邪宗門

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評判

邪宗門の評価:

4.55/5点 レビュー 56件。 A ランク

Amazon書評・レビュー点数毎のグラフです

平均点4.55pt

Amazonレビュー一覧

Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全99件 21〜40 2/5ページ
No.79
(4pt)

無し

無し
邪宗門 上 (河出文庫) Amazon書評・レビュー: 邪宗門 上 (河出文庫)より
4309413099
No.78
(4pt)

無し

無し
邪宗門〈上〉 (朝日文芸文庫) Amazon書評・レビュー: 邪宗門〈上〉 (朝日文芸文庫)より
4022640049
No.77
(4pt)

相当苦労したが、読んでよかった。

哲学・宗教的な内容なので,筋は面白いのだが読むのに大変な苦労がある。しかも面白いと言っても明るいシーンがほとんどなく,常に虐げ続けられている宗教団体…という感じで暗く読み続けるのが相当苦痛で,読むのが速い私でも相当時間がかかった,途中で気分転換で別の本読んだりしてて,しかも上下とあるので2か月くらいかかって読み終わりましたが,結局救われないどころか,終わり方が一番悲惨という…(涙)

太平洋戦争の前に生まれた新興宗教というか民間信仰というか,あるとてつもなく貧乏な女性が発狂する寸前に神が下りてきて,身の回りの人たちに奇跡を起こしまくるので神様と崇め奉られ,全国に百万を超える信者を集め組織的に動こうとする。目的はやはり「世直し」的なものになり,戦前で言えば治安維持法とか特高から弾圧を受け,宗教の本山などはダイナマイトで吹っ飛ばされたりという無茶苦茶。教主は警察に捕まり組織もメタメタに。

そうこうしているうちに太平洋戦争になり,信者も戦地に引っ張られ活動そのものも縮小したり,戦時中に国家の悪口言ってたら大変な事になったり,新天地を求めて満州に行き新天地でも布教しようと頑張っていたが,敗戦で全滅。日本の地を再び踏む事が出来なかった。

日本の信者たちも何百万人が数千人レベルに減ってしまったが,幹部が何とか盛り返そうと各地の残党に対して声掛けをはじめ,組織としてやり直そうとするのだが,結局世直しの方向に向かって,武力蜂起し町を自分たちで納めるまで行った。しかし米軍や日本の警察に壊滅させられ,何とか逃げた首謀者は,断食で生き仏になってしまい,一緒に生き延びた女性はその瞬間に舌を噛み切って死ぬ…というもはや救いようのない話。

この大筋の中に,色恋が出てきたり,福岡の炭鉱の話が出てきたり,昭和天皇に直訴するシーンとか,もう本当に色々な場面がちりばめられながら,明るい所は1ミリもなくむなしさが残る…。

貧者とは何ぞや、支配されるものなり
支配とは何ぞや、悪業なり
悪業とは何ぞや、欲望なり
欲望とは何ぞや、無明なり
無明とは何ぞや、執着なり
ああ、如何にして執着をのがれんや、ただ信仰によってのみ
信仰とは何ぞや、救済なり
救済とは何ぞや、死なり
死とは何ぞや、安楽なり
邪宗門〈上〉 (朝日文芸文庫) Amazon書評・レビュー: 邪宗門〈上〉 (朝日文芸文庫)より
4022640049
No.76
(4pt)

相当苦労したが、読んでよかった。

哲学・宗教的な内容なので,筋は面白いのだが読むのに大変な苦労がある。しかも面白いと言っても明るいシーンがほとんどなく,常に虐げ続けられている宗教団体…という感じで暗く読み続けるのが相当苦痛で,読むのが速い私でも相当時間がかかった,途中で気分転換で別の本読んだりしてて,しかも上下とあるので2か月くらいかかって読み終わりましたが,結局救われないどころか,終わり方が一番悲惨という…(涙)

太平洋戦争の前に生まれた新興宗教というか民間信仰というか,あるとてつもなく貧乏な女性が発狂する寸前に神が下りてきて,身の回りの人たちに奇跡を起こしまくるので神様と崇め奉られ,全国に百万を超える信者を集め組織的に動こうとする。目的はやはり「世直し」的なものになり,戦前で言えば治安維持法とか特高から弾圧を受け,宗教の本山などはダイナマイトで吹っ飛ばされたりという無茶苦茶。教主は警察に捕まり組織もメタメタに。

そうこうしているうちに太平洋戦争になり,信者も戦地に引っ張られ活動そのものも縮小したり,戦時中に国家の悪口言ってたら大変な事になったり,新天地を求めて満州に行き新天地でも布教しようと頑張っていたが,敗戦で全滅。日本の地を再び踏む事が出来なかった。

