七十歳死亡法案、可決

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七十歳死亡法案、可決の評価:

3.95/5点 レビュー 101件。 B ランク

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平均点3.95pt

Amazonレビュー一覧

Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全105件 61〜80 4/6ページ
No.45
(4pt)

限られたシニア世代の、ハッピーエンドとして理想的ではありました。

タイトルが衝撃的なので、ハードカバーでは気が付きませんでしたが、店頭の新書をみてアマゾンの中古品を求めました。小説なので良いとは思いますが、不幸な内容も対比としてあれば、もっと共感が湧いたかもしれません。いずれにしても終活・家仕舞い・墓仕舞い等シニア自身が現実と向き合う事の必要性を、改めて感じさせてくれた一冊ではありました・・・
七十歳死亡法案、可決 Amazon書評・レビュー: 七十歳死亡法案、可決より
4344021258
No.44
(4pt)

これからの生き方について考えさせられる良き社会派小説

七十歳死亡法案、そんな馬鹿なって思ったよ。倫理的にあってはいけないことだ。人間には生を全うする権利がある。それをぶち壊すのがこの法案だ。医療制度の発達とともに寿命はどんどん長くなっていき、それに伴い増加し続ける高齢者たち。ずっと働いてきてやっと余生を楽に過ごせると思っていた高齢者にとっては、その法律は厄災でしかないだろう。
 でも、その反対の立場にある方々について考えたい。若い頃に比べれば身体は衰えたが、足は動くし、脳も正常。その逆の立場にある方たちだ。痴呆が発生し普段の生活にも齟齬が生じていき、娘、息子の手を借りないと生きていけない身体になってしまった人たち。彼らのあいだにある痛みは大きい。娘、息子は自分の世話の為に自分の人生を犠牲にして母、父に尽くす。介護は多忙を喫する。近年、よく話題に上がるのが介護殺人だ。介護の辛さから逃れるために、彼らは人をも殺めてしまう。下手すれば、そんな事態になってしまわないくらいに介護は身体を疲弊させる。また、日に日に衰える身体を目にし、精根も落ちていく。そんな私を介護してくれる彼らにふがいなさを抱くことになる。
 ここで転換点になるのが、やはり安楽死制度の成立だと私は思う。
死にたいと願う者に死の権利を与える。これは、今の時代に無くてはならない制度だ。
身体が元気なら生きていてほしい、しかし身体を病に蝕まれ、ある年齢を迎えたものには自分の生を全うする権利、それが必要となると私は思う。そういったことを、この本を読みながら頭で反芻していた。そういった、これからの社会の在り方に、生き方はどうあるべきかについて考えさせられる良き小説になっていると私は思った。
七十歳死亡法案、可決 (幻冬舎文庫) Amazon書評・レビュー: 七十歳死亡法案、可決 (幻冬舎文庫)より
4344423054
No.43
(5pt)

死亡法案可決、そのとき人々の心はどう反応するのか。

もっと政治のドタバタが書かれているものと思い読んだが、違った。
七十歳の誕生日までに死ぬという法案が通り、それをめぐる老人(寝たきりの姑)、この国では老人が元気なのに就職できない元気のない若者の思い、介護疲れの主婦、主婦に家事や介護を押しつけて残り少ない人生を満喫しようとする夫、老母が死んだら遺産がもらえると期待する子ども。それぞれの思いや人間が描かれて面白かったし、本音が描かれて妙にリアルだった。実際はこんな法案は通らないが、仮に通ったら人々はどんな思いを持ちどう行動するのだろうか?
主人公の主婦がキレることによって、家族の歯車が逆に咬み合っていくのも良かった。
自分にも人生があるのだ、と気付いて生き始める女性を描くのが作者は上手い。
私も作者と同じ年代です。子どもの時から男女平等という言葉は聞かされたけど現実は違っていた。そういう経験をしてきた私たちは、理想と現実の違いに諦めて生きてきた世代だと思う。その前の世代よりは幸せだけど、理想を知ってしまったからそれが絵に描いた餅だと知った絶望も味わった。
今からでも、自分のための人生を生きていいのだと思った。
七十歳死亡法案、可決 (幻冬舎文庫) Amazon書評・レビュー: 七十歳死亡法案、可決 (幻冬舎文庫)より
4344423054
No.42
(5pt)

