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卯之吉子守唄



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【この小説が収録されている参考書籍】
卯之吉子守唄-大富豪同心(9) (双葉文庫)

卯之吉子守唄の評価: 4.89/5点 レビュー 9件。 Bランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点4.89pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全9件 1~9 1/1ページ
No.9:
(5pt)

名声

巷に卯之助の名声が定着してきたところで、その名声に縋ろうとする母子のお話です。これまでのエピソードとは一味違うトリッキーな仕立てがされており、楽しいです。
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No.8:
(5pt)

読後感が良い

母性と人情で紡ぎ出された読後感の良さが光ります。シリーズの中でもお気に入りの話です。
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No.7:
(5pt)

次から次へと悪党が…

休まる暇もなく翻弄させられる周りの人々と、忙しいようでマイペースを崩さない卯之吉の前に新たな事件が!ここまで来ると勝手に恨まれ勝手に怖がられ、勝手に惚れられ勝手にお縄になってる人々をポカーンと見てしまうのも仕方ない感じがします。が、頭の回転はかなり凄いのでは?と言う片鱗を見せてくるのがさすが主人公。推理と機転と、何より最近の洞察力が冴えてて格好いいのです。
卯之吉を見ていると、お金の力はあるだろうけど、育ちや生活の余裕が人の能力を何倍にもするんだな~と、現代にも通ずる何かにしみじみします。
今回の見所はお兼のような生まれの人が歩む人生が江戸の時代には多くあったんだろうなという事と、一瞬でも子持ちになってしまう卯之吉のエピソードの可笑しさでした。最後、一番の捕物で失神してしまうのはもう愛嬌で、読者としては安心と信頼のオチになっています。今回も面白かった!
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No.6:
(5pt)

相変わらずの面白さ

今回も周りの勘違いが凄い中、相変わらずの卯の吉でしたね。もうすっかりハマっています。このまま一気読み真っしぐら確定です。
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No.5:
(5pt)

お気に入り。

この作品のシリーズは、全巻持っています。たいこもちのつけ人は卯之吉の本性を知っているからいつもはらはらしどおし。
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No.4:
(5pt)

満足です。

速くて、とてもきれいでした。包装もきれいでした。
申し分ありません。
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No.3:
(5pt)

さあ、誰がどんなことを言い、何を勘違いするか、ワクワクします

どの巻かでもありましたが、この巻でも追われていた卯之吉の姿が突如消えます。
「その瞬間、八巻の身体が視界から消滅した。」とあります。
これが剣客同心の技の一つならば紛れもなく素晴らしく、追っ手にしてみれば卯之吉の
術にはまってしまったというところでしょう。
けれども、卯之吉はボンヤリ歩いていて、用水路に転落しただけだったのですね。
そうなると、視界から突然消えもするでしょう。

美鈴さんやお仲さんの腰巻の話まで出てきたり、卯之吉が医工の場ではなくて屋敷で
産着を縫い合わせていたりと、今回も大笑いさせてもらいました。
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No.2:
(4pt)

安定したおもしろさ

テレビの連続時代劇というのをバカにする人もいるかもしれません。
「時代劇はよいが、黒澤明でなければいかん」
といった具合に。
しかし、連続時代劇、たとえば「水戸黄門」などは、やはり大衆にうける要素を持っていたからこそ続いてきたわけです。(もう終わっちゃいましたけど)

この「大富豪同心」シリーズも、巻を重ねるうちに、だんだんと連続テレビ時代劇めいてきました。もちろん、良い意味でです。
きれいにキャラクタの立った登場人物、飽きさせないストーリー、チャンバラの見せ場、最後は必ずハッピーエンドで終わる。それでいて、時代考証は正確。
読まなければ死んでしまう、というほどの、強烈なおもしろさではありませんが、手に取って読めば、決して裏切られないおもしろさです。

しばらくはシリーズが続いてほしいものです。
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No.1:
(5pt)

究極の脱力系ヒーロー、その真骨頂の優しさ

虚像の「凄腕同心」八巻卯之吉のシリーズ第九弾です。
年老いた番太郎のもとに、「八巻さまに託して」と産女めいた凄みのある女性が赤ん坊を置いてゆく発端。
すぐに発見された水死体とともに事件が幕を開けます。

 ところが、届けられた赤ん坊と「妖怪の産女らしい」母親のほうに、卯之吉の関心は集中、産女が人殺しをするのだろうか、という好奇心から、他の同心とはまったく違った足取りで捜査に歩き回ります。
 実はこの殺人事件、上州を根城にしていた賊の一味が江戸に出てきて、ひと働きしようとしていたのですが、彼らの耳にも「凄腕同心、八巻卯之吉」の名前は届いているので、彼の姿を妙なところで見かけるたびに深読みして怖れおののく、といったいつものおかしみが何とも言えません。
 もはやお約束とはいえ、山野を駆け回り、吹き矢で獣を仕留める男すら、八巻を狙いきれず、突然姿を消した八巻の神出鬼没ぶり(実は用水路に落ちた)に恐れ入る、などのエピソードには事欠かず、卯之吉をカバーする女剣士美鈴やたいこもち銀八などのハラハラを後目に、悠然とかまえている卯之吉のたおやかさと、あたかも何も考えていない自然体は、すでに最強のヒーローと言うべきでしょうか、彼の裏をかくつもりの賊たちはすべて裏をかかれてしまいます。
 立ったまま気絶、という得意技も、「度胸がおありなさるんだねえ」という感銘を与え、「後ろ姿が放つ人徳と威厳に心を打たれ」る結果に。
 しかし自分で自分の弱さと怠け心をちゃんと知りながら、同心としての働きを見せる卯之吉には、いつしかほんものの凜としたオーラも備わってきました。

 この巻の悪党たちは残虐ですが、作戦も単純で、ストーリーの眼目はむしろ、かげから見守る「産女」のひたすらな母の気持ちと、世話にはうとくても赤ん坊を可愛がる卯之吉の優しさのほう。赤ん坊をめぐるふたりの気持ちが、しみじみとした情味をかもしだしています。
 後味もあたたかく、卯之吉に、そしてこのシリーズに新たな魅力が加わったように思います。

 影武者由利之丞と浪人、弥五郎の出番が意外に少なかったのも、ヒーロー卯之吉により光をあてる結果になりました。次巻が、さらに楽しみです。
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