日本の信者たちも何百万人が数千人レベルに減ってしまったが,幹部が何とか盛り返そうと各地の残党に対して声掛けをはじめ,組織としてやり直そうとするのだが,結局世直しの方向に向かって,武力蜂起し町を自分たちで納めるまで行った。しかし米軍や日本の警察に壊滅させられ,何とか逃げた首謀者は,断食で生き仏になってしまい,一緒に生き延びた女性はその瞬間に舌を噛み切って死ぬ…というもはや救いようのない話。

この大筋の中に,色恋が出てきたり,福岡の炭鉱の話が出てきたり,昭和天皇に直訴するシーンとか,もう本当に色々な場面がちりばめられながら,明るい所は1ミリもなくむなしさが残る…。

貧者とは何ぞや、支配されるものなり
支配とは何ぞや、悪業なり
悪業とは何ぞや、欲望なり
欲望とは何ぞや、無明なり
無明とは何ぞや、執着なり
ああ、如何にして執着をのがれんや、ただ信仰によってのみ
信仰とは何ぞや、救済なり
救済とは何ぞや、死なり
死とは何ぞや、安楽なり
邪宗門 上 (河出文庫) Amazon書評・レビュー: 邪宗門 上 (河出文庫)より
4309413099
No.75
(4pt)

商品の状態の良さ

きれいな状態で満足してます。
邪宗門〈上〉 (朝日文芸文庫) Amazon書評・レビュー: 邪宗門〈上〉 (朝日文芸文庫)より
4022640049
No.74
(5pt)

全て良し。

梱包、納期、本の状態全て良し。毎日の読書。
邪宗門 下 (河出文庫) Amazon書評・レビュー: 邪宗門 下 (河出文庫)より
4309413102
No.73
(4pt)

商品の状態の良さ

きれいな状態で満足してます。
邪宗門 上 (河出文庫) Amazon書評・レビュー: 邪宗門 上 (河出文庫)より
4309413099
No.72
(5pt)

全て良し。

梱包、納期、本の状態全て良し。毎日の読書。
邪宗門〈下〉 (朝日文芸文庫) Amazon書評・レビュー: 邪宗門〈下〉 (朝日文芸文庫)より
4022640057
No.71
(5pt)

全て良し。

梱包、納期、本の状態全て良し。毎日の読書。
邪宗門 下 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 邪宗門 下 (新潮文庫)より
4101124043
No.70
(5pt)

全体小説のすぐれた達成

高橋和巳は1960年代に矢継ぎ早に重厚な力作群を発表してベストセラーを連発した作家であるが、1971年に39歳の若さで没している。その後、なぜかこの作家は急速に忘れられていき、古本を探さないとその小説を読めない時代がしばらく続いたが、かつて全集を出版した河出書房新社が数年前にいくつかの代表作を文庫で復刊し、今に至っている。『邪宗門』はある新興宗教団体の隆盛と壊滅を壮大なスケールで描破した彼の最高傑作である。時代は昭和初期から終戦直後まで、舞台は日本国内各地の他、満州や南洋諸島を包含し、宗教活動にとどまらない当時のさまざまな日本人の生活を多面的に描いている。かつてフランスの作家サルトルは全体小説を唱えて『自由への道』を書いたが、『邪宗門』こそは人間の精神と肉体、人間が形成する社会や国家をまるごと捉えた全体小説のすぐれた達成ではないかとの思いがある。ただ、暗く底光りするような作風は高橋の持ち味であるものの、さらにメルヴィルや埴谷雄高のようにユーモアを持ち合わせていればと、それだけが残念ではある。ともあれ、せっかく復刊されたこの文庫版が末永く刊行され続けることを願ってやまない。来年は没後50年に当たる。
邪宗門 上 (河出文庫) Amazon書評・レビュー: 邪宗門 上 (河出文庫)より
4309413099
No.69
(5pt)

全体小説のすぐれた達成

高橋和巳は1960年代に矢継ぎ早に重厚な力作群を発表してベストセラーを連発した作家であるが、1971年に39歳の若さで没している。その後、なぜかこの作家は急速に忘れられていき、古本を探さないとその小説を読めない時代がしばらく続いたが、かつて全集を出版した河出書房新社が数年前にいくつかの代表作を文庫で復刊し、今に至っている。『邪宗門』はある新興宗教団体の隆盛と壊滅を壮大なスケールで描破した彼の最高傑作である。時代は昭和初期から終戦直後まで、舞台は日本国内各地の他、満州や南洋諸島を包含し、宗教活動にとどまらない当時のさまざまな日本人の生活を多面的に描いている。かつてフランスの作家サルトルは全体小説を唱えて『自由への道』を書いたが、『邪宗門』こそは人間の精神と肉体、人間が形成する社会や国家をまるごと捉えた全体小説のすぐれた達成ではないかとの思いがある。ただ、暗く底光りするような作風は高橋の持ち味であるものの、さらにメルヴィルや埴谷雄高のようにユーモアを持ち合わせていればと、それだけが残念ではある。ともあれ、せっかく復刊されたこの文庫版が末永く刊行され続けることを願ってやまない。来年は没後50年に当たる。
邪宗門〈上〉 (朝日文芸文庫) Amazon書評・レビュー: 邪宗門〈上〉 (朝日文芸文庫)より
4022640049
No.68
(5pt)