理想の国の姿がそこにあった

普段はアマゾンのレビューなんて
めんどくさくて書いた事ないけど、
オススメしたいなと思える本だった。

この本を知ったきっかけは
まちを変える仕事をしている木下斉さんの
紹介がきっかけだ。

本の内容は他の人がレビューで書いてるから
割愛するけども、
他人を思い少しでも自分の力で動く事で
世の中が少し変わって大きな流れになる。

そんな事をフィクションだけど、
少しリアルに感じさせてくれる本だった!
七十歳死亡法案、可決 (幻冬舎文庫) Amazon書評・レビュー: 七十歳死亡法案、可決 (幻冬舎文庫)より
4344423054
No.41
(5pt)

表紙の5名が  宝田家の皆さんです

70才死亡法案 が可決された。70歳になったら 特別なる選ばれた人 以外は( 死んでいただきます) という おっそろしい法です。 施行は 2年後の4月1からです。表紙の 5名が宝田家の 皆さんです。この家の主婦 東洋子さん
55歳が 我慢の限界で ブッ切れて 家を出てしまいました。 温厚で従順で、我慢強く、賢い 主婦の鏡のような  東洋子さんが です。
家に 居るのは 介護が必要な 68歳の姑と 29歳無職の 引きこもり状態の 長男です 。 家長は 暢気なもので 旅にでてます。
現代の 窮窮とした世情‥……‥時の総理 馬飼野氏 は ほんとに本気で 突っ切るんでしょうか。
一気に加速して読みました。。
七十歳死亡法案、可決 (幻冬舎文庫) Amazon書評・レビュー: 七十歳死亡法案、可決 (幻冬舎文庫)より
4344423054
No.40
(5pt)

目から鱗とはこのことか

小説なので、この物語のように噛み合わなかった家族の歯車が少しずつ噛み合って行くような展開、現実にはないと思う。

でも、70歳死亡法案という発想は衝撃的で、違う世界線の本当にあるような世界で、すごく興味深く且つ面白かった。

自分は福祉職と言う事もあり、この本にめぐり合えたが、同じ分野で働いている人がいれば是非読んでみてほしいと思う。

福祉とは何なのかという疑問へのヒントになるかもしれない。
七十歳死亡法案、可決 (幻冬舎文庫) Amazon書評・レビュー: 七十歳死亡法案、可決 (幻冬舎文庫)より
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No.39
(4pt)

悩みは尽きないが

面白かった‼️今の日本の高齢化にどんぴしゃ。私の母も96歳。介護してもらう側、介護する側どちらも苦しい。高福祉社会になってもそれでも悩みは尽きないけれど、介護自殺、殺人は、減る。
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No.38
(5pt)

高齢社会の問題を鋭く突いた傑作小説

「女たちの避難所」(新潮文庫)を読んですっかり垣谷さんのファンとなったことから、ややSFっぽいタイトルであったが本作品を手に取った。
本作品もかなり出来の良い作品であり読後感は大変満足の一言に尽きる。

破綻寸前の日本政府が「七十歳死亡法案」を強制採決し施行まで二年となった世の中。
寝た切り老人とそれを介護する嫁、介護を任せっぱなしの夫、ひきこもりの息子、自宅の介護から逃避しながらも介護施設で働く娘、そんな家庭が舞台。
現実の日本の社会でも実際に起きている介護やひきこもりの問題が巧く描かれており、一気に読了した。
介護する家族の気持ちや介護される老人の気持ち、それを取り巻く家族や親戚の気持ちの全てが作品の中で巧く表現されていて、自分自身にもやがてやってくる親の介護問題を考えるきっかけにもなった。

垣谷さんの作品は文章やストーリー展開が複雑であっても解かり易くどんどん読んでいきたいと思った。
七十歳死亡法案、可決 (幻冬舎文庫) Amazon書評・レビュー: 七十歳死亡法案、可決 (幻冬舎文庫)より
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No.37
(5pt)

