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天使の鬱屈
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天使の鬱屈の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.50pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全2件 1~2 1/1ページ
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3部作の完結編で、この作品でCWA(英国推理作家協会)賞を受賞しました。個人的には3作品の中では実は一番インパクトが弱いと感じたのですが、賞は3作品まとめての受賞という意味なのかもしれません。 先の2作から年代はさらに下り、時間的にはこれが一番昔の出来事になります。3作を通して登場するアップルヤード家とバイフィールド家の縁がどういうところから始まったのかが描かれています。物語はヒロイン、ウェンディの1人称で語られ、1930年代の子供時代のジャネット・バイフィールドとの出会い、そして1952年、後の夫になるヘンリー・アップルヤードと知りあうところから始まります。 1作目は現代のサイコ・キラーの話で、2作目はその父親が主人公だったわけですが、これはその父親がまだ若かった頃の話になります。ネタばれしてしまうので、あまり書けないのですが・・・すでに1作目2作目を読まれた方なら、一連の事件の種がすでにこの頃から芽生えていたことがわかり、この萌芽を摘むことはできなかったのか?どうして誰も気がつかなかったのか?わかっていたら一連の悲劇を避けることができたのにと、もどかしいような思いで読むことになると思います。 3部作が完結してから2年後に、改めて”Requiem for an Angel”(天使への鎮魂歌)というタイトルで一冊で刊行されましたが、3部作を全部読み終わってみれば、この”天使への鎮魂歌”というタイトルの意味がわかると思います。1作目から順に通して読んでいただきたい重厚な物語です。 | ||||
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天使シリーズの第3作目です。第1作目の『天使の遊戯』2作目の『天使の背徳』にもレビューを書かせて頂きました。良かったらお読みになって下さい。是非是非第1作からゆっくりお読みになる事を強くお勧めします。この第3作目は3つの中では一番読みづらい感じはありましたが1作目2作目と読み進んでくれば“謎解き”を楽めなくとも登場人物の言葉1つ1つに意味があるようで楽しめると思います。人間とは...これがこのシリーズを読み終え私の心に残った言葉です。 | ||||
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