人間の思考は退化しているのではあるまいか

とすら感じさせる半世紀以上前の大傑作。
明らかに著者の「思考実験」ではある本作のその壮大さと緻密さと過激さの中にある多様性に読了後しばし圧倒されました。

あまりに一ページあたりの密度が濃く、一気に読めなかったために毎晩寝る前に10ページずつ程度を読み進めて半年かをかけて上下巻を読み終えましたが、ずっと読んでいられる。
「怒涛」のような思考の流れで時間の流れと人間の業をぶつけられます。

「男たちが敗戦の中で茫然としている中動いているのは全て女だった」
「人のやさしさに報恩すべき地盤がない以上それは負債にしかならない。放浪の人生に人の感情を豊かにする経験の数々を読みたがる人々は人間が3度3度飯を食わねばならない存在である事を忘れている。常時食の問題が念頭を去らぬどんな経験もその人の人格を豊かにはしない」
「人は幸いによって身を律するのではない。どのように死ぬかで人の名誉を全うするもの」

満州に渡った救霊会が全滅していく描写は、想像を絶する凄まじさです。
文章によってプライベートライアンの映像を見せられているような「体験」をさせられたのは初めてです。

ここまでの思考を内包して人は生きることが出来るのか。
そしてそれを文として表現できる凄さ。

大傑作です。
邪宗門 下 (河出文庫) Amazon書評・レビュー: 邪宗門 下 (河出文庫)より
4309413102
No.67
(5pt)

人間の思考は退化しているのではあるまいか

とすら感じさせる半世紀以上前の大傑作。
明らかに著者の「思考実験」ではある本作のその壮大さと緻密さと過激さの中にある多様性に読了後しばし圧倒されました。

あまりに一ページあたりの密度が濃く、一気に読めなかったために毎晩寝る前に10ページずつ程度を読み進めて半年かをかけて上下巻を読み終えましたが、ずっと読んでいられる。
「怒涛」のような思考の流れで時間の流れと人間の業をぶつけられます。

「男たちが敗戦の中で茫然としている中動いているのは全て女だった」
「人のやさしさに報恩すべき地盤がない以上それは負債にしかならない。放浪の人生に人の感情を豊かにする経験の数々を読みたがる人々は人間が3度3度飯を食わねばならない存在である事を忘れている。常時食の問題が念頭を去らぬどんな経験もその人の人格を豊かにはしない」
「人は幸いによって身を律するのではない。どのように死ぬかで人の名誉を全うするもの」

満州に渡った救霊会が全滅していく描写は、想像を絶する凄まじさです。
文章によってプライベートライアンの映像を見せられているような「体験」をさせられたのは初めてです。

ここまでの思考を内包して人は生きることが出来るのか。
そしてそれを文として表現できる凄さ。

大傑作です。
邪宗門〈下〉 (朝日文芸文庫) Amazon書評・レビュー: 邪宗門〈下〉 (朝日文芸文庫)より
4022640057
No.66
(5pt)

人間の思考は退化しているのではあるまいか

とすら感じさせる半世紀以上前の大傑作。
明らかに著者の「思考実験」ではある本作のその壮大さと緻密さと過激さの中にある多様性に読了後しばし圧倒されました。

あまりに一ページあたりの密度が濃く、一気に読めなかったために毎晩寝る前に10ページずつ程度を読み進めて半年かをかけて上下巻を読み終えましたが、ずっと読んでいられる。
「怒涛」のような思考の流れで時間の流れと人間の業をぶつけられます。

「男たちが敗戦の中で茫然としている中動いているのは全て女だった」
「人のやさしさに報恩すべき地盤がない以上それは負債にしかならない。放浪の人生に人の感情を豊かにする経験の数々を読みたがる人々は人間が3度3度飯を食わねばならない存在である事を忘れている。常時食の問題が念頭を去らぬどんな経験もその人の人格を豊かにはしない」
「人は幸いによって身を律するのではない。どのように死ぬかで人の名誉を全うするもの」

