片想い

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評判

片想いの評価:

3.97/5点 レビュー 148件。 B ランク

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平均点3.97pt

Amazonレビュー一覧

Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
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全240件 201〜220 11/12ページ
No.40
(4pt)

姿ではなく、存在すべてを愛して

大学時代のアメフト部同窓会の日に、かつての女子マネージャーから人を殺したという告白をうけた主人公。
男の姿をした彼女は、学生時代からずっと性同一性障害の苦しみを抱えていたという・・・。
思い出というのは、自分の頭の中だけで何度も記憶の出し入れをしているうちに、
多少の脚色を加えつつ、都合のいい感情が主体となった“別物”に変化するものなのかもしれない。
納まるところにおさまったはずの思い出。
出来事はとっくに時効を迎えているはずが、いざ 当時の隠された気持ちを告白されると、
心の置き場所に戸惑ってしまうことがある。
お互いの間に存在する情愛はなかなか風化できないからだ。
職業や性別、社会的地位など当時と大きく環境が変わったとしても、
人は深い愛情を持ち続けていけるものなのだろうか・・・・心の核にふれる内容です。
片想い (文春文庫) Amazon書評・レビュー: 片想い (文春文庫)より
4167110091
No.39
(4pt)

ジェンダー

性同一性障害に焦点をあてた作品。
もって生まれた生物学的な性と心が感じる性が異なる人々がどう生きていくか、周りの人々はそれをどうとらえるか。
そんなことを問いかけている。
おそらく少数派である彼らを、「障害」として特別視してしまう社会構造を変えていかなければならないと書かれているけど、実際そのような人たちが周りにいない(あるいは表に出していない?)のでなかなか現実問題として捉えることができないけれど、考えていかなければいけないことではある。
片想い (文春文庫) Amazon書評・レビュー: 片想い (文春文庫)より
4167110091
No.38
(4pt)

金曜日の夜に読み始めることをお薦めします

帝都大アメリカンフットボール部でQBだった哲朗は、久しぶりに再会した女子マネージャーの日浦美月からある秘密を告白される。その後、チームメートを巻き込みながら事件は進んでいく。
極上のミステリーだと思います。
一気に読めます。というか、読んでしまわないと気が済みません。金曜日の夜に読み始めることをお薦めします。
トランスジェンダー×アメリカンフットボール
という一風変わった組み合わせがテーマだ。
トランスジェンダー:よく練り込まれた内容だと思います。私自身とても勉強になった。主人公の哲朗よりかは理解できているつもり。
アメリカンフットボール:ポジションとキャラクターを絡めながら話が展開されていく。フットボール経験者ならほくそ笑むシーンが多いだろう。東野圭吾自身アメリカンフットボールの熱烈なファンらしい。敢えて難を挙げるとすれば花形ポジションだけが扱われている点。OLの変則的なアサイメントを実行できるようなユニットとして有機的な動きができたときのカタリシスが描かれていない。OLはインテリジェンスなポジションだ!
片想い (文春文庫) Amazon書評・レビュー: 片想い (文春文庫)より
4167110091
No.37
(5pt)

こんな青春を送りたかった。

昔の仲間がいて、付き合った人がいて、いつまでも心の隅で思っている人がいて。そんな青春送りたかったです。性同一障害という重いテーマはあるにせよ、大好きな人はいつまでも大切にしたいという気持ちは男も女も変わらないのでは?
片想い (文春文庫) Amazon書評・レビュー: 片想い (文春文庫)より
4167110091
No.36
(5pt)

悩みを抱えた3つの家族の片想い

この片想いという作品は元アメフト部のマネージャーでジェンダー問題に悩む美月と
もう一人のマネージャーだった理沙子との夫婦問題に悩む元スタープレイヤーのQBこと哲郎
そして学生時代に美月と付き合ったことがあり、今は資産家の娘婿である中尾
の3つの家族の物語だと私は解釈しています。
今年大ブレイクされた東野さんは離婚されていますが、
1.氏のその経験
2.時折みせる社会的なテーマへの挑戦というかそのテーマを深堀りした氏なりの読者へのメッセージ
3.ストーリーテラーとしての緻密な複線が絡み合う物語の上手さ
4.学生時代のアーチェリー部主将の経験
が見事に折り重ねられて生まれた超一級の小説です。
3つの家族のメンバはそれぞれに悩みを抱えながら、そして自分の信じた・選んだ道を進み
やがてそれぞれある終点へと辿り着きます。
そこはまた各人の新たな人生の出発点でもあります。
最後まで読み終えた時、この小説が伝えるメッセージの感じ方は
読む人の人生経験やその時の心の状態で大きく変わるでしょう。
私は2回目に読んだ時は前回に比べて、前向きなメッセージを強く感じました。
かの村上春樹氏は優れた小説とは、読む人の年齢・性別・時代の変化に多面的に対応できる要素を備えていて、
いつまでも陳腐化しないことだと言いましたが、この片想いという作品は正にそんな作品です。
片想い (文春文庫) Amazon書評・レビュー: 片想い (文春文庫)より
4167110091
No.35
(4pt)