寝たきりは嫌だ

大変おもしろかった。高齢者人口が増え若者の負担減らすため70歳になれば2年以内に死ななければならないと言う法案が可決。
それを逃れる為には社会貢献すれば生きていける。生きていたいが為に寝たきりの老人はリハビリに励み自立していく。
介護疲れの嫁は後何年の我慢と言い聞かせ姑の介護。
私は介護されて迄生きていたくない。自分の事がいつまでもできるよう寝たきりにならないようあと少し頑張ってみようと思った
七十歳死亡法案、可決 (幻冬舎文庫) Amazon書評・レビュー: 七十歳死亡法案、可決 (幻冬舎文庫)より
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No.36
(5pt)

実際の政治家たちに是非読んでもらって、こういう国家改革を実現して欲しいと思える名作!

2020年、65歳以上の高齢者が国民の3割を超えた日本。社会保障費は過去最高を更新し続け、国家財政は破綻寸前まで追い詰められていた。そこでついに政府は大きな決断を下す。
「日本国籍を有する七十歳以上の国民は誕生日から30日以内に死ななければならない」という七十歳死亡法案を可決したのだ。
2年後に法律の施行を控えたある日、ごくありふれた家庭の宝田家にも小さな変化が起こり始めていた。
義母の介護から解放されようとしている妻、家のことはすべて妻に任せきりの能天気な夫、超一流大学を卒業しながら就職に失敗し引きこもっている息子、ひび割れかけた家族から逃げ出した娘、寝たきりでわがまま放題の祖母。

一番身近で誰よりも分かってほしい家族なのに、どうして誰もこの痛みを分かってくれないんだろう。究極の法律が、宝田家に変革をもたらしていく。

以上、そんな作品です。
まずは高齢者割合大に伴う介護・医療・年金負担という現実的に重要な問題を真正面から描き、1つの悲惨な例を宝田家として扱い、
最初は悲惨な現実に痛みを感じつつも、きちんと家族や周囲が良い方向に変わり行き、見事なエンディングに昇華した点が素晴らしく、
実際の政治家たちに是非読んでもらって、こういう国家改革を実現して欲しいと思える名作でした!
誰にも避けては通れない問題なので、全ての方にオススメです(^-^*)/
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4344423054
No.35
(4pt)

タイトルだけだと過激

タイトルだけだと過激な法案だと思いますが、中身は高齢化社会での介護の実体を描いたリアイリティのある物語です。日本の財政が困難だから、高齢者である70歳になったら死ぬように法律が可決されたらどうするか?という重いテーマに対して考えさせられました。在宅介護、遺産相続、引きこもり、低賃金、熟練離婚(未遂)等の色々なことが散りばめられた興味深い作品でした。
七十歳死亡法案、可決 Amazon書評・レビュー: 七十歳死亡法案、可決より
4344021258
No.34
(4pt)

おもしろかったです。

こういう家庭、日本中にありそうで身につまされました。

寝たきり(とは言っても頭は超元気)な義母の介護をすべて押し付けられている専業主婦の東洋子、夫は鈍感、息子は引きこもり、小姑たちは勝手で口うるさい。人生70年で老後の資金も心配ないという時代だったら我慢できたかもしれませんが、いつまで続くか先がまったく分からない介護に、70歳死亡法案くらい考案してあげてほしいと思いました。

登場人物に悪人はいませんが、みんな自分勝手で、わがままで、自己中。でも東洋子が家を飛び出してからやっとひとりひとりが変わり始めます。本当は飛び出す前にもっと言いたいことを言ってぶつかっておけば、もっと早く家庭も変えられたかもしれませんが、結果よかったですね。東洋子自身も変わりましたし。

最後はちょっとうまく行きすぎと思ってしまいましたが、後味が悪いのも嫌なのでよかったと思います。

70歳死亡法案が個人や社会に与える影響もなかなかおもしろかったです。現在の日本の問題もうまく書かれていたと思います。もうちょっと続きも読みたかった。
七十歳死亡法案、可決 (幻冬舎文庫) Amazon書評・レビュー: 七十歳死亡法案、可決 (幻冬舎文庫)より
4344423054
No.33
(5pt)