満州に渡った救霊会が全滅していく描写は、想像を絶する凄まじさです。
文章によってプライベートライアンの映像を見せられているような「体験」をさせられたのは初めてです。

ここまでの思考を内包して人は生きることが出来るのか。
そしてそれを文として表現できる凄さ。

大傑作です。
邪宗門 下 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 邪宗門 下 (新潮文庫)より
4101124043
No.65
(5pt)

こんな本があったのか・・・

いつの世も敬遠されがちな特殊な新興宗教という環境。
その成り立ちと崩れていくサマ。
そしてそこから再興していく光がやっと見えてくるあたりで上巻は終わりますが本当に面白いですね。

十分現代にも通じる普遍的な言葉に満ちています。

「窮極において人を支えるものは何か。論議でも愛でもない。その者ひとりの孤独と意地である。女には女のみの知る誇りと意地があろう。誇りある女に育て」

「一列平等の理想にも拘わらず、人々は本当は一列平等には耐えられない。崇拝の対象が要り、そしてその人が自信に満ちて指導することが必要なのだ」

再興への道を千葉潔がどう辿るのか。
邪宗門 上 (河出文庫) Amazon書評・レビュー: 邪宗門 上 (河出文庫)より
4309413099
No.64
(5pt)

こんな本があったのか・・・

いつの世も敬遠されがちな特殊な新興宗教という環境。
その成り立ちと崩れていくサマ。
そしてそこから再興していく光がやっと見えてくるあたりで上巻は終わりますが本当に面白いですね。

十分現代にも通じる普遍的な言葉に満ちています。

「窮極において人を支えるものは何か。論議でも愛でもない。その者ひとりの孤独と意地である。女には女のみの知る誇りと意地があろう。誇りある女に育て」

「一列平等の理想にも拘わらず、人々は本当は一列平等には耐えられない。崇拝の対象が要り、そしてその人が自信に満ちて指導することが必要なのだ」

再興への道を千葉潔がどう辿るのか。
邪宗門〈上〉 (朝日文芸文庫) Amazon書評・レビュー: 邪宗門〈上〉 (朝日文芸文庫)より
4022640049
No.63
(5pt)

若い人に読んで欲しい

高校生の時、教科書のエッセイで高橋和巳を知り、20年位迄は繰り返し読みました。邪宗門も愛読した小説です。しかし、今、思うのですが、氏が『連合赤軍』を目の当たりにするまで生きていたらと。もうひとつの【憂鬱な党派】を読むかぎり、仲間を総括の元でリンチ殺人の予想はないように思われる。別なセクトとの暴力沙汰はあっても世間を震撼とさせる『連合赤軍事件』までは。これを目の当たりにしていたら彼の書く物が変化したのでは。これは望んでも仕方がないが高橋和巳があと数十年長生きしていたら。
邪宗門 上 (河出文庫) Amazon書評・レビュー: 邪宗門 上 (河出文庫)より
4309413099
No.62
(5pt)

若い人に読んで欲しい

高校生の時、教科書のエッセイで高橋和巳を知り、20年位迄は繰り返し読みました。邪宗門も愛読した小説です。しかし、今、思うのですが、氏が『連合赤軍』を目の当たりにするまで生きていたらと。もうひとつの【憂鬱な党派】を読むかぎり、仲間を総括の元でリンチ殺人の予想はないように思われる。別なセクトとの暴力沙汰はあっても世間を震撼とさせる『連合赤軍事件』までは。これを目の当たりにしていたら彼の書く物が変化したのでは。これは望んでも仕方がないが高橋和巳があと数十年長生きしていたら。
邪宗門〈上〉 (朝日文芸文庫) Amazon書評・レビュー: 邪宗門〈上〉 (朝日文芸文庫)より
4022640049
No.61
(5pt)

若い人に読んでほしい小説です。

高校時代、大学時代に繰り返し読んでいました。
自分が宗教について考えさせるきっかけとなった小説です。
エンターテイメント性もある小説と思いますが、個人的には、若い方にも、宗教について考える上で一度は読んでいただきたい小説と思います。(この点、反論も多いと思いますが......)
邪宗門 上 (河出文庫) Amazon書評・レビュー: 邪宗門 上 (河出文庫)より
4309413099
No.60
(5pt)

若い人に読んでほしい小説です。

高校時代、大学時代に繰り返し読んでいました。
自分が宗教について考えさせるきっかけとなった小説です。
エンターテイメント性もある小説と思いますが、個人的には、若い方にも、宗教について考える上で一度は読んでいただきたい小説と思います。(この点、反論も多いと思いますが......)
邪宗門〈上〉 (朝日文芸文庫) Amazon書評・レビュー: 邪宗門〈上〉 (朝日文芸文庫)より
4022640049