七十歳死亡法案、可決

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七十歳死亡法案、可決の評価:

3.95/5点 レビュー 101件。 B ランク

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全105件 81〜100 5/6ページ
No.25
(5pt)

PE470の人

私の義母は人生の中で一度も働いたことがなかったそうです。
家事はしていたんでしょうけど。
義父は家内制手工業のようは自営業を営んでいました。
収入が不安定で、お金がないと決まって夫婦喧嘩で妻は子供心にそれが嫌だったそうです。
多ければ多いで義母は夫に内緒で散在してしまってまた喧嘩。
夫婦で支えあっていこうということを義母は考えてこなかったようです。
私たちが結婚した時、妻の親夫婦の生活ぶりをみてこのままでは破綻するのは時間の問題だから
生活ぶりを変えた方がいいんじゃないですか、と妻から遠回しに言ってもらったが
無視されました。
義父が病気で働けなくなり収入が途絶え貯えもなく生活保護を受給せざるを得なくなりました。
しばらくして義父は亡くなりました。
歳をとって働けず身体も自由でなくなってきた義母が住まいを引き払い私たち家族の近所に
引っ越してくることになりました。
妻は兄弟がいないので義母の面倒をみることになりました。
それまでは紛いなりにも幸せだと思う生活が一変してしまいました。
私は独身であればともかく、妻をめとり子供ができたならばまずは妻や子供が第一優先
であって親はその次であると親に教えられました。
でも妻は自分の親が一番大事で私や子供は二番だと言います。
はからずも夫婦の価値観の違いをあぶりだすことになってしまったのです。
他の方のレビューにもありますように、年配者の中には今の日本を形作ってこられた
方や戦地で辛酸をなめてこられた方、尊敬に値する方々はたくさんいらっしゃると
思います。
でも私の義母のように自分の人生ですら誰かが何とかしてくれるだろう、というような
全く自分ではなにもしようとしてこなかった方々が多いのも事実だと思います。
私が義母を少しでも非難しようものなら妻は「私の母親があなたに何をしたっていうのよ。」
とくってかかってきます。
私は(義母は)何もしてこなかったから私たち夫婦や孫まで今頃になって迷惑をかけていること
に気づいてほしいと言いたいです。
私自身誰にも迷惑をかけないで死ぬことはできないかもしれませんが、備えは常にしておかないと
いけないなと思っています。
この小説はもちろんフィクションですが、長く生きることに何の価値があるかとか、家族って
何だろうと思うような作品のような気がしました。
現実はもっと複雑怪奇ですがこの小説は気軽に読めると思います。
七十歳死亡法案、可決 (幻冬舎文庫) Amazon書評・レビュー: 七十歳死亡法案、可決 (幻冬舎文庫)より
4344423054
No.24
(5pt)

サクッと読め、深い。良書。

「70歳の誕生日から30日以内に死ななければならない」というとんでもない法案に翻弄されるとある家族の人間模様を描く。
往年は活発でイキイキとしていたが、要介護者になってしまった姑。それを介護し、生活が半ば奴隷化しているように感じる嫁。法案可決を機に早期退職し、失われた時間を取り戻すべく自由気ままに生きようとする夫。独立して以来家庭に寄り付こうとしない娘。人間関係が原因で会社を辞め、就活を理由に引きこもりに陥った息子。
登場人物各々の視点から1つの問題を捉えることで「介護とは」「少子化とは」「家族とは」等現代社会問題を考えさせる構成になっていて、深い。

「なんで分かんねぇんだよ!」と登場人物に対してイラッとする場面も多々あり、活字だけで読者のメンタルを浮き沈みさせる作者の技術をありありと見せつけられた格好。良書である。
七十歳死亡法案、可決 (幻冬舎文庫) Amazon書評・レビュー: 七十歳死亡法案、可決 (幻冬舎文庫)より
4344423054
No.23
(4pt)

面白かったが結末が。

執行シーンを楽しみにしてたので残念。
葬儀業界とか、墓石業界とか特需が起きそうだけど、
触れられてませんでしたね。
七十歳死亡法案、可決 Amazon書評・レビュー: 七十歳死亡法案、可決より
4344021258
No.22
(5pt)

おもしろかった.

