしまう。痛快なクライマックスではあるが、やや大味で性急な描写によるアクション場面が物語の強引さを感じさせる。しかし、物語前半部の西村寿行が設定したポリティカル・フィクションの部分は実にリアルで読み応えがある。
白い鯱Amazon書評・レビュー:白い鯱より
4061309536

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