■スポンサードリンク
なにかのご縁2 ゆかりくん、碧い瞳と縁を追う
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!
なにかのご縁2 ゆかりくん、碧い瞳と縁を追うの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.20pt |
■スポンサードリンク
Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全5件 1~5 1/1ページ
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
ぜひ続きを書いて欲しいです。短編でもよいのでまたゆかりくんとうさぎさんに会いたいです | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
ゆかりくんは今回もご縁が結べずに来ましたね何となくあの人と結ばれるかなって妄想を描いてますが次回はもう良いかなって | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
縁結びをテーマとしたハートフルノベルの第二弾。 今回は男女間の縁ではなく、人と人以外のものとの縁をテーマとしています。 説明描写を極力省いたライトなスタイルは健在で、一気読みしても全く疲れませんでした。 前作よりもちょっぴりビターな後味の残る展開も良かった。 ただ、完成度的には前巻の方が上かと思われます。 ここのレーベルカラーなのかどうかわかりませんが、二巻が滅多に出ない代わりに、二巻が出る小説に関しては三巻以降も続けていこうという編集部側の思惑が透けて見えます。 一巻ではあれほどさくさく話が展開していたのに、今回は新キャラ登場とそれに付随するエピソードの消化に終始している感がありました。(どう考えてもエッフェル塔探しはいらなかっただろ…) これまで綺麗な一巻読み切り作品を書いてこられた著者だけに、三巻で綺麗に終わらせてくれるのか、話が進展しないまま引き延ばしに入るのかが気になります。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
鬼才・野'アまどのメディアワークス文庫での約一年半ぶりの新刊は作者自身初めての「第二巻」 縁結びの不思議な力を持ったうさぎさんと縁を見る目を持った大学生ゆかり君の新しい物語 相変わらずうさぎさんをフードに入れて珠山大学のキャンパスのあちこちで縁結びの手伝いを させられている主人公で自治会役員の・波多野ゆかり君。あまりに露骨に結ばれそうなカップルを 追い続けて「何かある」と感付いた放送研のカメラマンに休講予報担当の小玉アナと教授の恋の 手助けを要求されて大わらわ。そんなある日ゆかり君とうさぎさんの前に現れたのは付属高校の 制服を着た一人の金髪碧眼の少年ローランとその飼いウサギのユリシーズ。彼らもまた「縁結び」の 力を持つコンビらしいが、ローランは修行としてゆかり君に勝負を挑んでくる… 全四篇の短編から構成されるこの第二巻、「ご縁」というのは結ばれる事が至高の結果には違いない けど、結ばれずに終わる縁もあれば断ち切られてしまう事も含めて「縁」であるというのが今回の お話の要となっている。ハッピーエンドで終わるに越したことはないけれど、苦味や辛味があって 初めて甘味も在るのだと教えてくれる様な少々ビターな部分を含んだ話が多いです 冒頭の自分ではなく、あくまで笑顔でいる所を撮りたいと憧れの女学生の為に己を殺して恋を 成就させようとしたカメラマンを準主人公にした話から今回は始まるのだけど、今回「ご縁」が 絡む人々の姿は、フリーターを続けながら新人賞に挑む事もなく漫研の会誌にだけ作品を 描き続けるOBや学生の来ない日曜日のキャンパスでレプリカ石器の展示会を開く老教授など どこかに「陰」を感じさせる フランスの名門貴族の出身であるローラン自身の話も含めて、彼らの「縁」は思った形で結ばれずに 終わってしまったり、逆に断ち切られて終わるなど結末自体も苦い物が多い。特に第二話で学生時代 から付き合い続けてきた女性との「縁」が綻びかけてきた漫研のOBが初めて全力を尽くした上で 迎えた夢の終わりの前で号泣する場面では読む側も胸が詰まる思いを味わうことになる 個人的にはハッピーエンドばかりで終わる話が苦手なので、こういった甘さを抑えた話作りは大歓迎 ローランと老いたウサギのユリシーズが迎えた主従関係の結末もやや予定調和ながら、老僕の 「若様を一人前に、幸福に」という最後の忠誠心をしっかりと描いた好作品であった どの話も非常に「良い話」であり、出来自体で言えば「普通に良い」一冊であった。ただ、 通常の作家ならこれで星5を差し上げるのだが、野'アまどに対する期待はここで安易に星5を 出す事を許さない。「アムリタ」に始まり、「2」でその完成を見せた「普通じゃないモノ」を 見せてくれてこそ本領発揮、と思うのだ。…小生の野'アまどという作家に対する期待の高さは 普通じゃないし、贅沢を言い出したらキリが無いのは確かなのだが、「普通に良い」一冊であった (追記:ちょっと言い過ぎた部分があったので訂正しました) | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
人を繋ぐ縁の紐が見えてしまう波多野ゆかり君は大学3年次になり、真面目に勉強しながらもうさぎさんと縁結びに奔走しています。 第1話 情けは他人のためならず、という良い話。 第2話 ゆかり君の願いで先輩達の縁を結べるか。フランス人高校生ローラン君と茶モフモフ兎ユリシーズの縁結びコンビ登場。縁とは「人の情」だけではありません。大人になるとは「選ぶこと」で、それは「捨てること」でもあります。嬉しくもほろ苦い一編。 第3話 「古代オリエントの縁」とは何か? 人気の薄いニッチな分野の悲しみと、だからこその濃く熱い思いが交錯します。真面目でやる気だけはあるが能力未開化のローラン君が大活躍。 第4話 ゆかり君をして「大切な友達」と言わしめたローラン君が、一人前になることを賭けて縁を切ることをテーマに奮闘。悲しい別れも避けられない事ながら、そこで夢と希望を拾えるか、新しい縁に気付けるか。がんばれローラン君。 人を幸せにする縁結びや縁切りがテーマですから、ひどい悪縁や耐えられそうにない状況は出てきません。しんとするところもありながら心安らかに読めて、読み終わったらきっと「自分の縁は誰に、何に、何時まで繋がっているのかなあ」と温かく思うでしょう。 良い意味で縁の話が拡散し始めて人の大切な繋がり、生きる営みについての話になってきました。縁結び人としてローラン君も加わり、独りよがりでない縁結びにパワーアップ。 えらくまじめなあとがきにあるように、縁についてのこのお話は更にシリーズとして続く可能性があります。縁は複数が絡み合ってこそ味があるので、本書が十分に売れて、第3巻が現実のものになることを祈ります。もっといろいろな縁を結んでもらいたい。 カバー絵でゆかり君の背景にある雑多な物は、全て本編の中に出てくる物です。一つ一つ同定していくのも楽しいですよ。ちなみにディスプレーの中の女性は二年次の小玉美夜子さんです。 | ||||
| ||||
|
■スポンサードリンク
|
|
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!