「片想い」というタイトルには深い意味がある

「片想い」というタイトルから、私はこれまで同氏が発表した「同級生」「放課後」と同じ学園推理小説を想像していたが、内容はそれらとは全く違い、「性同一障害」の問題を取り上げた「社会派ミステリー」である。
「片想い」の意味も、これまでに誰もが経験したことのある、いわゆる一般的な「片想い」ではない。男、女両方の心を持った人間(中性とでもいうべきか)の複雑な想いのことである。
前述したような先入観で読み始めたのですが、今回もいつものように東野氏にはいい意味で期待を裏切られて満足しています。
片想い (文春文庫) Amazon書評・レビュー: 片想い (文春文庫)より
4167110091
No.34
(5pt)

よいです

実はこの作者、相当のロマンティストではないかと思う。
それを苦みばしった描写で表現することが多いのだが、本作もそのひとつ。
セックスジェンダーについて考えさせられるけれど、それは本作の眼目ではないのかもしれない。
ラストまで決まっていて、美しい余韻がある、すばらしい作品。
けっしてキワモノではないです。
そう思って躊躇している方、ぜひご一読を。
片想い (文春文庫) Amazon書評・レビュー: 片想い (文春文庫)より
4167110091
No.33
(4pt)

それなりに楽しめる友情モノです。

東野作品にしては珍しくラストでのどんでん返し的なものが無いです。
そのため東野作品としては少し物足りない感じがします。
とはいえ、東野氏の他の作品が面白すぎるが故に
そう感じるだけであって決してハズレではありません。
しっかりとしたテーマ性もあり、それなりに楽しめる水準の話です。
片想い (文春文庫) Amazon書評・レビュー: 片想い (文春文庫)より
4167110091
No.32
(3pt)

QBの常識的な残酷さについて

やはり東野らしく暖かな小説です。
見た目と内面の不一致は人に混乱と苦悩をもたらしますが,その際立った形として性同一障害をとりあげています。
保守的な常識だけにもおもねらず,ラディカルフェミニズムにもはまらず,主人公であるQBは友人を救おうとします。
しかし,常識的な人間はとても残酷なものです。
彼は何とかしたいとあがきながら,救済することが出来ません。
その姿は著者の思いを反映していると感じました。
片想い (文春文庫) Amazon書評・レビュー: 片想い (文春文庫)より
4167110091
No.31
(5pt)

永遠の片想い

『男』とは何なのか?
『女』とは何なのか?
その問いに正面からぶつかっていった小説は少ないと思います。
その少ない小説の一つが本書。
【推理小説】というテイストではないと思います。
例えるなら…天童荒太さんの《永遠の仔》に近いかもしれません。
タイトルの《片想い》の意味。
全てを読み終わった時に薄っすらと、その本当の意味が解ったような気がします。
たぶん1回読んだだけでは、作者・東野圭吾さんが意図した内容、書こうとした事を完璧に理解することはできないのでしょうけど…。
何故このテーマで書いたのか…?
正直、読んで良かったと思える作品ですね。
片想い (文春文庫) Amazon書評・レビュー: 片想い (文春文庫)より
4167110091
No.30
(3pt)

学生友人ドラマの小説として読むべし!

推理や人間苦悩よりも、学生友人ドラマとして
なら読める作品である。
犯人探しとしては一気に読みたくなるが、結果
は大きな衝撃もなく、男女であることの悩みに
対する解決策も賛否があると思われるので、
いつもの東野ミステリーとしてよりも、前記の
友情ドラマとして読んだ方が納得できる部分が
多いのではないかと思われる。
本当の悩みを学生から数年たって聞いた時に、
友人とは何なのかを再度考えるシーン。
学生時代のお似合いカップルの厳しい末路。
友情を捨てて、仕事に生きる男。
結婚して年齢を重ねると、大切なものの優先
順位etcのシーンは共感できると思います。
片想い (文春文庫) Amazon書評・レビュー: 片想い (文春文庫)より
4167110091
No.29
(4pt)

さまざまな秘密、隠し通すか打ち明けるか・・・。

「片想い」と言っても単なるラブストーリーではない。性同一障害の問題を抱えている。そして、それを取り巻くさまざまな問題がある。実際、当事者でしか理解できないことだけど、この物語に出てくる本人達は、自分なりに現実を受け止め、しっかりきちんと生きている。だから、主人公の哲郎も、どんどん深入りしていくのだろう。少しずつ少しずつ、わかっていく真実に、何度もはっとさせられながら、飽きることなく読める作品です。又、東野さんの作品の主人公は、後半にならないと明かされない秘密を持っていることが多い。今後、その辺も推測しながらどんどん読んでいきたい。
片想い (文春文庫) Amazon書評・レビュー: 片想い (文春文庫)より
4167110091
No.28
(4pt)