面白かった.テーマが比較的現実的なところが良かった. さらっと読めたが,もう少し長くても良いと思った.
七十歳死亡法案、可決 (幻冬舎文庫) Amazon書評・レビュー: 七十歳死亡法案、可決 (幻冬舎文庫)より
4344423054
No.21
(5pt)

幸齢者になるために

作品のディテールは、タイトル通り安直なんだけど、登場人物の置かれた状況の描き方が上手くて、読み出したら止まらない。
日本の長寿社会の不安を払拭するのは夢物語のような気がするけど、この本の結末のように国民の意識が変わる時がくれば、長生きを不安にならない未来はあるのかもしれない。
平等でない社会の中で向えなければならない老後の問題、本当他人事ではないんだけど、シリアスにならずに描いてあるから、読後暗くなることはない。
七十歳死亡法案、可決 Amazon書評・レビュー: 七十歳死亡法案、可決より
4344021258
No.20
(5pt)

幸齢者になるために

作品のディテールは、タイトル通り安直なんだけど、登場人物の置かれた状況の描き方が上手くて、読み出したら止まらない。 日本の長寿社会の不安を払拭するのは夢物語のような気がするけど、この本の結末のように国民の意識が変わる時がくれば、長生きを不安にならない未来はあるのかもしれない。 平等でない社会の中で向えなければならない老後の問題、本当他人事ではないんだけど、シリアスにならずに描いてあるから、読後暗くなることはない。
七十歳死亡法案、可決 Amazon書評・レビュー: 七十歳死亡法案、可決より
4344021258
No.19
(4pt)

読んでないけど

題名がいいので買ってみた。
最近こういう題名の本なくなってきたし
七十歳死亡法案、可決 Amazon書評・レビュー: 七十歳死亡法案、可決より
4344021258
No.18
(5pt)

70歳!爆発的増加する老人世代、団塊世代の事である。なぜキンドルのみしか扱わないのか?

私は20年近く高齢者介護の現場にいた人間である。
もちろん、尊敬すべき理想的な高齢者になっている人も大勢いる。
だが、現実はそうではない老人が多い。
よくある年齢になれば、「はやくお迎えがくればいいが」という老人がいるが、
実際に死病にかかれば、「生」に執着し固執し、「若」を見下し優越し、過去の栄光にふれてあげないといけないような
単純に中身のなくなった「優越感」にしがみつき、将来のある「若者」を羨む。自分も若い時代はあったのに。
団塊世代に限定して言えば、今、ちょうど高齢世代の子供世代で、
これが「クセ者」である。
自分の親をだしに使い媚びて金を持っているなら、自分に有利な事を遺言してもらおうとする奴、
金がない親になると「ネグレクト(放棄)」である。
別に「うば捨て山」が現実になくとも、「山」がなくとも現実的に「うば捨て山」状態にすることは可能であり、
それが起こっていることが社会にでてこないだけのこと。
これをしているのが、「団塊世代」である。
若い時は、目上を恨み、秩序を権力としてみてそれにあらがうことが「かっこいい」「自分らしさ」と勘違いをし、
駅でギター持って、突然反戦歌を歌い、自分らよりも若い世代が社会にでるようになる頃にバブルを経験し、
好き放題に金を使いまくり、労働は若い世代に「ブラック」をする。
そして、それが権力化していることには目をつむり、自分が使う権力はあってもよく、
他人が持つ権力は「悪」としてみる、身勝手世代。
そしてこの世代がこれから社会保障に依存する老人世代になる。
当然、「権利の権化」になるのはみえている。
「権利」は「義務」とペアになるべきものであり、「働かないもの」には「パン」がくることはないのが正常な社会の姿。
社会保障は、若者の背中に重くのしかかる。
今、厚労省は社会保障のすべてに「制度維持」が第一のスローガンとなっており、
質はその次の次である。これが報道されない現実であり、世はこちらのベクトルに向かっている。
つまり、制度がなくなることはないが、「使えない」制度となりつつある。
そこで「生存権」とか「人権」とかを声高に叫ぶのが団塊世代、
つまり、「オレは自分の金は自分のもの、だが若者の金もオレのもの」、
これが制度化したのが「生存権」である。

私はパンを買えない、労働ができない段階で、社会的にお荷物として面倒をみるのも、
程度の問題があると思っている。
それが「当然」「当り前」「権利」と面倒をみてもらう側が思うようになれば、
人間として「シマイ」だと思う。

