歌うクジラ

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歌うクジラの評価:

3.60/5点 レビュー 72件。 E ランク

Amazon書評・レビュー点数毎のグラフです

平均点3.60pt

Amazonレビュー一覧

Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全28件 21〜28 2/2ページ
No.8
(3pt)

期待していたものとは違った

最初はスピード感があって面白かったのだが途中からグダグダしてきてつまらなくなった。
未来のスポーツだとかどうでもいいようなSF描写、話が多くもう少し短くできなかったのかと思います。
歌うクジラ(上) (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 歌うクジラ(上) (講談社文庫)より
4062776758
No.7
(3pt)

期待していたものとは違った

最初はスピード感があって面白かったのだが途中からグダグダしてきてつまらなくなった。
未来のスポーツだとかどうでもいいようなSF描写、話が多くもう少し短くできなかったのかと思います。
歌うクジラ 上 Amazon書評・レビュー: 歌うクジラ 上より
4062165953
No.6
(3pt)

ディストピア小説

iPhoneアプリで本作を読んだ。
店頭でハードブックも開いてみたが当然のことだが内容は一緒だった。
違うのは章毎にアートワークが表示されるのと、一部のシーンで効果音に近い音楽が流れることだけだ。

上層、中層、下層に区分けされた理想社会をアキラは旅する。
通常であれば一生を決められた層で生きるところを、旅で社会を横断する。
層毎の違いを方言のような言語で表しているのはわかりやすい。
どの層も我々の世界観からすれば不幸にしか見えない。
既存のディストピア小説と異なるのは、指導層とそれ以外に分かれて指導層だけが幸福、という構造ではないことだ。

章毎に新たな設定が延々と提示されるやり方は「家畜人ヤプー」を思わせるが、主人公に目的を持たせ行動させる点で本作のほうが一貫したまとまりがある。
社会を強調しているのと特殊な環境のため、登場人物たちの心情は理解しがたい。あと長い。

作者の「コインロッカー・ベイビーズ」の薬島みたいな設定が好きか、ディストピア小説が好きならおすすめ。
歌うクジラ(上) (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 歌うクジラ(上) (講談社文庫)より
4062776758
No.5
(3pt)

ディストピア小説

iPhoneアプリで本作を読んだ。
店頭でハードブックも開いてみたが当然のことだが内容は一緒だった。
違うのは章毎にアートワークが表示されるのと、一部のシーンで効果音に近い音楽が流れることだけだ。

上層、中層、下層に区分けされた理想社会をアキラは旅する。
通常であれば一生を決められた層で生きるところを、旅で社会を横断する。
層毎の違いを方言のような言語で表しているのはわかりやすい。
どの層も我々の世界観からすれば不幸にしか見えない。
既存のディストピア小説と異なるのは、指導層とそれ以外に分かれて指導層だけが幸福、という構造ではないことだ。

章毎に新たな設定が延々と提示されるやり方は「家畜人ヤプー」を思わせるが、主人公に目的を持たせ行動させる点で本作のほうが一貫したまとまりがある。
社会を強調しているのと特殊な環境のため、登場人物たちの心情は理解しがたい。あと長い。

作者の「コインロッカー・ベイビーズ」の薬島みたいな設定が好きか、ディストピア小説が好きならおすすめ。
歌うクジラ 上 Amazon書評・レビュー: 歌うクジラ 上より
4062165953
No.4
(3pt)

15歳の少年の旅物語。村上節炸裂の1級エンターテイメント作品です!

同世代の作家として、応援してきた村上龍さんの2010年の新作です。本屋さんに平積みされている美しい装丁に惹かれて、新品を買いました。「歌うクジラ」は、現代の日本を代表する作家の、一級のエンターテインメント小説であることは間違いありません。SFという形式を借りた、人間について、人間社会の問題について、幸福について、老いるということについて、の小説です。近未来の、未だ観ぬ世界だから、ある意味、何でもありだし、やりたい放題、荒唐無稽。世界表現も、趣味性も、思想性も自由に表現できたのでしょう。しかし、実際は村上龍さんが今、人間や人間社会にについて考えているだろうこと、警鐘を鳴らしたいことが実直に、ちりばめられているように感じました。
語っている内容は、生物としてのクジラのことではありません。まさに人間と人間社会のことです。15歳の、ある意味無垢な少年が、お父さんの遺言に従って旅を続けます。旅先で、さまざまな階層、さまざまな立場の人と出会い、別れ、旅の目標に近づいていきます。SF作品では、よくテーマが壮大でも、最後の方が尻すぼみになる場合が多いのですが、さすが、村上龍さん、最後まで、読み進ませてくれます。むしろ、最後の出会いの部分こそ、出会った相手が語る内容が圧巻です。ぜひ、下巻まで読み進んで欲しいと思います。絶望ではなく、少年が正しく成長したことを一緒に喜べる、勇気を与える、あたたかい小説です。
ただ、性的な描写がちょっと趣味的で病的で、また人を殺す残虐な描写も多く、中学生や高校生の娘たちには、大丈夫なのかなあとも考えてしまいました。村上龍さんの「自意識を吹き飛ばす手段」なのでしょうが・・・。
余談になりますが、ニューヨークタイムズのピューリッツア賞記者、ジョン・ダートンさんが1999年に発表したエクスペリメントが、少し似たプロット(クローン、老化、テロメア、島からの脱出)を持っています。よかったら読んでみてください。もう一つだけ、SF作品としては、私の最近のベストは、椎名誠さんも絶賛しているハンターズ・ラン (ハヤカワ文庫SF)です。
昨日、北朝鮮が砲撃しているニュースを見ていて、村上さんの半島を出よ (上)を思い出しました。個人的には、こっちの方が好きです!☆5つです。未読の方は、ぜひ、読んでみてくださいね。
歌うクジラ(上) (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 歌うクジラ(上) (講談社文庫)より
4062776758
No.3
(3pt)

