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天使の鬱屈
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天使の鬱屈の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.50pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全2件 1~2 1/1ページ
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英国におけるミステリーの頂点、CWA(英国推理作家協会)賞の’01年度エリス・ピーターズ・ヒストリカル・アワード(最優秀歴史ミステリー賞)受賞作。 物語の語り手は70才の坂が近づいたウェンディ。2000年を目前にした彼女が1958年ごろを回想する形をとっている。夫の不倫を目撃したことがきっかけで別居した彼女は、大聖堂のある町ロシントンで学生時代の親友宅に居候することになる。そこで、大聖堂図書館の蔵書目録を作る仕事を始めるのだが、やがて、半世紀前の聖職者にして詩人のユールグリーヴの存在を知る。 彼は「醜聞の主」として職を追われるのだが、一方で「立派な紳士」との評判も聞く。興味を持ったウェンディは自分なりに調査を始める。しかし同じように彼のことを調べているもうひとりの謎の人物がいた・・・。 本書は、誰でも知っている歴史上の人物や出来事にスポットを当てた、重厚でドラマチックな歴史ミステリーではないが、いくつかの小事件や、ウェンディが身を寄せる一家に起こる悲劇的な事件とあわせて、回想物語らしく、粛々とストーリーは進んでゆき、事件や謎もその流れに乗って結末を迎える。 比較的短い章立てと、各章末の終わり方の手際に、次章へ結びつくミステリーらしいスリルがあって、文庫にして548ページにおよぶ長編だったが、とても読みやすかった。 | ||||
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アンドリュー・テイラー氏の3部作の第3作目にあたる作品とのことですが、 2003年CWA賞受賞作品ということで、前2作を拝見せずに手に取りました。 結果として、それが良くなかったのでしょうか。解説には単独でも楽しめる作品との言がありましたが、 意味深長な流れと裏腹に、実際の謎解きはあっさり終わってしまう感じが強く、あまり楽しめませんでした。 歴史小説の重厚さを楽しむ方なら、もう少し高評価なのかもしれません。 また3作通して見ると、また違った評価も出るかと思います。 これはあくまでもこの1冊の感想ということで御願い致します。 | ||||
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