そう思うようになる前に、尊厳があるうちに、「シマイ」になる前に、
きれいな自分でいられるうちに、自らが人生の幕引きをできるようにするのが人間らしさだと思う。
そうできない人には、「法」によって幕引きがあってしかるべきだと思う。
労働ができなくなって、死ぬまでの間は、痛み、喪失、認知症、とアンチエイジングが描く世界などはほとんどない。
そうなるか、ならないかは、他人はわからなくとも自分はわかるはずだ。
「法」の適用を望むべきかどうか。
強制はしなくともよいが、尊厳を失って生きていても、それは「苦」でしかない。
理想もなくきれいごともない。
七十歳死亡法案、可決 (幻冬舎文庫) Amazon書評・レビュー: 七十歳死亡法案、可決 (幻冬舎文庫)より
4344423054
No.17
(5pt)

お薦めします。

世間で評判の「老老介護美談」などの稀少情報などは、マスコミ報道に任せておいて、一般人はこの本を読んで「そうだなぁ~」を実感することをお薦めします。
七十歳死亡法案、可決 (幻冬舎文庫) Amazon書評・レビュー: 七十歳死亡法案、可決 (幻冬舎文庫)より
4344423054
No.16
(4pt)

国歌からはじまり身内で収まる

大期待して購入しましたが、大法案が、結果として身内のごたごたの中で
立ち消えてしまい、めでたしめでたし。なんだよう!って感じ。
もっと苛酷に、正直に、年寄りはいらないって言った方が面白いんじゃないか。
どっちみち小説なんだし。
七十歳死亡法案、可決 (幻冬舎文庫) Amazon書評・レビュー: 七十歳死亡法案、可決 (幻冬舎文庫)より
4344423054
No.15
(4pt)

人にやさしく。。。

「七十歳死亡法案」とは、なかなかインパクトのある法案だと思いました。

介護、共働き、引きこもり、晩婚などなど現代社会の問題が次々と明らかになっていきます。

超高齢化社会とは、長生きすることから、いかに生きるかを目指す社会(量より質?)だと思いました。
七十歳死亡法案、可決 Amazon書評・レビュー: 七十歳死亡法案、可決より
4344021258
No.14
(5pt)

看護師として、娘として考えさせられました。

介護施設で看護師をしています。高齢化が進んだ今の日本の様々な問題がもりこまれていて、いろいろと考えさせられました。私の父がたまたまちょっと読んだみたいで、「70歳死亡法案に賛成!」と言っていました。娘の私としては、いつまでも長生きして欲しいですが。
七十歳死亡法案、可決 (幻冬舎文庫) Amazon書評・レビュー: 七十歳死亡法案、可決 (幻冬舎文庫)より
4344423054
No.13
(4pt)

これは面白かった

時代性もあり、最後の落ちも面白かった。気にいると同じ作者の本を読破するけど、垣谷さんの本ではこれが一番面白かった
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4344423054
No.12
(5pt)

読まないのはもったいない。

近未来の日本を舞台にした小説です。人間はなぜ生きるのか、よりよく生きるとはどういうことか、考えさせられ、また、著者の筆致にはまります。
本書では介護の過酷な現場、人間の尊厳、世代間格差、ブラック企業、就職難、寿命と健康寿命のギャップなど、様々な問題が出てきます。設定は悲惨なのに、また荒唐無稽でさえありますが、人間の本音と理性との葛藤が巧みに描かれていて、面白く明るさがある作品です。
決して老人は不要と主張しているわけではありません。内容の面白さの割に、タイトルと設定の過激さが、新聞や雑誌で紹介することをためらわせたのか、あまり評判になっていないですが、いい作品だと存じます。
書店で見られても手に取るのがはばかられるような感じを受けられた方見るかもしれませんが、偏見を持たずにぜひご一読を。
七十歳死亡法案、可決 (幻冬舎文庫) Amazon書評・レビュー: 七十歳死亡法案、可決 (幻冬舎文庫)より
4344423054
No.11
(5pt)

現実になるかも?