ミステリーに留まらない人間ドラマ

ただのミステリーに留まらず、昔の仲間との友情、恋、社会問題などを盛り込んだ、読み応えのある長編小説です。主人公は30代のスポーツライター、そして彼の学生時代のアメフト部の仲間たちがある事件をめぐって苦悩し、やがて秘密がひとつひとつ明らかになり・・・というようなお話なのですが、なんだか失われた青春、変わってしまったそれぞれの仲間たち、それでも変わらない友情などがないまぜになり、とてもせつない気持ちで読みました。仲間達の一人一人の個性が、アメフトのポジションの役割と重ねてすごくよく描かれています。主人公を始め、私は仲間みんなに感情移入しながら読みました。そういう人間ドラマ的な魅力がまずひとつ。それから、実はこのお話の縦軸になっているのが「ジェンダーの問題」。いわゆる「性同一性障害」とか「半陰陽(男女両方の特徴を持った体で生まれてきた人)」とか、一般的にマイノリティの人たちの悩みとか暮らしが小説とはいえ説得力をもって描かれているのがとても痛々しくも有り、興味深くもありました。ミステリーとしての展開も面白く、かなり厚い本なのですが一気によんでしまいました。
片想い (文春文庫) Amazon書評・レビュー: 片想い (文春文庫)より
4167110091
No.27
(3pt)

メビウスの輪

性同一性障害を焦点とした作品であるが、難しい複雑なテーマ故、人物の描き方が浅いような気がした。確かに、このテーマについて、よく調べているし、そのような悩みを抱えた人の心理はある程度はとらえている。結局、性別はコインの表裏ではなく、メビウスの輪のようにつながっているという事を言いたかったのかもしらないが、どうもそのあたりも、曖昧におわってしまっていた。私の周りにもこのような人が何人かいたが、結局彼ら(彼女ら)と付き合えば付き合うほど、理解する事の難しさを実感した。この作品を読みまず感じたことは、友人なら受け入れられてももし自分の子供がこのような悩みを抱えていたときどのような対応をとってしまうだろうか?という事だった。東野さんの作品は好きで、良く読み、色々な事を考えさせられる事が多い。特に人物に描き方が好きなので、この作品は少々物足りなかった。好きな作家故、採点を少し辛くしました。
片想い (文春文庫) Amazon書評・レビュー: 片想い (文春文庫)より
4167110091
No.26
(4pt)

東野さんの誠実な作品

私は今ジェンダーについて学んでいるのですが、トランスジェンダーに対して誠実で、なおかつ小説としての面白さを残しているのは、さすが論理の東野さんだと思います。きれいごとばかりうったえている本より、よほど心にひびく気がしました。ただ、主人公などによって表現された主要登場人物の美月の心理状態が、誤解を呼ぶような気がしました。あくまで1ケースとして読んでほしいなと思います。最後に、私にもインターセクシャルの選手のセリフが印象的でした。
片想い (文春文庫) Amazon書評・レビュー: 片想い (文春文庫)より
4167110091
No.25
(4pt)

人としてどう生きるか?

「男らしく」「女らしく」そういう言葉が今では死語になりつつある。しかし、子供が生まれたときに親は、その性別に合わせた、そうであるべき姿に育てようとする。親としては当然のことなのかもしれない。だが、見た目と心が食い違うとき、人はどうすべきなのか?大事なのは男として、女としてどう生きるのかということではなく、人としてどう生きるのかということではないだろうか。この作品が抱えるテーマの重さが心にのしかかってくるようだった。
片想い (文春文庫) Amazon書評・レビュー: 片想い (文春文庫)より
4167110091
No.24
(4pt)

せつないミステリーです。

私は東野圭吾さんのファンですが、この本は東野さんの唯一のラブ・ストーリーです。どれほどわかりあうどうしでも秘密があるし、わかりあえないことがあると思います。愛されたい、認められたい、受入れられたいという切なる想いが叶えられないことがあります。本書はそんな切ない「片想い」に焦点をあてた深くて切ないミステリーです。私は徹夜で一気に読みました。
片想い (文春文庫) Amazon書評・レビュー: 片想い (文春文庫)より
4167110091
No.23
(4pt)

読ませますねぇ

 殺人事件と、性同一性障害の登場人物をとおして性別・性差を絡ませて物語は進んでいきます。 難しい主題と軽快な物語の展開が魅力の作品になっています。 それにしても、この作家の書く登場人物は、いつもよく書き込まれていて、生き生きしていますねぇ。だから会話のテンポも良くて一気に読めてしまいます。 主人公夫婦の互いの距離感も結構リアルで・・・ どの作品をとっても水準以上を確実にクリアする作者に感心するばかりです。 
片想い Amazon書評・レビュー: 片想いより
4163198806
No.22
(4pt)

そういう「片想い」か・・・

いったいどこが「片想い」????????と思いつつ読み進めていきました。あ、そういうことね?と納得。題名から 恋愛小説だと思わないでくださいね!
片想い (文春文庫) Amazon書評・レビュー: 片想い (文春文庫)より
4167110091
No.21
(4pt)

新たな一面

いつもの作品とは一味違い、色々な意味で楽しませてもらいました。ラスト・シーンには驚きを隠せず、しばらく余韻にひたっていました。重いテーマを心に響かせる描写は、相変わらず素晴らしい!!
片想い (文春文庫) Amazon書評・レビュー: 片想い (文春文庫)より
4167110091