15歳の少年の旅物語。村上節炸裂の1級エンターテイメント作品です!

同世代の作家として、応援してきた村上龍さんの2010年の新作です。本屋さんに平積みされている美しい装丁に惹かれて、新品を買いました。「歌うクジラ」は、現代の日本を代表する作家の、一級のエンターテインメント小説であることは間違いありません。SFという形式を借りた、人間について、人間社会の問題について、幸福について、老いるということについて、の小説です。近未来の、未だ観ぬ世界だから、ある意味、何でもありだし、やりたい放題、荒唐無稽。世界表現も、趣味性も、思想性も自由に表現できたのでしょう。しかし、実際は村上龍さんが今、人間や人間社会にについて考えているだろうこと、警鐘を鳴らしたいことが実直に、ちりばめられているように感じました。
語っている内容は、生物としてのクジラのことではありません。まさに人間と人間社会のことです。15歳の、ある意味無垢な少年が、お父さんの遺言に従って旅を続けます。旅先で、さまざまな階層、さまざまな立場の人と出会い、別れ、旅の目標に近づいていきます。SF作品では、よくテーマが壮大でも、最後の方が尻すぼみになる場合が多いのですが、さすが、村上龍さん、最後まで、読み進ませてくれます。むしろ、最後の出会いの部分こそ、出会った相手が語る内容が圧巻です。ぜひ、下巻まで読み進んで欲しいと思います。絶望ではなく、少年が正しく成長したことを一緒に喜べる、勇気を与える、あたたかい小説です。
ただ、性的な描写がちょっと趣味的で病的で、また人を殺す残虐な描写も多く、中学生や高校生の娘たちには、大丈夫なのかなあとも考えてしまいました。村上龍さんの「自意識を吹き飛ばす手段」なのでしょうが・・・。
余談になりますが、ニューヨークタイムズのピューリッツア賞記者、ジョン・ダートンさんが1999年に発表したエクスペリメントが、少し似たプロット(クローン、老化、テロメア、島からの脱出)を持っています。よかったら読んでみてください。もう一つだけ、SF作品としては、私の最近のベストは、椎名誠さんも絶賛しているハンターズ・ラン (ハヤカワ文庫SF)です。
昨日、北朝鮮が砲撃しているニュースを見ていて、村上さんの半島を出よ (上)を思い出しました。個人的には、こっちの方が好きです!☆5つです。未読の方は、ぜひ、読んでみてくださいね。
歌うクジラ 上 Amazon書評・レビュー: 歌うクジラ 上より
4062165953
No.2
(3pt)

理想の社会

村上龍が優れたSF作家でもあることは皆さんご存知だと思います。
この作品は、詩的で創造に飛んだ描写によって、たくさんの未知のイメージを想像させてくれるという点で、やはりすばらしいSFであると思います。
ただし、作中で人間社会を改善するための遺伝子工学による様々な実験が行われている割に、これまでに数え切れないほど発表された社会実験的なSFと比較して、特に新しい視点があるようには感じられません。
歌うクジラ(上) (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 歌うクジラ(上) (講談社文庫)より
4062776758
No.1
(3pt)

理想の社会

村上龍が優れたSF作家でもあることは皆さんご存知だと思います。
この作品は、詩的で創造に飛んだ描写によって、たくさんの未知のイメージを想像させてくれるという点で、やはりすばらしいSFであると思います。
ただし、作中で人間社会を改善するための遺伝子工学による様々な実験が行われている割に、これまでに数え切れないほど発表された社会実験的なSFと比較して、特に新しい視点があるようには感じられません。
歌うクジラ 上 Amazon書評・レビュー: 歌うクジラ 上より
4062165953