現代の日本に一石を投ずるような内容です。「長寿社会」に必要なものは何かを訴えているような作品です。
七十歳死亡法案、可決 Amazon書評・レビュー: 七十歳死亡法案、可決より
4344021258
No.10
(4pt)

あっという間

自分が考えていた内容とちょっと違いましたが、思いのほかおもしろかった。
七十歳死亡法案、可決 Amazon書評・レビュー: 七十歳死亡法案、可決より
4344021258
No.9
(4pt)

終盤拍子抜けしたが台詞が印象に残りました。

実質評価3.5
この著者の本は初めて読みました。

家族介護について考えることが出来た。あきずには読め、なかなか面白かった。ただ、総合的に話の焦点がぶれていたと思う。
多くの人に焦点が当てられながら、話が進んで行くのだが、主となる人がおらず、ほぼ平等に出番があるため話のまとめが雑に思えた。終盤の家族の心変わりが急すぎたと思う。特に夫。
また、話自体も最後すっきりしない完結に感じた。
総評として、物語の終わらせ方はともかくとして、人物の台詞が非常に印象に残った。少なくとも著者の他作品はみたくなるほどの力はありました。
七十歳死亡法案、可決 Amazon書評・レビュー: 七十歳死亡法案、可決より
4344021258
No.8
(4pt)

人間のエゴがむき出しに・・・

こんな法案が通ったら当然こういう事になるでしょうね。びっくりする設定でしたが、問題定義するうえでとても面白かったです。結局はカリスマ首相の発表で結末となるのですが、そこはちょっと出来過ぎ。今の日本にはそういう人がいないから、問題なのではないでしょうか?コロコロと首相が変わり、どいつもこいつも日本を立て直せないでいる。この小説のような首相が現れてくれる事、それを待ち望んでいます。
七十歳死亡法案、可決 Amazon書評・レビュー: 七十歳死亡法案、可決より
4344021258
No.7
(4pt)

責任の取り方として

高齢化社会の到来がわかっていたのに、既得権益者と年齢に比例する投票率が怖くて改革に踏み切れなかった日本。
それを積極的か消極的か知らないが、結果的に無策と言うか無対応を支持してきた国民。
新政権も、さらに給付を増やしている。
特に年金受給者はそのつけを自分で払わないで、若者や子どもに押し付けてるわけで、
年金をもらわないと言う以上に強烈な責任の取り方を紹介してる。

無策も無知も罪であり、罪は償わなければならない。
カリスマ的人気の首相が、英断をふるうわけだが、出来れば現役労働者やこの親として、打ち上げがあって、問題意識が形成されればよいが、
それはフィクションを通り越して、ファンタジーになってしまう。
法的な安楽死になる前に、何がいけなかったのか、考える良い機会だと思う。

社会保障と言う国家予算の半分を使う、訳の分からない多くの団体や関係者がその下にぶら下がって権利ばかり主張する、複雑怪奇な世界に
国民と言うか納税者として関心を持ち、各自が考える、良い機会を提供した作品だ。

何が正しいのかは、立場によって違うが、直面してるのは事実で、状況はフィクションではない。
七十歳死亡法案、可決 Amazon書評・レビュー: 七十歳死亡法案、可決より
4344021258
No.6
(4pt)

全国の当事者に読んでもらいたい

自分の親たちの現状、そして介護の仕事に関わっている関係で、
非情に興味深く読みました。
目の前でいろんな高齢者を見ていると、
自分は75歳くらいで逝きたいなーと思っています。

作品はとても読みやすく、
活字離れしている私にも数時間で読めました。
介護の当事者には、よくぞ痒い所を掻いてくれた!的なお話じゃないでしょうか。
主人公の東洋子(介護者)に当たる人はもちろん、
介護に協力しない夫や家族に、ぜひとも読んで欲しいですね。

それぞれの心情をキチンと描き、
実は悪者は一人もいないんだという流れが心地よいです。
途中から都合の良すぎる感の展開と、
全員がハッピーエンドになってしまうのには少々苦笑いしてしまいますが
納得の結末に読後感スッキリです。
ドラマにするといいんじゃないかな〜と思いました。

出来れば東洋子の怒りが爆発するシーンを
もうちょっと文字数をかけて書いて欲しかったかな。
…すみません、偉そうで。(^_^;)
七十歳死亡法案、可決 Amazon書評・レビュー: 七十歳死亡法案、可決より
4344021258