明日は我が身 日本の介護社会

衝撃的なタイトルに惹かれ、購入しました。
姑の介護は私にもふりかかるかも?夫も息子も義理兄弟姉妹も勝手なことばかり。我が身に置き換え、腹わたが煮えくり返りそうになりながら読みました。
若い人にもお年を召した方にも読んでいただきたいと思いました。特に高校生・大学生あたりにも。
日本はこれから介護で疲弊する社会です。
明日は我が身と身につまされました。

面白かったです。
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4344423054
No.32
(4pt)

良書です

想像していたより あっさりと展開していく物語でした。
深刻な社会問題を読者に考えさせながらも重くならなず、読者を飽きさせないお話の展開だと感じました。
もう少し後味悪く終わる方が、より真剣にこの問題について考えることができるのかも?
と思ったので☆4つの評価とします。
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4344423054
No.31
(4pt)

上は国会から下は学級会まで読まれるべき作品

今まで避けていたのだが、食わず嫌いだったみたいだ。
 
 ただ面白いだけではなくて、多くの人が読んで討論をする価値がある作品だった。
 それも幅広い年齢層の人に、上は国会から下は学級会まで議論をしてもらいたい。
 そして、自分の幸せ、みんなの幸せをどうすれば実現できるか、考え、実行してほしい。

 自分と同じように避けている人もいるかもしれない。
 そんな人は騙されたと思って一度読んでみてほしい。
七十歳死亡法案、可決 (幻冬舎文庫) Amazon書評・レビュー: 七十歳死亡法案、可決 (幻冬舎文庫)より
4344423054
No.30
(4pt)

面白いです

この作家特有の温かい締め括り方が安心できます。懐かしい向田邦子さんの家族ドラマと重ねてしまいます。
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4344423054
No.29
(5pt)

久しぶりのヒット

何これ。すごく面白い。少しずつ読もうと思ったら、あっという間に引きずり込まれてしまいました。
面白すぎるでしょう。もっと評価されるべきだし、作家さんを応援したくなります。
ただ日常を描いてるだけじゃないんですよ。読み味のある本。宮部みゆきや東野圭吾の短編などが好きな方は好きなんじゃないかなぁ。
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4344423054
No.28
(5pt)

リアルな介護問題

まるで、自分のことが書かれてるのかと思ってしまいました。
自分も、長く同居の姑の介護をしてきたので。
長年、専業主婦と介護をしてきて
自由がなかった彼女が、家を出て仕事を始め
生き生きした様子が書かれていて
ほっとしました。
身勝手な夫には 腹が立ちましたが。。。
七十歳死亡法案、可決 (幻冬舎文庫) Amazon書評・レビュー: 七十歳死亡法案、可決 (幻冬舎文庫)より
4344423054
No.27
(5pt)

時の首相に読んでほしい

面白い!今の日本が抱える高齢者問題・雇用問題・医療問題を、すべて解決してしまう斬新な法律。「なるほど!」と感嘆しました。
合法的な安楽死法を、日本も考える時代が来ているように思います。
七十歳死亡法案、可決 (幻冬舎文庫) Amazon書評・レビュー: 七十歳死亡法案、可決 (幻冬舎文庫)より
4344423054
No.26
(4pt)

深刻な問題を娯楽性で上手くカバーしています

衝撃的なタイトルと知人からのお勧めで手に取りました。
軽い読み物風に仕立てられておりその分人物造形がややステレオタイプではありますが、長所として深刻な問題とその打開策をこれもやや理想ではありますが上手く説明しています。
高齢者問題は大事だと感じるが暗い話題なので避けてしまいたい私にはとても良い本でした。面白おかしく読んだ後に心にチクリと棘がささったように感じます。
七十歳死亡法案、可決 (幻冬舎文庫) Amazon書評・レビュー: 七十歳死亡法案、可決 (幻冬舎文庫)より
4344423054